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2016年7月24日日曜日

夏の渓流釣り~飛騨川支流 青屋川釣行

ご諸兄各位殿


初めての川での釣行には不安と期待が交錯します。



行き慣れたいつもの川なら、ここで入渓が出来て、良く釣れるポイントはそこ。
あの地点まで遡行したら、この橋の袂から退渓・・・勝手が分かります。
特に川面が道路より何mも低く、入るも出るも大変な川では重要な情報です。

当然ですが、初めての川は勝手が分かりかねます。
等高線の入った地図、グーグル他での写真、ご諸兄方々のブログなどで、
事前に情報を収集して現地に赴くのですが、やはりそれは紙面情報。
現場、現物、現実が予想と違うと面食らいます。

・・・そんな条件の中で、素敵な風情との出合、ヤブの向こうの未知への探索。
そして四苦八苦の末、何とか釣果をひねり出す、叶えばオオモノを・・・

週末の冒険者、で、Mな小生の密かな期待と喜びです。




今週末向かったのは青屋川、初めての川です。
いつも初級者の小生に温かいご指導を頂けるMorikyuさんからのご紹介。
・・・夏場の厳しい渓流釣り。
石徹白川での惨敗を受けてのアドバイス、ありがとうございます。

大河木曽川に注ぐ一級河川飛騨川(益田川)。
岐阜県のほぼ真ん中を南北に流れますが、高山市街のちょっと手前、
久々野あたりから東に向きを変え、御岳・乗鞍からの支流を集めます。
青屋川はその支流の一つで、標高は700m程度、盛夏でも涼しそうです。

朝6:30、乗鞍橋の脇にある水門調整用の階段から入渓します。



ここへ来る手前のR41、犬山、美濃加茂近辺は曇空でしたが、
金山、下呂近辺から雨が本降りに。小坂、久々野を過ぎた辺りから小止みに。
ここでは今にも降り出しそうな天気です。

水門調整の階段からわだちを降りますが、これが結構な急斜面。
表層は土と草で滑りやすく、最近は誰も使っていないのか、メチャ蜘蛛の巣が。


橋の直下、小さな堰堤が作り出す淵で早速始めます。

このポイントだけなら、7m、いや8.5m竿でも通用しそうですが、上流に目をやると頭上を覆う木の枝、川幅も予想したより狭そう・・・
6mを選択です。

オモリは1号、エサはブドウ虫。


小さなアタリはあるのですが、エサのみ持って行かれ・・・小魚の様子。
左、中央、右と川の中に立ち込み、振り込みポイントを移動しますが、
思ったような釣果は得られず。

ここから川をさかのぼります。

・・・ご同輩の痕跡も無く、ここしばらくは川を往来した人が居ないのでしょう。
川の両側から太い蜘蛛の巣が、0.3号の水中糸と見間違うような丈夫な糸。
振り込んだ仕掛けが川の中央、空中でぶら下がります・・・

回収した糸にも蜘蛛の巣が絡み、ライントラブルの繰り返し・・・始末が悪く。
暫く粘ったのですが、落ち込み・瀬でも掛かるお魚も小アマゴさんばかり。
おまけに小雨が降り出し・・・時刻は9:00、残念ですがここは退渓です。


先週の姫川支流の楠川、奥三河の段戸川のように狭い川幅。
小生個人のお好みとしては、もう少し川幅が欲しいところ。
決断!毎度のごとく、軽巡で川を下ります・・・飛騨川との出合まで。


R361につながる御前橋の上流側、バス停・休憩小屋の脇に軽巡を駐め。
害獣柵に囲われた田んぼの向こう側に入渓用のゲートが見られます。

そこから川に降りて・・・
でも、この入渓路も下りがきつく、久々の人の通行の様子、草深く覆われています。

ヤブをかき分け、降りた地点がこんな様子、頭上が開け期待が持てそうな感じです。
竿は相変わらず6mかな?


この落ち込みで掛かるのは小アマゴさん。




しかし、その少し上流の早瀬はその緩み、もしくは流心際で掛かるのは20cm台の中頃。
季節は「瀬」なんですね。
このサイズ、小気味よく竿が絞られます。








ヤブをかき分け岩を登り、時には下半身まで川に浸かって上流へ前進。
苦労して展望が開けると、そこには良さげなポイントが。
こんな時って、嬉しいですよね。
新規開拓での楽しみです。


エサは断然にミミズさん。
ブドウ虫さんは突かれるだけ、もしくは釣れてもこのお方ばかり。
この理由は季節なのか?土地柄なのか?面白いくらいの明暗。


川面が低く、急で長くて深いヤブに覆われた入渓路。
それに退渓ポイントが限られ(知らないだけかも・・・)、お天気も不安定。
無理は禁物。
結果、入渓ポイントからの遠征は限られます。
















でも、いつの間にか友舟の中は賑やかになり。
居るポイントには居る、そこそこサイズさんが。
釣果に安定感が感じられます。


川をさかのぼることを止め、一旦、ここから今来た経路を後戻り。
飛騨川と青屋川の合流点へ。

お空は晴れたり曇ったり・・・しかし、歩いても暑いとは感じられず。


今日、最後のポイントは川の出合で。左が青屋川、そして右が飛騨川。
飛騨川もここまで上ると流石に渓流の雰囲気です。


飛騨川か?青屋川なのか?
ビミョ~な水域からもそこそこサイズさんが。

時刻は15:00。
今日も十二分に楽しめました。
青屋川、夏の渓流、良い川です!

改めてお礼を申し上げます、
Morikyuさん。




帰りにあさひの道の駅へ。
その近辺での飛騨川ではアユ師さん達がちらほら。


皆様、思い思いに夏の渓流を楽しまれていました。

<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
釣果    :24cm~23cmアマゴ3匹と小アマゴ多数、 ウグイも
気温    :20~25℃
天候    :曇もしくは小雨、時々晴れ 
表層水温 :16℃  

<参考>
橋の名前が載っていない昨今の地図。
岐阜県内なら橋の名前は上記マップで分かります。
入退渓にはご留意を召されますよう・・・













6 件のコメント:

  1. そちら方面では、管理が行き届いていてどこに行っても釣れそうな感じがしますね。いかがでしょうか?

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  2. こんばんは、西巻様。
    綺麗な川を見ると、いつも思うのですが、近隣の方々のご努力。
    ひとかたの釣り人として、頭が下がります。

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  3. 青屋川、懐かしいですね(^-^)
    同じ漁協の秋神川もオススメですよ!

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  4. アサシンさん、こんばんは。
    青屋川を地図で確認しているときに、ずずず~と、飛騨川をさかのぼると、秋神川がありました。
    南から北に流れるんですね、秋神川。飛騨川本筋と逆方向、不思議な感じです。
    青屋川から更に奥へ30分くらい?
    根性を入れて行ってみます!


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  5. 秋神川は昔、トンネルがなかった頃は遠い川でしたが、今は道も良くなり早く行けるようになりました。青屋川からなら30分位だと思います。
    更に上流の日和田川も良く釣れましたね!19号からの方が近いかな。

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  6. ありがとうございます、アサシンさん。
    秋口辺りに再度・・・楽しみです!

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