2024年9月8日日曜日

奥飛騨最終 庄川渓流釣行

  
春先は郡上や奥三河の小渓流から始まる小生のシーズンも、
思えば早いもので、この9月末で終焉を迎えます。

それより少し早く、
ここ庄川を始めとする奥飛騨の渓流、
秋の訪れも早くて9月10日から禁漁です。


その最後の釣行を明朝に控えて、
いつもの車中泊サイトは荘川 治郎兵衛のイチイ前駐車場。

日中はとても暑かったのですが、
昨夜のここへの到着時は吹く夜風も涼しくて、
虫の音が騒がしい中、夜空には満天の星屑が広がっていました。


ひところより日の出の時刻も遅くなり。

目覚まし時計の設定を怠って、
前回同様4:10に起こされたのですが、周囲は未だに真っ暗。

寝台を片付け朝食を食べていたら、
ようやくにも明るくなり始めてきました。


車中泊には丁度良い気候になって来た昨今も、
これも残念、残すところあと3回ほどのお楽しみです。


<治郎兵衛のイチイ、そのご加護を頂いて>

シーズン最後の庄川釣行は本流を、この車中泊サイト前からさかのぼります。

ノロノロ台風の影響も過ぎ去り水位は平水、
7m小継竿を使っての釣果は瀬から小ヤマメさんが。

・・・まだ先ではあるものの、
来るべく厳しい季節を乗り越えるが為に食欲は旺盛です。

東西に流れ遮るものが無い庄川のこの辺りにも、
ようやく朝日が差し込んできました。


風はあっても僅かで、それも涼しく雲が少ない早朝、
見通しのきかない深瀬の底から、
先ほどとは違って、とても力強い魚信が得られます。

8寸程度でしょうか、
良く走りました、イワナさんがお出ましに。


展開の読みが難しい秋口の渓流釣り。
それでもここまで、朝一番の調子は良さげです。



<お荷物を引っ提げての釣行>

・・・その昔、
「いつかは、クラウン」
なんて言うCMフレーズがありました。

小生は車は軽で十分なのですが、
私的に毎年の秋終盤の渓流釣行で思うこと、
それは、
いつかは「鼻の大きく曲がった、黒い面構えの雄大ヤマメ」なのです。

そんな思いも重なって、
このルートはその最後に控える大淵、そこでの大一番を期待して、
途中では長すぎて使用できない10m本流竿を、
とても厄介なのではありますが、片手に持って川をさかのぼっています。

・・・本日の朝一番からの好調、とても期待が膨らみます。


先ほどの8寸イワナもそうでしたが、
行き掛けの駄賃は大一番の前哨戦、
この中淵でも結果を出したい!


その熱い思いが通じてなのか・・・

う~ん、イイんじゃ、ないでしょうか!?


庄川では珍客となる、ニジマスさんではありますが。。。


<決戦の場は木漏れ日に光る大淵>

遡ってきた秋の飛騨は庄川本流。

所々で既に黄色くなり始めた葉が見られます。

河原の至る所ではススキが風に揺れて。

そんな秋の渓流風景を楽しみながらも厄介な長竿を抱え、
いよいよ到着しました、
「鼻曲がりの黒顔」を期待しての大淵に。


陽が水面に差すも深場は水の緑が濃くて、
底の様子は伺い知れない鈍く光る大淵。

その袂で7m小継竿を仕舞い、10m本流竿を取り出します。

・・・さて、まずは、掛ける事を念頭に。

楽観主義者は天井糸は0.7号を4.5m、
水中糸は0.3号を、これまた4.5mにて。

想定するお相手は「鼻曲がりの黒顔」。

恐らくは40cm近いであろうお魚です、
そのサイズを0.3号で仕留めた実績はあるものの、
果たして本当にイケるのか??

「まあ、掛かったら掛かったで、
 そんときゃ、そん時!何とかするさ!」

頭上の枝木を注意しながら、大きく長竿を回して振り込みます。

大きな大きな大淵です、
遠投しても本筋に仕掛けが届くか・届かないか。

そんな何度目かの振り込みの後、来ました、アタリです。

これは、ご愛敬ですね。
しかし、まあ、よくも斯様に小さな・・・

さあ、気を取り直して、振り込み続行!!

う~ん、この子もご愛敬か。。。
クっ〇~、負けるもンか、負けるもンか!!

・・・と、
三度目の正直はイイ反応が。

しかし、大き目の塩焼きサイズ、かな??


