2016年6月29日水曜日

日本手ぬぐい

ご諸兄各位殿


今宵も雨が降っています。
季節は梅雨。
小生、まま思うのですが、雨が降るときにはきちんと降り、
暑い盛りには暑くなり、また、寒い時期には寒くなる。
四季折々、季節の移り変わり。
大切なのは、過ぎたるは及ばざるがごとし、何事もほどほどに・・・



雨が上がると蒸し暑い今日この頃。
小生、職場の工場でいつもポケットに携帯しているのは日本手ぬぐい。
とても重宝しています。


以前は小さ目のハンド・タオルを常用していました。
でもこれ、折りたたむと意外に膨らみ、仕舞うと作業ズボンの後ろがポコン。
結果、お尻を設備・工具に引っかけたりで始末に悪く・・・

とある夏の晩、家内と郡上踊りに出かけ、そこで仕入れた日本手ぬぐい。
折りたたんでもかさばらず、吸水性がとても良く、また乾きも早く。
郡上八幡へ出かけるたびに、一本また一本と増え、今では数本。
最近はこれオンリーです。

釣行の際にも釣りチョッキのポケットに忍ばせたり、釣りベルトに掛けたり・・・
薄くて長い布きれ、汗拭きはもちろんですが、アイデア一つで使い道いろいろ。

昨夏の付知川では虻の大群に遭遇、その折はこれを襟巻きとして難を避け。
炎天下の河原では、麦わら帽子と頭髪の間に挟み、目への汗落ち防止に。

タオル地と違い突起の無い表面、よって、摩擦が少なく、縛る・解くが容易から、
ケガの時での応急用にも・・・
まだ幸い、左様な用途で使ったことは無く。


♫~下駄を鳴らしてヤツが来る、 腰に手ぬぐいぶら下げて・・・

歌の文句じゃないけれど、
今週末も手ぬぐい片手に夏の川、行ってきます!







2016年6月26日日曜日

梅雨の合間の奥矢作 段戸川渓流釣行

ご諸兄各位殿




ゆっくりめの土曜日の朝。
昨日から今朝にかけ、雨がほんとに良く降りました。
「必殺勤め人」の小生、昨日の夕方はまたまたの残業・・・
とぼとぼと雨の中、カエルさんに気遣いながらのご帰宅でした。

さて、良く降った雨、「行きつけ」近辺の累積降雨量は、
・馬瀬川上流 川上   90mm
・吉田川上流 二間手 68mm
・飛騨小坂      43mm
・板取        46mm
雨量データが全てでは無いのですが、とても参考になります。

今週末も馬瀬川上流を考えていましたが、さすがにこの雨量の直後では・・・
おまけに、予報では今日も午後はまだ若干の雨が降る可能性が。
もう一つおまけが、月曜日は早朝からの早出出勤・・・

結果、出撃は明日日曜日の午前中のみと心に決めて、
雨量データとにらめっこ。
さあ、どこか近場で・・・こんなとき、新規開拓精神も疼きます。

降った降ったと思ったのですが、意外にもここ尾張北部は20~30mm程度。
愛知県の雨量はさほどでも無かった様子です。
矢作ダムが30mm、稲武が27mm・・・

「よし、行き先は奥三河。初めての段戸川に行ってみるか・・・」

愛知県内有数の渓相とのことで、以前から気になっていました。
いつもの奥矢作は上村川 達原渓谷は矢作ダムを北方へ岐阜・長野県境へ。
この段戸川は、その矢作ダムへ南方から注ぎ込んでいます。

・・・名古屋のご諸兄はご存知でしょうが、心霊スポットの「伊勢神トンネル」。
その出口でR153を横切るように流れるのが段戸川です。
小生も若い頃は「肝試し」と称して、夏の夜中にその山中へ行ったことが。
・・・でも、野郎ばかりで、残念!

