2017年1月29日日曜日

魚の目~紫外線透過フィルター

ご諸兄各位殿


今回の表題、決して「足の病」の意ではござりませぬ・・・



A型インフルで、おとな~しく家で静養していた先週。
予防接種と薬の処方が幸いして、思いの外、軽微な症状でした。

・・・とは言ってもインフルエンザ、ムチャをすると危険、また長引きます。
床につくまでも無く、ひがなパソコンに向かってオタク的に過ごすここ数日。

そんな中、昨年に購入した管釣り雑誌の斯様な付録DVDを見ていました。
・・・買った本は既に廃品回収、付録のみ手を付けずに机上で放置。
如何にも、こんな日々には持って来い、なシロモノです。


その内容は・・・
人が明るい色・暗い色と判断するルアーの色、
それが必ずしも、お魚目線には当てはまらない、と言うものです。

ネコちゃん、ワンちゃん達が何とも味気ない「白黒世界」の住人であることは、
テレビか何かの情報で知っていましたが、
魚と昆虫が案外にも同列で、その良く見える色が一緒とは知りませんでした。

何でもその波長は400nm近辺、紫外線側にシフトしているとのこと。
人間の受け取る範囲は400~700nm近辺。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AF%E8%A6%96%E5%85%89%E7%B7%9A
上記ウイキで示されるこの範囲は、おなじみな七色の変化。
400nm近辺はある意味で真っ黒な世界・・・

結果として、こりゃ暗い色だ、と思っていた青・紫系の色がお魚には明るく映り、
明るい色だよね、と思っていた黄・橙系が暗い色に感じられてしまう。

・・・もう、目からウロコ。。。

先の瑞浪FPでの終わり際、明るい色と判断したピンクは人にも魚にも明るい色。
もっとも拙い経験上ですが、いつも明るい色ばかりが良いとも限らず、
その場の状況で明暗を使いこなす、その際に「人間感覚」で選択を間違えないで、
と言ったところでしょうか?

この辺りを「永井浩明研究所」はHPで具体的に示しています。
http://www.mukai-fishing.jp/report/nagai/index.php?date=2014-09-21
・・・DVDの中でも、所長は良い色=キャラを醸し出していました。


そんな色の判断に有効なもの、DVDの中でも使用していましたが、
紫外線透過・可視光カットフィルター、富士フイルム製です。
これで覗いた世界はお魚から見た世界。


http://ameblo.jp/kozuchi-6060/entry-11951543466.html
画像は上記のHPより拝借しました。
・・・釣り道具が見える辺り、管釣りルアーでは存外ベタな道具なのでしょうか?


DVDではルアーの側面をこのフィルターで眺めていましたが・・・

いや、そりゃ少し違うぞ、現場をよく見なきゃ。
お魚はルアーのケツからパクリと来るじゃないか。
背後から覗いたルアーの配色もフィルターで見るべきじゃ・・・

お値段も1,500円くらいでお手頃な様子、
病中の小生、ヒマに任せてアマゾンで購入しようと発注したのですが・・・

既にこのフィルター、生産・販売は終了で、
アマゾンから逆にお詫びと発注のキャンセル要請を受け取ることに。
つい最近までは買えたのでしょう・・・残念無念!

敵を知り、己を知れば・・・
いや、自分自身が何者か、良く解っていない小生!?
しかし、良い勉強になりました。

<もうひとつ、ご参考>
http://www.asahi-net.or.jp/~EP3N-KIZM/digicam/digi45.htm





2017年1月25日水曜日

インフルエンザ考

ご諸兄各位殿


「う~、いかん、どうも悪寒がする・・・」

土曜日の真冬の管釣り、少々、がんばりすぎたかな?
月曜日のお昼から鼻水が止まらず・・・風邪を召した様子です。


ただ・・・
「あなたの風邪はどこから?」と綾瀬はるかさんに聞かれれば、
喫煙者の小生、始まりはいつも喉から。

今回のように鼻水ばかりで喉が全く痛くない風邪は珍しく。
体温37℃は若干の微熱。
火曜日は一日、お仕事をがんばった後、定時で上がってお医者さんへ。

「・・・腰も痛いですか。念のためインフルエンザの検査をしてみますか。」
ちびっ子が鼻に綿棒を突っ込まれて泣いている風景、テレビでよく見ます。
ありゃ、大人でも痛い検査、涙が出ました、拷問です。

