梅雨の中休みの昨日、本当に暑かったです。
早朝から午前中にかけては雲が多く、これならさほどでも・・・と思っていたら、
お昼前からは完全なピ~カン、そしてまま入道雲も。
もう川の景色は夏本番です!
夏の日差しの下、その長良川の河原は岩からの照り返しは強烈。
しかも、午後からは風が吹き出して・・・
暑さを凌ぐには好都合ですが、長竿を操っての本流釣り、厳しいモノがありました。
5月中旬から始めて、今回が4度目のサツキマス釣行。
あのサツキマスです・・・何回行ったから釣れる、というお魚では無く。
ある登山家が、ナゼ、大変な思いをして山に登るのですか?の質問に、
「そこに山があるからです。」と答えたというお話しが。
ナゼ毎回、釣れもしないのに、朝も早くから遠路は長良川まで?
僭越ですが、もしこの質問をされたら「そこにサツキマスが居るだろうから・・・」
・・・チョット違うんですね、小生的には。
3年前、小駄良川・吉田川から始めた渓流釣り。
最初は小アマゴさん相手でしたが、それでも「釣れる」事が面白かった小生。
そのうちに20cm前後が掛かるように・・・
やっぱり「引き」が違いました、あの手応え!
で、2年目辺りからそのうち、20cm台後半サイズが掛かり始め。
概ねこのようなポイントから、大きいモノが出るんじゃ?のコツが解り出して。
この辺りから面白さ倍増!
キツネとタヌキじゃないけれど、釣りってお魚との「化かし合い」合戦。
その極意は、上手く化かすが勝ち!と見たり。
・・・見えないような細い糸を使い、結果、糸が切れやすいのです。
上手く「やりとり」を展開しないと、糸が切れて逃がす・バラすハメに。
そして、今年に入ってイワナさん、ニジマスさんで尺(30cm)越えサイズを。
強烈な引き具合!スリリングです!
もう、このクラスになると、例えば0.3号の細糸だとヒヤヒヤ・・・
余程に上手くやりとりをしないと、しくじり先生にご出演!となります。
鶴光の「落ちる、落ちる、落ちる~」から拝借すれば「切れる、切れる・・・」
深夜ラジオ・ネタですが、そっちも、こっちも。
・・・この感覚はクセになります。
でで、更にこの上を行く馬力の持ち主がサツキマスさん。
少ない個体数、短い季節、限られたポイント・・・掛けるまでがマズ一苦労。
ででで、ようやく掛かったとしても、さあ、川から釣り上げることが、また大変。
0.6号糸を難なく切るその破壊力とメチャメチャな引き加減!
・・・らしいです。。。
物語は空想の領域に突入となります。
経験、技能、洞察、武運の全てを掛けてのこの一戦。
そして待っているのは究極の引き加減。
・・・この感覚はクセになりそう。
先程の、ナゼ毎回、釣れもしないのに・・・
「山が、サツキがあるから」よりも、今の芸能界じゃないけれど、
少しだけカジったことのある者だけに解る「アブないクスリ」的な、病的な。
そんな手応えを感じたく。
・・・小生的には左様な感覚です。
こらえ性の無い小生、前回はアユ師さんの多勢に無勢、余りのもの「つれなさ」に
耐えきれず、長良川本流での釣りを諦め、支流の吉田川へ逃避行・・・
今回に至っては「自ら退路を断つ」の決意!
支流で使う小継竿は禁じ手として、家からの携帯は本流竿のみ!
その覚悟で望んだのですが・・・
場所は大和から白鳥に少し入っての長良川。
飛び込みで入った初めてのポイント。
川沿いの県道が仲良く長良川鉄道、東海北陸道と一緒に長良川を越えた辺り。
ここから暫く、長良川の西側は山沿いになります。
まだこの上流には白鳥の町が控えていますが、川の水は本当に綺麗です!
アユ師さんたちは落ち込みには興味が無いご様子。
突き出た護岸堤防が「たるみ」を形成する、良いポイントが空いていました。
川の中に立ち込み・・・シューズに水が入ってきますが、今日辺りは冷たさも無く。
エサはミミズさん。
淵に流れ込む落ち込み、結構な水深で流れもあります。
目印下を3m近くに設定し、オモリは所有最重量のB4を三連結。
風の合間を見計らい、長竿をブンと振り回し上流からそっと振り込みます。
・・・目印が風に煽られアタリが取りにくく。
そんな中、ピクリ・ピクリと手元に伝わるアタリが何度か・・・
でも、コレって小ウグイさん、アブラハヤさんがミミズさんを突いているんですね。
揚げてみると小魚が掛かっていたり、ミミズさんだけがチギレていたり。
チギレ防止でエサ付けにも一工夫。
ミミズさんの頭の先から尾の先まで、ミミズ通しを使い一本通し。
でも今日は、こんな小外道さんばかりです・・・小アマゴさんさえ掛かりません。
空は青空、川の水も碧く。
おまけに県道、鉄道の橋まで青く塗られ・・・青と緑と白の世界。
山からはセミ時雨、川からはせせらぎの音。
釣れないときには景色を楽しむ!
これくらいの「心の余裕」が無いと、ヤってられませんよね。
その乾いた心を十分に満たす川の夏景色、さすがは長良川も上流!
結局、4回目の今回もサツキマスさんにお目もじは叶いませんでした。
・・・こりゃまた来年かな??
<データ>
エサ :ミミズのみ
釣果 :小ウグイ、アブラハヤ 多数
気温 :23~30℃
天候 :晴れ まま曇、午後から風つよし
表層水温 :不明(さして冷たくも無く・・・18℃くらい??)
不退転の決意!?
水温計のある友舟は持参せず、ストリンガーのみだったので。。。
そちらのサツキマスは5月ごろからですか?少し早めにとは?行かないものなんですか?一番バッターのサツキマスは何時ごろ?
返信削除西巻様、こんばんは。
削除http://www.water.go.jp/chubu/nagara/15_sojou/
斯様な情報があるのですが・・・5月中旬から7月いっぱいが勝負時かと。
今年は少なめな様子です。
鮎師が入る前が勝負と聞いてます!早朝、4時には川に入る覚悟で行かないと今の時期は難しそうですね(^_^;)
返信削除アサシンさん、ど~もです!
返信削除朝の4:00ですか・・・老眼の身の上故、目印が見えなくて。。。
日が昇る5:00まで待機ですね、小生は(笑)。