2016年4月27日水曜日

アメリカ・ザリガニ

ご諸兄各位殿


昔の名古屋テレビ、今のメ~テレ。
その場所の北隣に下茶屋公園という、木々に覆われた公園があります。
名古屋の中区、都心にしてはめずらしい、緑豊かな公園です。

その公園の森の中に、通称「ひょうたん池」という池があります。
この近所で育った小生、小学生の頃にはここへザリガニ釣りに出かけました。

実はこの公園、隣の学区。
小学校には、他の学区へは親御さんと一緒でなければ行っては行けない、
というミョ~な規則がありました。
昼間から悪ガキのザリガニ釣りに付き合うほど、うちの親はご奇特でもなく・・・
いや、親なんか居ると、かえってやりたいことも出来ませぬ!
そんな決まりはクソ食らえ、のカキクケコ!

ってことで、近所の同級生、サイカンくんとケイちゃんの3人で良く行きました。
野球が好きで運動神経の良かったサイカンくん。
知性派で勉強の出来たケイちゃん。
目立った特技はないけれど、理科と図工が好きだった小生。
・・・もう、映画「スタンド・バイ・ミー」の世界です。

新緑眩しい5月、GW(ゴールデン・ウイーク)のころから釣れ出すザリガニ。
「釣り」といっても、割り箸にタコ糸を結わえ、チクワやスルメで釣る作法。
朝はまだ寒い5月の初旬。
釣り始めてから直ぐに、サイカンくんが「オレ、ウ○チがしたい・・・」とポロリ。

当時、この公園にはトイレがなく、さあ困った・・・
と、言ってる先にズボンを下ろし事を始めるサイカンくん。
本人も、また小生も、ちり紙など持ち合わせるオシャれな小学生の訳もなく。
が、そこはしっかり者のケイちゃん、彼が持っていました。

池の畔で朝の冷気の中、湯気を立てるサイカンくんの出来たてう○ち。
「う○ちって、水に浮かぶんかな?」
和式トイレ全盛のあの時代、小生の素朴な疑問が口から出て。

すると、サイカンくん、割り箸でナニを突き刺し、お池の中へ放り投げ。
・・・ぷかぷかと、浮かび漂い流れていくサイカンくんのう○ち。

何だかとてもおかしくって、ただただ笑うだけの小生とサイカンくん。
「サイカン、お腹は大丈夫かよ?」はケイちゃん。

浮かび漂うそれに石をぶつけだし・・・しぶきの跳ね返りにまた大笑い。
ようやく、それにも飽きるとザリガニ釣りの再開です。


高校を卒業して近所の魚卸問屋に就職したサイカンくん。
進学校から関西の大学に進んだケイちゃん。
名古屋の学校を出て地元の製造業に就職した小生。

・・・その後、お二人との連絡は無くなりました。

今でも当時の小学校、中学校の仲間達と年に一回ですが忘年会を。
その昨年の忘年会、そこでケイちゃんが亡くなったことを聞かされました。
齢50年、人生のまだまだ途中、早過ぎます。

・・・お正月休みは初詣かねがね、柄にもなく、いろいろと考えちゃいました。
例えその時がいつやって来て、それまでに何をやっても尽くしても、
本当に人生をヤリ切った、って心境になれるんだろうか?
正直、今の自分には疑問です。

しかし、いまわの際に少しでも、後悔・やり残しを減らす事は出来るのでは?
そんなこんなでここ最近、お仕事に、そして釣り・道楽に、人生を傾けています。

新年に買った、あのバカ高い10m本流竿の購入も、この辺りの心境から??

