2020年2月23日日曜日

渓流釣り ウェーダーとウエット・タイツ




昨日は朝から曇り空、お昼前から雨が降り出しました。
今日の予報は郡上方面、寒そうです。

先週は渓流初釣りでしたが、やっぱりまだ2月、
本格稼働はもうしばらくのガマン、
今週末はおとなしく・・・




先週の初渓流では久しぶりにウエーダーを着用しました。
1月の、いや、こちらが本当の初釣りでしょう、遠州 気田川釣行でも。

釣りは野外活動。
寒い時期には寒さを防ぐ、
暑い時期には暑さを凌ぐ、
そんな服装で臨みます。

気田川は開けた河原、本流釣りの感覚でしたが、
先週の気良川は周囲が開けた谷間とは言え、
やっぱり様子は渓流釣り、
落差の大きい岩場を「釣り上がる」スタイルでした。




<初春から晩春まではナイロン製ウエーダー>

この時期に着用するウエーダーはナイロン製の胴長、
それと一体となった足元は長靴です。

渓流釣りをされない方でも想像がつくと思いますが、
足にフィットしていない長靴での河原の歩行は難儀です。
特に落差・段差のある場所は。

それに長靴からお腹の辺りまで体を覆うナイロン生地、
重くて通気性、伸縮性も無く不便さに拍車をかけます。



そんなウエーダーですが、昔に比べて最近のものは生地が薄くなりました。

写真左は旧型 シマノ WA-054I、
2014年のシーズン開幕は春から2017年のOFFは秋まで、
初夏にはウエット・パンツに履き替えるので、実際に使用している期間は短いですが、3シーズンを使用しました。

厚めの生地、それでも2シーズンの中頃には水漏れが。
その都度、自己流で補修を重ね。


水漏れが発生する原因は、
粗忽者の所有者の所以、
枝木に引っ掛けて・・・

ただ、存外、そんな記憶も無く。

というよりも、
どうも生地の重なり合った所、
歩行動作での疲労が溜まって、
ほつれてしまった・・・

そんな感じでした。




先の写真の右は現在も使用中、同じくシマノの後継品、WA-054Nです。

並べての比較、シワの入り具合からわかるように、
旧型より生地は薄く(その分、軽く)、使用当初は耐久性が心配でした。

それでも・・・
2シーズンが終わり3シーズン目の現在、
破れ・水漏れは全く無く過ごしています。

・・・釣れない渓流釣り師は河原を余分に徘徊、
先に靴底のフエルトがすり減ってきています。




<晩春から初夏はストッキング・ウェーダー>

現在使用しているナイロン・ウエーダーとシーズンを同じくして、ストッキング・ウエーダー(シマノ   WA-224J)なるものも使い始めました。

使用する期間としては、GW明けの5月中旬頃から6月いっぱいくらいまで。


そのころの渓流の景色は、丁度この写真のような・・・
暑くも無く、また、寒くも無く、渓流釣りには良い季節。


旧型のナイロン・ウエーダーを着用していたころは、
暑かろうが・蒸せようが、初夏までそれを使用するしか。

・・・でも、そうしてみると、
割り込んできたストッキング・ウエーダー、
旧型と現行型の耐久性の時間比較はフェアーじゃないですね。


このストッキング・ウエーダーは透湿性で生地もかなり薄手、
足先は発砲ラバーのネオプレーンという材質で、
ウエーディング・シューズ(シマノ FS-002N)を履きます。

長靴と違いシューズです。
ナイロン製のウエーダーとは機動性が比べ物になりません。
それに川の中に立ち込んでも、薄い生地なので水の抵抗も受けにくく。

・・・ただし、
発砲ラバーに穴が開くと水漏れです、足の爪のお手入れは必須、
生地部の枝木への引っ掛けも要注意です。



<盛夏はウエット・パンツ>

6月も後半に入ると夏本番。
ストッキング・ウエーダーでも暑くなります。

そこから先の長く厳しい季節は・・・
衣服内に水が侵入してくるウエット式に限ります。


このウエット・パンツは沢登り用のスポーツ用品、
Finetrack社のフラッドラッシュ・タイツという商品で、
最初は山登り用品店にて購入しました。
(季節品で常時では店頭になく、昨年は二着目をアマゾンで購入。)

動きやすく涼しくて、お値段も手頃。
足先はストッキング・ウエーダーと同じく、ウエーディング・シューズを履きます。
その中はネオ・プレーン製、キャラバン社のソックスとスパッツを着用します。
・・・多分、川の中で転んでも泳げちゃうのでは?



