2017年10月9日月曜日

秋の青空~白川郷と庄川

ご諸兄各位殿


三連休の中日は10月8日。

昨日は朝まで雨が残り、家で大人しく仕掛けを作成していましたが、
毎年は秋の風物詩、傍らの家内が「どこか連れてって砲」を連射。

・・・この攻撃に耐えられる装甲を本艦は装備していなく。

昨年までは2年連続で行き先は上高地でしたが、
今年は「知多半田の赤レンガ倉庫」と「世界遺産 白川郷」が候補に。

「どちらが遠いの?」の家内からの質問。

もっとも、家内から、と言うより女性からのこの手の質問。
地理に疎いのは日頃で興味の無い分野だから?
男の側からすると、常識の範疇、解りきった質問なのですが・・・

「白川郷の方が遠いよ。」の回答でこちらに決定。

もっとも、正確には・・・距離の遠近より、
尾張半田の地ビールより奥飛騨の蕎麦に五平餅&ソフトクリーム。

ここが勝敗の分かれ目だった様子です。。。



早朝に町内会の公園のお掃除があり、9:30と遅めの出立。
途中、東海北陸道の渋滞の憂き目に遭いながらも13:00には到着、
世界遺産は訪れる皆様も多く、駐車場は寺尾臨時に回されシャトルバスで。

本日はほぼ快晴、空が抜けるように青いです。






やっぱり、小生的・渓流釣師的には庄川に目が行ってしまいます。
であい橋の上から眺むれば、思うに本日は濁りも深く水量は多め。

若い頃に単車で御母衣ダムまで来たことはあるのですが、
意外にも白川郷は初めての訪問となる小生。

いつも竿を出す上流の庄川も”バッチ・グ~”なのですが、
この近辺も釣り師の心をくすぐる趣があり、同じく”グ~”です!


橋を渡りきれば、そこはもう、世界遺産 白川郷。


合掌作りの古い家々、そこのは今でも日常生活が重なっています。


重要文化財は明善寺、その鐘撞き堂を潜ってお寺の境内へ。


小生より遙かに信心深い家内。
霊験あらたか、歴史ある社寺仏閣となると、
決まって手を合わせます。

小生もそれに習って・・・

神妙な趣で手を合わせ、
何を思うか、我が家内・・・

「今シーズンもつつがなく無事、
 漁期を終えることが出来ました。
 しかし、今年は尺上は2本のみ。
 来年はもっと・・・」

傍らの旦那の願いはこの程度。。。


明善寺を出た後、東通りを北に向け、城跡展望台を目指します。




村内を縫うように、展望台へ続く道。
途中、あぜ道に入ったり、土産物屋を覗いたり。
道すがらの合掌造りの家屋、秋の青空の下、風情が漂います。


いよいよで展望台への急な上り坂、家内はフ~フ~・ハ~ヒ~。
当方は、週末だけとは言え、渓流で鍛えた足腰、これくらいは・・・


しかしながら、本日はピ~カン、暑いことには変わりなく。
徐々に登りにつれて、汗だくです・・・


合掌村の西側を流れる庄川。



ようやく着いた展望台で、しばし村全体を見渡して。
お茶を飲み飲み、汗がひとしきり引くまで。

丘の上を吹き抜ける、乾いた秋風が爽快!


展望台を降りた頃には秋の陽も大きく傾き、既に夕暮れの気配です。
ススキが風に揺られています。

聞いたお話では合掌作りのかやぶき屋根、
このススキが原料とのこと。
その耐久性は20~30年。
100軒ほどの集落で年に3~4棟を葺き替えるそうです。


あぜ道を抜け、夕陽が照らす中、本通りを再びであい橋に向けて。


木造建築に障子と襖。
昭和40年生まれの小生ですが、名古屋は瑞穂区、
今は亡きおばあちゃん、母親の実家もこんな感じでした。
懐かしさを感じます。

おチャメなヒロくん(小生)は、指で障子に穴を開け、
”壁に耳あり障子に目ありのクロード・チアリ・・・”
おばあちゃんから、叱られるのでありました。


お土産物屋さんを覗き・・・家内のお待ちかね、五平餅を頬張り。
ついでにソフトクリームも。

そこに陳列される品物。
それは秋色、主体は赤、黄に橙の暖色系。
色彩豊かな日本の秋、外人さんも堪能されています。



さあ、本日もよく歩きました。
そろそりお帰りの準備を。

でも、さすがは世界遺産、トイレもおシャレ、気が利いています・・・



もう本当に夕暮れ時、庄川はとっぷり山影に沈み。


次回は季節を選んで、もう少し水量・濁りの良い時期を。
もちろん、本流竿をエイコラと担ぎながら、尺上を期待して・・・


帰路はR156を荘川ICまで下道を。
思うに、このルートの方が白川郷IC~合掌村間の渋滞回避、
それが可能なのでは?

名古屋方面から行かれる方、ご参考まで。