2020年3月28日土曜日

軽巡ハスラー号(旧型)車中泊艤装




昨夜からのまとまった雨も上がり、尾張北部では陽が差し込んでいます。
暖かい週末ですが、今週末は故あって出陣は見送りです。


お彼岸も過ぎて、本当に暖かくなってきた昨今。
先々週に冬用タイヤから夏用タイヤに履き替えたハスラー号です。

まだ車中泊には早いですが、気ばかりがはやる小生。
でも、本流釣りはもうそろそろと、
今朝は竿棚をハスラー号に設置しました。


以前は本ブログでその製作過程・レシピを紹介しましたが、
ハスラー号に竿棚を製作
全くの自画自賛で恐縮、その出来具合・使い勝手がよろしくて、再度での掲載です!

・・・いえ、単に自宅で過ごす週末、
ブログのネタが無い!
ただ、それだけなンです、ハイ。
お時間の許す限り、お付き合い頂ければ・・・




骨組みとなる1m程度の木製丸棒が2本、
あとは竿を保持するラバーネットのみの、
単純バカ、至ってシンプルな構造の竿棚。

まずは丸棒を車内に引っ掛けます。


次に反対側も、


2本並んで、こんな感じです。


あとは・・・ここにラバーネットを張るだけ。


















作業時間は約2分。
5分と掛からずドンギツネは吉岡里帆さんもご納得でしょう。

約1.5mの仕舞い寸法、本流竿は丸棒とネットで挟み込み、
約0.5mの小継竿は丸棒を枕に、ネットに絡めます。


元々は狭い軽自動車での車中泊、保管場所に困った本流竿への対処が目的でした。
ついでに小継竿も収納出来て、よかった、よかった・・・

加えて、川でのお魚釣りです、濡れモノに斯様な所帯じみた用途も。


車中泊では助手席と助手席の後部座席を倒しますが、
毎回で面倒っちいのが後部座席のヘッドレスト、その脱着です。

取り外した後は荷物にもなり・・・


シーズン中は常時で取り外しちゃいます。

助手席のヘッドレストは、夫婦仲の良い我が家(?)、
まま家内が助手席にご乗車され、こちらだけは毎回で取り外しを。



その家内には内緒・・・

先々週はスズキのディーラーまで、こっそり、お忍びで、
新型のハスラーをじっくりと拝見しました。

外観は似ていますが、車内はやはり進化の痕跡が。
メーター、ナビ、収納BOXと並ぶ、
運転席は大き目の3連枠がデザイン的におしゃれでした。


ただ・・・
小生の旧型ハスラーはアイボルトを設置する天井ボルト穴、
それが扉付近の両脇なんですが、
新型は天井の中央付近に2か所、50cmくらいの間隔で。

自画自賛、出来の良かった今回の竿棚、
このままでは設置が出来そうにありません。。。


もっとも、定年まであと5.5年の小生、
家内からは、次の車はその後よ、との厳しいお沙汰が。

・・・こりゃ、いらぬ、心配ですな。。。




<渓流写真は奥飛騨 高原川 高原橋近辺より・・・今年もまた、ぜひ!>








2020年3月22日日曜日

彼岸の郡上 吉田川・奥長尾川釣行




「え?意外と冷たいな」



春分の日の翌日、昨日は郡上 吉田川まで渓流釣りに。



<ジンクスのボーダーライン>

ここ数日での下界の暖かさ。
きっと山も水が温み・・・と思いきや、
川虫を採るがために手を入れたときの印象です。

水温を測ってみると7℃。

この7℃の水温、
小生的には境界線なんです、お魚が釣れる・釣れない、の。
まだ山は春に入ったばかりなんですね・・・


吉田川沿いはせせらぎ街道、
明宝 三原橋の手前を折れ、堰堤上の河原で川虫を採り。


朝の寒さを嫌っての開始時刻は10:00。
まずの行先は奥長尾川の合流点、そこから先はお時間との兼ね合いとします。

ここに来る途中の車窓から見た吉田川は、
明宝の道の駅はその手前の橋の上から、
それからいつもの高橋と、
既にたくさんのご同輩のお姿が。

皆さまも、下界での春の陽気に誘われて、でしょうが、
果たして、明宝 吉田川の本筋は水温を見る限り、
ちょっと、厳しいンじゃないでしょうか?



