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2021年5月9日日曜日

皐月5月の馬瀬川上流 イワナ釣り

 

前日の5月5日はこどもの日、この日は横殴りの雨、結構な降雨量でした。


郡上方面は白鳥で累積70mm、吉田川で50mm。
分水嶺の向こう側は若干で少な目、それでも庄川は40mm。

さて、どうしたものか・・・

思案の末に決めた先、
降雨量は30mmチョイ、行きつけのポイントは馬瀬川としました。
時節柄、もちろん、今回は車中泊は無しの日帰り釣行です。


<それでも高水の馬瀬川>

道すがら、長良川や吉田川は増水でした。
そして、ここ、馬瀬川上流も・・・やっぱり。
それでも、通い慣れた馬瀬川です、この程度なら。

毎度、河原へ降りる際、ここの難所は急な土斜面です。
しかも本日、ぬれ落ち葉と相まって、一層に厳しい予感が。

よし!
過日に用意をした、軽アイゼンを試す好機!
とばかりに、
ウエーディング・シューズにさっと装着して、イザ入渓!

(軽アイゼンの詳細は以下をご参照願います。)

その結果は・・・メチャ良好!!

冬の軽登山は雪道での軽アイゼンです。
用途が違うことから、急斜面の途中で踏ん張ると、モゲて外れてしまうのでは?
そんな不安がありましたが、なんのなんの、それは全くの杞憂でした。

土や落ち葉、そこへの食い着き・刺さり具合も良く、
これまでのフェルトの靴底では絶対に滑る、の場面でも全く不安は感じられず。

やっぱり、ウエーディング・シューズとのサイズ合わせが重要かな?

・・・ただし、
岩の河原に降り立ったら、直ぐに取り外しましょう。
もろ、滑ります、ハイ。


軽アイゼンを取り外し、緑の芽生えた渓谷風景、それを一服と共に堪能します。
今の季節は緑が薄く感じられ、期待を込めた「これから感」が一杯!

・・・ああ、本当に、目に染みる新緑です。

その後、いつものように、高巻きをしながら、一旦は下流へ。


<いつもの淵から開始>

増水時はこれ以上はさか下れない、のポイント。
流れが護岸の岩盤にぶつかって形成される淵から始めます。
いつもは必ず、何らかの結果を頂ける、せせらぎ街道の橋下はこの淵。

緑の木々の下は、緑色の激しい流れ。
本日はその淵からの流れ出しも、雰囲気的に良い案配です。

エサはミミズとブドウ虫。
その双方で一匹ずつ、本日は小イワナさんが。

ここでの期待はオオモノなんですが、今日は残念、お留守の様子です。

さあ、ここから反転して、ゆっくり馬瀬川をさかのぼります。

雨上がりの増水時、ポイントを白波の際、大岩の裏、対岸の岩懐に絞って。

早速にも、そこそこサイズがお出ましに。


先ほどからの釣果、本日はイワナさんばかりです。


<やはり狙いは対岸の水際>

開始の淵から暫くは急流が続きますが、高巻きを終える頃から棚が連続します。


「落込み~棚~落込み~棚」の繰り返し。

落込みでは白波と白波の間に、棚では本筋を若干外した脇の流れに、
竿は先調子の7m、それで狙いを定めて振り込みます。

ただ本日、残念ながらそれらのポイントからは音沙汰が無し。

・・・雨上がりの増水時、まだお魚は弛みに避難中?
さすれば、対岸はその岩肌の懐、お休みポイントに絞ります。

そのネライ通り、きれいなアタリが。
アワせると、これが良い引き具合。
急流の中、お魚は全力疾走!

上層に逃げ上がった一瞬、すかさず抜きます。


<しかし、そこは粗忽者>

8寸程度のイワナさん。
お出まし頂いたその岩懐は結構に広く、ニオイます、まだ居るな。

再度でミミズを付け替えて、
砂利底の流れ、ムリの無い程度に川中に立ち込みます。

同じポイントへ振り込んで、
反転流でしょう、目印が行ったり来たり・・・

と!
やっぱり来ました、アタリです。

イワナさん相手です、少し間を置いて、アワせると・・・
即、意外にも手元には「ずっしり感」が!

・・・も~う、これだから馬瀬川は侮れません。

お相手は走り出します。
この引き具合、こりゃ、間違いなくオオモノ!
対岸の際での出来事です、鬼門は川中央を激しく流れる本筋。
これを越えて、0.3号を切らさずに、こちら側に寄せられるか・否か?

慎重にやり取りを続けて。
でも、やっぱ無理だ、この手応えは。
このお魚の力加減、それでの激流の横断は・・・

対岸でお魚が若干浮いたタイミング、見計らって今回も抜きます!

空中を細糸にぶら下がった魚体、それが目の前に迫ります。
たも網は間に合わず、もう、背後の岸への打ち上げを狙って。

一層に足を踏ん張って、体をひねったその瞬間!
派手な水しぶきと共に、岸に向かって、見事なヘッド・スライディング!?

・・・いえ。
ただ単に砂利底に足を取られ、コケただけです、冷たい水温12℃の川の浅瀬に。
粗忽者は、竿だけは、しっかりと、握りしめて。


「いや~、これは、ウエーダーの中にも水が入っているな。」

立ち上がって「被害状況」を確認します。
シャツは無論、下着のパンツ、それに靴下からも濡れた冷たい感覚を。

・・・人っ子一人、誰もいない深山は渓谷の谷底。
そこで上半身を裸になって、おじさんは若葉の季節を感じるのでした。


<データ>
5月6日 馬瀬川 
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :7.0m  渓峰尖 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1~1B号
              天井糸 0.7号 1.5m 
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :イワナ 32cm   1匹
          24cm   1匹
      ・以上はお持ち帰り
          7寸     1匹
          6寸     1匹
          小イワナ   2匹
      ・寸表記はリリ~ス
気温   :10~20℃ 
天候   :晴れ
表層水温 :12℃ 
月齢   :24.1















4 件のコメント:

  1. こんにちは!
    素晴らしい釣果ですね、おめでとうございます!
    この時期に濡れると寒いですね…。
    馬瀬川も20年位行ってないなぁ~。

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    1. アサシンさん、こんにちは。
      釣りの合間に渓流風景を撮り溜めているのですが、過去歴を見たら初めての馬瀬川釣行は2014年7月でした。
      もうかれこれ7年前・・・
      それでも様子は、良くも悪くも、かなり変化してきました。
      20年前の馬瀬川・・・
      きっと、もっと、ワイルドだったのでは?
      機会があれば、往時を訪ねて巡られては如何でしょう?

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  2. こんばんは
    庄川とか馬瀬川上流とか、行動力豊かですね(^^)
    けっこう距離あると思いますけど
    今年も尺イワナをサラッと釣りますね~
    なかなか釣れるものじゃないかと
    さすが大物釣り師です♪
    まだ水浴びには、少し早いですね(笑)

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    1. もっさんさん、こんばんは。
      あの川、この川・・・川には固有の表情、個性があると思うンです。だから、毎回であっち、こっちと。釣りに撮影、それから体力作り(維持?)、浮気者は欲が深くって困ります。
      ずぶ濡れになりながら、血眼になって竿を、お魚を放さない姿。誰も居ない渓谷だから見せられる無様さ加減なンです(笑)。

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