さあ、準備は万端、気分は遠足前の小学生!
今宵は早めに寝るとしますか・・・

************************************************************

翌朝の5:00。
伊勢神トンネルを抜けてR153が段戸川に掛かる郡界橋。
その橋の袂に小さな釣具屋さん、日釣券を購入します。
初めての川、まずは情報収集・・・

小生 「おはようございます、名倉の雑魚券をお願いします。」
お店のおじいさん、丸いプラパックを用意中、恐らくミミズのパッキング?
小生 「段戸川なんですが、初めてで・・・良いポイントはどこでしょう?」
おじいさん 「そうよの~、今日は水が太いから上へ行った方が良いで。」
小生 「大多賀の方ですか?」
おじいさん 「そうそう。今の時期、あんまり混まんで、丁度ええに。」

”え?そうなんだ。梅雨時の最盛期と思ってたんだけれど・・・”

釣具屋さんのアドバイスとおり、大多賀方面に舵を取り、
漁協の看板がある入渓ポイントから川に降り立ちます。
段戸川、その第一印象は・・・



もちろんこのブログ、前振りはともかくも、本文は釣行に行ってからの作成。
結果からして正直、本日はボ~ズでは無いにせよ、内容はペケでした。

となると、ここで書くこと全てがペケの言い訳になってしまい、いささか心苦しい限り。


自分のヘボな技量を棚に上げ、釣れなかった理由を川のせいにするようで・・・
このブログ、あくまでもダメな初級者の戯言として読んで頂けると幸いです。。。

段戸川、その第一印象は・・・落差があり急峻で流れが速い!

でも、川幅が狭く、流れも浅く・・・
これで広くて深ければウハウハなんでしょうが。。。
増水しているハズの今日、それども随所で渡河が可能。


で、増水しているためなのか、「お店」を開くことが叶わず。。。

「お店を開くって、あんた、トラさんみたいにバナナのたたき売りでもするの?」

・・・いえいえ、ここでの「お店を開く」は、デイ・パックや友舟を河原に置いて、
身軽になって釣りに専念する、これが出来ないんです。
だって・・・河原が無いんです、ここ。
水際からは直ぐに斜面で樹木がせり出し、もしくは芦が生い茂り・・・
小生所有の最短6m竿、そのズームを縮めても「樹木釣り」に「芦釣り」です。

デイ・パックを背負いながら、何度も何度も、暗い樹木下で針仕事・・・
”こりゃ、オレッちの装備がこの川に合っていないんだな・・・” 
・・・これが本日、ここまでの結論!


じゃあ、ど~するのか??
撤退も一つの選択肢ですが、往生際の悪い小生、無い知恵をひねり出し・・・
”釣具屋のおじいさんのアドバイスに反するけれど、川も下れば広くなるんじゃ?”
軽巡洋艦に帰還して、今度はその舵を段戸川と小田木川の合流点へ向けます。

案の定、出合から下流は川幅が広くなり、芦に囲まれながらも河原が存在。
それに、小さいですがお好みの淵も。
「釜が淵」の看板、その脇から川に降りて。



「釜が淵」の直ぐそこの下流、少々大きめな落ち込みがある様子。
木陰下から水の流れ落ちる激しい音が、狭い谷間にこだまします。


落ち込みの上から竿を出し、白波向こう側の緩めの流れ、そこにオモリ1号で投下。
エサはミミズさん。
沈みきった頃合いから本筋白波に目印を浮かせ。
白波が途切れた辺りで・・・





で、ようやく来ました!
本日初のそこそこサイズのアマゴさん、目測18cmくらい?


改めて感じた今日の反省点・・・小生、狭い場所は不得意!
(得意な御仁なんて、居るのかね?)
市街戦はサブマシンガンに限ります。
小継ぎの短竿、買っちゃおうかな??・・・直ぐにモノに頼る小生の悪いクセ!