<暑さ・寒さを凌ぐ・・・それ以外にも>

ウエット・パンツはゴムでお腹回りに留めるだけ、
上げ下げ=脱着がとても楽チンなのです。


これが功を奏する場面と言えば・・・

何分にも、お年頃の小生、そう、「キジ打ち」なんです。
パンツをズルンと下げて、お粗末くんをペロンと出せば準備完了!


この「ズルン・ペロン」の素早い一連の動作がウエーダーでは不可能。

寒い寒い季節のことです。
まず釣りジャケット、次いで上着を脱いで、
でもって、肩バンドと腰ベルトのフックを外し、
それから、ようやくのズルン、そしてペロン・・・

ギリギリまで耐えて・堪えて釣りに没頭している粗忽者は、
まま、間に合わず、チョロっとだけ、小さな事故が。

・・・お笑いになられているご諸兄は、
きっと、身に覚えがあることとご推察します。

また、お若い方々も、いずれ50を超えればこの気持ち、
きっとお分かりになられます。


ああ早く、こんな渓流写真の、ウエット・パンツの季節にならないか・・・


<渓流写真は緑濃くなる初夏 郡上吉田川から>












2020年2月16日日曜日

足慣らし?郡上気良川釣行




先週は中頃から雨が降り、暖かい日が続きました。

そして週末・・・
中頃に比べると幾分寒が戻り、
それでも例年に比べれば、この時期には稀な暖かさ。


毎年の小生、渓流の初釣りは3月の上旬、早くても2月の下旬です。

・・・早春のポイントが分かっておらず。

必ずと言って良いほど、初釣りはボ~ズが年中行事ですが、
それならそれで、早いうちに初回のボ~ズを食らっておけば、
後々は2度目、3度目の釣行は楽しい釣果に繋がるのでは??

