2016年10月13日木曜日

秋の海~三河湾 幡豆

ご諸兄各位殿


つい先日、所用があって家内と海沿いの町に行きました。


午後もかなり経過してからの到着、既に秋の陽は大きく傾き始めて。

「そういえば、ここ最近、海には来ていないね。」と家内。

思い返してみると、港を除く自然の海岸には昨夏の北海道以来かな?
そこは家内も同じ、久しぶりの潮風、磯の香りです。


岩場に沿うコンクリートの遊歩道を二人で歩き。
今日の三河湾は波が静か、海鳥がたくさん舞っています。


・・・渓流では糸を垂れる小生ですが、海に至っては余りその気になれず。
こう~、何と申しましょうか、ポイントが絞り切れないような・・・広すぎて。

その器の大きさに、ただただ感服してしまう・・・そんな感じです。


子供の頃はそんなことも無く、4.5mのヘラ竿で意気揚々と挑んだのですがね。
ゴカイをエサに釣れるお魚は小ハゼに小ヒラメばかり・・・怖い物知らずでした。

その少年も既に齢51歳。
人並みに、酸いも辛いも知り過ぎて・・・


夏の時期、たくさんの海水浴客で賑わったであろう、白い砂浜。
季節は移り変わり、今はただ、静かに小波が寄せて返すばかり。


お空には秋の白いちぎれ雲、これもまた静かに洋上を流れていきます。

・・・どこへ行くのか、急ぐものでもなく、なるがままに風に任せ。
それは、なんとなく、オレッちの人生、はたまた、渓流釣行のような。


並んで歩く家内と小生の影、海辺の歩道の上で夕陽に伸ばされます。

渓流釣りのシーズン中、呆れるほどほったらかし状態の我が家内。
・・・友人達からは「仮面夫婦」と揶揄されて。
秋は「償いの時」でもあります。

こうしてみると仲が良いような・・・いや、ほんと、ウチは仲が良いんですよ!