<日差しいっぱいの明るい渓流>

この時期の渓流は、
落葉した木々の間から差し込む日差しのため、
とても明るく岩から・水面からの照り返しが眩しいです。

お魚が釣れる・釣れない、は別として、
他の季節では味わえない明るさ、眩しさが魅力です。


その明るい山底の谷間を、流れに逆らってさかのぼり、
ここぞは、と思われるポイントに竿を出します。


トロ場での波静かな水域。
今日も晴天、青空が川面に映えます。

そんなトロ場も端の端、浅場は流れがない岩の間、
小さなメダカ程度の大きさは小魚が。
見上げると気づく羽虫の大群も。

そこは下界と同じく、山の中も季節は少しずつ進んでいます。



<釣れないときは撮影紀行!>

この区間、瀬あり、淵あり、トロ場あり。
必ず川の左右はどちらかに河原があって、誠に遡行しやすいポイントです。

昨夜は少しお湿り程度、雨が降った様子です。
その少しだけ湿った河原は砂地、シカのそれに紛れてご同輩の足跡も。
朝一番に進まれたのでしょう・・・如何ばかりの釣果であったのか?

小生はすこぶる順調!?
ここまで、お魚の写真が無いことがその証拠、
ピクリもない釣果です(忍)。



ははは・・・
明るい河原、シャッター速度に躊躇する必要も無く、
素敵な渓流風景のコマ数だけ、順調に順調に伸びています。





<奥長尾川の出会いにて>

途中で昼食をとりながらの、ゆっくりな遡行、
それでも12:00を少し超えたころ、奥長尾川の合流点に。

判り難いですが、光量基準でハッキリ、
左から入る薄暗く細い流れが奥長尾川で、
右のハレーションしまくりが吉田川の本筋。


さて、どうしたものか・・・

お時間はまだあります。
このまま吉田本筋を攻めるか?
はたまた、宗旨替えして奥長尾を登るか?

決めかねていると・・・
本日の退渓路と考えていた奥長尾の斜面から、お一人のご同輩が降りてこられ。

先方も当方に気づかれた様子、その距離、およそ30m。

最初はゼスチャーでのやり取りでしたが、思うように通用せず。
ええい、きっと同じ日本人、
新コロナなぞ、なんのその、直接に言葉を交わすとしましょう。



「こんにちは、どちらへ行かれますか?」
小生より一回りほどご年配でしょうか、お話を伺うと・・・

本日は午前中、白鳥方面でご釣行。
3匹の釣果を得てその後、はるばる寒水の細道を越え、
この吉田川まで転戦されてきたとのこと。


装備を拝見すると中継の長竿、
ご希望は吉田川の本流をやりたいとのことです。

やっぱり会って会話すべきですね、決まりました。

「どうぞ、自分は奥長尾を登りますよ。」


ご同輩の後ろ姿をカメラに収めた後は、
糸を短くしてチョウチン戦仕様に、
いざ、奥長尾川へ進路を。


<寒い寒い、日陰の小渓流>

南北に流れる吉田川に対して、奥長尾川は東西に流れています。
正午を少し回った時間ですが、川はとっぷり日陰の中・・・

吉田川の明るい雰囲気とは一変、薄暗い細い谷間の底、
大岩・小岩を乗り越えて川を上ります。

露出の少ない・日の当たらない風景、
シャッター速度の低下、ピンボケが心配、
撮影は息を殺して慎重に・・・


せり出す木々に小枝が曲者。
粗忽者は上に下に注意を払いますが、
それでも穂先、釣り糸がままそれらに接触。

誠に難儀な行軍です・・・


ご諸兄方々のブログのお写真、
そこでのお魚が釣れるポイントを思い出し、
斯様な落ち込みを一つずつ、一つずつ・・・


しかし、にわか仕込みのお作法では、なかなか結果に結びつきませんね。
粘ること一時間ほど・・・段々と体が冷えてきました。


釣果は残念ですが、今回はこれまで。
負け惜しみは今週末も、
変化のある渓想、それをのんびり楽しめた、と言うことで(忍)。


谷から上がると、やっぱり青空。
抜けるような空、茶緑が主体の山々を背景に、
田畑の脇はよそ様の庭先で、綺麗な木花が咲き誇っています。

やっぱり・・・季節は春ですね。





<データ>
3月21日 吉田川、奥長尾川 
エサ    :川虫
竿     :竿 5.3m  天平 
仕掛    :針 吉村5号 
       錘 1号
       水中糸 0.3号 4.5mのみ
       奥長尾川では2mに
釣果    :ボ~ズ 
気温    :8~14℃
天候    :晴れ、午後から風
表層水温  :7℃









