2015年4月4日土曜日

吉田川支流釣行~怒濤の寒水川 その1

ご諸兄各位殿

仕事でも「段取り半分」と言いますが、釣りも同じですね・・・
何事も準備は大切です。


2015年度が始まり、毎日毎日ガラにもなく会議ばかり。
毎年恒例の飲み会は予定より早く終了、これ幸い。
昨夜は10時ころには帰宅しました。
おもむろにネットで天気予報を見ると、
明日土曜日の郡上は日中は「曇り時々晴れ」?!
南風が入り太平洋側は雨の予報、でも岐阜県は・・・
しかも予想気温も暖かい!

「ま・じ・か・て、昨日と話が違う・・・雨じゃないの?」

先週末の吉田川釣行から、仕掛けの作成、補充が出来ていません。
何セットかは残っていますが・・・
行くか、行くまいか・・・今、外は雨。
予報が外れ、雨の可能性も残ります・・・提督の決断です。

一人だけの作戦会議の結果は早朝起きてからの天気次第!
午前0時就寝。。。
午前5時起床、昨夜の雨は上がっています。
しかも東方からは薄日が・・・作戦決行です!


東海北陸道から長良川をチラ見・・・ん?いつもと様子が違います。
薄緑の濁流が川幅いっぱいに流れ・・・こんなの初めて見ます。
目の錯覚?
その様子は八幡ICで降りてからより鮮明に・・・これが雪代?すごい濁流。。。

八幡の釣具屋で聞くと昨日からこの状態。
でもまだこれでも昨日より水が澄んできた方とのこと。
「今日は支流がオススメ、というか本筋はムリですよ。。。」
とりあえず吉田川を明宝方面へ。

立光橋から吉田川を覗きます・・・
暖かいです、上着は不要・・・
でも、いつも糸を垂らす岩場が濁流の渦の中。。。
ムリです、ここで釣りは・・・もし、足を踏み外したらマジ、ヤバいっす。

「どこか本当に支流に向かうか・・・」
河川図を広げ・・・一番手前の寒水川へ決定!初めての川!新規開拓!

明宝の道の駅手前で左に折れ県道を上ります。
でもこの寒水川も結構な水量・・・怒濤のごとく、どこも荒瀬の状態です。
支流は支流だけれど・・・釣れるんかな?こんなんで、ほんと。。。


県道を外れて川沿いに暫く上るとアマゴの養殖場が見えてきました。
その横の橋の上から川を眺め、どうしたモノか思案に暮れていると・・・
養殖場におじさんが・・・こんなときは地元の方に聞くに限ります。

小生   「今日って、すごい状態ですが、釣れます?」
おじさん 「大丈夫、大丈夫。」
    お魚のプロのこの一言、安堵です・・・
おじさん 「昨日なんかじゃんじゃん、でも細糸でないと、0.3号以下かな?」
    セーフです、小生は常時、水中糸は0.3号。
おじさん 「白波が立っているところは釣れないよ。」
      「川中に岩が出てるよね、その上の底が透けて見えるところ、
       そこに居るから。」
    教科書で読んだことがあります、いわゆる「受け」のことでしょう。
    確かに濁流の中、僅かですが何カ所か、そのような流れが見られます。
おじさん 「今日はまだめずらしく、誰も来ていないから・・・良いね~。」

おじさんのアドバイスを聞いて安心!さっそくウエーダーに着替えて。
川幅が狭く6m竿をチョイス。でも、草木の障害物が多く、
短めの仕掛けを作らなくては・・・ほんと、釣りは「段取り半分」です。

・・・と、一足早く養殖場の橋の上から既に釣り人が。。。しくった!!

とは言え、まずはご挨拶。。。
・・・近づくとかなりお年を召されたご老体です。

小生     「こんにちは。」
おじいさん 「こんちは。どこから来らしたね?」
小生     「小牧です。。。」
おじいさん 「そりゃ、遠くから・・・あの車かね?」
    川沿いに止めた我軍の軽巡「ネイキッド」を指差し・・・
おじいさん 「そう思って、ここらは手を入れとらんで。」
    なんと!!優しいおじいさん・・・
    身なり、仕草から小生が初心者と解ってか・・・
おじいさん 「もうちっと下でイワナが釣れたで。」
    ビクの中身を見せてもらうと20cmくらいのイワナが。
おじいさん 「ここらはイワナもアマゴも釣れるで。波が緩いところで。」
    先ほどの養殖場のおじさんと同じ事を言われます・・・暖かいご指導!
    熟練の風格が漂うおじいさんは上流へ。

ありがたく、分けて頂いた場所で釣り始めます。


   

吉田川支流釣行~怒濤の寒水川 その2    
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