2020年10月10日土曜日

一個何役?~渓流釣りのエサ箱

 


南岸をゆっくりと進む秋台風、一昨日から雨が降り続いています。


先日、ネットをつらつら見ていたら、あるご同輩のブログが目に留まりました。

その方は携帯クズ入れについて、これまで使ってきた品々の口の大きさ・扱いやすさを述べていました。

小生はアユ釣りはやらないのですが、その方はそれが専門のご様子。

アユ釣りでは釣り糸のクズが釣行中に結構出るようで、昨今、減少傾向にある川での釣り師によるゴミのポイ捨てにも触れられていました。


新聞やネットでも海洋プラスチック汚染なるものが取り上げられますが、減少傾向とは言え、残念ながら渓流でも、ままペットボトルや空き缶・空き瓶など、投棄によるゴミが見受けられます。

特に細くて丈夫、長くて見えにくい釣り糸は曲者で、いつぞやは小生自身も河原で足に絡んでヒヤリとしたことがあります。


・・・下手クソな釣り師、されど河川への環境負荷はミニマムを自称する小生。

安全省エネ運転は軽自動車での参上、釣行中のキジ打ちは”小”のみで”大”はガマン。

釣れるお魚さんは一日がんばっても僅か数匹、お持ち帰りはほんの2~3匹・・・


もちろんですが、釣行中に生じるゴミもお持ち帰りです。

そんな中でも先のブログのご同輩と同様、釣り糸は厄介で、かつ要注意。


そんな小生はクズ糸や仕掛クズなどは、アユ師さんは持っていないであろう、エサ箱に収納しています。


ご存知、ダイワのエサ箱、ご諸兄各位も使われているのでは?

樹脂・プラスチックでできたエサ箱は丈夫で、もう何年も使用しています。

・・・天井蓋とスポンジ、それは、いつしか、どこえやら(ちゃんと回収しましたよ)、無くても十分に使用できています・・・

中には中子が入っていて、ここにエサのミミズさんやブドウ虫を収めます。


で、問題の糸くず・仕掛くずですが、それは中子の下に。


中子を外したエサ箱の間口は大きくて、くず糸は丸めてここに納めます。

写真では目印毛糸と錘のガン玉を例として入れていますが、このガン玉も専用の器具を使えば繰り返しの使用が可能です。

・・・安上がりな趣味は渓流釣り。


釣り針はカエシの無い、お魚に優しいスレの吉村を使用する小生。

竿を伸ばしたままでの近場での移動は、吉村の針先をチョイとエサ箱の首掛けに刺して。

・・・これ、スレ針だからできる芸当です。いつしか半スレ針を試したときに、粗忽者は毎度の癖で、針先を首掛けに刺したら取れなくなって、河原で往生こきました・・・


もう何年も使っているプラ製のエサ箱です。

経年変化でしょうか、流石にここ最近は蓋の締まり、それがキッチリしなくなりました。


若干で黄色い蓋と白い本体の間に見える隙間。


実はこれが曲者でして・・・

車中泊で一晩過ごすと、この隙間からエサのミミズさんが逃げ出して、翌朝はハスラーの後部荷室は、たくさんの脱走ミミズさんが這いつくばって。

・・・こんな光景、車をまま共有する家内に見られたら、絶対に殺されます・・・


それからは車中泊する際は、蓋をゴムバンドで留めています。


見ての通り、隙間もなく、ピッチリと。


山中の寂しくも激しい流れ、その傍らを彷徨い歩きながら釣り歩く渓流釣り。

必然として、携帯持参する荷物は効率よく、必要かつ最小限で。

そんな時、一つの器具に複数の役割が課せられます。

もち、生ずるゴミは必ずお持ち帰りです。


天気予報ではこの雨、台風も午後には過ぎ去り、夕方には上がる見込み。

・・・渓流釣りのシーズンOFFは体力づくり(維持?)。

雨が上がったら、また近所でも歩き回りましょうか・・・



<渓流風景は初夏の南飛騨 小坂川から>