・・・ああほんと、オレって小市民!
ケイちゃん、笑ったってちょ~だい!
冥土への長いようで短い人生という旅、未だその途中をのらくら。
子供の頃から相も変わらず、器が小さくて・・・


もうすぐGW。
職場の工場、その脇を流れる用水路。
アメリカ・ザリガニの赤い姿を見るたびに、40年以上前の遠い昔が忍ばれます。




2016年4月23日土曜日

馬瀬川上流 渓流釣行

ご諸兄各位殿


一ヶ月前、家内と「軽」巡洋艦の慣らし運転ドライブで訪れた馬瀬川上流。
昨年からの護岸工事は、ほぼ完了の様子でした。

R257は馬瀬川に沿い、人家は全くない大原~老谷~川上地区。
・・・日常の喧騒から離れ、一人、ポ~とできるお気に入りの一つです。
でも、ようやく工事は終わったものの、過日のように釣果が期待できるのか?
本格的なシーズンを前に、今日はその「味見」に訪れました。

途中、小生のもう一つのお気に入り、吉田川は明宝 高橋を通過します。
”あれ?今日はまだ誰も居ない・・・いっそ、ここで釣っちゃおうか?”
時刻は朝の7:30。
決して渓流釣りでは早くもない時間なのですが・・・いやいや、初志貫徹!

朝霧で山の中腹から上が真っ白に隠れるせせらぎ街道。
めいほうスキー場を横目に過給器無しの軽巡は、のらりくらりとヘアピンを登り、
坂本トンネルを抜けて一気に標高900mへ・・・そこは雲の上の世界でした。

老谷橋の近辺。
土木技術は素人の小生ですが、この川底コンクリ・ブロック、良く出来ています。
川の流れが縦横のブロックで減衰・・・護岸へのダメージを防ぎます。
でもここ、良く釣れる大淵があったのですが・・・残念ながら、今は昔の物語。


その代わり、河原には石が敷き詰められ、
ご親切に降り口のスロープも。
ただまだ川底の石は敷かれたばかり・・・
根掛かりがハンパ無く。

老眼の身の上には手厳しい、
「針仕事」を幾度となく。

残念ながら瀬では反応なし。




今日の馬瀬川は一昨日の雨で増水気味。
その中を慎重に中州まで駒を進め、対岸の岩の直下、緩めの懐を8.5m竿で。

さあ、馬瀬川上流・・・復活なるのか??

出てきたのは20cm程のアマゴさん!
安心して下さい!ちゃんと居ますよ!(古い・・・)

その後、同じく20cmくらいのイワナさんも追加して、少し上流に移動します。

途中、漁協の方とご挨拶を。
聞けば、もう少し下流では、ルアーさんが11匹もイワナさんを揚げたとか。
小生にとって、いつも夏のアマゴさんが主体の馬瀬川。
4月のこの時期での釣行は今日が初めて・・・へ~、そうなんだ。

この淵も夏の時期はウグイさんの天下。
でも今日は・・・
アタリです!来ました!今日一番の引き!
直ぐには揚がってこないこの手応え!さしずめ20cm台後半サイズ??
竿を立て慎重に岸へ寄せます・・・26cmのイワナさんでした。

ここから少し馬瀬川は国道から離れます。


朝は肌寒かったのですが、山影が少なくなる頃には暑くなり・・・
川をさかのぼると汗が出ます。
麦茶が美味しい季節となりました。

と!突然、上流からナニやらカラフルなモノが、どんぶらことこちらへ。


長良川では良く見かけるのですが、
馬瀬川では初めてです。

気持ちよさそうです・・・
お互いにピース交換!

「お魚が逃げる!」なんて
野暮なことは言いっこナシ!





ご同輩のブログではカヌーが通った後は、かえって良く釣れるとか・・・
実際、この直後にそこそこサイズ・・・ネット・イン直前にバレましたが。
う~ん、残念。


まだこの時期は少し早いかな?と予想していた馬瀬川上流、老谷近辺。
主役はアマゴさんではなくイワナさんでしたが、爽やかな春の一日でした。


道の駅「パスカル清見」は花盛り!



