2016年8月17日水曜日

夏の渓流釣り~高原川&双六川釣行 その1

ご諸兄各位殿


今年のお泊まり渓流釣行第三弾は高原川水系です。

6月の梅雨前にも訪れたここ高原川は「超」の付く渇水でした。
このところ、名古屋は夏の晴天酷暑、夕立さえ降りません。
状況はここ奥飛騨も同じようで、ネットで見る累積降雨量はここ一週間ゼロ!
今回も渇水の厳しい高原川が予想されます。


朝4:00出立、美濃加茂から郡上八幡まで高速を使い、
その後はせせらぎ街道を北上。

・・・必殺勤め人の小生、倹約(ケチ?)な名古屋人、お小遣いでまかなう釣行!
今日は休日ではなく、残念ながら高速料金は割引ナシ!
でも、叶うことなら早く着きたい高原川・・・これが折衷案ルートです。

吉田川、馬瀬川、川上川沿いと、せせらぎ街道は川から川への旅ガラス。
三川ともいずれ劣らぬ綺麗な清流です!

高原川には飛騨古川から神岡をかすめて入りました。



所用約4時間弱、8:00には高原川を望める場所まで。
R471は眼下に高原川・・・ん?意外と水量があるような??
6月同様に浅井田ダムのチョイ上流に入渓。



誰も居ません・・・ルアーさん、エサ師さんはもちろん、アユ師さんさえも。
時刻は8:30・・・決して早くもなく、でもメチャ遅い、と言う訳でもなく。
川の水も良い水量・・・なのに、何で??

・・・またまたのお天気予報では、今日はお昼から雨との予報。
まあ、細かいことは気にせずに、さっさと支度して、とっとと釣り始め。
でないと、昨年みたいにダム放流で泣く泣く撤退、もあり得ます。
ほんと、予報通りならこのお天気、もう一日ずれてくれたなら・・・



先回はイワナさんですが尺を揚げた高原川の本流。
今回も「10m竿+0.6号トオシ仕掛け+B3ガン玉×2個」の重量編成。

早瀬直後からの落ち込み後、川が屈曲しています。
下流側からまず、
・・・白波が落ち着き始めた流れに。
・・・本筋の手前はチョイ緩の流れ。
・・・本筋をヒョイと飛び越え対岸の樹木下へ。
・・・川の屈曲ポイントは湾曲内側の溜まり。
エサはミミズとブドウ虫を織り交ぜて。

でも今日、ここで揚がってくるのはヤマメさん、小物数匹から18cmが1匹。
残念ながら自分の広げた手のひらより小さい物ばかり。
居るには居るんですが、このサイズでは・・・
昨今の貧しい釣果、夏の渓流釣り・・・高原川よ、おまえもか。。。



暫くすると上流の早瀬にアユ師さん達がお見えに。


そういえば、早瀬の上流のトロ場にアユ缶が有ったような。
この方達がこの場所を抑えていたのでしょう。
たまたま食事か買い物でご不在だった・・・
で、誰も居なかった。








都合2時間ほど、この場所で粘りましたが、ここが引き際!
アユ師さん達にご挨拶の後、ショ場を小生がお好み!双六川に移します。


途中、駒止橋横のコンビニへ。
改めて高原川を見てみると・・・橋の少し上流、ダムの放水口から大量の水が。
ゴ~ゴ~とすごい勢い、轟音です!

渇水であるはずの高原川が、まま流量を維持している理由はここでしょうか?
より上流の本流・支流から水を集めて発電・放水。
と言うことは、またまたここから上流の高原川はお天気に沿って「超」渇水??
・・・心は一層のこと双六川に傾倒します。


高原川出合から少し登った双六川。
小生の第一のポイント、高原川漁協さんの看板がある淵には先行者が。
その少し上流、第二ポイントの入渓口前に駐車して、谷底の双六川へ。
水量は6月の渇水時と良い勝負、少ないです。
でも、相変わらずの澄み切った清流!!

8.5m竿+0.3号糸+ガン玉2号+吉村渓流に装備を替えて。
・・・でもやっぱり、ここで上がってくるのも小ヤマメさんばかり。


時刻は12:00過ぎ。
パッとしない釣果が続く中、お空の様子が・・・降ってきました、パラパラと。
暫くするとザーザーと本降りに・・・結構な降り加減です。
透明で川底が見えていた双六川、川面が雨滴に打たれて見えなくなります。

小一時間もこの状況が続き・・・ここは音に聞こえし激流 双六川。
カッパ越しに聞こえる雨音は若干の恐怖心を駆り立てます。

サイレン・放送はまだ在りませんが、大事を取って川から上がり。






軽巡「ハスラー号」のハッチバックを開けて雨宿り。
パタパタとハッチバックを叩く雨粒。

道ばたの側溝。
そこを雨水が駆け走ります。
手持ちぶさたでタバコを所望。
ついでにおにぎりを頬張り。

これ、姫川と同じパターンです・・・

続く本降りに打つ手も無く、こんな時は車内で仮眠に限ります。


一時間ほど眠った後、気が付くと小雨に。
しかし、再び谷底へ降りる勇気が無く・・・
気分的な問題でしょうが、もう少し人家に近いポイントへ移動します。

暫く上流へ車を運転すると神社と集落が。
その少し上流、双六川をのぞき込むと・・・車道から少し下れば河原です。


大きな一枚岩の巨岩が川を形成しているようなポイント。
雨上がり、白い川霧がエメラルド色をしたトロ場の川面を静かに包み込みます。






雨後の双六川。
このポイント、人家も近く安心感はありますが、やはりお魚のサイズ的には。

時刻は16:30。
残念ながら今日はここまで。

いつもの小生、一泊釣行はそのお決まりパターン、初日はズタボロ。。。
さ~、この状況。
明日はいつものとおり、及第点の釣果で逃げ切れるのか??

<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫 
釣果    :小ヤマメ多数・・・数える気も無く
気温    :19~27℃
天候    :朝は曇、昼から雨のち晴れ
表層水温 :18℃