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2019年1月26日土曜日

寝袋(SCHLAF)

ご諸兄各位殿


昨シーズンから始めた車中泊。
せわしい宮仕えの身の上、時間を有効に使うには良い手段です。


初めてのトライは4月末、GWのはなももが咲く小坂川。
日中は乾いた春のそよ風、この南飛騨の山中も良い季候でした。

夕方、ひめしゃがの湯で夕食とお風呂を頂き、
日が暮れたその後は、道の駅「はなもも」でお泊まり。

ハスラー号の助手席を寝台に変えて座布団を敷き詰め、
その上に寝袋を広げて。



・・・ナゼか、ウチには寝袋が2つもあるんです。

お歳もお歳でイン・ドア派の家内が寝袋を使うことは無く、
双方とも小生のもの。

どうでしょう、かなり昔、20年くらい前からあるのですが、
いずれも使い込まれてはいないンです。



アウト・ドアが好きな小生ですが、外で宿泊してまでの活動は、
これまで余り経験が無く。

仮に泊まってもバンガローなどの丈夫な屋根付き・布団着き。
寝袋のお世話になることは・・・


初めての車中泊、そこで使用したのは写真左側、箱に入った封筒型、
キャプテンスタッグ製はフォリオ・シュラフでした。


このHPによると「使用温度の目安」は5℃~とのこと。
実際に寝る前の車内温度が20℃、
スエットとダウンを着込み寝始めの車内は快適でした。

でも・・・

山の中の春の早朝、車内温度は8℃まで急降下、
寒さで目が覚めてしまいました。


周囲の田んぼ、そこのカエルの合唱も、
寝るときは賑やかでしたが、朝方、気づけばダンマリに・・・



調べてみると寝袋の使用温度には規定があるようで、
それがヨーロピアンノーム(EN13537規格)とのこと。

「使用温度の目安」という表現は無く、
・快適温度
・下限温度
・極限温度
だそうで、

読んで字のごとく、下に行くほど厳しい条件に。
詳しいことは割愛しますが、どうでしょう・・・食べ物で例えると、
・賞味期限
・消費期限
・腹下(はらくだし)期限(??)
こんな感じのようです。

この封筒型の寝袋はこれが限界、どうも、GW以降の使用に限ります。


もう一つの寝袋は、先ほどの写真は右側の緑色、
老舗、ISUKAのアルファライト 700です。

現行の型式はアルファライト 700X で、
「最低使用温度」は-6℃ とのこと。

・・・こちらもヨーロピアンノームの表現ではないですね。

しかし、形状はマミー型なので、先ほどの封筒型よりは低温向きでしょう。
来る今シーズンの開始~GW前までは、こちらを使ってみましょうか。


この2つの寝袋、
自費で購入した記憶は無く、恐らくですが、
いずれも慶事の「引き出物」、そのカタログ・ショップか、
はたまた何かの抽選景品で。

最初にどちらを入手したのかの覚えも無く、
気が付けば、押入に2つあった・・・

しかし、使用する季節が良い頃合いにズレている。

・・・小生的にはめずらしい、運の良いお話!
今シーズン、こりゃまた、幸先が宜しいようで!?


<渓流写真はその時の小坂川から>







2019年1月19日土曜日

シーズン準備は体力作りとスーパー銭湯?

ご諸兄各位殿


私事ながら故有って、毎朝は5時起床の小生。

・・・いえ。
決してお魚屋さん・八百屋さん、と言う訳では無く、
至って普通なサラリーマンは、しがない宮仕えの身。


今時分、日の出の時刻は冬至と余り変わらず7:00ころですが、
日暮れの時刻は着々と延びています。

・・・音はせねども、確実に春の足音がします。


この寒い冬の時期、近づく渓流釣りシーズンの準備として、
毎週末の朝、家の近所をエイこらと散策します。

・・・山の中の河原での立ち仕事は渓流釣り。
2~3時間は平気に、立ち・歩き続けられなければ。


数年前のまだ渓流釣りを始める前、小生はひどい腰痛持ちでした。

今でも若干、腰に「違和感」を覚えるのですが、
出勤前の早朝は冷え込んだ洗面所で洗顔、
腰をかがめると、ビリッと大電流が・・・
は、さすがに無くなりました。

釣れない釣り師は山の河原をさまよい歩き、
また、それに向けての体力作り、
その効果でしょうか?