時刻は12:00。
今日は少し早いですが、明日のことを考えて、これにておさらば。
釣果はともあれ、雨の後でもムッと来ない爽やかな一日。
今週末もマイナス・イオンをいっぱい深呼吸しました。

<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
釣果    :小アマゴ  多数、 アブラハヤ 多数
        お持ち帰りはナシ
気温    :13℃~23℃
        雨後の気持ちよさ! 
天候    :晴れ まま曇   
表層水温 :16℃
        水温が上がってきました。 









2016年6月22日水曜日

半ひねりぶしょう付け

ご諸兄各位殿


今、愛知県は尾張北部は雨が本降りです。
昼間は曇ったり晴れたりでとても暑かったのですが、夕方から降り出し。

会社からの帰り道は田んぼの中の一本道。
雨につられて道の真ん中、たくさんのカエルがピョンピョン。
ライトに映し出される路上、その中には結構な大きさの輩も。

後続の車には迷惑なお話ですが、Mな小生、轢いてしまうことが忍びなく、
減速ブレーキの連続・・・
毎年、この時期での日暮れ過ぎの運転は気が重いです。



夕食後は今週末の釣りの準備、仕掛けを作ります。

このところ大活躍のシマノSGロングの穂先は回転トップ。
これまでの渓峰本流は「まわりリリアン」で、簡単なチワワ結びで大丈夫でしたが、
SGの取説では「なげなわ結び」を推奨しています。

この結び方、釣り後の糸の解きが悪く、いつもカッターナイフを持ち出す始末。
余り穂先には良くありません。

もっとも、小生の「なげなわ結び」のやり方が、ミョ~なのかもしれませんが・・・

同じく取説では、もう一つの方法として「半ひねりぶしょう付け」
なる方法が描かれています。

・・・仕事柄、図形の理解には自信があったのですが、この取説の図解、
何度見ても理解が出来ず。
・・・先の「なげなわ結び」も同様です。

しかし、何度か挑戦・練習しているうちに、
”指をここに持ってきて、ここに糸を通して、2回ひねって・・・ははは~ん”
絵を頭で理解するのではなく、体で覚える実践あるのみ・・・飲み込めました。

それに「なげなわ」より「半ひねり」の方が、ハサミで付け根を切ってやれば、
存外にも簡単に糸が回転トップから外せます。

「ぶしょう付け」・・・ほんと、名前からして、小生向き!


一時期での大降りは困りものですが、今少し雨が欲しい昨今。
さあ、今週末はいずこへ・・・








2016年6月18日土曜日

夏至も近づく 馬瀬川渓流釣行

ご諸兄各位殿


今週末も東海北陸道は瓢ヶ岳PAは掘っ建て小屋の喫煙所。
時刻は朝4:30、東の空がうっすらと明るくなってきています。
苦い缶コーヒーを飲みながら、ゆるりとタバコに火を付けます。


ままここ、小生には「今日はどこの川にしようか?」の「迷える」喫煙所ですが、
今朝ばかりは目的地は明快!
お気に入りの一つ、馬瀬川上流は人里離れた川上地区。

雨量データでは木曜日に20mm程の降雨。
渇水を挽回するような雨量では無いですが、少しは改善されたのでは?

それに馬瀬上流はまだアユ釣り解禁前!
先週の長良川のような「多勢に無勢」は少なくとの無いハズ!

お魚との駆け引き、オオモノの釣果、週末の小さな冒険など、
小生が渓流釣りに期待する「お楽しみ」はいろいろありますが、
その中の重要な一つが「癒やし」なのです。

・・・浮き世のしがらみに絡まれた毎日、ホント、疲れます。。。
おじさんには大自然の中、一人、ポ~と出来る時間が最高の「癒やし」なのです。


しかし、今朝は少し冷えます。
出発時、自宅の気温が20℃  と心地よかったのですが、郡上では15℃。
せせらぎ街道をひた走り、ヘアピンをよじ登って坂本のトンネルを越えると、
そこは天空の領域。
道の駅「パスカル清見」での外気温は、何と10℃!