2020年3月14日土曜日

春の北勢管釣行




月曜日は暖かな春の一日、
久しぶりにノンタンさんと管釣りへ行きました。

小生の管釣りは渓流釣りがシーズンOFFの秋から早春にかけて、
どうでしょう、年に1~2回程度です。


三重県いなべ市にある管釣り場。
いつもの管釣り場は3月9日をサンクと読ませ、
この管釣り場の名前に掛けて、月曜日はお祭りを開催していました。

少し遅めは9:00前の到着。
この日がお祭りとはつゆ知らず、
チケット売り場前は長蛇の列にノンタンさんと小生はびっくり。


既にお池にもたくさんのご同輩が・・・


管釣りに関しては、我ら超ド級の初心者です。
この込み具合では、必ずや、お祭り騒ぎは糸絡み、
きっと皆さまにご迷惑をお掛けすること、必至です。

それに・・・
元々が平日での釣行、お客様の少なさを期待して、
「やりたい放題」を叶えるがための釣行、
その趣旨に合いませぬ。

いえ・・・
「やりたい放題」と申しましても、
決して、ルール無視・道徳に反するような行為ではなく、
ほんの、飛ばすルアーは四方八方(意に反して)、
釣れたお魚にはお気の毒、お遊びが過ぎるダラダラのドラグ、
そして、浅場狙いは岸沿いのリトリーブ・・・
こんなカワイイ程度です。


残念ですがお祭りの管釣り場を後にして、
そこから車で20分程度の同じくいなべ市内、
もう一軒の管釣り場へ。



青空が静かな湖面に映え綺麗です。

こちらの管釣り場、コンセプトは「お魚の引きの強さ」。
お手頃価格で大型のニジマスが中心ですが数釣りは難しく、
言うなれば上級者向け。

超ド級な小生、ここでの過去の実績は、
残念、大型ニジマスさんではなくブルーギル?のみです。


早速にも事務所のオーナーさんにご挨拶とチケットを購入、
本日のオススメのポイントは第二桟橋とのこと。

「あの青いデニムの方、上級者さんで二桁は釣られますよ。」
オーナーさんご推挙の上級者さんの横で、
超ド級な小生とノンタンさんはがんばります。

まずは小生の定番、フローティングは大き目なミノーで。

本日、暖かいとは言え、お魚はまだ中層以下の深場では?
深度の深いこのお池、クラピーですが「底ざらえ」には程遠く。

暫くすると横の上級者さん、掛けられました!


竿が大きく弧を描き、その穂先は水面下、
小生のようにお遊びが過ぎる訳ではなさそう、
それでもお魚は右に左に、チリチリとドラグの音が聞こえます。

巻いても巻いても上がってこないお魚、こりゃデカいわ。


そして、ようやく・・・
静かな湖面にお魚が描く、大きな波紋が広がります。


デニムの上級者さんを観察する小生。

お道具が全て、ではないのでしょうが、
使われている竿は長め、どうでしょう7~8フィートくらい?
その長竿を器用にもサイド・スローで振り込まれます。

ルアーは黒か濃いブルーのスプーン、1~1.5gくらい?
竿の長さが効いているのか、はたまた、特殊な竿なのか、
大きなお魚にも負けないパワーを備え、
それでも軽量スプーンを遠方まで飛ばされます。

その軌道はまるでライナー、直線で鋭く、着水も静かです。

う~ん、やっぱり上級者さん、流石です。


翻って、超ド級の小生は・・・

本日はオオモノを期待してXULではチト心配、
しみったれの浮気者、UL竿は渓流での使用を考慮しての6フィートです。
(いつも渓流はミャク釣りなんですがね。)

1gのスプーンは軽すぎて飛ばず、2g以上のフローティング・ミノーを。
(シンキングを持ってくるべきだった・・・)

お道具のみならず、トドメは、もう、技能の差です。
オーバー・スローの振り込みは、糸を離すタイミングが早く、
概ねは外野フライの如く山なりの軌道。
(ああ、恥ずかしい・・・)

でもこれ、結構、メンタルが影響するンですね。

チョイとリキむと、今度は逆にタイミングが遅く、
ボちゃんと手前は足元にルアーは着水、静かな湖面に波紋が広がります。
(ああ、もっと、恥ずかしい・・・)