<データ>
エサ    :ぶどう虫、ミミズ
釣果    :アマゴ2匹 イワナ4匹 全リリース
気温    :10℃~20℃  
天候    :薄曇りの晴れ   
表層水温 :12℃ 






















2016年4月21日木曜日

お天気の巡り合わせ

ご諸兄各位殿


木曜日の今日は雨、少し肌寒く。
明日は天候も良くなり、暑くなりそうな予報です。

このところの天気の移り変わり。
週中頃に雨が降り、その週末、少なくとも土日のどちらかは良いお天気。
そんな日々が続いています。

このブログ、自分にとっては良い意味でも、また悪い意味でも釣りの記録。
まま読み返してみると、お天気であることに気がつきます。
・・・意外と天気の良い日には良い結果を得ていません。
むしろ小雨、曇、もしくは降ったり曇ったりの日の方が良い結果が。


雨後のアマゴ、当然なのかも知れません。


それから、ピーカンの晴天に加えて風の強い日、これもダメですね。
目印が風になびいて初級者の小生ではアタリが正確に読み取れない・・・
それもあるけれど、
気のせいかも知れませんが、風の強い日はお魚が食わないような。

この風については渓流釣りのみではなく、どうも管釣りでも同じ事が。
感覚として、今までさざ波立っていた水面、それが一時、静まり返った刹那。
こんな時はチャンスです!
















しっかりとした統計を取っている訳ではないのですが・・・どうでしょう?
あくまでも一個人の感覚から得るお話しです。


しかしまあ、世の中上手く出来ています。

晴天でお魚が釣れないとき、渓流にはすてきな被写体がたくさん。
青いお空を背景に、川と山をバランス良く写せば、もう気分は風景写真家。
カメラのモードをこねくり回して、あとは構図の問題だけ!

釣れても、また釣れなくても、オジさんには楽しい週末です。



今週末、果たして「渓流釣行」となるのか、はたまた「渓流撮影紀行」となるのか。
・・・そいつぁ、お天道様しか、知らぬめ~!


2016年4月17日日曜日

新緑の東三河 寒狭川上流釣行

<はじめに>
熊本地震で被災された方にお見舞い申し上げます。


ご諸兄各位殿


「すみませ~ん、おはようございま~す!日券が欲しいんですが~」
・・・今回の「ケチ」第二幕です。

寒狭川沿いで看板を出している遊漁券販売所、雑貨屋さんの様子です。
引き戸を開けて店内の薄暗い土間から大声を掛けますが・・・応答無し。
奥から聞こえるは大音量のテレビ音声のみ、で、誰も居ない?
時刻は朝9:00、決して早朝という訳でもなく。

実はその前に、大輪橋を渡って直ぐの販売所でも購入を試みたのですが。
ここは個人宅、お出迎えは庭先に繋がれたワンちゃんのみ。

商売っ気があるのか?無いのか?
「種鮎」の看板は大きいのですが・・・

前日の金曜日は関東方面へ日帰り出張、業務が手間取り帰宅は22:00過ぎ。
既に時間は遅く・・・明朝は釣行へ行くか、行くまいか・・・
悩んだ末に目覚ましを4:30にセット、でもって23:30に就寝。
やっぱ、今朝は少し眠いです。

・・・もう、この辺りから「ケチ」が付いています、今週末の釣行。
行き先は2月末にボーズであった寒狭川支流、その「落とし前」を着けに。
先週末は風邪で釣行はお預け、冒険心もうずき、初めて寒狭川本流はその上流へ。
ホント小生、我ながらヤクザでネチネチな性格です・・・


国道沿いの食堂で日券を買った後、寒狭川沿いの旧道を川沿いにさかのぼり。
絶対に車がすれ違えない狭いトンネル、それを幾つか越えた所に降り口が。
既に10:00少し前。
広目の路肩に軽巡を駐め、少し歩いてそこからのぞき込むと眼下には淵が。
「よし、今日はここにしよう」

ところが、準備を始めるとその少し上流にご同輩の車が2台、駐まります。
”え?オレっちがここで釣りを始めること、明確じゃん!何で?”
・・・「ケチ」、その第三幕が開幕です。

お二方はご老体、すでにスリムウエーダーを着込んでいます。
お年と装備からして、今日昨日の初心者では無さそうですが。
愛想良さそ~に、ニコニコと笑みを浮かべ、こちらへ近づいてきます。

ご老体 「いや~、寒狭川は初めてで、ここで始めて良いかね?」
    川は小生だけのモノでもなく・・・無下にはイヤとも言えず。
小生   「参ったな~、じゃあ自分はここから下流に入ります。」 
ご老体 「すまんね、私らここから釣り上がるから。」

でもまあ、先ほどの淵はここから下流側。
せっかくの週末、お天気も良いことだし、小さな事はサラりと川に流しましょう!
気分を替えて、イザ!