この冬はいつもの長距離散歩に加え、
懸念が残る腰に対してもう一つの「加療」を。

・・・それが「スーパー銭湯」なんです。


週末の午後は数百円を支払って、2~3時間はのんびりと。

まず、飲めるだけ水分を補給して、綺麗さっぱり体を洗い。
続けてシャワーの後は白湯へ。

長湯は避けて1~2分のみ浸かり。

その後は湯冷まし、ベンチに腰掛け・・・
この繰り返しです。


お好みのお湯の温度は、少し低めの39度台は後半。
白湯がこの温度なら申し分なし!


サウナにも入るのですが、
いわゆる洋式の乾式サウナ、これは自分には合わないようで・・・

その代わり、室内が蒸気で充満した湿式・漢方サウナ、
これが、個人的には良いンですわ~、大好きです!

お湯が流れ、暖まったタイル席、そこに座って深呼吸。
ほんのり、漢方の香りがする蒸気。
それが体に染み渡ります。


極めつけが・・・
もう「うたた寝湯」、これです!!
これが無いスーパー銭湯には、小生は決して行きませぬ。


湯船は一畳分の広さは人一人が横になれる大きさ。
お湯の深さは数cm、そこに仰向けに寝転がります。

・・・お粗末くんからお腹に掛けて、タオルで一応は隠して。

横になっていると、暖められた槽底で腰はポカポカ。
半面、お湯から出ているお腹は、少し冷え気味・・・
丁度で良いバランス!

名前の通り、ここで寝てしまうンです、ハイ。


気が付けば、もう夕方。
お湯から上がり、湯冷めをしないよう、しっかりと着込んで家路に。

その晩はいつまでも、体の芯までホカホカ・・・
夜は早めに就寝、良く眠ることが出来ます。


・・・渓流写真は昨夏、信州は安曇野の奈川から。
雨に祟られ、流れ着いた奈川でしたが、とても良い渓流でした。

もう少し、ダムに近い下流でも。



木曽の渓流に初めて訪れた昨シーズン。
今年はまた是非、木曽の渓へ。

そして南信、遠州、駿河にも足を運びたく・・・
もちろん、行きつけは郡上、飛騨にも。


早くこんな季節にならないか・・・
今の時期、夢・思いばかりが募ります。











2019年1月13日日曜日

シーズン準備は刃物研ぎ

ご諸兄各位殿


早いもので、あと一ヶ月もすれば一部の渓流は解禁です。

・・・とは言え、寒さはこれからが本番。
空気も乾き、悪い風邪も流行っています・・・

各位様、ご自愛下さい。




渓流でお魚を釣って、良いサイズなら少しだけお持ち帰り、
帰宅後は夕食のおかずとして、家族と頂く小生です。

釣ったお魚は鮮度が命、帰り際に河原でサバきます。


山の幸は折角の命。
農耕民族は日本人の感覚でしょうか?
美味しく頂かないと、お魚も浮かばれないような。


・・・お魚にも色々あるようで、鮭鱒の類に水気は御法度とのこと。

そんな理由でサバいた後は一匹ずつ、
水気を切ってからキッチンペーパーで包み、
丁寧にビニール袋に入れてからクラーボックスへ。

自己満足か?せめてもの償い??



