2019年10月5日土曜日

豚骨博多ラーメン

ご諸兄各位殿


渓流釣りシーズンが終わった最初の週末。
何か気が抜けたように・・・ボ~っとしています。


それでも午前中は箱庭の草むしりを。

予報では30度まで気温は上がるようですが、
照りつける太陽も、頬をなでるそよ風も、
夏のそれとは趣が少し違い、
何か優しさ・もの寂しさを感じさせます。





家内は本日は外出です。
お昼ご飯は久しぶり、近くのラーメン屋さんは自転車で。


このラーメン屋さん、
県道名古屋~犬山線の並びは田県神社の直ぐ近く、
家内不在、機会があると訪れるのですが、
「売り」は豚骨の博多ラーメンです。

小生の定番は「豚骨塩ラーメン」、700円ナリ。


このお店、気が利いているのは・・・


麺は極細麺、いつも「やわ」で控えめに頂きます。





今でこそ、少し街中・近隣を車で走れば、
存外にどこでも目に付く・食べられる、豚骨ラーメンです。


でも初めて豚骨ラーメンを口にしたのは・・・
学生の頃、単車での旅行は本場、九州博多の長浜でした。
春休みはA君とのツーリング。

貧乏学生の小生、単車は中古125CCのカワサキ、
今は亡き2サイクルは単気筒でした。

今少し裕福?だったA君は・・・
それでも250CCは友人のお兄さんのお古、
ヤマハの2サイクル・ツインです。

もち、高速道路は使えず、一日かけて夕方は神戸に。
そこから大分は別府まで一晩をフェリーで移動です。


その後は安宿のユースホステルを泊まり歩き。
行く先々・泊まる先々で人との出会い。

一週間ほどをかけて、のんびり、
別府~高千穂~日南海岸~佐多岬~えびの~天草~長崎~大宰府・・・
九州を時計回りに訪ねました。

えびののループ・トンネルでは、
バイクのマフラーの芯が突然に外れ、
いきなりの爆音がトンネル内に響き渡り・・・

旅の終わりは北九州、
夕方はここから大阪行きのフェリーに、
その少し前に訪れた博多長浜、夕食としての豚骨ラーメン。


白いスープは名古屋生まれの小生、
「寿がきや」のラーメンで違和感はありませんでしたが、
その味は全く違い、

硬くて粉が吹いたような細い麺、
その上に紅ショウガが鮮やかに、
トドメは、すり潰した白ごまが、

・・・当時は衝撃的でした。

しかし、その濃厚な豚骨の味わい、美味しかったこと・・・
春のバイク旅行はまだ寒く、大宰府からは雨でした。
とてもラーメンの暖かさが身に沁みて。


貧乏学生の貧乏旅行。
そこで味わった豚骨ラーメン。

でも、全く「ひもじさ」はなく、
逆に底抜けに自由奔放を感じられたような。

今でも楽しい・面白い思い出です。


今年は赤い彼岸花、いつもより遅めの花盛り。

草むしりで少し疲れ、
外食の後はまったりお昼寝、
その後に書き始めた本ブログです。

秋の夕暮れは駆け足。
遠い昔を思い出していたら、既に外は暮れ始めていました。