「A型ですね」
まさかの、お医者さんの診断結果。。。


・・・と言うことで、今日から今週末まで、ゆっくりと・まったりと、お家で養生。

しかし、今回のインフルはいつもと症状が違います。
喉が全く痛くないこともありますが、今のタイミングが諸症状全盛のハズ。
本来なら、高熱が出て全身が痛く、上からも・下からも・・・な状態なんですが。

こうやって、起き出してパソコンに向かい、ショ~もないブログを書いている。

いや、お読み頂いているご諸兄には大変に失礼!
いずれ、症状が重篤では無く穏やかなんです。

今日は釣れた・釣れなかった、なんて時とか、
今回のように、いつもと違う不思議に出会うと、
屁理屈、あら探し好きな小生、その理由を探っちゃうんですね。


11月下旬に受けた予防接種、これがマズ第一に効いているのでしょう。
それから、昨日にお医者さんから処方された「タミフル」と言う専用薬。
これを飲んだ後、昨夜は本当に一層、症状が楽になりました。


このお薬には説明書が添付されており・・・
なになに?異常行動について??
その例が以下の様です。

・急に走り出す
このところ、「走る」なんて動作、したことがありません。
踏み込みが激しく、ハスラー号の急発進はありますが。

・ウロウロする
これは薬を飲まなくても毎度です。
家内からいつも、ご近所をウロウロしないで、と。

・うわごとを言う
もう、これも、しょっちゅう!
特にお仕事中なぞ「独り言」のオンパレード・・・

・幻覚が見える
昨夜、佐々木希さんが枕元に。

・理由なく怒ったり泣きわめく
最近、男の更年期?喜怒哀楽が激しくて・・・

良く効くお薬には副作用が付きもの。

いやしかし、冗談はさておき。
小生のような「おじさん」はともかくも、小さなお子さんは目が離せませんね。


少し眠くなってきました・・・ゆっくりと静養します。
皆様、今が一番寒く厳しい時季。
お体、ご自愛下さい。。。









2017年1月22日日曜日

今年の初釣り~瑞浪フィッシングパーク

ご諸兄各位殿


「あれ?こりゃ昨夜、降ったんだな。」

土曜日の朝。
いつもの出勤時間よりちょっぴり早い7:20。
まだ薄暗い中、出立のため外に出てみると道路が薄らと濡れています。

今日の行き先は会社ではなく、今年初めての釣行は管釣り。
師匠 ノンタンさんとは8:30で虎渓山PAで落ち合うお約束です。

小牧東ICへ向かう道すがら、一山越えた犬山市は入鹿池近辺、
この辺りは薄らですが雪が積もっています。
・・・どうも昨夜降ったのは雨ではなく雪のよう。

実は昨日の夕方までは本日の行き先、
それは醒井養鱒場でしたが天気予報とにらめっこ。
北近江の山中は積雪が心配、急遽、行き先を東濃に変更したのですが・・・
こちらも先行きが心配です。


案の定、ノンタンさんと合流した中央道は虎渓山PAも薄らと雪化粧。


青空の下、白く眩しい雪が目にしみます・・・

瑞浪ICから下道、R19と県道で中山道に向け東濃の丘陵を登ります。
所々、日影の吹き溜まりでゆっくりと徐行さえすれば、
4WDノーマルタイヤのハスラー号なら行けなくは無い程度の積雪。


出迎えて頂けたのは雪景色の管釣り場でした。


車を降りて支度をして・・・う~、寒いッス。
と言うものの、心の半分はウキウキ気分!今年初の釣行は2か月ぶり!

