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2024年8月4日日曜日

意外が重なった 飛騨日和田川 渓流釣行



暑い日々が続きます。

これだけ暑いと、体力的に厳しく、釣果も伸びない渓流釣り、なのですが、
霊峰 御嶽山の岐阜県側の麓は日和田川での釣行、
意外にもいい意味で裏切られました。


<この季節、場所は高所に限ります>

いつものように業務後は釣行現場近くでの車中泊も、
流石に馬瀬川や庄川のように早くは着けません。

R41をひたすら北上、R361は長くも寂しい夜道、
道の駅 飛騨たかね工房 への到着は22:30ころでした。 

深い山の中のこの道の駅、
何年か前にもお世話になったのですが、夜間の照明は一切なし。

それはそれで寝るには邪魔な光源が無く、
ハスラーの運転席側の全開窓へ蚊帳を設置して、
決して涼しいとは言えない夜でしたが、入る夜風で良く眠れました。

して、翌早朝。

昨夜は闇夜の中、
ぼんやりとしか確認でなかった一夜の友は数台の自家用車が。
反対側のご同輩は何と、横浜ナンバー・・・ほんと、おつかれさまです。


さあ、各位に遅れを取らぬよう、
簡単な朝食&身支度のあとは5:30、
朝もやに響き渡るは法螺の音と共に?当方も出陣です。


<渇水・・・いいえ、ナゼか平水以上>

道の駅から日和田川への途中、高根第二・第一ダムの横を通過します。

いずれのダムも干上がってはいませんが、
緑の木々から湖面までの落差もあり、茶色い地肌が剥き出しに。

「・・・こりゃ、日和田川は減水かな?」

ダム湖から最初に日和田川に掛かる橋、
その袂の路側帯に駐車して入渓準備を進めれば、
木々の間は橋の下から聞こえる大き目なせせらぎの音?