今日の選択は7m竿、流れから十分な距離を取り。
手前から始め奥側へ移動、中層・低層とタナ調整、ブドウ虫・ミミズと餌替え。
定石通りの攻め・・・でも、この淵自体からはお魚は掛からず。

代わりに、この少し上流の樹木下、日陰になった流れ湾曲部、沈み岩の間から。

25cmくらいでしょう。
アマゴさんのようですが、
管釣りのニジマスさんのように、
胸ヒレが極端に小さく。
・・・養殖放流モノとお見受け。

その後、ここで天然物20cm、
一匹を追加です。

「釣れますか?」
と、突然に背後からのお声掛け、振り返ると先ほどのご老体。
お約束では駐車ポイントから上流に向かわれたのでは?
ま・さ・か・・・釣り下ってきた??

・・・何を隠そう、「ケチ」の第四、五幕が同時に来るのでした。

小生   「はい、淵では出ませんでしたが、この日陰で2匹ほど。」
ご老体   「この辺じゃあそこの淵が一番の深場だで、良いかね、釣っちゃって?」
小生   「・・・ええ、まあ、どうぞ。」

表面上は「大人の対応」の小生、でも心の内は・・・
”オレっちが探ったのに出なかった淵、おもしれ~、じいさん、お手並み拝見じゃ!”

竿は5.4m、エサはイクラ・・・しかし、穂先が寸分もブレない鋭い流し方。
やっぱ、このご老体、今日昨日の初心者じゃない、猛者とお見受け。
・・・てことは、川の掟を知っているハズ!
ヘンだ!オレっちはその横の岩陰から、こっそりと竿を出したんだけれどね。
粘られたのですが、やはり出ず・・・座ってちゃ釣れませんよ、ご老体。

暫くして、
ご老体  「いや~、来ませんね。ワシは上へ戻りますわ。」
小生    「お気を付けて・・・」

表面上は「大人の対応」の小生、でも心の内は・・・もう名古屋弁。
”わかった、わかった、何でもえ~で、早よ~「約束の地」へ戻れや!”

しか~し、このご老体、ただでは元の鞘に収まらない御仁!
お別れの挨拶の後、上流に向け何と移動しながらポイント毎に竿を出す始末!
おまけにスリムウエーダーだから出来る芸当、ジャバジャバと川を中央突破!
オレっちがこれから釣るハズのポイントが・・・
ご老体、それは余りにもご無体でござりまする。。。


腹が減っては要らぬ事で腹が立つモノ。
少し早めの昼食、おにぎりを食べて、お茶を飲み、タバコを吸って・・・
・・・良い天気じゃないか!

ご老体に荒らされた上流側に見切りを付けて、他のご同輩に注意しながら、
慎重に下流に向けて移動します・・・幸い、しばらくは何方もご不在の様子。





それらしいポイントで糸を垂らすのですが・・・

揚がってくるのは数cmのこの類いばかり・・・小アマゴさんさえ、掛かりません。
僭越ですが、元々、アマゴさんの数が少ない川なのかも??

午後は時間の流れが速く既に14:00、風もあり今日はコレまでとします。

軽巡に戻ると先ほどのご老体の車がまだあります。
しかもご在車の様子、当方の帰参を察してか、こちらに来られます・・・

ご老体  「どうです、釣れましたか?」
小生    「いや~、午前中の2匹のみでした。」
ご老体  「ワシは小物ばかりでしたわ。」

熟練者の掟破りをもってしても、この有様・・・雑魚釣りは難しい川のようです。
帰り支度をしながら、ご老体としばしの釣り談義。
決して悪気があっての振る舞いではなかったご様子・・・話し相手が欲しくって?