天気予報では今日は日中暑くなると聞き及び、服装他の装備はいつも通り。
上は長袖のカッターシャツに釣りチョッキ、下はウエットパンツです・・・寒い!
・・・とりあえず、防寒としてデイ・バックを背負いながら釣り開始です。


お気に入りの馬瀬上流には、ここ以外のも何カ所か行きつけポイントがあります。

最上流部は楢谷は赤谷の出合・・・一昨年の豪雨で渓相がガラりと変わり。
初級者の小生でも良型がポンポン釣れる良いポイントだったのですが・・・
残念です。

次が川上トンネルの西側、老谷橋近辺。
ここも渓相が変わってしまい、お気に入りの大淵が消滅。。。
今はもう少し上流の隧道近辺で・・・4月の下旬はイワナさん天国でした。

その次がここ、記念橋から上流へ向け、河原・旧道を使いながらさかのぼり。
昨年の晩夏に師匠 ノンタンさんと。

そして最後は名丸近辺。
人家が近く深山幽谷とは行きませんが、ここは河原の広いポイント。
気兼ねなく、長竿が思いっきり振れます!

・・・長い長い馬瀬川上流、知っているのはまだまだこの程度。
開拓の余地あり、ですね。



今日の馬瀬川、
やっぱり渇水気味。

釣り初めて暫くすると日が差し込んできました。
碧い水の流れと緑の木々、
青い空をバックに眩しいです!
・・・でも、釣果はサッパリ。

水が少ないので遡行が楽です。
でも、徐々に暑くなり・・・



昨夏は旧道を迂回してさかのぼった早瀬、今日は浅くて押しも緩く、難なく渡れます。











その昨夏、この淵で粘りました。


確かあの時は、この淵への落ち込みでそこそこサイズのアマゴさんを。
渇水の本日、今回も粘ります、細糸0.3号、オモリは3号で。
落ち込みの際を投下点に、一回、二回・・・何度も同じスジを暫く流します。
目印を調整しながら・・・


で、来ました!
と言うより、正直、流し終えて揚げようとした仕掛けに掛かっています。
目印下が長すぎたかな??
お粗末!








でも、結構な引き具合!
揚げてみると・・・26cmのイワナさんでした。しっかりと、針を飲まれ。。。
今日もイワナ天国??

少しスジをズラして流心際へ。
で、今度は明確なアタリが!


体高のある重くて結構なアマゴさん、25cm!
抜いたつもりが・・・たも網キャッチをハズして河原に着地。
・・・ホント、初級者な小生。
アマゴさん、くわえタバコならぬ、くわえ針&ミミズの状態!
ごめんなさい。

・・・どうも居る所には居るんですね、お魚さん。



昨夏はこの淵までで、これ以上は遡行が不可でしたが、今日は行けそうです。



他所様のコテージ?
その脇の河原を通り抜け。

今日はどんどん、
さかのぼります。

行けるところまで行っちゃえ!







こんな緩めの流れ、普段は小アマゴさんしかイメージ出来ませんが・・・


不思議と今日は居るんですね、そこそこサイズさんが。
逆に今日は小アマゴさんとはお目もじが叶わず。

















もちろん、緩めの流れとくれば、とぼけた風貌のこのお方も・・・


早朝の開始直後はサッパリだった今日の釣り。

しかし、暑くなり始めたと調子を合わせて釣果は上向きに。
気が付けば、友舟の中で、そこそこのアマゴさん、イワナさんが踊っています。
そして、気が付けば・・・今週末も日焼けしました。

ゆるり、ゆるりと川が、時間が静かに流れていく。
やっぱり、馬瀬川上流です!


