2023年10月15日日曜日

キンモクセイの咲く頃

 

今年も箱庭にキンモクセイの花が咲きました。

10月の初旬に咲くキンモクセイですが、今年は暑かった秋の為でしょう、
2週間ほど遅れての開花でした。

甘い香りがここ、小生の書斎(釣り具だらけの趣味部屋)まで届きます。


毎年はこの季節、
夏の間はやりたい放題であった小生、家族への贖罪の季節なのです・・・


シーズン中は何度も目にした、ひるがの高原から望む大日岳。

秋の高原の牧場テーマパーク、そこに家内を連れ出して。

酷暑であったこの夏と初秋、
初夏までは毎夕方で近所をウオーキングしていた家内ですが、
さすがにあの暑さです、
夏本番になってからそれはおサボり、
ほぼ家におこもり・引き籠り状態でした。

結果・・・
体重計に乗るのも恐ろしい、は彼女の弁です。

また、テレビで動物モノが放映されると必ずチャンネルを合わせる彼女、
諸事情で生き物は飼育していない(ミミズは例外で)我が家です。

と言うことで、今年の秋の連れ出しは、
動物とも触れ合え適度に歩くことの出来る、このテーマパークとしました。

こちらの特徴のひとつは、生きた動物と直に触れ合えること。

いつもの豪快な勢いとは裏腹、
ウシやウマ、アルパカなどの大型動物は流石に怖いようで、
小動物はウサギさんやモルモットさんとの「ふれあいコーナー」、
小学生の子供たちに交じって、五十路まっしぐらの家内が参入です(恥)。


「あまり子供を押しのけて、前にしゃしゃり出るのは、如何なものかと・・・」
斯様な小生の問いかけに、

「何よ!ウサギの方から私に近づいてきたのよ!」
と、いつもながらの強弁を張る家内です。



その後は園内をぐるりと散歩へ。
天気予報では日中は持つものの、夕方からは下り坂とのこと。

それでも、どの場所からも見える大日岳は、
空気が澄んでいるからでしょう、手前の紅葉との対比は碧くてとても雄大です。

コキアという植物ですが、
燃えるような朱が目に鮮やかも、季節的には既に終盤とのことです。



朝方は少し寒かったのですが、もうすぐでお昼時、高原を抜ける風は涼しいです。


引き籠りが続いた体には、本日の歩行は久しぶりの距離です、
レストランで家内はロコ・モコ丼を頂いていました。

その昼食をたらふく頂いた後、
家内のお楽しみの第二弾、おみやげ購入タイムです。

「高原のパン屋さん」の命名はおしゃれなショップも、
人気があり過ぎで、そのお店前には長蛇の列。

「あ~、とてもその気になれないわ。」

いつもなら張り切って列に参戦する家内なのですが、
きっと昼食後は満腹中枢が満たされて?
はたまた、これまでの歩行でお疲れか?
珍しくも並ばずに、諦めの心境の様子です。

お楽しみのショッピングは、並ばずにゆっくり品定めが出来る本館にて。


みやげ物を購入の後は、テーマパークを後にして、郡上八幡へ向かいます。

ワインディングの続く「やまびこロード」を一路、郡上大和に向けて。
途中、鷲見川や阿多岐川など、来シーズンの参考にポイントを拝見します。

・・・この時ばかりは家内、さすがに助手席でお昼寝。

小一時間で郡上八幡に到着。
さあ、運動不足の家内への体力つくり第二弾です!

ここもシーズン中は通過するばかりの観光スポット、
車から降りて町内を巡る事、久しぶりとなります。

いつもはもっと上流でお世話になる吉田川ですが、
ここ、街の中の流れにも、
釣り師が触手を伸ばしたくなる、ある種の趣を感じさせます。

案の定、今でも釣り人が・・・残りアユ狙いでしょうか?



その吉田川の袂は旧 八幡町庁舎、
そこで「郡上おどり」の日本手ぬぐいを購入して。

汗っかきの小生です、
この日本手ぬぐいは現場での業務上、欠かせないのです。

さあさあ、もっと歩くよ。
家内を急かして定番は旧 庁舎の裏側、「いかわ小径」に入り込みます。

足元の用水路には色鮮やかな錦鯉が。
人の気配を感じると、エサを頂けると思うのでしょう、
大きく色鮮やかな魚体が流れを遡りどこまでも追ってきます。

八幡の街中をぐるりと巡り、もう間もなくで夕刻ですが、
ありがたいことに、ここまでお天気は持ってくれました。


本日はとてもよく歩きました、
川沿いのカフェで吉田川を眺めながら、コーヒーを飲んでの一休み。

大きな塩焼きですが、もうアユも終盤ですね。

ひるがの高原と郡上八幡、本日はよく歩きました。

やっぱり家内、今日は流石にお腹が空いたのでしょう、
二段重ねのお蕎麦、それをツルりと平らげて・・・



雨の降る中は宵闇での帰宅でしたが、
キンモクセイの甘い香り、それは箱庭から間違いなく届いていました。