2016年11月19日土曜日

OWNER 吉村渓流

ご諸兄各位殿


渓流釣りでいつも使用しているOWNER 吉村渓流。


カエシの無いスレ針です。
釣りベストのポケット、針ケースには常時6~8号のサイズが収まっています。
渓流釣りコーナーのある釣具屋さんなら、どこに行ってもマズ売っていて、
ご愛用されているご諸兄も多いかと。

その一方で、「いや~、スレ針はバラシが多そうで・・・」
と思われている方も多いのでは?


・・・改めまして、釣り針とは何でしょうか?

エサ釣りの場合は、まず最初にエサを掛ける器具です。
極力、エサにダメージを与えること無く、型崩れせずに引っ掛けられるがベター。

お魚が掛かる前までは、振込み・水中での流し最中にエサが取れちゃ、ペケです。

そしてお魚が掛かったら、ここからが勝負!
しっかりとお魚をくわえ込み・刺さり込み、逃がさない・バラさない。
先達の知恵、針先のカエシの存在は、この点からは脱帽です。

で、最後にお魚が揚がったら、出来れば手返し良く、サクっと抜ける。
お魚が小さい場合はリリースを考慮、ダメージの小さい釣り針の方が吉。

概ね、こんなところでは・・・



サツキマス釣りに挑戦を始めた昨シーズン。
そのお魚の馬力?の強さを聞き及び、それ用に準備した針が、
同じくOWNERのスーパー山女魚。


吉村よりも一回りくらい太く、しっかりとした針。
半ヒネリの加わった半スレ針で、若干のカエシがあります。

小生、我ながらご丁寧にも、この僅かなカエシもペンチで潰しての使用。

・・・抜きにくい大針を飲み込まれ、河原で下手クソな外科手術、歯科手術。
術後患者の血まみれ小アマゴさんの姿は、Mにはさすがに寝覚めが悪く・・・

8号もしくは8.5号を使い、今年の長良川で揚げた実績は、残念ながら
20cm台中頃のアマゴさん、もしくはお外道はウグイさんのみでした。



ただ、このサイズのアマゴさんになると、食い方がお上品になるのか?
妙な躊躇癖のある小生でも「針飲まれ」を引き起こす回数は少なく、
お魚から針を外す場合にカエシが厄介には感ぜずでした。

しかし小生、エサの針掛けでエサ箱からミミズさんを取り出す際、
空針をエサ箱の首掛ヒモに引っ掛けて、それからミミズ通し作業をします。

結果、潰したカエシでも首ヒモのような布地に引っ掛けると始末が悪く、
ままヒモから釣り針が取れなくなり往生しました。

・・・こうしてみると、カエシの「バラシ防止効果」は絶大な気もします。




昨シーズンは先のカエシの無い吉村で、尺モノを都合4匹揚げることが叶いました。
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/search/label/%E5%B0%BA%E3%83%A2%E3%83%8E

そこでの肝心な「バラシ」の有無なんですが・・・
少なくとも、彼らとの対峙では問題なく。

4匹の内、3匹は細糸は0.3号でのやりとり。
最初の2匹は胴に乗った本流竿を使用して、しかも初体験??
細糸が気にはなりましたが、無我夢中でテンションは立ちっぱなし!?
・・・いや、張りっぱなし!

よくもまあ、幸運にも糸が持ち・・・
逆に張り気味の糸のため、バラシが起きる要因は少なかったのですが。



最後の1匹はアマゴさん、それを小継竿と細糸で。
細心の注意。
元気な尺アマゴさん、その疲れを待つ作戦。
やりとり中は、緩め過ぎず、とは言え、張り過ぎず・・・
それでもバラすことも無く。

いずれの場合も、針はしっかりとお魚をくわえ込んでいました。
ただし、食いがお下品な?ニジマスさんにだけは針を飲まれて。

むしろ「バラシ」が起きた際は、他の何某かの心当たりが・・・
アワセが早かった、とか、アワセが弱かった、とか。
いずれ、「吉村=カエシ無しスレ針」が原因ではなく、技量不足が主因なような。



以前は行きつけの小牧、春日井の釣具屋さんで手に入った吉村は、
そのサイズは最大でも7.5号でした。
シーズンの中盤に鵜沼の釣具屋さんで8号を発見、購入、結果はグー。
以来、スーパー山女魚はお蔵入りです。

サクっと刺さり・スポっと抜け・・・
ブドウ虫やミミズの場合、エサ外れはまず起きません。
チモトまで差し込めば、なおのこと。
ただし、イクラはまま要注意です・・・

軽快なスレ針、OWNER は吉村渓流。
小生は気に入っています。

来シーズンは今以上に、この刺さり具合・抜け具合へ拘ってみる所存です。