<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
釣果    :イワナ 2匹、 アマゴ  5匹、 ウグイ 3匹
        お持ち帰りはイワナ、アマゴ 計4匹
気温    :10℃~30℃
        メチャクチャな朝昼の気温差! 
天候    :晴れ   
表層水温 :12℃ 









2016年6月11日土曜日

長良川&吉田川釣行 今週末も厳し~い

ご諸兄各位殿


先週末の高原川&双六川一泊釣行は、渇水で思うような釣果が出ず。
この雨の少ない、川のお水が少ない状況は、何も奥飛騨ばかりでは無く、
ニュースを見ると関東地方も大変なご様子。
晴れの多かった5月と、今年は雪が少なかったことも一因のようです。
そしてここ、長良川水系も・・・


今週末はサツキマス釣りはその第三弾として、長良川へ行ってきました。


日頃は小生、シマノTV「いつでも釣り気分!」でサツキマス釣りをお勉強。
学校での勉強は予習・復習なんて、さらさら気の無かった小生ですが、
この手のことになると熱が入ります。
もっともビデオを何度も食い入るほど見ても、それだけでサツキさんが釣れるほど、
世の中は甘きゃ~ないのですが。。。

細山長司さんが高速道路下で釣っているポイント。
あれって名津佐の近辺じゃあないの?・・・で、ガンバって朝5:30に到着です。

でもほんとバカだね~、オレッち。
そんなポイント、土日は激混みのガチガチに決まっているじゃないですか。
案の定、既に先着さんが何名も・・・残念でした。

仕切り直して、先々週、本流アマゴが揚がった赤池近辺へ。
車でお支度をしていると、僅か50mほど下流にご同輩の車が。
おいおい、そりゃないよ・・・と思っていたら、30m上流にも他様の車が。

”何じゃこりゃ?よ~し、「仁義なき戦い」か!おもしれえ、この喧嘩、買った!”

・・・と、柄にも無いことを呟いていたら、対岸にもお二方ほど。
どうも先々週と様子が違います。
ご同輩各位はアユ師のご様子・・・な~る、郡上もアユ釣りが解禁なんですね。



この時期は例年、山奥の支流で過ごす小生。
長良川本流のこの辺りが、これほどにも混み合うとは知りませんでした。



















小生、アユ釣りは未経験ですが、基本、川に立ち入って釣るお作法のようで。
多勢に無勢、おまけにこのお作法の前ではサツキさん、アマゴさんは雲隠れ。
それでも2時間ほど粘りましたが、ウグイさんすら揚がらず・・・
本日の長良川でのサツキネライは諦め、捲土重来です。


河岸を変え、向かった先は小生行きつけ、吉田川の明宝は高橋近辺。
いつもはこの時期、ここでアマゴさんを追っています。
でも今年はサツキマス釣りを長良川で隔週にてトライ。
また、高原川や馬瀬川上流、奥矢作と「浮気」も多く、結果、3月以来の訪問。
・・・確か、あのときはボ~ズ。

今日の吉田川は・・・今までに無く、お水が無い・・・こんなの初めて。
二間手の堰堤下流ですが、吉田川を歩いて渡れそう。。。厳しい戦になりそうです。


まずは木陰にたたずむ淵から着手。いつもより浅い今日の淵。


お天気は晴れたり曇ったり・・・その晴れ間がまたピ~カン。
加えて、流れ込むお水の量も少なめで音も静か・・・慎重に、慎重に。


ブドウ虫に掛かるのは、
とぼけた顔したウグイさん。

双六川のウグイさんは早熟、
情熱の赤に染まっていましたが、
ここ吉田川のウグイさんは
未だにオボこい感じです。







エサをミミズに替えてみると、
同じスジから小アマゴさんが。

川に立ち込み、
淵の奥を流してみると・・・
20cm弱のアマゴさんも。

加えて数cmの極小アマゴさん。
今年にお生まれ??