・・・誠に勝手な理由付け、これこそ屁理屈。

良いんです、理由なんか何でも!
こんな暖かい週末に、ジっと家には居られないンです、ハイ。


<訪れたのは郡上 気良川>

初釣りはどこにしようか?
「ゲン担ぎ」の意味もあり、毎年で悩みます。
どうせボ~ズなら、せめて景色の良いポイントを。

この気良川は開けた谷間を段々に流れ、
周囲の山々、点在する集落・・・
誠に見晴らしがよくて。

その素敵な景色の中、今年は全く雪が見られません。


河原を見渡す限りでは、ご同輩はお見えにならず。
でも、整備されたコンクリの上、
濡れたフエルトで歩いたのでしょう、誰かさんの足跡が。

・・・それもそうでしょう。
ただ今の時刻、10:00チョイ過ぎ。

イイんです。
くどい様ですが、ボ~ズは覚悟、
ゆっくり、のんびり、
釣る努力は惜しみませんが、結果、雰囲気だけでも楽しめれば。

冷たい水に手を入れて、まずは川虫取りです。


季節が早い為でしょうか?
いずれも小さいこと。。。


<段差を乗り越え、川のぼり>

特設釣場と名付けられた気良川のこの辺り、
数十m毎に段差・落ち込みが設けられています。


川の右側、縁にはコンクリの歩道が。
ここで釣って下され的な、人にやさしい釣り場です。

名古屋者の天邪鬼は、
と言いましょうか、人間は考える葦(あし)、
釣りやすい・歩きやすいコンクリ歩道側は釣果が期待薄。

本日、ボ~ズは覚悟の上、
でも、努力だけは惜しみなく、
ここは、あえて、葦?が生い茂る岩場、画面左側を選択です。


段差の手前、落ち込み毎で、手前から奥へ、順繰り竿を出し。
一通り探りを入れ終えたら、また次の段差まで・・・

毎度のことですが、胴長のウエーダーは歩きにくいこと。
特に体を伸縮しての段差のぼり、
一段登るごとに「よいしょ!」の声が漏れます。

いつもの初釣り、
そんな掛け声の中でも、ハタと気づけば寒さを感じるのですが、
今年は全くそれがなく、むしろ、弾む息に額に汗が・・・

それでもOFFシーズンは近所の長距離散歩、
毎週末での「歩き込み」が効いているのか、
足の疲れ・体のダルさは感じられず。


しかし、ほんと~に順調、ピクリ・ハタリのアタリもありません。

しばし川面を凝視するのですが、
川の中、全くにも動く物体・生命反応、その気配は無し・・・


暖かい日々が続きましたが、
郡上もかなりの山奥、
この規模の渓流、
やはり、少し、早過ぎた?かな??


河原に座っての昼食は、
いつものようにコンビニのおにぎりとカップ麺、
それを、すすりながら・・・

もう少しお日様を期待したのですが、空はどんよりと曇ったまま。
気温は開始より上がっているでしょうが、
水温は変わらずの7℃。
もうちょい、上がってほしいなあ。。。


<支流に入ってみたけれど・・・>

赤い橋の手前から、細い支流が流れ込んでいました。


いつぞやの気良川訪問では、
この支流に入ることを止めたのですが、
本日はモノの試しに少しだけ。

狭く頭上を木々に覆われた支流。
6m竿のズームを縮めて、
それでも長過ぎ、手元の節をもう2~3本縮めて。

本筋の気良川より急な段差は岩登り。
落ち込みで竿を伸ばし、気配がなければ竿をたたみ、
移動・伸ばし・たたみ・また移動・・・この繰り返しです。

釣果なく、でも、足慣らし・勘の戻しには丁度良く。
やっぱり、こんなモンかな・・・初日は。



ハスラー号への帰路はその途中、
略儀ではありますが、白山神社に頭(こうべ)を垂れて、
来るシーズン、せめてもの安全祈願を。


まだ本格始動とは行きませんが、
今年もぼちぼち、長い旅が始まります。



<データ>
2月15日 気良川 
エサ    :イクラ、川虫
竿     :6.0m  秀渓 
仕掛    :・針 吉村5号 
       ・錘 2号
                 ・糸 0.3号 4.5mのみ
釣果    :全くのボ~ズ
気温    :7~13℃
天候    :曇り
表層水温  :7℃











2020年2月8日土曜日

スマホ・アプリ Geographica




早いもので、明日から郡上は渓流釣りが解禁です。


でも・・・
今週は中頃から寒い日が続き、外は冷たい風が吹いています。
今しばらく、小生の渓流初釣りはお預けです。


今年もまた車中泊を織り交ぜて、
行きつけの長良川、馬瀬川、庄川へ、
はたまた新規開拓は未開の山中河川に、はせ参じる所存の小生。

釣り道具の準備、仕掛けの作成に抜かりはありませんが、
車中泊の用意として今さらながら、
車載用のスマホ充電器を購入しました。


いつもの週末は朝の散歩の途中、
近所の家電量販店で、お値段は1,500円と少々。


スマホのバッテリーなんですが、いつもは毎日の充電です。
おおむね一日が過ぎると、残量は40~30%。

少々、減りが早い気もしますが、
常時でマナー・モードは着信のお知らせ、
それはブルブルの振動にて。
重たいスマホを揺するには、電気を余計に消費するようです。

それが理由で車中泊の日中はお仕事中、
金曜日はこれまでスマホ電源はOFFでした。
釣行から帰参の土曜日は夕方まで、とてもバッテリーが持たなくて。



釣行でスマホを活用されるご諸兄は、案外多いと思います。
・・・釣ったお魚の記録に。
・・・素敵な山河風景を収めたり。
・・・仲間内での連絡に。

釣ったお魚や渓流風景は防水オリンパスでの撮影。
ミョ~な拘り、そこにスマホは不要なんですが、
(いえ、単に粗忽者は水没させちゃいそうで)
小生の渓流でのスマホの利用・・・