手を休めて橋から下の流れを確認すると、意外にも渇水ではない状況が。
それは河原に降り立ってから確実なものになりました。



「あれ~、結構、流れがあるな・・・」

狭い渓谷を流れる日和田川ですが、その流れは川幅一杯に。
そここに美味しそうな落込み&小淵が存在します。

「いや~、それでも以前は小物ばかり、だったからな~」

早いモノで、もう真夏の日和田川訪問は6年も前になります。
その際は数は出れども、サイズ的には・・・でした。

・・・正直、本日も、
当初の思いは兎にも角にも、
涼しい木陰下の渓、それへの憧れです。

前回の失敗を教訓に、
今回は最初から5.4mの短竿に、
太い目は0.7号で2.5mのチョウチン釣り。

しかしながら、開始早々・・・

早朝の山影・木陰は薄暗い中での撮影、ピンボケですが6寸のイワナさんが。
こりゃ、幸先がイイです、本日は。


<アマゴは重くて、イワナは長くて・・・お外道はカラフル>

増水とは行きませんが、川の流れが広がる本日の日和田川。
左右のどちらかに残る僅かな河原を伝って遡行するも、
水勢から渡河のポイントは慎重に選ぶ必要が。


そして、ここぞと思うポイントからは、まずは結果が出てきます。

時間的に陽はかなり登っているハズなのですが、
木陰下の渓流はそれも届かずとても涼しく。

激し目な落込みにて強めなアタリが。

掛かりが甘かったのか、
竿を畳む段階で長くも茶色い魚体、
きっと、あれはイワナ君?が落水します。

「〇っソ~!!」
とハデに地団太を踏んで、
例の如くは一人釣り、そこでの大きな独り言。

・・・こんな気味の悪い、とてもうるさい輩、
たとえ近くにクマさんがいても、避けますね、きっと。

ところうが・・・
同所で再度でのエサ打ちに、珍しくも同じお魚が。

「き、君か~、茶色くもカラフル、長めな魚体は!」

しかしここ、山奥も山奥、飛騨川も最上流部だよ?
きっとダムが出来る前に、ご先祖が封印されちゃったンだろうね。

河口は汽水域でも見かけるウグイさん、
適応能力が高いのでしょう、不思議なお外道様です。

やさしく針を外して、リリ~スです。


このお外道様が運を連れて来てくれたのでしょう、
その後は、この季節では珍しい、とても忙しい展開に。



流は冷たく、涼しくも心地い渓なのですが、
如何せん、陽の光が乏しくシャッター速度も遅め。
結果、ピンボケ写真ばかり、不手際をご容赦願います。。。

釣れるお魚はアマゴとイワナ。

数的にはイワナに軍配が、いずれ尺未満も塩焼きサイズ以上、
イワナは細くも長く、アマゴはでっぷりの重量感。

・・・チョウチン釣りは太めの糸です。
ライン・ブレイクは大丈夫なものの、
竿を縮める作業中は水面上に吊るされた重い魚体に、
もう、竿の穂先が折れちゃうんじゃ、ってくらい・・・



川の規模から、また、小生の腕前からも、とても意外なサイズと釣果数でした。


横のコンクリ護岸はR361が上を走っています。
この奥に、どこから入渓されたのか、一名のご同輩の姿が。

実はこの少し前にも、ダム湖から2つ目の橋の下にて、
入渓直後の他のご同輩から、小生の追従、そのお願いがありました。

前には先行者、後ろには追従者、
ご同輩の皆さま、この季節の釣り場をご存知ですね。

時刻は少し早めな10:30。
人も増え、日も上がり、遠い釣り場、
涼しい渓の雰囲気も楽しめ、ここが当方の引き際かな?

 
<帰路は濁河温泉、御嶽パノラマ・ライン経由で>

退渓してからハスラーにて着替え・荷物の整理をしていると、
一台のカローラが横付けされました。

降りてこられたのはご同輩、結構なご年配です。

「どうです、釣れましたか?」

珍しい本日の小生の好釣果と、
人の多い本日もダム湖のBWからこの橋までなら、
恐らくは、まだ誰も入渓されていないのでは?
を伝えると、ご老体は喜んで釣りの準備に取り掛かられます。

そのご老体との会話中、また珍しくもパトカーが。

・・・路側帯への駐車、これがマズかったか?

いえいえ、そうでは無くて、
降りてこられた巡査さん、彼が言われるには、クマにご用心と。

「今年はクマの目撃が多くて・・・
 クマ鈴は是非、付けてくださいね。」

これから暑くなる時間帯、
ご老体も巡査さんも、ご無理なく、おつかれさまです。


荷造りを終えてから、R361を「飛騨しらかば街道」まで登り、
濁河温泉に向けて折れます。

途中、スキー場を横目に、見晴らしのいいポイントで。

御嶽山は頂上が雲に隠れていますが、この方向から見るのは初めてです。
いつも見慣れた横幅のあるドッシり型と違い、
シュンとした富士山のような姿です。

遥か北方には、
これまた雲に隠れていますが乗鞍岳が。

登りに登りました、標高は約1,800m。
この直ぐ下を本日の日和田川と双璧を為す、秘境 布川が流れています。

いずれはチャレンジしてみたい布川での釣行。

・・・なのですが、
その思い、この直後に、見事に砕かれました。

濁河温泉に向かって飛騨しらかば街道を進んで直ぐ、
路肩に蠢く「黒い生命体」が・・・

最初は少し大き目なワンコかな?と思ったのですが。

間違いなく、あれはクマさんです。

大事を取って、車内は後方の窓からの撮影。

ハザードを焚いたハデなオレンジのハスラーです。
気付かない訳もないのに、クマさんはゆっくり近づいてきます。

この間、街道を走る自動車も何台か。
その中の一台も駐車して「クマさん見物」なのですが、
当のクマさんは落ち着いたもので、逃げる様子はサッパリなし!?