やっぱり・・・
撮影すると黒顔どころか、ハレーションで、こりゃ白顔です。

そうこうする内に、頭上の小枝に仕掛けを引っ掛け、ジ・エンド。。。


<蕎麦が花咲く荘川>

「鼻曲がりの黒顔」には御目文字が叶いませんでしたが、
読みの難しい秋の釣行、そこそこだったのでは?

川から揚がり、駐車場へ向かうあぜ道にて。

白く小さな蕎麦の花が満開。
毎年でこの花を見ると、奥飛騨でのシーズンOFFを感じます。

お昼近くになり、雲が出て来て過ごしやすくなりました。

昼食を頂いた後は丘を渡る涼しい風の中、
行くシーズンを惜しみながら、窓全開でのんびりお昼寝でした。



<データ>
9月7日 庄川 
エサ   :ミミズ、ぶどう虫
竿    :7.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1号
                天井糸 0.7号 1.5m 
                水中糸   0.3号 4.5m
竿    :10m  SGロング
仕掛   :針 吉村7号
                天井糸 0.7号 4.5m 
                水中糸 0.3号 4.5m
      錘 2B号
釣果   :イワナ    8寸    1匹 
                  アマゴ    7寸    1匹
                  ニジマス    7寸    1匹
                  ヤマメ    5寸    5
気温   :15~26℃
                ※朝は冷えました 
天候   :晴れ 
表層水温 :19℃
月齢   :4















8 件のコメント:

アサシン さんのコメント...

こんにちは!
奥飛騨ラスト釣行、良い釣果で終われて良かったですね。
大物の鼻曲がりは、渓流釣りの憧れですが、なかなか姿を見せてはくれませんが夢は見させてもらえます。
次は、奥美濃釣行かな?
期待していますよ!

サイドワインダー さんのコメント...

アサシンさん、こんばんは。やっぱり秋は直ぐそこまで来ていますね。荘川の朝は少し寒いくらいでした。大物の鼻曲がり、ネットでは写真を見るのですが、直で見たことはまだ無くて。サツキマスと一緒で、いつかは・・・この秋にそれが実現すれば良いのですが。
次週も夢を持って釣行に臨む所存です。

匿名 さんのコメント...

こんばんは!

奥飛騨最終庄川釣行
お疲れ様でした!

良型がイワナ、アマゴ、ニジマスで
3種類そろってよかったですね

10m本流竿と7m竿の
二刀流で遡行をされたとの事、
くれぐれも竿を置き忘れないように
気を付けてくださいね

小生は8/12の釣行の際に
堰堤下でトラウト用の竿とリールが
忘れられているのを見つけて
郡上漁協に届けておりますので…

白いワゴンの男

サイドワインダー さんのコメント...

白いワゴンの男さん、こんばんは。川での忘れ物を漁協まで届けるとは、良いことを為されましたね。仰るとおりで、本流竿は河原の雑草の上に置いての釣行、忘れちゃイカンと気を揉む釣行でした。何年か前ですが、別の本流竿を板取川に忘れ、帰路は途中で気が付き取りに戻った粗忽者です。
ルアー竿の持ち主も、きっと喜ばれていると思いますよ。

匿名 さんのコメント...

こんばんは
禁漁前に、いい感じで庄川で釣れましたね!
これでしばらくは、庄川に行けませんけど
まだやれる河川は、あるので
ギリギリまで釣りに行ってくださいね😍

もっさん

kinkan600 さんのコメント...

こんばんわ.
荘川は秋っぽい感じですね.
はな曲りは御母衣ダムから遡上物ですか?
私もお目にかかりたいです.
釣られた魚は皆ヒレピンで良い顔してますね.
流石本流です.

サイドワインダー さんのコメント...

もっさんさん、こんばんは。ミミっちいお話ですが、今年の庄川は年券の元が僅かに取れませんでした(笑)。思い返せば今シーズンの春、荘川はいつまでも冷え込みが続き車中泊がペケ。これが尾を引きました。
でも最後の釣行は秋本番が近いことを感じさせる、季節感のある釣行でした。しばらくは伺えませんが、また来年を楽しみにしています。

サイドワインダー さんのコメント...

patchitupさん、こんばんは。はい、秋の到来を感じさせる荘川の釣行となりました。鼻曲がりにはお目通りが叶いませんでしたが、イワナにヤマメ、アマゴとニジマスで賑やかな釣果でした。新規開拓でもう少し御母衣湖に近いポイントも考えたのですが、シーズンの最終週です、ご同輩を避けて通い慣れたポイントに落ち着きました。
今年も残り3週間ですが、悔いの残らないよう、励む所存です。