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2016年2月23日火曜日

2016 初春の郡上 吉田川釣行

ご諸兄各位殿


先週末の土曜日は冷たい雨の中、国府宮のはだか祭りを拝観。
ノンタンさん宅で夕食をご馳走になり帰宅、11時半頃に就寝しました。
翌、日曜日はお休みにしては早めの5:30に起床。

そうです、今シーズン初の渓流釣りに出立です!

雨が降った翌日。
これが吉と出るか凶と出るのか、天のみぞ知る!

「雨後のアマゴ」とは言いますが、朝は思いの外、暖かくはありません。
それでも、長良川と吉田川の出会いではたくさんのご同輩が竿を出し。
郡上漁協さんのアマゴ放流・・・初春の風物詩です。

せせらぎ街道はスキー場へ向かう若者の格好いい四駆の車列。
それと一緒に北上する古ぼけた我軍の「軽」巡洋艦、ネイキッド号。
寒いけど、オジさんも元気です、ハイ!

9:30頃に明宝は畑佐の高橋へ到着。


・・・ようやく今年もまた、
この舞台に戻って来られました。
まずはこのことに深く感謝。

さあ、ハリキって行きますか!










吉田川はやはり昨日の雨のため、水量はかなり多め。
いつもは渡河できる勝手知ったるポイントも今日ばかりは無理目です。
折角にも昨シーズンに見つけた入川口は対岸、そこは瀬釣りのみ可能。
やむなく、以前同様、崩落した斜面をするりするりと慎重に降下します。


まずは降り立った目の前にあるこの淵から。
昨シーズンの最初の一匹目はここからでした。

対岸の崖からせり出した枝木がくせ者。
過去に何度、この枝の餌食になったか・・・今日はハナからチョウチン戦!

顔を見上げると樹木の向こうにお日様が。
その直下の薄暗い淵・・・深い底の様子はうかがい知れず。

「この時期は深場でじっとガマンじゃて。」
昨シーズン初日の郡上粥川、エサを買った雑貨屋さんのご老体のお言葉。
そのアドバイスに全く異存は無く、今回も淵を丹念に攻めます。

でも、ここで一つ選択肢が。
同じような淵・深場でも、この寒い時期、日向が良いのか?日陰が良いのか?

思い出すのは小学校での理科、自然観察の授業。
・・・冬の寒い時期、朽木の北側の樹皮を剥ぐとテントウ虫が見られます。
このテントウ虫、冬の間は決まって南側には潜んでいません。
じっと越冬しているテントウ虫。
食べるものがなく、ただただエネルギーの消費を抑えるだけの寒い時期。
一見、昼間は暖かそうな南側、でも夜間は冷え込みが厳しく。
昼夜の寒暖差が大きく身に堪え、結果、北側の樹皮下に集団で。
・・・こんなことを習ったような。

察するに、お魚も同じなのでは?

何十年も前の拙い記憶を頼りに、日陰の淵を寒さ堪えて攻め続け・・・
しかし、小学校での小生の成績と一緒、なかなか結果が実を結びません。

手前、奥側、下流、上流とポイントをズラし、目印もマメに調整しますが・・・
およそ一時間、その間にキジ打ちが2回で寒さも限界!
ここまでです、読みは良いと思ったのですが・・・


吉田川は増水で河原伝いの移動は不可能。
結果、小場所、小場所のワンポイント。
やむなく崩落斜面をよじ登り、次なるポイントへまた降下します。
ホント、これが結構な良い運動、冷え切った体が今度は汗をかきます。

先ほどの深場と全くの逆、お日様が降り注ぐ日向の淵。

釣果はともかく、ここなら小生自身も日向の身、多少は暖かく居心地が良いです。
と、思っていたら何の事はナシ、暫くすると今度は強烈な北風が吹き始めました。
そしてまま小雪もちらほら・・・
0.3号のトオシ仕掛け、北風に煽られて目印がゆらりゆらり・・・

致し方なく、ここで昼食を。
この状況下で頬張る冷え切ったコンビニのおにぎりは梅と昆布・・・
これがまた美味しいこと、美味しいこと?

この日向の淵は無論のこと、背後の本筋はその瀬でも粘りに粘ったのですが。
残念ながらダメでした・・・13時30分、軽巡は作戦水域を離脱です。



小生のジンクス。
それは毎シーズン初日は決まって釣果ゼロ・・・この呪縛を解く年はいつなのか?
悲しき初級者、その終わりなき修行の旅は今年もまた続きます。

・・・楽しいけどね!


<データ>
エサ    :キンパク、イクラ
釣果    :全くのボーズ アタリすらナシ
気温    :5℃~7℃  
天候    :晴れ、曇のまま小雪 北風強し   
表層水温 :4℃







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