そんな河原での作業にはナイフを使います。

以前は鞘(さや)に収める果物ナイフを使っていたのですが、
2~3年前からはこのナイフを。


ステンレス製。
釣具屋さんで購入、飛び出しナイフなのですが、
収納時も刃先がサヤで完全に覆われることもなく清潔と思い。


刃の飛び出しを防ぐため、Oリングでエッジを止めるところなぞ、
安価、ナイスな考え方です。

でも、Mかつ放置プレーがお得意な小生。
購入してからこの方、ただただ使うだけ。
さすがに最近は切れ味が・・・

研いでみますか。


ただ正直、刃物を研ぐという作業、やったことが無い小生。

幼子の「初めてのお使い」ではないですが、
おじさんの「初めての刃物研ぎ」・・・

もう、チャレンジです。


相も変わらず、カッコウから入ります。

https://yourmystar.jp/relivers/kitchen-knife-sharpen/
↑ 参考にさせて頂きました。


まず、刃物の寝かし角度ですが、約15度とのこと。

刃先から柄の部分まで、刃物の形状が一定では無く、
この状況で15度を確保する・・・は難しいですが、
エッジ部分での砥石との距離(高さ)は計算上で概ね4mm。


砥石へ十分に水を含ませて・・・


刃先から研いでみます。



シャリ、シャリ・・・

研ぎ汁が黒く染まり、削れている、の感じがします。

一往復、一往復・・・
角度に注意を払いながら、丁寧に、丁寧に。


両刃のナイフ、裏側も同じように・・・

最後に軽く、カエリを除去して、出来上がり。

試しに紙を切ってみたのですが・・・
紙に刃先を貫通、のこぎりの要領でスリ、スリ・・・

う~ん、切れ味が若干、良くなったような、
いや、そうでもないような・・・複雑です。


まあ、初めての刃物研ぎ、最初は斯様なモノかと。
何事も「経験+訓練」です。



・・・襖(ふすま)の向こう側、
山の宿のおばあさんが刃物研ぎ。

シャリ、シャリ、シャリ・・・

はて?こんな夜更けに?
襖を少しだけ開けて覗いたら、
おばあさんが山姥(やまんば)だった!

・・・なんて、山のお魚は震え上がっている??


いえいえ、
河川環境への影響が最小限の釣り師は小生!?
釣れないンです、これが。

ご心配なさらずとも、お魚さん。


<渓流写真は一昨年の解禁直後 馬瀬川上流から>




2019年1月5日土曜日

防草シートの手入れ

ご諸兄各位殿


お天気に恵まれ、正月は静かな三が日。


どこへ行くでもなく、近所のお宮・お寺へ家内と初詣へ。
今年は久しぶり、三日間をのんびりと過ごしました。



「貧乏暇無し」と言われますが、
三日間ものんびりしていると、小生は貧乏虫がウズいてくるンです。


そこで・・・
普段から気になっていた、家内からの要請もある、
シーズン中はほったらかし、箱庭のお手入れを行うことにしました。




二十ウン年前に中古で購入した我が家、その当時の箱庭は芝生でした。
前のオーナーさんのご趣味でしょう、青々とした芝生が心地良く、
柔らかなその上に寝転がった記憶があります。


しかし、諺(ことわざ)で「隣の芝は青い」とはよく言いますが、
それは、お隣がよ~くお手入れをした賜物(たまもの)かと。


翻って、Mな小生の得意技は「放置プレー」、
青々とした素敵な芝生はいつの日か、ぺんぺん草に覆われる始末に。


そんなことから10年ほど前、
素敵な芝生を諦めて、半分はレンガ敷きに、
残り半分は防草シートを敷いて玉砂利を入れることに。

でも、防草シートも全くの放置プレーが続くと、効果が薄れるようですね。
特に夏なんか、斯様な案配で酷いものです・・・


きっとシートと玉砂利の間に年月を重ね、土砂が堆積しているのでしょう。


玉砂利を避けてシートを確認すると・・・
やっぱり。


さて、ど~したものか・・・
やはり原因から潰し込まないとダメでしょうね。
一念発起。


玉砂利をどかして、シートの上に溜まった土をシャベルで避けて。


しかし・・・

植物は非力な生物と思いがちですが、
シートに溜まった土の中、根がびっしりと生えています。
すさまじい生命力です。

玉砂利もシャベルですくって、ふるいに掛けて土落としを。


箱庭とは言え、しゃがんでの作業、大変です。
少しずつ、少しずつ、繰り返して・・・ああ、腰が痛い。

まま、ふるいに掛けた土の中から、ミミズさんが。


渓流釣りシーズンが終わる秋。
釣り餌として飼育していたミミズさんを、この箱庭に「釈放」するのですが、
きっとこのミミズ、生まれは郡上、育ちは尾張!?


ゆっくり、ムリせず・・・時間はあります。
年明けからは寒気も退散、暖かいお正月、のんびり土いじり。


今年はツツジの花がたくさん咲いて、そこそこに赤い花びらが。
そして気が付けば、梅の窄みも膨らみ始めています。



この梅の花が咲く頃、待ちに待った今シーズンの到来!
もう少しですね・・・