午前5時、馬瀬川の上流は老谷、高山と下呂の市境にある入川口。
昨日の尾張北部は茹だるような暑さでしたが、ここ馬瀬上流は標高750m。
朝方は長袖がちょうど良い感じです。
川面に降りると風もあり尚のこと、でも、水は思ったより冷たくなく15℃。
まだ朝靄が掛かる早朝の渓流、周りに人影、ご同輩の気配もなし。
聞こえるのは川のせせらぎだけ、たまに国道の自動車。
今週もまた、存在は自分だけの世界、そこで出来事が始まります。
国道脇の落ち込みから始めます。
ここで喰わなきゃ、どこで喰う!という場所ですが、小アマゴですらアタリ無し。
粘りに粘っては、筋を変え、タナを変え、オモリを変え・・・それでも脈なし。
しょうがなく、川を渡り少し上流の淵へ・・・ここでも粘りに粘って・・・
でも、掛かるのはウグイさんのみ。
・・・まあ、あせっても事無し、タバコを吹かせながら景色でも楽しみましょう。
この辺りから陽が差し込んできました、瞬く間に暑くなります。
お茶がおいしいです!
空は青く緑も濃く、爽快!・・・これでアマゴが釣れれば言うこと無し!なんですが。
今日はどんどん、川をさかのぼり、この辺りは既に新天地です。
赤い橋の下にご同輩が・・・ご年配の鮎釣り師のご様子です。
場を荒らさないよう、離れた場所から渡河して近づき、話しかけます。
小生 「釣れますか?」
鮎師 「いや~、渋いね。。。」
小生 「自分はアマゴなんですが、上に入っても良いですか?」
鮎師 「ああ、どうぞ。」
アマゴもですが、アユも厳しそうです、今夏の馬瀬川。
鮎師にご挨拶の後、橋をくぐり、渡河遡行を繰り返して上へ上へ、歩け歩け!
でも歩く距離に反比例、今日の(今日も?)釣果は全くです・・・
とうとう国道が結構高いところを通っている場所まで来ちゃいました。
おまけにこれ以上は河原もなく、両側は切り立った崖・・・ここまでです。
今日の「それらしい」釣果は、途中の淵でウグイさんに混じって釣れたイワナさん。
20cmくらいでしょうか?最初はウグイさんかと思ったら、薄いパーマークが。
小生にとっては珍客です。
しかし、アマゴに至っては小アマゴさえ掛からず・・・この時期にして、不思議です。
今週もまた、
日常から隔離された山奥の渓流で、ひっそりと繰り広げられた小さな冒険。
・・・バッチり陽に焼けました。
季節がまた一つ移っていきます。
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