水の流れは弱々しいですが、さすがは吉田川も上流!
長良川本流に無い透明感があります。


この後、高橋に場を代えて。


この淵もいつもの半分
くらいの大きさ。

何度流してもピクリとも
無く。









高橋の上から吉田川を眺めると、やっぱり渇水は明らか。
それでも釣り人はがんばられます・・・


橋の上でカメラ片手にたたずんでいると、
「釣れましたか?」アユ師さんらしきお方がお声がけを。
小生  「20cm弱ですがアマゴを。」
アユ師 「あ~、エサ釣りですか。」

聞けば本日は小生と似たような境遇を・・・
長良川が満員で吉田川に逃げ込んだは良いけれど、釣果はサッパリとのこと。

アユ釣りにもアマゴ釣りにも、もう一雨、いや、三雨くらい欲しい昨今です。



<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
釣果    :アマゴ  5匹、ウグイ 3匹
        お持ち帰りはなし
気温    :17℃~28℃ 
天候    :曇一時晴れ   
表層水温 :15℃ 





2016年6月10日金曜日

あじさいの花

ご諸兄各位殿


今年もまた、アジサイの花が咲きました。
3年前の初夏、渓流釣りを始める少し前に、近所のホームセンターで、
鉢植えであったこのアジサイを買いました。


邪心混じり・おねだり目的で家内にお花をプレゼントすることはあっても、
小生自身が何の気も無くお花を買うなんて、まず滅多に無いこと。
当時、よほどに綺麗だったのでしょう。

そのときは小鉢の中に大輪の青い花が一輪だけ。
このまま鉢に入れたままでは、花が終われば枯れてしまうのでは?
よし!一か八か、いっそ箱庭の片隅に植えてしまえ・・・

花なんて育てたことは小学校でアサガオかヒマワリくらい。
ましてやアジサイなんて・・・

その年の晩秋に葉が全て落ちてしまい、こりゃダメだったか、と思っていたら、
数年に一度、箱庭のお手入れをお願いする庭師さんが、
「アジサイは冬になると葉が落ちるんだよ。」


あれから3年、今年は4度目の初夏。
今では大輪の花をいくつも付ける、チョットした「庭の木」になりました。
横で毎日のように洗濯物を干す家内も、心が和むと大喜びです。


青い花がいくつも咲き乱れる箱庭のアジサイ。
ただ、小生の渓流釣りに限っては、「大輪」とは行きそうにありません。


団地の周囲はまだまだ自然が残る、尾張北部の丘陵地帯。

日が暮れると遠くからカエルの大合唱。
近所の大山川上流ではホタルが乱舞。
季節は初夏。

さあ、明朝も日の出前から修行の旅路、冒険の彼方へ。







2016年6月8日水曜日

渇水の高原川釣行~二日目は双六川へ

ご諸兄各位殿


土曜日は夕方まで高原川で釣行、結果は尺イワナさん一匹のみ。
その日の夜は奥飛騨温泉郷、栃尾温泉の民宿でのんびりと一泊。
宿に着いてから即、温泉へ。
夕食を食べてから2回目、でもって、朝4:00起きの出撃前に3回目・・・
もう、この時とばかりに温泉三昧!



そんな民宿の掛け流し温泉に浸かりながら今日の反省を・・・
ヤマメさんと違いエサへの食らいつきが遅かったイワナさん。
いわゆる、食べることが遅い。

・・・そんなイワナさんにミョ~に親近感を覚える小生。
何を隠そう、かくいう小生もご飯をゆっくりと食べる・味わう「長メシ」のタイプ。
ついでに言ってしまうと、長メシに長風呂の長トイレ、おまけに長セッ・・・
まあ、これくらいに。
人生のイベントをナガナガと楽しむネチネチな性格と。
加えてイワナさんの容姿も。
流線型のヤマメさん、アマゴさんと違いズングリ・ムックリ、憎めない風貌。
いずれ、イワナさんが他人様とは思えません・・・


そんな次の日曜日の朝は双六川へ。
昨夜は少しだけ雨が降った様子で、路面はしっとりと水に濡れ。

高原川本流にしようか?双六川にしようか?迷いに迷い双六川に。
渇水とは言え、表銀座の高原川は恐らくご同輩でいっぱい。
実は昨夕、双六川の様子も伺ったのですが、こちらも同じように渇水気味。
でも、支流の小気味よさ、木々に覆われ何となくですが、まだ釣れそうな雰囲気が。
朝5:30に到着です。


