2022年3月5日土曜日

フロロ0.3号糸

 

もう暫くで渓流初釣り。
仕掛け、用具の準備もラスト・スパートです。


普段の釣行では水中糸としてフロロカーボン0.3号を使用しています。
この0.3号糸、標準直径は0.09mmとのこと。

月のマークの花王さん、
そこでのデータから日本人女性の毛髪、その太さが平均0.08mmと。
髪の毛と同じくらいの太さ、非常に細い糸となります。

・・・川上から流下する川虫を川底で待ち構えるお魚。
その流れ下る虫のように、
自然な感じでエサを流すための工夫は細糸です・・・

以前は大手化成メーカーはTORAYの釣聖を使っていましたが、
釣り人口の減少?残念ながら製造終了となってしまい、
暫くはラインシステムの糸を使用していました。

写真の釣聖は0.6号で天井糸として使用します。
右のラインシステム0.3号共々、スプール径が小さく携帯性が良く、
旅先での緊急時用として釣り道具箱に納まっています。

お値段は双方、50mで1,300円くらいだったかと。


消耗品でもある釣り糸、もっと安い糸は無いものか・・・
そんなことから昨年より、ヤマトヨテグスを使用しています。

いつもの釣具屋さんではお見掛けできず、アマゾンでの購入。

折角にも宅配のお兄さんが届けてくれる品物です、
彼のお手間が申し訳なく思え、3巻をまとめて買いました。

一捲きが150mで1,600円ほど。
アジのびっくり顔、イラストが描かれていますが、
昨シーズンを通じての使用は、渓流釣りでも全く遜色なく(当然ですね)。

ただこの糸、スプールの径が大きくて道具箱には収まり切れず、
家での事前準備は仕掛けづくりでの使用としています。


このフロロ0.3号糸に、吉村渓流7号、スレ針を結わえます。


・・・結果、Mな性分にはよく判る、非常にスリリングな釣りが。

髪の毛のように細い糸、
それに深い川底で、尺上の大きなお魚が掛かった日にゃ、あんた!

朝はトイレでのお勤めではないですが、
切れそうで切れない(まま、切れますが)、
短くも長く感じるスレ針でのヒヤヒヤな駆け引き。

それはまるで、大人の金魚すくい、なのです。


・・・機械仕掛けはリールでの管釣りルアー竿、
それで大きなお魚を掛けた場合と、
しごく単純な延べ竿に掛かった比較では・・・

お魚の挙動、いえ鼓動が、ダイレクトに伝わるシンプルさ。
クセになるくらい、全く違うンです。


このシンプルさに拘って、
蛍光目印は紫・黄・橙の三色は3個のみを装着します。

近眼に老眼、加えて緑内障の気がある小生の目、
それでも見失わない程度に。

以上の水中糸は全長4.5m、その長さでチワワを作り糸巻きに。

これを十数個ほど用意して、いざ、出陣です!

どうでしょう・・・

おとぎ話は「花咲か爺さん」よろしく、
粗忽者の釣り師は春先の川縁は立木の枯れ枝、
そこにまま、紫・黄・橙は三色の花を咲かせるのですが、
一回の釣行でそれは数回くらい??

おおよそ釣行3回分は、この準備で賄えます。

・・・釣り糸が消耗品たる所以、
もちろん、可能な限りで回収はするのですが、環境破壊をごめんなさい。


天井糸は0.6~0.7号のナイロン糸を使用します。

手持ちの竿は都合6本(増えたね~)、これらで本流から渓流までカバー、
長さが5.3m、6.0m、7.0m、8.5m、9.5mそして10m。

天井糸は0.7m、1.5m、3.0mそして4.5mを用意、
これに水中糸の4.5mが加わる糸全長です。

・・・粗忽者のお好みは「短手尻」。


自称「器用貧乏」を名乗るだけあり、結構「ズボラ」なキャラ、
移動式の編み付け、
その作成・接続は行わず、拘りはシンプル、糸端は単純なチワワのみ。

それでも天井糸は水中糸と違って、複数回の釣行で連続使用しますね。


さあ、準備は整いまして候!
次週辺り、お天気さえ宜しければ・・・

<渓流風景は皐月5月 郡上美並の長良川本流から>