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2018年6月17日日曜日

ほぼボ~ズ・・・根尾西谷川釣行

ご諸兄各位殿


渓流釣り師はわがままです。


釣り場で雨が降っているよりは、やはり晴れの方が良い。
いや~、正確には、曇りか薄曇りの方が。
それに風も困りもの。

釣行の2~3日前にシッカリとお降り頂いて水位・風向きは安定、
次の雨が来る、その直前の薄曇り日なら、小生的にはグ~!

でも・・・
神さま、仏さまは千里眼、日頃の我が所業悪行をお見通し。
世の中、斯様に都合良く行くことは、マズ無く。



期待をしていた金曜日の雨も、残念ながらお湿り程度。

そんな週末くらいは、家でジっとしていれば良いのに。
結局、それが出来ない、ガマン出来ない渓流釣り師。

・・・わがままナンです、ハイ。


<渇水の根尾川、わがままが参集>


根尾黒津の流れは薄く細く、河原の石は白く輝き、川底の色は茶色。

そこに至る少し前、断崖絶壁の中段を走る曲道細道はR157。
眼下の根尾川は、お水はあるのですが、動きが無く水たまりの様相。

「こりゃ、今日は、厳しい戦(いくさ)になりそうじゃ・・・」


ところが・・・
黒津はいつもの橋を渡って直ぐの原っぱ、そこには既にご同輩のお車が。

「こんな日に?
 しょうがない、もう少し上流へ行くか・・・」

ところが・・・
越波へ抜ける道が根尾川から離れるあたり、
ここにも、既に別のご同輩のお車が。

河原を覗くとご年配の二人組、毛針釣りのご様子です。

「まいったな・・・」

昨夜は車中泊だった小生、その上を行かれる毛針師さん。
さすがに、諦めが付きます。

一旦、きびすを返してR157へ戻り、大河原方面は上流へ。


上手い具合に川へ降りられる入渓口を見つけます。

装備を身につけ、入渓路を下り、河原に降り立ち。
夏の朝の渓流、そのすがすがしさを満喫しながら、一服と撮影。
幸せのひととき。


その後、おもむろに竿に仕掛けを結わえ、スルスルと伸ばし・・・
その刹那!遠方に何かが動く気配が。
湾曲して見通しの悪い川の下流から、人影が登ってきます。

ありゃ?
先ほどのご年配の毛針師さん、その二人組!?
十二分に距離を置いて入渓したつもり、なんですが・・・
お歳に似合わず(失礼)・・・まさに鬼神の如くはその健脚!


ご挨拶の後、ここは川の掟とおり、まだ竿を出していない小生が道を譲り。
釣果を伺うと、茶色いウエーダーの方、塩焼きサイズを一匹のみとのこと。
・・・あれだけの区間を歩まれて??

先週からブドウ虫に軍配が上がる状況。
お魚も陸虫に興味を示し始める昨今、毛針には有利かと・・・
それでも、その釣果。

先行されるベテラン風情は健脚なご年配、その後行を勤めるエサ師の小生。

・・・神は我を見捨てたか??



<打つ手なし・・・>

毛針師さんご一行と距離を置くため、脇の流れで川虫を捕ります。
川底はヌカるんでいるのですが、コケの色は茶色。
長良川と違って白色のそれとは違う様子。

岩を裏返したり、シューズで小岩をかき混ぜ・・・しかし、
たも網に収まるのは小虫ばかり、数は居るのですがね。
残念、本日は川虫、諦めます。


瀬を中心に、少しでも水深があるポイントを丹念に。
エサはブドウ虫が主体。

歩いては釣り、歩いては釣り・・・小生、週末は山の河原の放浪者。

目印下から、風対策で水量に対して大きめ・重め、1号ガン玉まで、
その距離は30cmくらい。
浅いんです、流れが。


こんな木陰下の早めな流れ。
普段なら、必ず、何か少しは良いことが起きルンですが、
本日はウンともスンとも・・・



お、良いですね~、少し深めな早瀬の下。


目印下を50cm(それでも・・・)くらいに伸ばして。

と!アタリです!!
やさしく、ていねいに、ソっと合わせると・・・

揚がってきたのは茶色い小枝、クソっ・・・と、最初は思ったのですが。


よく見ると、小さなカジカさんでした。
脇流れでの川虫採り、まま紛れ込むこのお魚、本日は流れの中心から。
エサのミミズ、それを小さなお口からはみ出して・・・

その後も釣り上がったのですが、これ以外の手応えは無く。


先行しているハズの毛針師ご一行、下ってこられる気配も無い様子。
根尾西谷川を知り尽くし、他の退渓路をご存じ??
あれからの釣果は、如何ばかりであったのか???

時刻は10:30、少し早いですが、打ち止めとします。



しみったれた事を言ってしまえば、どうにかボ~ズは回避の本日。
まあしかし、こんな日もあります。

あえて、負け惜しみを言ってしまえば・・・

暑くも無く、寒くも無く、風は強かったですが、お空は真っ青。
深緑の山肌、その間を流れ行く雲、ぼんやり眺めているだけで。

・・・最高です!

週末だけの、このわがまま、今暫くは、辞められそうに、ありませぬ。



<データ>
6月16日 
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
竿     :7m 渓峰尖 
仕掛    : 針 吉村7号 
       水中糸 0.3号 4.5m
       天井糸 0.6号 1.5m
       錘 1号
釣果    : カジカ 2寸 1匹 のみ
        渇水、ここに至れり・・・
気温    :12~22℃
天候    :晴 風が厄介
表層水温 :14℃







2 件のコメント:

  1. こんにちは!

    根尾川西谷の渇水・・・私も何度も経験があります!
    釣れないですよね・・・・。
    若い頃なので小さな谷川に入ったり、フライを振ったりと工夫してボウズを回避した思い出があります・・・手段を選ばなかった若い頃、懐かしかったですね。

    今なら少しでも水量のある下流域に大きく移動します。
    淡墨桜、水鳥辺りまで・・・・ウグイ覚悟で一発大物狙いです!

    久しぶりに懐かしさを感じる記事に嬉しくなりました。

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    1. アサシンさん、こんにちは!
      なるほど・・・薄墨桜まで下り、一発狙い。その手がありましたね!
      昨日は10:30で竿を置き、釣りは諦めたのですが、逆に大河原まで登ってみました。
      昨夏にご紹介を頂いた根尾川。
      鮎師さんやご同輩には会うことの無い昨年でしたが、
      今年は細い大河原までの道中、すれ違う他府県車が何台も・・・
      皆さま、ロマンを求め、奥まで行かれるんですね。
      大河原は橋の上から、河原で生い茂る草むらを覗くと、
      何か大きく動く人間以外の生命体が・・・
      小生は黒津が限界です。。。

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