馬瀬川上流は川上(かおれ)のいつものポイントです。
今シーズンは5月上旬のGWにも訪れました。
その時は意外にも、お外道様は結構な数のウグイ様、彼らのおもてなしを頂いて。
・・・季節が少し早すぎるのでは?
季節も移り行けば渓流の趣も変わります。
その時のカットがこちら。
5月初旬は若葉の季節と9月秋分は落葉が近づく季節。
撮影した時刻は違うものの、対比は色の濃淡・色彩の違いが面白いです。
昨夜は今週の季節感と違い、
パスカル清見での車中泊の車内、とても冷え込みました。
寝袋にくるまりながら、長袖のシャツをもう一枚着込んでの一泊。
先週の暑かった根尾川でのそれとも大違い。
季節が一歩進んだ翌朝の釣行、
折角にも掴んだ先週末の「傾向」は、あまり当てにできませんね。
<朝一番は馬瀬楢谷で>
今週は同じ職場のAさんもご一緒です。
昨年から渓流釣りを始められたAさん、
一年前の最終渓流釣行は、ここ馬瀬楢谷の流れでした。
その際はこの落ち込みで、大きなお魚を取り逃がして・・・
そのリベンジにと訪れた馬瀬最上流部。
・・・「出来る水先案内人」の小生!?
彼は手持ちのカードより、
今のこの季節、昨今の水況、お天気から、
間違いのない・釣れるであろうポイントを選択決断するのですが、
如何せん、
本ブログ末尾での<データ>が示す寂しい釣果の通り、
そも、切れるカードが少なけりゃ、当てにできない決断なのであります。。。
冷え込んだ今朝、
きっとお魚は深場淵底でまったりと・・・
こんな「読み」も手伝ってのポイント選択でした。
ところうが・・・
上記の写真の様にがんばるAさんにアタリなし。
念のためと思い、その上段の瀬で竿を出した小生もサッパリ。。。
「おかしいですね、少し上に登ってみますか。」
初心者Aさんの手前、顔はポーカー・フェースも、
正直、読みがハズれつつあることを認識する、
中級者の「下」を自認する小生です。
案の定、
河原を徒歩で向かったその上流でも・・・
落ち込み後の深場、
本筋の両脇はユルい流れに振り込むAさん、
残念、彼にアタリはなく、お顔とは裏腹、手に汗を感じる小生が。
あろうことか、この期に及んで、
出来る水先案内人は、こんなことをAさんに卑屈な笑顔で尋ねます。
「ウグイってお魚、釣ってみます?
今の季節は大きくて、引き具合は抜群ですよ。」
<転戦、馬瀬川上のポイントへ>
そんな紆余曲折を経て馬瀬川上への移動でした。
「ああ、思い出した。
ここ、川を大きく渡って辿り着くポイントだね。」
初めてAさんを渓流釣りに案内した場所、それがここ馬瀬川上でした。
週半ばの降雨で渡河が出来るのか心配でしたが、
どうにか・こうにか、おマタすれすれで渡ることも叶い。
後は・・・
もう、お外道様でも結構です、
兎にも角にもお魚のイイ引き具合、
それがAさんを楽しませてくれるのなら。
Aさんのご希望から「落込み&本筋」をお任せして、
小生は先週の根尾川での様子からその下流、
少し落ち着いた淵深場は秋アマゴ狙いの底浚いに徹します。
しかしながら・・・
ここも「読み」がハズれて、淵底から揚がるのは小魚ばかり。
暫く粘って背後を振り返ると、
河原でAさんが「針仕事」を為されています。
一旦、川から上がって後退、Aさんに様子を伺ってみると、
「いや~、根がかりなんだけど、何か居るね、あそこ。
針の交換に時間が掛かるから、折角だからやってみてよ。」
Aさんのお言葉に甘え、ポイントに入らせて頂きます。
でもこのポイント、
最盛期にはバッチリなのですが、今の季節は果たして・・・
とは言え、Aさんは「何らかの感触」を得ているご様子です。
ここはもうダマされたと思って、
本筋の向こう側、
木陰の岩壁直下に振り込んで、白波の下を探ってみることに。
その3投目でした。
確かなアタリが、それも小魚のそれ、ではなくて。
掛けた直後に重々しい手応えが!?
マズいです、
上流側は瀬尻の岩を足場としての振込でした、
大きいであろう魚体が落込みの勢いを受けて、下流へ竿が撓ります。
・・・こりゃ、0.3号糸が持たない!
ムチャですが、
滑りやすい足場の岩から下流に向けて、
鞍馬天狗宜しく、コケずに何とかダッシュで移動を!
・・・もう、ヒヤヒヤ。
どうにか無事に、小石のユルい流れに到達、落ち着いて寄せの段階へ。
たも網に納まったのは先週同様、お口がヒン曲がったオスの秋アマゴ。
Aさんの白いたも網に入れ替えて、再度で記念撮影を。
体高のある、でっぷりとしたアマゴ、口が大きいです。
「いや~、やっぱり、何かが居ると思ったんだよ。」
と、Aさんの弁。
・・・そうなんですよね。
確かに「読み」も重要なのですが、
そればかり気にしてちゃ、目が曇る・手が狭まりますよね。
セオリーはセオリーで大事ですが、
よもや、の場合を考慮して、
一応は万遍無くポイントのお手入れをしてみなくちゃ。
出来る水先案内人、彼は案内する初心者Aさんから教わるのであります。
<秋が深まる馬瀬川>
その後、おじさんコンビはより上流へ、ゆっくり駒を進めます。
深く濃い緑の中にも、どことなく、秋の気配は茶黄が混じる木々。
とても暑い夏に初秋でしたが、間違いなく季節は着実に進んでいます。
今朝の開始時には気になりませんでしたが、ここ馬瀬川上に移動してから感じる風。
夏の風と違いさわやか、乾いた秋風は頬に心地いいです。
こんな早深瀬、
ここも最盛期ならバッチリなのですが・・・
当て・読みがここもハズれて、
ようやくにも、お外道様にお出ましを頂けるのでありました(笑)。
<データ>
9月23日 馬瀬川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :6m 渓秀
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.6号 0.7m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 1~B2号
釣果 :アマゴ 9寸 1匹
竿 :6m 渓秀
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.6号 0.7m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 1~B2号
釣果 :アマゴ 9寸 1匹
小アマゴ 数匹
ウグイ 6寸 1匹
気温 :16~22℃
天候 :晴れ まま曇り 微風は秋風
表層水温 :18℃
天候 :晴れ まま曇り 微風は秋風
表層水温 :18℃
月齢 :8.4
こんにちは!