それは、地図なんです。


アプリとして Geographica なるものを使っています。

詳しい使用方法は上記のHPにお任せしますが、
スマホの画面上に国土地理院の等高線入りの地図が表示され、
自分の現在位置が地図上に示されます。

電話回線の電波が届かない場所でも、
事前にWi-Fi環境下で地図をスマホに登録させておけば、
衛星からのGPS信号でその機能は活用できます。

これが重宝する場所は・・・
やっぱり新規開拓は初めてのポイント、
人家の無いような山奥の渓流です。

林道と河川との間の等高線の入り具合で、
容易に河原へ降りられるか?
退渓ポイントはどこが安全最適か?
はたまた、今、自分はどのあたりに居るのか?
とても参考になります。


スマホを所持していなかった数年前、
小生、新規開拓の釣行前にはパソコンで地図を印刷、
リュックに忍ばせて持ち歩いていました。

でも、渓流釣りでの「あるある」は、
「このポイント、全然釣れないな。
 ここは、大きく移動するか・・・」

結果、折角にも用意した「印刷物」の圏外に。

もっとも、アプリでも地図登録範囲をケチれば、
同じような結果となりますが・・・

少なくとも今年からは、
バッテリーの残量を気にしなくても済みそうです。


そうそう、それと、今一つ、
渓流でのスマホの利用で必須は・・・
釣行が終わったら、家内へのカエル・コールです。

週末は放ったらかしでの車中泊釣行。
これを、する・しない、では「ただいま」でのご機嫌が大違い。

え~、何事も円満、お後が宜しいようで。。。




2020年2月1日土曜日

車の買い替え




「そうか、とうとうハスラーも新型が発売されたから、
 この人、早くも車を買い替えたんだ・・・」



いえいえ、決して斯様な景気のいいお話ではなくて。
そもそも、「今度のオレンジの車、定年まで乗ってよね!」は、
購入時の家内からの厳命です。


この春で購入から4年が経過する我がハスラー号ですが、
長距離通勤+渓流釣行ゆえに、すでに90,000kmを超え、
定年までめでたく、
あと6年と勘定すれば、余裕で200,000kmを越えます。

・・・商用トラックならいざ知らず、軽で?ホントかいな??


車を買い替えたのは、近所に住むウチの年老いた母親です。

長らく乗ってきたトヨタのセダンが、この3月で車検切れ。
足を悪くしてから、背の低い乗用車は乗り降りが大変、
それに加えて母親以上に足の悪い父親の通院、
重たい歩行補助カートの乗降が一苦労。

かなり以前から、背の高い最近の軽自動車に変えたいと申していました。


これまで車の購入は、父親が前面に出て仕切ってきましたが、
それは、遠い昔のお話です。
ご本人は既に免許を返納して、今は車には乗せてもらうだけ。

それでなくとも、キャラの濃い偏屈な父親で、
(人のことは言えない小生、なにせ親子!)
最近は耳も遠くなってきて、とても商談ができる状況でもなく、
そのお役目が小生に回ってきた、という次第です。


何のとりえもない息子ですが、久方ぶり、ここは親孝行を。

・背の高い、乗り降りが楽な軽自動車
・後部座席のスライドドアは電動で
・荷室の高さはなるべく低く
・色はパッと明るめで
・そして、ご予算は〇〇〇万円にて

のんびりしていた母親、今の車の車検切れも間近。
そのディーラーからは、熱心・執拗な次なる普通車の購入要請が。

ハイトな軽自動車。
人気のある車種なので、納期もきっとかかるでしょう。
余り残された時間はありません。
松の内明けから早速にも、車屋さん巡りでした。


候補は、
まずは一番売れているホンダのN-BOX。
次いでスズキのスペーシア。
また、両親共々(家内からも)、カタチがカワイイの意見から、
ダイハツのキャンバス・・・

これくらいから探りを入れました。



上の条件で厳しいのが、そこは老夫婦、ご予算でして、
最初は未使用車、いわゆる新古車屋さんへ小生単独で。


R41沿いは小牧南にあるお店、そこは広くて台数が多く、
上記いずれの車種も揃っていました。


まずダイハツのキャンバスなのですが・・・
色は白とグレーのツートン、確かにオシャレ~な感じの車です。
お値段はそこそこ予算内に収まりそう。

しかし、後部荷室の高さがあり、
父親の補助カートの乗せ降ろしが母親には難儀そう。
後部座席も荷室にスペースを譲ると狭くなります。

明るくて雰囲気のある車なんですが、
やはり、体力のある若い女の子、もしくはママさん向けかな?


