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2024年3月17日日曜日

シーズン開幕は郡上 阿多岐川にて

 

2月に比べて寒い日が多かった3月でしたが、
暑さ寒さも何とやら、もう間もなくでお彼岸です。

昨年のシーズン終了直後はキンモクセイの季節でした、
シーズン中はほったらかしの家内、
彼女を連れて奥美濃はひるがの高原まで家族サービスに。

やまびこロードを使っての帰路は、
鷲見川、阿多岐川、牛道川、大間見川と長良川支流の巡礼道中でした。

シーズン最初はからっきしダメな小生、
それでも上流部の小渓なら多少の可能性もあるのでは?

しかし我がハスラー号はノーマル・タイヤ、
初めての訪問でもあります、残雪の心配を見越して、
大岩がゴロゴロであったダム上流の阿多岐川へ行ってきました。


<シーズン開幕のあるある①>

暫くの間のご無沙汰は、何事も勘が鈍るものです。

シーズン初日でよくヤラかすのが「忘れ物」ですね。
釣行キットの中に納まっているハズのお道具がない!

・・・いつぞやのシーズンはエサ箱を。
もっと前のシーズンは釣れたお魚を納める友舟を。
もっとも、貧果の小生の初日です、友舟は不要ですね。

今シーズンは斯様な「忘れ物」もなく、
心あらたかに、諸事に感謝の念を持って、この場所に立てました。

・・・なのですが、
この場所に立つまでに、実は一苦労ありまして。


写真で見ると橋上から川面まで、落差はさほど感じられないのですが、
実際は3~4mくらいの高低差、さて、どこから入渓しようか??

橋の袂ののり面から枯れた草木をかき分け、
厄介なのが「太いつる草」なんですね、
足元に絡むこと、絡むこと・・・

開始時の朝の気温は5℃でしたが、
ご無沙汰は冬の間になまった体には堪えます、
汗をかきかき悪戦苦闘、やっとの思いでの入渓でした。

それでも、
川虫取りもそこそこに、
ミミズのエサにて緩く深い流れの底から。

まだサビが残っています、胸ヒレが大きい小アマゴさんが。
珍しくも開始早々、今シーズン初の釣果です(喜)。



<シーズン開幕のあるある②>

大岩が連なる阿多岐川の上流部、
歩きにくいナイロン製の胴長ウエーダーを着こんでの遡行、
ご諸兄ならご理解頂けると思いますが、これがとても大変なのです。

暫くの間のご無沙汰、もう、足が上がらなくって。

川虫取りで前かがみになるのですが、
でっぷり脂の乗ったお腹、そこにウエーダーのベルトが食い込んじゃって。


そんな中、
遡行の為に大岩の峰に足を掛け、
体重の移動を計った際にバランスを崩し・・・

ここから先は例の如く、スロー・モーションの世界でした。
前に転ぶか・後ろに転ぶか、神のみぞ知る!

後ろに転ぶと最悪ですね、
下手をすると後頭部を大岩に強打、取り返しのつかない事態に。

幸いにも今回、神さま・仏さまは我れの味方を。
大岩の峰から靴底は後方にズレて、見事に前方へのスっ転びでした。

この期に及んで、
おバカはそのスロー・モーションの中、
咄嗟に思い浮かんだのが「竿を守らなくちゃ」!?

・・・そのおつりは、右膝の大岩への強打。。。


上は帰宅後の撮影なのですが、汚いおじさんの足にて御免!