些細な事で気を揉むな・・・山の神様、芽生えた若葉が、そう語っているような。
毎週末の小生の渓流釣行、いつも何かドラマがあります・・・


<データ>
エサ    :ぶどう虫、ミミズ
釣果    :アマゴ2匹 25cmと20cm
        ウグイ、アブラハヤ 小物数匹
気温    :5℃~20℃  
天候    :晴天、午後から風   
表層水温 :11℃ 



2016年4月13日水曜日

冷たい小雨の長良川

ご諸兄各位殿


4月も中旬。
秋に負けず劣らず、この時期、自然はとても色鮮やかです。

青い長良川、その周囲は若葉の薄緑、針葉樹は深緑。
そして草花の赤、茶、桃。
全てをそっと包み込む、低くて白い雲。
しっとりと濡らした水分が色に艶を注ぎます。


今日もまた午後は郡上まで出張でした。
いつもの美並の道の駅、そしていつもの長良川。


冷たい雨。

ここへ来る途中、
ご同輩が居ないものかと
R156沿い運転かねがね
チラ見をしたのですが、
流石に今日はその姿無し。





一歩進んだと思えば、半歩下がる季節の移り変わり。

予報では明日も雨。
でも、その後は急速に回復して、明後日、明明後日はまずまずの様子。

仕事も終わった夕刻、郡上は本降り。
土曜日辺りは良い頃合いで水が引き加減?今週末が楽しみです。







2016年4月9日土曜日

渓流釣行 今週末は一休み

ご諸兄各位殿


「今週末は川へ行っちゃダメよ!風邪が治ってないんだから。」
金曜日は帰宅後、夕食を食べていると家内から厳しい御法度令が。

先週日曜日は春雨の中、長良川はその上流で渓流釣行。
釣果は小生的に珍しく「ツ抜け」、しかも人生初の尺上イワナ混じり!
・・・で、その代償が「風邪引きさん」と相成りまして候。

時は奇しくも年度初め、会社を休むことが叶わず、ひ~ひ~の一週間でした。

いつも心は童心の小生。
でも、気力、特に「体力」に至っては年相応、イヤ、残念ながらそれ以上??
・・・慣れないムチャをするモノじゃありませんね。

今週末は折角の釣行日和、既に行って行けない体調ではないのですが、
横には家内の差し込むような厳し~い視線・・・自宅でおとなしく休養です。


そんな時はこれがチャンスとばかり、次回以降の釣行、その準備をします。
先週末の長良川上流で、ヒヤヒヤであった我が方の仕掛け。
それはそれで「M気味」の小生、クセになっちゃうんですが、
GW並びにその後の初夏での本流釣りに備え、水中糸0.6号も用意します。


ズボらな小生。
仕掛けに複雑で重い「編込み」は使わず、何事も「軽」「易」「早」がモットー。
基本、水中糸と天井糸は単純な「チワワ」で連結。
でもって当日の使用で回収して廃棄。糸は完全な消耗品と考えています。

天井糸は0.6号で1.5m、3.0m、4.5mの3種類各1個を用意、
水中糸は0.3号で3.5m、4.5mの2種類、これを数個準備します。

組み合わせは、
  水中:3.5m+天井:1.5m=合計:5.0m→6.0m竿用
  水中:4.5m+天井:1.5m=合計:6.0m→7.0m竿用
  水中:4.5m+天井:3.0m=合計:7.5m→8.5m竿用
  水中:4.5m+天井:4.5m=合計:9.0m→10.0m竿用

その他、0.6号の全通しも7.5m、9.0mで。これらは本流用です。

・・・まあ、このあたりはその人の好み・釣りの傾向に依るのかと。
手尻が長い糸は振り込みで河原の異物を引っかけやすく、
また、前回のようにお魚、特に大きいモノが掛かると取り込みが大変!
結果、小生は「竿長-1.0m」が好き。

加えて、せっかちな性格と職業柄から「段取時間」が気になり、
この組み合わせなら天井糸をチョキんと外せば即、チョウチン戦開始!
・・・そんな、こんなの理由で上記の長さ・単純仕掛けを選択しています。


風邪引きで、ひ~ひ~の一週間ではありましたが、
お仕事で名古屋に出向く機会が有り、名古屋城の夜桜を少し見てきました。

今日、土曜日の夕食は家内の手作り、イワナのオリーブオイル香草焼き!

