2022年9月18日日曜日

秋の渓流~馬瀬川上流楢谷釣行

 

「へ~、庄川漁協って、ネットにホームページ(HP)があるんだね。」


・・・今シーズンから渓流釣りを始めた同じ職場のAさん。

雨で中止となった9月一週目の庄川釣行、
その前日の金曜日は、慌ただしい業務の最中、
隣の机のAさんから斯様なお声がけを頂きました。

「ほら、HPには川のライブ映像があるよ。
 あら~、庄川は時間と共に増水しているね~。」

小生もAさんも寄る年波、
ノートPCの小さな画面では文字が見づらくて、
会社支給は大型モニター、それを接続してのお仕事なのです。

大画面にデカデカと映し出されるは、雨で増水中の庄川のライブ映像。

「あれ?釣り人じゃないか?
 こんな金曜日の、しかも雨の中で!」
 
・・・Aさん、マズいっす、流石に業務中は。
ほら、職場の若手、振り向きはしませんが、
きっと、聞き耳を立ててますよ・・・


<庄川の代わりに、馬瀬川上流へ>

残念ながら庄川は9月9日をもってして、
今シーズンの渓流釣りは禁漁期間に入ってしまいました。
それでもまだ、南飛騨は馬瀬川や益田川は9月末日までOKです。

・・・折角にも装備を揃え、今少しは勘を養いたいAさん。
今週末は馬瀬川上流はその最上流、楢谷の奥までご一緒しました。


3回目の渓流釣りです。
初回はここ馬瀬川は今少し下流の川上(かおれ)で。

初めの内は同じ場所で経験を積まれるのが良いのかも?
でも、小生の拙い経験上、
川上のあのポイントは今の季節、お外道様の巣窟なのです。

パスカル清見で落ち合って、
上流に向け車を走らせたのですが、
道中は目ぼしい入渓地点、本日は既に空き無しでした。

Aさん手持ちの6m竿、
頭上が開けて無理なく振れる川幅が得られる、
楢谷の集落はその少し上流で空いているポイントを見つけられました。

・・・数年前に一度だけ、小生もここから入渓しています。


<やっぱりAさん、何か「持って」います>

「この落ち込みで、以前に良いお魚が釣れましたよ。」

・・・出来る?水先案内人、
彼は経験に基づいて、ガイドを務めるのであります。


小生が改善設計?した仕掛け、それを竿先に結わえるAさん。
ブドウ虫も針先に掛けて準備は完了です。

岩と岩壁で若干窮屈なこのポイント、
それでもAさんは「回し振り」で振り込みを、
結果、上手く仕掛けが飛びません。

「ここは”送り込み”が良いですよ。」

Aさんの竿をお借りして、3回ほどこのポイントで振り込みを披露します。

・・・一流の?インストラクター、
彼は惜しげもなく”技”を伝授するのであります。

いえ、本音のところは、このポイントを探ってみたくて。
でも残念、手応えはゼロでした・・・


Aさんに竿をお返しして、小生も少し上流で釣りの準備を始めます。

その直後、下流のAさんから大きな歓声が!

駆け寄るとお取込みの真っ最中、
糸先に掛かるお魚は、ありゃ間違いなくの尺モノ!?
(お魚が見えますよ、写真中段は右側は白波の際に・・・)

しかし残念、
足元まで打ち上げて手にしたたも網、それをお魚の上から被せますが、
元気に飛び跳ね回り、流れへ帰って行くお魚の姿が・・・

一部始終を拝見しているその間、せせらぎが静寂に変わる出来事。
残念な結果はその後は、お互いに、しばしの沈黙・・・


「事故発生」の後は現場検証を行います。
様子からして、糸切れ・バラシです。

小生が改善設計?した仕掛け。

品質管理を目的に行った?事前のFMEA分析??では、
”ハリス止め”と”ハリス”の接合が弱点、と見ていました。

しかし実際は、ハリス止めから下がロスト、ナゼに???
いずれ結論は、尺モノは対応不可、これは分析通りの結果でした。


<でも、8寸まではイケそうです>

お互いに気を取り直して釣行再開です。

Aさんががんばる落込み後の小淵、その上流は瀬で竿を出します。

岩の背後の止水域、
そこに仕掛けを振り込み、徐々に流れの本筋へ。

良いお天気の続いた今週末です、状況は若干の減水。

先週に引き続き「マダラ模様」を夢見て、
少し浅目は緩めの流れを重点的に。

しかし、僅かに確かなアタリはあるものの、不思議と針掛かりは無く。

・・・先ほどの落込みでの出来事、
3回ほど小生が流したのに手応えは無く、その後のAさんの流しで釣果。
水量の少なさも加わり、本日のお魚は渋め・控え目な展開なのやも?


瀬では手応えが無く、上流へのさかのぼりの為、Aさんにところへ。

伺うとAさん、しっかりと一匹、イワナさんをビクに納めていました。
拝見すると8寸くらいの良型です。

「落込みのアワの下から出たよ。」

逃したとは言え先ほどの尺モノ、
それに重錘で流れ下る白泡を攻めるなぞ、
Aさん、ほんとに今日が3回目の渓流釣行??


その後は二人で馬瀬川を遡ります。


<大きなお魚、居るには居るのですが>

せせらぎ街道に掛かる橋を潜って上流へ。
人工護岸の対岸は大きく石河原が開け、とても釣りやすいポイントです。


川の屈曲点にはまず存在する落込みと淵。
先ほどの小淵と違って少し深めなポイント、目印を長めにセットして。

小生はその少し下流は「マダラ模様」への拘り、
護岸脇の岩の浦は、少し浅目・緩めの流れを探ります。


数回の流しの後、えっ!?

川底に見えるはゆっくり泳ぐ黒い影、
どうでしょう、
これも間違いなく尺上かと・・・


久しぶりの孫子の兵法は「迂直の計」です、
一旦、川から離れ広い河原へ。

仕掛けの点検と針を結い直し、
おもむろにお茶を飲み飲み、
懐から一服、火を付けて。

小心者は間を置きたいのに、
ゆっくり吸える心情・忍耐もなく、もう、スパスパ・・・
ほんと、体に悪い事です。


その後に再度でのトライです。
慎重に岩の裏の護岸際、仕掛けを幾度も流すのですが・・・

何なんでしょうね、居るハズなのに?
お魚さん、お腹が空いていないのか?


とっ!
来ました、待望のアタリです!!

でも・・・返す手応えが。

う~ん、やっぱり・・・


<データ>
9月17日 馬瀬川
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :6m 渓秀
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 0.7m 
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 1~B1号
釣果    :小アマゴ    2匹
気温    :18~26℃  
天候    :曇り時々晴れ
表層水温  :18℃
月齢    :20.8