・・・目撃情報や人身事故が多い今年のクマさん。
聞き及ぶ限りではツキノワグマは臆病で大人しい性格も、
見た限り、あれは、すでに「人慣れ・車慣れ」してますね。

川でバッタリと出くわしたならば・・・叶うことなら避けたいです。


御嶽パノラマ・ラインは大平展望台からの御嶽山。
この姿が見慣れた「おんたけさん」なのです。


<データ>
8月3日 日和田川 
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
竿    :5.4m  天平 
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1~B1号
                  水中糸   0.7号 2.5m
釣果        :アマゴ    9寸    1匹
                            8寸    1匹
                            6寸    1匹
                 イワナ    9    1
                            8寸    1匹
                            6    4匹
                 ウグイ    8寸    1匹
気温    :20~26℃  
天候    :朝方曇り のち晴れ
表層水温  :17℃
月齢    :28.2
















8 件のコメント:

  1. こんにちは!
    日和田川で爆釣、おめでとうございます!
    41号経由よりも19号経由の方が早く感じるのは私だけ?
    さすがにクマを見てしまうと釣りの意欲は削がれますね~。
    ウチの近くでも時々、クマと思われる動物の発見情報があります。
    この暑さで自宅と実家のエアコンの効いた部屋から出れないダメな私であります。

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  2. アサシンさん、こんにちは。期待半分、小物でも釣れれば良し。そんな趣で訪れた日和田川でしたが、良いサイズのお魚の連発で意外でした。過日にご紹介を頂いた際もR19経由をご推奨されていましたね。勤め先が犬山市のR41近くで、都合3時間半の道のりでした。中津川まで中央道を使用したR19の場合、木曽 末川まで3時間ちょっと。恐らく小生の場合はどちらからのアプローチも同じでしょうね。
    御嶽山5合目付近でのクマさんの目撃は驚きました。クマさんにしてみれば、そこが自分のテリトリーなのでしょうが、胆の据わったヒトとの接し方に、昨今の遭遇事故の有様が理解できた気がします。
    クマもヒトもお互いに「慣れ」は危険ですね。

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  3. こんばんは!

    日和田川渓流釣行
    お疲れ様でした

    日和田川を存じ上げず
    地図アプリで調べたところ
    我が家から道の駅たかね工房までの
    距離は下道で凡そ150㎞!?

    まさに足で稼いだ
    爆釣果と言っていいでしょう

    人慣れした野生のプーさんにも
    御目文字されたとの由
    人とクマの行動圏がどんどん
    近づいているのを感じます

    お互いくれぐれも
    交通事故や野生生物との遭遇は
    気を付けていきましょう

    白いワゴンの男

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    1. 白いワゴンの男さん、こんばんは。日和田川は数年前にアサシンさんからご紹介を頂いた、野麦峠に近い渓流です。仰るとおり、片道150kmの遠い釣り場で、シーズンOFF間近に訪問するとドライのウエーダーでも寒いくらいの高所です。川全体が樹木に覆われチョウチン釣りがメインとなりますが、今回、日照りが続いた割には水位も高く、意外なサイズの好釣果で驚きました。
      おまけで遭遇したプーさんでしたが、恐らくは親離れした直後の子熊でしょうね、遠間からは仕草が可愛くも映りました。でも、さすがに川では会いたくないですね。

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  4. こんばんわ.
    爆釣おめでとうございます.
    写真拝見すると,太っているのが判ります.
    重たかったでしょうね.
    うらやましいです.
    9尺アマゴなんて,そうそう釣れないですよね.
    日和田川,名古屋からかなり遠いです.

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  5. patchitupさん、こんばんは。遠路は数年ぶりの日和田川でした。当初はこんなに大きなものが釣れるとは思わず、涼しい木陰の渓流でのんびり新子が釣れれば吉、くらいでした。当てが大きく外れるのも渓流釣りの面白さでしょうか?暑い日が続きますが、今週末からお盆休みです。暑さの極みも、あと少しですね。

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  6. おはようございます
    和田川釣行お疲れ様でした♪
    初めて聞く名の川です
    やっぱり提灯だと釣れますね〜
    みんな面倒だから、避けるんでしょうね
    熊注意パトロールから👮の熊遭遇🐻
    車の中で良かったですね💦
    自分も気をつけます!

    もっさん

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  7. もっさんさん、こんにちは。前回は確か6m竿にトオシ4.5m糸でしたが、それでも木釣り・枝釣りで往生しました。やり慣れていないチョウチン戦法なのですが、今回は見事にハマりました。
    クマさんとの遭遇でしたが、子熊っぽくてかわいい仕草から、車外に出ての撮影も考えたのですが、ひょっとして親熊が近くに居たら・・・とも思え、それは避けました。本当に川では会いたくないクマさんですね。

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