2019年8月11日日曜日

夏アマゴ~木曽 末川・西野川釣行

ご諸兄各位殿


お盆休み前の勤務。
いつもより早めに残業を終えて、
いつものように銭湯で夕食とお風呂を頂きます。

「少し遠いけれど、折角のお休み、久しぶりに木曽にするか・・・」



中津川から先の木曽路、R19は所々で路面が濡れています。
日が暮れてからの夕立。
区間によってはフロントガラスに打ち付ける雨粒も。

福島からR19に別れを告げて、
ハスラーは通る車も少ない夜道のR361を開田高原へ登ります。

深夜の高原、闇夜に浮かぶ池ノ沢のパーキング、
どうにか日付が変わる前に到着です。

では、お休みなさいませ・・・



<初めての末川>

翌朝、木曽 末川は渡合集落の横。


今週も朝の川は霧に包まれています。

GWに訪れた木曽の渓ですが、
あろうことか、二日間かけての釣行は結果、見事なボ~ズでした。

リベンジ、お礼参りを兼ねての再挑戦!
もありますが、
それより季節が変われば釣行も変わる、
その変化が見たくって。

それに、今の時期は標高が高い河川でなければ・・・
小生すでに後期中年者??身が持ちません。


ここ末川は昨年より、何度か様子見は行っているのですが、
実際に竿を出すことは初めてです。


川は南北に流れる西野川から分かれ、東北に向けて流れるのですが、
この辺りは分岐から少しだけ上っただけ。
末川のメジャーなポイントはもっと上流なのでしょう。


拳くらいの大きさから、漬け物に丁度良いサイズの石が転がる河原。
川の中も同じような案配で、正直、歩きにくい・遡行が難儀です。

加えて・・・
もう、イヤになるくらい繰り返される「根掛かり」。


こう、何なんでしょ?
ガン玉が川底の小岩と小岩の間に吸い込まれるのか??

いや、それなら、素直に上流側に仕掛けを引けば外れるハズ。
しかしながら、この近辺の末川はそれがナゼか通用しません。


どんどんと消費される我が仕掛けの在庫・・・

中年にもなると、世の中、イヤなことばかりですが、
張り直した仕掛けの一投目、これが根掛かりでプっつん、
これほど、イヤなこと・ヘコむことは、世の中には無いですね。

でも、ようやく・・・


さあ、本日の渓流釣行、7寸イワナさんのお供が加わりました。
どんどんと、君のお供が増えるとイイんですがね~。


<今日も暑くなりそうです>


釣行のお供はイワナさんが友舟に収まった頃から、
山影を流れる末川にも日が差し込んできました。

お空は雲一つない、目に鮮やかなピ~カン!


地図を確認すると、これより下流は集落もなく、
西野川の合流点まで渓谷が深そうです。
加えて、上流はヤブや大岩が川にせり出して、遡行も難しそう。

一旦、ここは下流へさかくだります。



夏の渓流。
青空が映る水の流れ。
その水に浸かっていれば、しばし、暑さは忘れます。


日が高くなりました。
斯様な絶対的なポイントですが、アタリは遠のき・・・


残念、なかなか7寸イワナさんのお供が増えません。


これ以上に川を下ると渓谷がますます深くなる様子です。

・・・ここまでかな?
さあ、どうしようか?

時刻は10:00、もう一踏ん張り出来そうなお時間。
河岸をかえます。



<さあ、リベンジ 西野川>

車に戻ってポイントを移動。
西野川は柳又の集落まで数分、そこから林道を下ります。

・・・標高の高い開田高原ですが、炎天下の徒歩は暑い暑い。。。



ヤブをかき分け降り立った西野川。

GWの釣行ではこのポイント、
お魚のライズは見られたのですが、手応えは空振りでした。

どこにでもありそうな、落ち込み後の流れ。
この上流の瀬もイイ感じですが、川底の大岩が流れの変化、
イイお味を醸し出しているのでは??


セリ出た木枝に気を配りながら、落ち込みの際に仕掛けは着弾、
目印がゆっくり、流れに乗り移動します。

それが木陰に入った頃、きれいなアタリが。
それに素直にアワせます・・・

が!
直後に木陰・日陰の川底で翻る銀影、
その大きさはまるで10tトラックのバックミラー??

同時に竿から伝わる重い手応え。
間違いなく、こりゃ、オオモノ!

久々です。
落ち着いて、まず竿を立てて。
しばし、お相手は川底の流れに定位。

ピ~ンと張る0.3号糸。
本日は何度も繰り返した根掛かり、その結末はプっつん。

このプっつんの、少し手前は力の加減で竿を制御します。


短くも長い、おチビりしそうな時間。
慎重に慎重に、お相手を川底から浮かせて・・・

お魚の顔が水面から出ました。
ニジマスのような大口、
でも老眼でも解る木曽アマゴのハデな赤い斑点。

ツツツ~と水面を滑らせて、この頃はもう大人しく。
たも網に納め・・・投了です。




7寸のイワナさんが子供に見えてしまう、でっぷり大アマゴ。

折角にもお供が出来たイワナさんですが、
小さな友舟に若干で迷惑そうです。


夏アマゴ(ヤマメ)は一里に一匹。
その後、ここで粘るも・・・


終わってみれば、釣果としては、僅かに数匹。
厳しい夏の木曽の渓でした。




<データ>末川・西野川
8月10日 
エサ    :ブドウ虫
竿      :7m 渓峰尖 
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 0.5m
       少し短めが丁度良く
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 1~1B号
釣果    :アマゴ  33cm 1匹
       イワナ  7寸   1匹
       小アマゴ 3匹
気温    :18~28℃
天候    :朝方少し霧のち晴天
表層水温 :15℃ さすが開田高原