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2018年7月22日日曜日

夏の渓流釣り~馬瀬川上流 川上(かおれ)

ご諸兄各位殿


日の出の時刻を30分ほど経過した朝の渓流。
山に囲まれた狭い谷底には、まだ陽は差し込んで来ていません。

気温20℃。
連日の茹だる様な暑さ、尾張北部では朝方も30℃を少し下回る程度。
それに比べると馬瀬川上流の朝は極楽です。

とは言っても、
日中はここ馬瀬川上流も暑くなることでしょう。
今週は天気予報も、屋外での活動は控えるように、と厳重注意。

そこで・・・
勝手知ったる川上(かおれ)はこの近辺、
川幅はそこそこあって、河原が日影・木陰・山影で続くこのポイント、
涼しい午前中での勝負とします。



<夏の馬瀬川上流渓流釣り、その主役は・・・>

昨年も8月の中旬に訪れたここ。
いつも大きめのアマゴさん、イワナさんが楽しませてくれます。
それと一緒に、もう一つの主役は・・・



写真はよどみが掛かった落ち込み後の淵、早くもアタリです!
すかさず、アワせると強烈な引き!
お魚は川底を上へ下へと走ります。

竿を立てて寄せようとするのですが、なかなか浮いてきません。
この手応え、川底の銀影からは20cm台の後半??
暫しのやりとりの後、たも網に収まったのは・・・



お外道の頂点!
そうなんです、もう一つの主役はウグイさんなンです。
相も変わらず、トボけた顔つき・・・

ただ、ここ、今の時期の馬瀬川上流で主役を張るウグイさん、
他様とはチョイと趣(おもむき)が違うのです。


アベレージのサイズは尺には届きませんが20数cm。
もち、運が良ければ尺越えも・・・
ヒレが見事にピンシャンで引きの馬力は同寸のアマゴ級(手前勝手な感想)、
体をクネらせ尾ひれを使い、走るンです、これが!

また掛かりました・・・


「いや~、そりゃ、あんたの振り込みポイントが悪いんじゃないの??」

左様な、ご指摘・ご反論を頂戴しそうですが、
こと、本日に至りましては・・・





斯様な急流は白泡のド真ん中、ガン玉はB2で沈み込ませても、
流心はその中央から、お出ましに成られるのは、ウグイさんオンリー。

もう、処置ナシ・・・



・・・ただ、繰り返しますが、引きは同寸アマゴ級(手前勝手な感想)。
振り込みや仕掛けの流し、アタリとアワセはもちろんですが、
やりとりなどたも網に収めるまで、投了に至るプロセス、
それはアマゴさんと差は無く・・・楽しめるンです、ハイ!




<豪雨の影響>

二週間前の大雨。
ここ馬瀬川もかなり水位が上がった様子です。

朝一番の落ち込み後の淵。
ここの落ち込みも以前は大岩が点在して、ダイナミックな流れでしたが、
今はその大岩は無く小岩・こぶし大の石から成る、
迫力の欠けた落ち込みに。



こちらのアユ師さんと挨拶を交わしたのですが、
彼もまた、この辺りの渓相、その変化に戸惑われていました。

勝手が分かり通い慣れたポイントでも、
変化があって新鮮みが。

・・・ただ正直、
先回のような大き過ぎる自然のイベント、無いに越したことはありませんね。



<夏の渓流つりは”山影踏みごっこ”>

夏の太陽は昇る早さが急ぎ足。



・・・日向と日影。
同じ緑と青ですが、光りの織りなす対比がきれいです。

山懐は木陰・山影を通り抜ける夏の風。
その肌さわりは、どこまでも爽やかで涼やか。



しかしながら、
竿を立てても上空に干渉物が無い大きな日影、
それを上手く探し出しての釣り・・・
難しくなってきました。



<かおれトンネルの向こう側>

結構なサイズはウグイ様、それオンリーの釣果。
日影も少なくなったことから、場所を少し移動しましょう。

R257は長いトンネルを抜けて3kmほど上流。
老谷橋の袂から馬瀬川に降り立ちます。

・・・ここも通い慣れた、でも、完全な日向の世界。
ウルトラマンは一時間ほどでカラータイマー点滅でしょうか?
ムリは禁物、本日の最終は短期決戦です。


やはりここも様子が変わりました。
以前は急流だった場所にチョットした淵、よどみが。

そこから揚がった一匹目、ようやくの小アマゴさんです。


その後は・・・
ご多分に漏れず、すばらしい引き具合のウグイ様!
もう、実弾演習。

小さな水たまりに釣れたウグイさんを溜めるのですが、
どんどん溜まること、そして、逃げ出すこと・・・


流石は栄養豊富な馬瀬川?
お外道様も、お育ちがよろしく。。。



時刻は10:30。
陽は完全に頭上真上に差し掛かり、厳しい日光が体を刺します。


ご近所の皆さまは、まだがんばられる様子ですが、
当方は大事をとって、これにて御免。



・・・夏の渓流、アマゴさんはいずこへ??



<データ>

7月21日 5:30~10:30
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
竿      :8.5m 渓峰本流
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 3.0m 
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 1~B2号
釣果    :小アマゴ 2匹
       ウグイ ツ抜け間違いなし・・・
       ブドウ虫は30匹を全弾発射
気温    :20~29℃  
天候    :晴
表層水温 :16℃





2 件のコメント:

  1. こんにちは!
    何処の釣り場も暑いですね・・・若い頃は、ウグイが連発するときは、引き抜きの練習として遊んでましたね!
    気持ちよくタモまで飛んできてキャッチできた時の感覚は、魚種に関係なく嬉しかったですね。
    まだまだ、暑い日が続きますので気を付けて釣行してくださいね。
    安全と健康が第一です!

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    1. アサシンさん、暑中お見舞い、申し上げます。

      標高が高く川幅もあり、おまけに日影続き・・・
      そんなこんなで、今回は馬瀬川の川上にしました。

      ウグイさんには若干の心配はありましたが、
      1~2匹は良いサイズのアマゴ・イワナが混じるのでは?
      と期待していたのですが・・・流石に、これほどとは。
      良い練習には成りました。

      次週は・・・高温・日照りが続くようなら、一回休みもありかな?
      お互いにお歳もお歳!?ムリせずに行きます!


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