2018年8月13日月曜日

夏の渓流釣り~飛騨川支流 日和田川釣行

ご諸兄各位殿


金曜日は宵の口、鈴蘭峠越えは雨の中でした。
ひめしゃがの湯でお風呂を頂き、小坂川から峠を抜け秋神川まで。

その道中、日もとっぷりと暮れた山道は深~い霧も。

・・・こんな所に、もし、
如何に美人・麗人でも、緊急事態のご様子で無ければ、
ヒッチ・ハイクはご遠慮を願いたい雰囲気です。

その晩は道の駅 たかね工房 で車中泊。



翌朝、日の出に合わせて起きてみると、
昨夜は気が付きませんでしたが、駐車場には数台の車中泊車が。


眠たそうなおじさんとトイレの前で朝のご挨拶をしました。
「おはようございます。」
「・・・あ、おはようです。」

この方、三重ナンバーのワンボックスはホンダ車。
開けたハッチバックから垂らした専用の拡張テント、
車中泊の猛者、その雰囲気が漂います。

・・・奇遇にもこの方とは、お昼過ぎに再会します。


<初めての川 日和田川>

先週の大門川と同じく、ここ日和田川も初めての川。


高根乗鞍湖を過ぎ日和田の集落の手前、R361沿いに川は流れます。

・・・国道から川面まで落差があり、降りられる入渓口を探すのに一苦労。
ようやく、降り口を見つけ川に降り立ちます。

上から見ても解ってはいたのですが、木立に頭上を塞がれた狭い渓谷。


振り回しの良いMP5クルツ・・・ではなく、竿は4.5mを選択です。

朝一番は最初の写真と同じく、降り口は直下の勇壮な滝壺から。


・・・しかしまあ、往々にして、斯様な大場所は空振りが世の常。

開けた頭上を良いことに、短竿のズームを5.3mにのばして、
思いっきり振りかぶるのですが、ウンともスンともアタリが無く。

この滝、人為的な足場のつもりなのか、自然が織りなしもうた結果なのか?
脇に丸太が立て掛けてあります。

ただ、とても小生では登れそうにはありません。
ひょっとして、おサルさん用??

一旦、掟破りですが、下流に歩みを進めて反転、釣り始めます。



昨夜の雨のせいでしょうか、日和川、先週の大門川に続き、
ここも良い釣果です。

小場所とまでは申しませんが、落ち込み、流れの弛み、大岩の前後から、
ほぼほぼアタリが。

一時間ほどで入渓ポイントへ戻り、6寸程度はアマゴさん、イワナさんを都合3匹。
(バラシが3匹・・・)

さあ、先の大滝が目の前で通せんぼ。
如何したものか・・・
入渓した急な傾斜をビクを片手に登ること、難しく。



「て~い、いずれ手の平サイズ以下、めんどくせ~、リリースじゃ!」

・・・本日、小生的には極めて良い釣果。
これが為なのか気が大きくなっています。

きれいさっぱり、お三方に川へお帰りの後は、
傾斜を登って再び国道、そして道を徒歩で上流へ。

国道から川を覗き込むと、滝上は白い岩盤川底が続きます。
一旦の退渓、正解でした。


<再びの入渓>

そこから数百m、国道のコンクリ護岸が終わりを告げます。

蛇の道は蛇・・・匂います。
必ず、どこかに、この近辺、降り口が。

ありました!
どなたかの心優しいお志、木に結わえた虎柄のロープが。
それを使ってソロリ、ソロリの降下はレスキュー隊。

でも、これ、登れるかな?オレっち・・・
降りてしまってからの後悔です。


まあ、イケるところまでイッテみましょう。

狭い渓谷の日和田川、それでも場所によっては陽が差し込んできました。
大滝より下流はアタリが豊富でしたが、ここ上流は少々で渋めです。
ナゼに・・・??


退渓口を気にしながら上流に向け、歩み続けて、釣り続けて。


標高の高い日和田川ですが、流石にこの時期、直射日光の下は暑いです。
くらべて、日影の心地良いこと・・・
その日影がメインの日和田川、今の時期の川かも知れませんね。

そんな心地良い日影のポイントから。


20cmを少し越えるイワナさんがお出まし。


もう暫く歩みを進めると・・・


な~るほど!
先ほどからの渋めのアタリ加減が納得です。
願っても無い退渓口(=入渓口)が。

・・・となると、今少し強気になって、前進しますか。
その行き着いた先には。


本日、2つめの大滝です。

水位観測所近くの大滝は大場所。
こんなポイント、絶対に、ぜっ~たいに、釣れないって・・・

・・・って、来たよ、アタリが!?


これが結構なサイズで肥えたアマゴさん、良い引き加減でした。
・・・背掛かりでしたが。

この時点で11:00少し前。
小生的には良いサイズが2本、今日はここまでとしましょう。


先ほどの観測所から安全に退渓して。


<釣りの後は温泉でしょ!>


R361沿いは日帰り温泉の看板が。
急ぐ出もない、のんびり気ままな、我が釣行・・・立ち寄りますか。


そこで出会ったのが今朝、道の駅でご挨拶の「車中泊の猛者」でした。
ひとっ風呂頂いた後は脱衣所で、汗が引くのを待つ間の会話。

おじさんはお二人での釣行、毎度、長期のお休みでは揃っての渓流釣り。
昨日は一泊目、今日明日と都合3泊を たかね工房 でのご予定とか。



どうも、本日は小生の最初の一番目の大滝、
そこが退渓場所だったご様子です。

・・・おじさん達もあの大滝ではアタリが無かったそうで、
滝脇の丸太を登ろうか、小生のように迷われたのですが、
結局、無理・危険と感じて辞められたそうな。

趣味もお歳も似たもの同士・・・
お話を聞いていると、我がことのよう、心が馴染みますね。

残りのお休みは心ゆくまでお楽しみを、
そして、お気をつけくだされ・・・



<データ>
8月11日 
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
竿     :竿 5.3m (4.5m) 天平 
仕掛    : 針 吉村7号 
       錘 2~1号
       水中糸 0.3号 3.5m
       大変良く掛けました・・・木の枝に
釣果    :イワナ 7寸 1匹 
       アマゴ 8寸 1匹
       以上はお持ち帰り
       小イワナ、小アマゴ 数匹
       以上はリリース 
気温    :20~28℃
天候    :晴時々曇り
表層水温 :不明 温めな感じ 16℃?
      水温計を買わなきゃ・・・