この体調なら間違いなく、次週末は戦線へ復帰です!



2016年4月5日火曜日

春雨の長良川釣行

ご諸兄各位殿


週末の土曜日はまずまずのお天気でした。
釣行日よりではありましたが、この日は家内とお花見がてら犬山祭りへ。

毎年、雨の多いこのお祭り。
今年はそこそこ天候に恵まれ、
古い町並みを山車が練り歩き
多くの人手で賑わいました。

お城の袂、桜も満開です!








週末の冒険者。
そんな次の日曜日、日の出前ながら曇天は明らかな中、釣行に向かいます。
行き先は長良川は高鷲 前谷川の出合へ。

長く広大な長良川でも、小生が釣り糸を垂れるのは概ねここ。
釣り場所はいくらでもあるのだから、新規開拓でもすれば良いのですが、
先週の佐見川でようやく今年初の水揚げ・・・もう少し、アタリを付けておきたく。
それに、大河 長良川もここまでさかのぼれば自分の思う渓流の雰囲気。
勝手知ったるいつものこの場所と相成りました。

北濃の駅前から長良川を望み。
・・・今にも降り出しそうな雲行きです。

前谷川の出合、その河原に降りていくと・・・あれま!カモシカさんです。

もう少し近づいて撮ろうと、
そろりと近づいたのですが。

カメラを構えた瞬間、ダッシュ!

ほんと逃げ足はメチャ早!
大きいけれど憶病なんスね。

・・・いつぞやは河原で鉢合せ、
そんときゃ野犬?と勘違い、
びっくりしました。



朝一番で珍客のカモシカさんとの遭遇・・・今日は何かがありそうです。

前谷川出合の奇岩が形成する大淵で朝一番の勝負。
河原に凜と立ち、さあイザ、と竿を構え。

しかしまあ、こう言う大場所はご同輩の皆様も勇んで勝負を挑む場所・・・
いつもは、まず釣れません。

ところが、今日は珍しく来ました!アマゴさん20cm強!
でも・・・針の掛かり方がビミョ~、さすがは初級者の小生!

今日はここで20cm弱のアマゴさん2匹と同寸のイワナさん1匹を。
開始早々の好調、小生的に珍しく・・・こんなこともあるんですね?

いよいよ小雨がパラついてきました。。。

出合の少し上流。
昨秋はここでそこそこサイズのアマゴさんを揚げています。

今日の竿は10m本流竿、シマノSGロング。
先々回の馬瀬川は「なぎなた振り」の猛特訓、その甲斐あって本艦、命中精度高し!
主砲の射程距離内は対岸のコンクリ護岸、その脇を流します・・・

昨秋はウグイさんばかりであった緩い流れ・・・
お、今日もアタリあり!
うん?根掛かり?弱いけれどアタリが有ったような・・・

と!
突然に糸が強烈に引っ張られます!!

川底を銀影が見え隠れ、その様子は異様!デカいっす!なんじゃ、こりゃ?
走る走る・・・全然、揚がってきません。。。

本日の当方の備え、水中糸はフロロ0.3号が4.5m、天井糸は0.6号で同寸。
慣れない投げ縄結び、それで結わえた穂先と天井糸。
同じく自分で結わえた7号のオーナーはスレ、渓流吉村。
しかも、既に数匹、アマゴさんを揚げたあと、針飲まれもありました。

え~い、ここに至って、自分のチョイス、自組みの仕掛けを信じるしかありません。

兎にも角にも竿を立てて続け、踏ん張り続け・・・時間が長く感じられます。
175cmの小生、片手で重たい10m竿を目一杯持ち上げますが。
お魚の重量で竿が弓なり、水面を転がります・・・マズいマズい、0.3号だって!