それでも、どうにか・・・

掛かるには至りませんが、
何回か、お魚がルアーに近接、接触する手応えを。

ここからの、あと一歩が・・・


春の陽気な一日でしたが、残念、
ノンタンさんも小生も、今回もオオモノ・ニジマスさん、
この手で拝むことは叶いませんでした。



本日、午前中は雨。
午後からは雨が上がってクシャミを連発です。
明日から暫くは寒が戻る様子は郡上方面。

早いもので次週末は春分です。
もう、ボ~ズの言い逃れは出来ませんね。

管釣りと違い、自称、渓流釣りは「中級者」の小生、
次週辺りは、山へ川へ、延べ竿を担いで繰り出したいです。





2020年3月1日日曜日

ミミズの飼育準備




今年は先月の中頃から、箱庭の梅が咲き始めました。


パラリ・パラリと散り始めてはいますが、花の命はいつもの年より長そうです。


待ちに待った3月の1日。
日曜日でとても良いお天気、午後からは本当に暖かくなり。

今日から近辺の山岳渓流は本格的な解禁を迎えますが、
残念、折からの政府による自宅待機要請、並びに、
暖かくなったからとは言え、
お彼岸前では良い釣果が期待できない腕前の小生、
今週末も家で大人しく過ごしています。

・・・もっとも、人の気配のない深い山奥での一人釣り。
妙な病気の感染の心配は、全くの無用なんでしょうが・・・


来週も全般的には暖かい日々が予報されています。
少しは世の中が落ち着いたようならば、
来週あたり、またにでも・・・



そんな本日は今期もチャレンジ、釣り餌はミミズの養殖、
その準備を行いました。


プラ製の工具箱を使っての飼育です。
ハーブ・テイストな郡上天然ミミズ
(パソコンでお読みのご諸兄は、右ラベル「ミミズ飼育」もご参照下さい。)
毎年でもう4年目になりますが、今年もいろいろと変化を付けて。

昨年の夏を過ぎた辺りから、飼育に使用する土を変えてみました。
それ以前は家内が使わなくなったガーデニングの培養土を使用していましたが、
いつも土の入れ替えを行った直後、
ミミズさんのお行儀が悪く、中には箱から逃げ出す輩も。



てっきり、
土と水の配合割合が悪かった、
分量は良くても水を入れた直ぐの土は馴染みが良くない、
水道水なので加えて暫くは放置した方が良いのでは・・・

などなど、
いろいろと仮説を立てて取り組んできましたが、
どうも真因のところが解らず仕舞いでした。


ネットで調べてみたのですが・・・

ホームセンターで園芸用に売られている培養土には、
植物の良好な成育が目的で、いろいろと「混ぜ物」が入っているそうです。

いわゆる人工的な化学肥料で、植物には良いのですが、
これが土の中の生物・微生物には宜しくないとのこと。


それじゃあ、ど~すれば良いのか・・・

気持ちの悪いミミズさんの飼育を好き好んで行うご仁は、
小生のような訳ありな方、もしくは生粋の傾奇者ですが、
似たように土の中の生き物を、それを趣味で飼育される、
至って健全な精神の持ち主は、結構、居られるもので・・・


それからはカブトムシの飼育土を使用しています。

飼育土をプラ箱に3cmほど敷き詰めて。


決して発泡酒を混ぜる訳ではなく、
あくまでも分量として水を350ccほど。

・・・ちなみに、これはお酒好きな家内の愛飲銘柄、
飲みたいンだけれど、どうも糖質が気になるご様子。

飲ん兵衛な家内に、ゲコな亭主です。

若干、付き合わされる小生は一口ほど飲むのですが、
違いの分かる男には、恵比寿の方が良いような・・・



万遍無く土と水を混ぜ合わせると、斯様な状態になります。
ギュっと握ると若干で滴るくらい。



一週間ほどプラ箱の蓋を閉めて発酵?ならぬカルキ抜きを。
加えた水は水道水です、生き物には良いとは思えないので。

主役の天然ミミズさんは次週の郡上方面へ釣行の際にでも・・・


最近のニュースや話題は妙な感染症のことばかりです。

半年前のシーズンOFF、立ち去る秋の河原にて毎年で願い思うことは、
どうか、来期も平穏無事に、良いシーズンが迎えられますように・・・

早く「はやり病」が収束に向かうよう、願ってやまない昨今です。



<渓流写真は漁期の最盛期 5月の馬瀬川上流から>