その横にはN-BOXとスペーシアが。
双方、甲乙を付けがたい仕様・お値段ですが、若干でお高め。

また、如何せん、色はナゼか黒か白ばかり・・・


登録済未使用車、いわゆる、新古車。

お店の方に伺うと、新古車が生じる理由として、
もちろんディーラーでのお客のキャンセルもありますが、
中には売上数(納車数)を稼ぐため(粉飾じゃないの?)、
ムリにディーラーがメーカーへ注文。
結果、売れ残り・・・で。

未確定の買い手に売れることを願って注文するから、
よく出る色の黒・白が多いそうなんです。

何となくですが、世の中・商売の難しさを感じます。


広くて大きな新古車屋さん。
扱っている車種・台数も多いから、お客さんもひっきりなしです。

本日の小生は味見の下調べ。
余りにご担当(副店長さんでした)を拘束してはお気の毒。

後は自分だけで見ますから、と告げて、
ひとしきり見て帰宅しました。


以上の様子をメールで母親に連絡すると、
後日に、やっぱり選択の幅がある、新車が良いとのこと。

色や装備の条件が限定され、他ショップに出向いて、
自分たちで追加のオプション(カーナビ、マット等々)、
それらを選択・購入することが厳しいようです。


翌週は母親と一緒、近所のホンダのディーラーへ。
N-BOXは白色が展示車・試乗車として置いてありました。

まずはなにより、母親の運転で試乗させていただくことに。
少しだけおっかない、親子漫才は小旅行へ。

気丈でシャキっとはしていますが、さすがに初めての車、
ぎこち無さが感じられます・・・

助手席の小生、
「今の車はサイド・ブレーキが足元なんだよ。
 一旦、それを踏み込んで・・・」

「ほんなことしたら、余計にブレーキがかかるに!(名古屋弁)」
と我が母親。

「まあ、エエから、踏んでみてみ~。(名古屋弁)」
と小生。

カクんとブレーキが解除され、母親は納得のご様子です。
・・・いえ、ハスラーで小生も、最初はそうでした。。。


後部座席にホンダの担当さんを乗せお店を出発。

年は取っていますが、キップの良さは相変わらず、
アクセルをグイグイと踏み込みます。

信号が赤で車が停止するとエンジンがストンと停止。
「あれ?エンストかね?」
驚く母親に小生、
「アイドリング・ストップって言う、省エネ運転だわ。
 ブレーキから足をノケると、またエンジンが掛かるに。」

やはり最近の自動車にはウトい母親です。

それでも慣れてきたのか、母親の運転で順調に車は進み、
と言いましょうか、見晴らしもよく、小回りも効き、
至る所にミラーが装備され運転しやすそうなN-BOX。

お店に帰り着き、バックで車庫入れです。
「モニターに後ろの様子が映りますよ。」
とお店の担当さんが。

試乗を終えて担当さんのお話を伺い、納期も一か月程度とのこと。
安全装備も過剰なくらいで、いかにもご年配向きです。
購入されるご本人、母親は気に入った様子。

「ええわ、これ、買いますわ。」
即決です。。。
しかも、ドラレコ、運転席後部も自動スライドのオプションを付けて。

あの~、かなり予算オーバーなんですが。
「それくらい、何とかなるわ。」
我が母親、名古屋弁で、きっぱりと。

・・・最初から実の息子にも「手の内」を明かさないあたり、
偏屈で濃いキャラな父親に長年で寄り添ってきただけあり、
さすがに、身内ながら、老いてもしっかりしています・・・


恐らくですが、母親も車の運転はあと数年ほどでしょう。
これが人生で最後の車の購入。
即決で決まるほど、気に入った・条件のあった車種が見つかり、何よりです。

願わくば・・・事故の無い安全運転で。


<渓流写真は初夏の奥矢作 達原渓谷より>