いよいよ相手は目前!
しゃがむことも叶わず、立った姿勢で腕を上げ、たも網を水面近くに前屈。
で、どうにかこうにかネット・イン!
好敵手は尺上32cm、太目のイワナさんでした・・・ははは、友舟より長いよ。


小生初の尺上。
10m竿に糸は合計9m、
それでも水面を引きずる始末。

でっぷりとした大イワナさん、
そのお腹が格闘の激しさを
物語っています。







その後、この緩い流れででもう一匹、27cmのイワナさんが。
普段ならこのサイズで驚き喜ぶ小生ですが、さすがに尺上の後では・・・

その少し上段の落ち込み前の「受け」、そこでもイワナさんとアマゴさんを追加。

一年の間に1回か2回、初級者の小生ですが、こんな「バカ」の付く日もあります。

時刻は11:30。
過ぎたるはなお及ばざるがごとし・・・今日はもう十分!これまでとします。

毎年4月の初旬は釣果では良い思い出のない自分。
しかし、今回は思いがけずに良い釣りが出来ました!

代わりに、春雨に打たれ過ぎ・・・風邪を引いたみたいです、喉が痛いッス。


<データ>
エサ    :ぶどう虫、ミミズ  双方とも良く食いました。
釣果    :イワナ6匹 アマゴ6匹
        お持ち帰りはイワナ32cmと27cm 
        針飲まれアマゴ18cmを2匹
気温    :10℃~13℃  
天候    :小雨   
表層水温 :9℃ 











2016年4月1日金曜日

新型「軽」巡洋艦

ご諸兄各位殿


3月の初旬に就航した当方の新型艦「ハスラー号」。
オレンジ色の車体に白いルーフのツートンカラー、もうメチャハデです。

街で行き交う同じ色の同型車、その運転者は決まって若い女の子。
・・・オジさんも仲間に入れてちょーだい!


車体の色こそ違いますが、
丸目2投のヘッドライトとルーフが高く一層にズングリ・ムックリの風貌、
このスっとぼけた雰囲気は先代の「ネイキッド号」から??
いやいや、ご主人=小生譲り。

何せ久々、十数年ぶりのお買い物です。
甘え上手な小生、スポンサーである家内に、
「河原には降りないけれど、山道では4WDは絶対に必要!お願い!」
「日の出前の早朝出立、危ないからフォグランプも付けて~!」
「荷台は濡れものを載せるから、専用カバーを!」
もう言いたい放題・・・

当初は同じスズキの4WD、ジムニーも候補でしたが、家内曰く、
「ドアが2つしかない車は、お買い物に不便だからダメ」の一言でボツ。

あまた夫婦間での駆け引きの末、この車、この仕様に落ち着きました。


・・・旧海軍は軽巡洋艦に水清らかな河川の名前を付け、風雅ですね。
さしずめ「ネイキッド号」は大正年間に就航した長良型。
新型の「ハスラー号」は大戦末期に就航の阿賀野型・・・

・・・いけません、例えが悪い。
戦局の悪化で最新鋭の「阿賀野」は短命でした。
そんなことにならないよう、近所の田県神社でお祓いを受けます。

巫女さんからは、
「ボンネットを開けて、鳥居の前でお待ち下さい。」
と言われたのですが・・・
4つのドアを全部とおまけにハッチバックまで開けて。
それでも神主さんには、ご丁寧に全ての開所をしっかりとお祓い頂けました。
ありがとうございます。




就航から一ヶ月が経過して運転にも慣れてきた今日この頃。
この「慣れ始めた時期」っていうのが、一番危ないのかもしれませんね。

釣行の日は早寝早起き。
時間に余裕を持って、安全運転で今週末も朝靄の渓流に出撃です。