返信削除馬瀬川上流釣行
お疲れ様でした。
雨の後であることを考えますと
ちょっとさびしい結果かも
しれませんが見事9寸アマゴゲット
おめでとうございます。
小生も今週出撃すべく
準備を整えていましたが
急用により行けませんでした。
来週に賭けたいと思います。
先週のコメントの返信にて、
庄川での釣果を
気にかけていただきました。
僭越ではありますが
結果を記させていただきます。
<データ>
9月2日 6:00~10:00 庄川
(荘川町町屋地区/平水)
エサ:ミミズ、ヒラタ(共に購入品)
竿:①SGライトスペックZY90-95(流れ込み)
②翡翠抜TT70M(瀬)
仕掛:①天井糸0.6号6.5m水中糸0.3号3.2m
錘2B~4B 針カッパ極4号
②天井糸0.6号4.0m水中糸0.2号3.2m
錘2~1B 針カッパ極2号
釣果:小ヤマメWツ抜け
(キープサイズ以上は半分強程)
来年の再開を期して全リリ~ス
流れ込みより瀬のほうが反応良かったです、
大きさはさておき数が出たので楽しめました。
データの一助となれば幸いです、
長文失礼致しました。
白いワゴンの男
白いワゴンの男さん、こんにちは、コメントをありがとうございます。急用での今週末の釣行取りやめは、準備まで為されていた中で残念でした。今日は乾いた風が吹いていますが、次週は週中まで暑い日が続く様子、今しばらくは夏と秋が入り混じった状態かと。その次週末は本当に今シーズン最後となってしまいます、何とか行けると良いですね。
返信削除データもありがとうございました。庄川も町屋地区は川幅があり、お手持ちの長竿が有効に機能されていますね。しかもWツ抜けを潔く全リリ~スとは流石!きっと来年は良いシーズンになられるかと。
良いシーズンの締めくくりをお待ち申し上げます。
こんにちは!
返信削除接待釣行には厳しい状況でしたね。
いよいよ、今週末が最後の釣行ですね。良い結果で締めたいと欲を出すと裏にハマるので気を付けてください。
それにしても、鼻曲がりの綺麗なアマゴ、お見事です!
ケガのないように最終釣行、頑張ってください!
期待しています。
アサシンさん、こんにちは。今シーズンもここまで、不甲斐ない釣行へのコメントをありがとうございました。
返信削除何も問題さえなければ、次週は最終釣行の予定です。でも、ここまで来れば、もう、恥の上塗り!欲を出して裏にドハマり、皆さまの笑顔の肥やしになれば、の覚悟です(笑)。
今年の馬瀬川は5月の上旬からウグイ様が幅を利かせ、下旬のAさんとの釣行では見事にほぼボ~ズと、小生的にはイイとこ無し、結果、みみっちいお話ですが年券の元が取れませんでした。(笑・笑)
次週、お笑いのネタには事欠かない所存ですが、おっしゃる通り、ケガだけには注意して、張り切って行って参ります!
おはようございます
返信削除馬瀬川釣行お疲れ様でした
時期を考えると、最終でしょうか⁉︎
なかなか厳しい感じだったみたいですが
お二人での釣りとなれば、また行くだけで楽しいはず
また来年も、楽しんでください😍
イカついアマゴも釣れまし〜♪
もっさん
もっさんさん、こんばんは。今年の秋は幸運にもイカついお顔のアマゴさんとご縁が多いです。人間もそうなのですが、熟年の域に達して眼光鋭い御仁は曲者、曲者のお魚も釣り上げるまでが大変です。。。
削除今シーズンはもう一回、明日、明後日と業務で墓穴を掘らなければイケそうです。さて、神さま仏さまはお見通し、ホントにイケるのかな~?
こんばんわ.
返信削除良いオスアマゴですね.
鼻曲りぎみです.
馬瀬川上はだいぶ中流ですね.
アタリと思ったら,ウグイなんて多くないですか?
私は最終日,また山之口川に行ってきました.
渇水で,水が暖かいのか,ウグイばかりでした.
馬瀬は明宝スキー場から下ったところで釣った事あります.
春先はルアーで良く釣れました.
川上方向は,道幅が狭く,ぶつかりそうなってから,行ってないですね.
patchitup さん、おはようございます。
返信削除このポイント、5月もそうでしたが9月は一層、毎年で「ウグイの楽園」なんです。それでも、今年は猛暑や渇水でおかしかったのでしょうね、今回の釣行で御目文字は一匹のみでした。おっしゃる通り、馬瀬川上は道が細くて大変ですが、民家も無くて雰囲気は良いですね。空振りは一度も無くて(お外道様込みで)、好きなポイントの一つです。