双六川と言っても、高原川出合の双六口を少しだけ登った辺り。
この双六川、上流に行くと渓相が険しいようで、看板には釣り人への注意喚起が。
・・・冒険心をくすぐられますが、それはいずれまた。


河原でゆるりとタバコを所望、朝の渓流の雰囲気を楽しみながら。
で、おもむろに仕掛けをセッティング。
今日のセレクトは昨日と違い本流竿は8.5m、これが丁度良い川幅の双六川。
水中糸も0.3号、針も吉村を使用、ターゲットは20cm台のヤマメさんです。

と、突然に背後から・・・「釣れますか?」とお声がけが。
高原川漁協さんは朝が早く、巡回さんです。
日券の半券をちぎられた後、こちらからお尋ねを。

小生    「今日は高原川と双六川、どちらが良いでしょうかね?」
巡回さん  「高原は渇水だから、まだこちらの方が良いんじゃないかね。」
地元のプロのお墨付き、今日は双六川で本決まりです!


それに渇水の良いところ、昨年は躊躇した渡河ポイントが難なく渡れそう。
よっしゃ!双六川、その大場所は淵巡りの旅、いざ、始まり始まり!


川のお水が少ないと、お魚さんはいつも以上に警戒心が高くなります。
長竿を活かして川から離れた地点から、まず手前側、下流側から攻略。

今日もまた、淵の真ん中、流れの納まったポイントでアタリです。
またもや今回も自分の化身、イワナさんかも知れませんが、
もしヤマメさんの場合だと、針を飲まれ手返しが悪くなり厄介。
まずは早アワセ・・・
で、揚がってきたのは・・・情熱の赤に染まったウグイさん。


今の時期、ウグイさんは恋の季節、婚姻色に染まっています。
・・・人生の黄昏色に染まりつつある、この、釣りおじさんを尻目に。。。

”まあ~頼むに、このまっ赤!見とるこっちが恥ずかしゅうなるわ!”
と思いつつ、たも網を川面に浸して優しくリリース・・・あばヨ~!


流れが静かな浅瀬を渡り、次なる淵へ。
ここは落ち込みの直下、流れの速い流芯から・・・20cm強のヤマメさんです。

エサはミミズ。
ブドウ虫も食いますが、どちらかというと今日はミミズ日和の様子です。


こんな調子で淵から淵へ旅ガラス。

ヤマメさんが都合4匹、そしてナゼか、
一匹だけ朱点の混じるアマゴさんが。

いずれも20cm前後。
友舟が賑やかになります。

でもやっぱり渇水の双六川。
慎重に駒を進めますが、
昨夏のようには行きません。
一つの淵で揚がるのは、
せいぜい1~2匹。

昨日同様、渋めです。



朝方は曇空でしたが、お昼が近づくにつれ晴れ間が広がり。
川の水は冷たいですが、岩からの照り返しが強烈、とても暑くなってきました・・・
用意したポカリ900mlがほとんど底を着きます。


いつものように、釣りに没頭すると時が過ぎるのが早く感じられ。
時刻は11:30、残念ながら、そろそろお開きの時間です。
明日はまた朝早くからお仕事、ここから軽巡での帰路4時間を見越して。


帰り道は大坂峠を越えて飛騨国府を経由。
途中、遙か眼下に高原川、双六川が。
絶景、良い眺めです。

・・・この夏、もう一回くらい来たいな。


<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
釣果    :ヤマメ 4匹、アマゴ  1匹、ウグイ 1匹
        お持ち帰りはヤマメ、アマゴを各1匹
気温    :19℃~26℃ 
天候    :夜の内に小雨、日中は曇のち晴れ   
表層水温 :12℃