九死に一生は、
大岩で大きく転んだあと、
右ひざ以外にダメージは無いか確認、
その岩の峰に腰かけタバコに火を付け、しばし一服。


右膝はじんじんしますが、
幸い大した損傷では無さそうです、
暖かな春の日差しの下、困ったモンですね。

・・・おバカさんは、釣行を続行することに。



<シーズン開幕のあるある③>

ままコンクリの川底区間が存在する阿多岐川です、
こんな川底で小岩が点在するところは川虫が採りやすくて。


開始から結構な時間が経つのですが、
右膝のこともあり、思ったほど駒が進めていません。


もっとも、シーズン初日です。

あまり釣果に拘らず、ケガが無く(!?)、
のんびりと釣りが楽しめられれば。

・・・早くも「言い訳モード」かな。


遠くに堰堤が見えて来ました。



・・・渓流釣りではまま、
見渡すことが出来る景色・風景、
それらをよく観察をして、
それから先を予想・想像する必要があります。


どう見てもこの堰堤、
遠間から見ても堰堤下に滝つぼがないタイプだったのに、
間近までわざわざ近づいて、登れない事にハタと気が付く今日の粗忽具合。

・・・やっぱり、
ここなんですよね、初日で勘が鈍っている所以は。


釣りを終えて川から上がり、
小高いやまびこロードの駐車帯から阿多岐の集落を見渡します。

陽射しは春のそれですが、
若干、風が強くて数値程の暖かさが感じられず。

今回もいろいろとありましたが、
何はともあれ、無事なシーズンの開幕に感謝です。


<データ>
3月16日 阿多岐川 
エサ    :ミミズ、川虫
竿    :5.4m  天平 
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1号
天井糸    0.6号    0.2m
水中糸    0.3    4.5
釣果   :アマゴ    6寸    1匹
             5寸以下    1匹
気温    :5~17℃  
天候    :晴れ 風あり
表層水温  :10℃
月齢    :5.7
















9 件のコメント:

  1. こんにちは!
    解禁、おめでとうございます!
    魚の顔も拝められたのは良かったですね。
    釣り場でのケガは私達の年齢では特に気を付けなければなりませんね。
    今日は、仕掛けを作り、戦闘の時を伺ってます!

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  2. こんにちは!

    今シーズン開幕
    阿多岐川釣行お疲れ様でした!

    釣果がでて良かったですね、
    怪我も大事には至らなそうで
    幸いです

    今週は寒の戻りで寒くなりそうですし
    小生の開幕はもう少し先になりそうです

    今は伊藤正一氏著
    「黒部の海賊」を読みながら
    今少し暖かくなるのを待っています

    白いワゴンの男

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  3. すいません!

    「黒部の海賊」ではなく
    「黒部の山賊」でした

    失礼申し上げました!

    白いワゴンの男

    返信削除
  4. アサシンさん、こんにちは。
    ボ~ズ覚悟のシーズン初日なのですが、今年はどうにか、お魚の拝顔が叶いました。その引き換えが、見事なまでの右膝への青タンです・・・
    毎年の開幕は多少なりとも「衰え」を感じるのですが、今年はホントに体力が落ちました。。。家に帰って後片付けを終えたらバタンキュ~、おっしゃる通り、ムリ・ケガは禁物ですね。

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  5. 白いワゴンの男さん、こんにちは。
    ワゴンさんは読書家なのですね、「黒部の山賊」をググってみました。隣の工場に庄川支流の尾上郷川へ分け入ってしまう「強者」さんが居て、彼も一昔前に黒部の源流へ釣行に行かれたそうです。小生もトロッコ列車に乗って観光では訪れたのですが、ほれぼれするような渓谷美!いつかは・・・と思っている次第ですが、気が付けばこの歳です。。
    阿多岐川でコケて青タンを作っている様じゃ、ちょっと無理ですかね?(笑)

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  6. こんばんわ.
    膝の怪我はいかがですか?
    関節は痛めると厄介ですよね.
    小生もウエーダー履いてますが,1回/シーズンは痛めます.
    その内,大けがしないかとひやひやです.
    シーズン当初は体が慣れて無いせいか,怪我をしやすいです.
    最盛期は無理をするから,怪我のリスクは一緒かも..です.
    アマゴの顔が見れて良かったですね.

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  7. こんばんは
    解禁おめでとう御座います♪
    阿多木川、自分も数回ですが行った事あります
    見覚えのある写真は、良いですね
    いきなりの膝の強打、大丈夫ですか⁇
    骨折じゃないみたいだから、良かったですけど
    まだ長いシーズン、お互い怪我なく楽しみましょう😊

    もっさん

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  8. patchitup さん、こんばんは。
    ご心配をありがとうございます、スっ転んだ直後は軽く悶絶しましたが、幸いにも今は全く大丈夫です。暫くすると勘も戻るのですが、それでもシーズン中はコケたり、スベったり、ズリ落ちたりと、粗忽者の為せる所業は大変です。(笑)
    アマゴさんの顔見たさにケガしてちゃ、笑うに笑えないです・・・反省。
    patchitup さんは是非とも安全なシーズンをお過ごしくださいね。

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  9. もっさんさん、こんばんは。
    阿多岐川へは行かれたことがあるのですね。今回は初めてで諸事・惨事も重なり?やまびこロードの急カーブから、少しだけした入渓できませんでしたが、奥が深い感じがしました。小生の初日で2匹も釣れる渓です、上手い方が入られればツ抜けは間違いないのではないでしょうか?
    駐車帯から見下ろす郡上の集落、遠くの山々がとても綺麗でした。

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