2015年5月10日日曜日

新緑の郡上 吉田川釣行

ご諸兄各位殿

読みが当たると気持ちいいですね。
釣りだけに限ったお話では無いですが・・・・

崩落斜面をソロリソロリと河原に向けて降りていきます。
鉄道で言うとスイッチ・バック、スキーでは斜滑降。
常に自分の側面に斜面を見据えながら・・・・

 
前回は3月末に訪れたここ吉田川上流。
ここも実は行きつけの場所で、いつもは橋の下流の中州から大淵を、
もしくは橋の上流の瀬で釣るのですが、あいにくルアーマンの先行者が。
やむなく、今日はその3月末に見つけた旧道奥の河原を目指しています。
 
・・・でも、何となくですが、良いことが待っていそうな・・・
 
新緑の眩しいこの季節、降り立った河原は木陰に覆われ薄暗く、
枝ばかりだった3月の頃と違った印象です。
 
朝7時、天気は小雨、上着を着て崖下りしたのに、少し寒いくらい。
水温は12℃・・・頭の中で何者かがささやきます。
「淵に行くのじゃ・・・」
悪魔?神様?先日の馬瀬川の影響でしょう・・・
 
 
対岸の岸壁の下に降り込みたく、選択は7m竿。
せり出した新緑が曲者・・・糸は短め4mでチョウチン。
それでも水面上の空間は流すことでギリギリです。
 
エサはミミズ。
開始早々、ささやきがビンゴ!アタリです・・・
でも、新緑が邪魔でまともに上には竿を上げられません。
水面をシャクるように横へ引き揚げます・・・
 
出てきたのは小さなアマゴちゃん。
 
 
念のため、直ぐ横の瀬でも少し流してみますが、反応がありません。
やっぱり今日は淵に集中します。
 
岸壁の直下が最深部、そこを狙いたく糸をより短く3mに交換。
 
・・・カッコ良く意識的に交換したような表現ですが、実は既に枝へ糸掛かり。
              強制的に張り替えなければならない状態なのでした・・・
 
ゆっくりとオレンジの目印が淵の静かな水面を移動します。
ピクリと目印が吸い込まれ竿からも手応えが・・・シャクりでバラすのを嫌い、
糸を緩めて二呼吸・・・シャクります・・・そこそこサイズのアマゴでした。
 
 
 この降り口を起点に一旦下流へ行けるだけ向かいます。
河原の終点、渡河も無理。また100mほど下流にご同輩の影が。
ここから、橋に向かって川をさかのぼります。
淵や流れの緩い落ち込みを重点的に・・・この範囲での人影は自分だけ。
 
 
 
もうこれ以上は河原、渡河の状況から上流へは行けません。
 
昼食を挟んで2時まで、アマゴ中心に8匹。
一匹だけウグイでもアマゴでもない・・・イワナ?でしょうか、小物でした。
今日はウグイさんはゼロです・・・
と言うか、吉田川上流ではウグイを釣ったことがありません。
 
 
自分の拡げた手の平より大きいモノだけお持ち帰り、都合3匹。
 
崩落斜面を登る覚悟でしたが、この行き着いた上流地点、
対岸に金網に有刺鉄線が巡らされ・・・カモシカ対策?
チェーンロックが外せる入川口があります・・・郡上漁協さんの看板も。
リスクを冒して崩落斜面を降りる必要は今後は無さそうです。
 
橋に戻って河原を覗くと家族連れがBBQの最中。
奥様、いくら何でもその短竿では・・・
 
 
時刻は3時。
帰り支度をしようと思いましたが、目の前のいつもの大淵が気になります。
昨夏の大雨で川の地形が変わり、攻めやすくなったこの大淵。
GW期間中は恐らくひっきりナシに攻められ、
きっと朝のルアーマンも探りを入れているでしょう。
 
 
でも気になります・・・
竿にはチョウチン仕掛けが装填中、エサのミミズも残っています。
今日は早く変える必要もなく、読みも冴えている・・・やってみますか。
 

道路から階段を下り砂州に立ちます。
落ち込み上流から川に入り7mをいっぱいに延ばし、
チョウチン3m糸の下から2mに目印を設定。
足下の落ち込みから流れに載せて沈み込ませます・・・
 
ゆっくりと目印が移動・・・
今日はアタリ日!またビンゴ!それに結構な引きです!
シャクって揚げますが、ハリ掛かりが不十分だったようで、空中でバラシ・・・
不幸中の幸い、河原にそのアマゴが落下します・・・本日最大の23cm!
 
先般の馬瀬川上流同様、吉田川上流もご機嫌でした。
 
<データ>
竿      :シマノ 渓峰尖7m
水中糸   :フロロ  0.3号 3m トオシ仕掛け 
目印      :蛍光オレンジ2個とムラサキ1個 
オモリ     :1号
針      :吉村7号
エサ    :ミミズ、ブドウ虫・・・喰いはブドウ虫の方が良かった
釣果    :アマゴ9匹 イワナ?1匹
気温    :11℃~21℃ 朝方は小雨、日中はほとんど曇り
表層水温 :12℃でほぼ一定
 
 

いつも疲れて古城山PAで帰路は仮眠します。
ここの主のネコたちは「太い」です・・・近づいても悠々のヘッチャら。