早速、運良く空いていた2号池の西側、陽が降り注ぐ岸辺で戦闘開始!


ここの「瑞浪フィッシングパーク」、
いつもは家内を土岐のアウトレットへ「放置プレー」、お買い物に没頭中にのみ
半日だけ訪れる管釣り場・・・それは季候の良い秋での釣行。
今日のような真冬の白い季節での全日訪問は初めてです。

寒い冬の2号池のお水、透き通っていてサイト・フィッシングが可能!
明日が大会の為でしょうか?いつもより魚影が濃く、型も大粒そろい!

・・・こりゃもう、寒いなんて言ってられません!!


水温3~4℃。
池底に日が差し込み、お魚が静かにジっとしているのが見て取れます。
こんな時きゃ、ルアーのプラグは色を抑えて底探り、かな?
エアービートルはカニミソを選択。
例の如く、遠投キャスティングは着水後に数グリ、超スロ~でただ引き!

飽きが早い本日のニジマスさん、こちらはせっせとローテーション、忙しいです。
どうも緑色系が良い感じなので、エアーブローはグリーンを装填。


良いですね~、思ったように采配が決まるって!
幸先の良い今年の初釣り!

もう、粗忽者でお調子者な小生、苦手なスプーンにも今日は挑戦!
色は同じくグリーンの斑。
着水カウントダウン後、プラグより少し早めにリトリーブです。


横では師匠 ノンタンさんもがんばって居られます、ハイ!
ご家族分の4匹がノルマとのことですが・・・
今日は余裕のヨッちゃんでしょう。
お父さん、がんばって!



楽しい時間。
とは言え、寒いことには変わりなく・・・昼食は暖かいカップラーメンです。


昨年は家事で忙しかったノンタンさん。
結局、渓流釣りは一度もご一緒できず仕舞。
こうやって、ゆっくりとお顔を会わせるのも「はだか祭り」以来の一年ぶり?
・・・早いな~時の流れは!

ラーメンを啜りながら、積もる話で花が咲きます。






午後からは風が出てきました。
2号池が混み合ってきたので1号池に場所を移します。


渓流釣りではマズ見かけませんが、管釣り、しかも設備が整った釣り場では
まま女の子もがんばって見えます。

寒くて風の強い中、彼女の釣り糸が仲間内で絡んで「お祭り」騒ぎ。
黄色い歓声、ほんとに賑やかです。
叶うことなら、おじさんも「絡ん」でみたいモンです・・・


こちらの1号池は全くの濁り水。
条件として、何が2号池と違うのか??この近距離で、不思議です。
結果、明るめ、キラめのルアーを使ってみるのですが・・・渋い~。
それで皆様、2号池に集っちゃうのかな?

暫しノンタンさんとがんばった後、諦めて2号池へ戻ります。



時刻は15:00。
真冬の陽の傾きは早く、既にお池の半分は木陰に隠れ。


がんばるお父さんは、
ノンタンさんの後ろ姿。
・・・中年の哀愁が漂います。

午前中と勝手が違い、
午後は強風、
雲の出入りが激しい天候。
お魚のコンディションも
逐一で変化します。
う~ん、難しい。。。



・・・薄暗い木陰で如何にアピールするか??
もう、ルアーは大きめ、明るめ、で、相も変わらず底探り、かな??
エアービートルはサクラミソをチョイス。



・・・で、結果はドンのピシャで3連チャン!!


最後の駆け込み釣果・・・お後が宜しいようで。


今年の初釣りは斯様な感じでございました。
ノンタンさんも今年は諸事から解放され、例年のようにお付き合い頂けるご様子。
来るシーズンのお楽しみが増えました。

・・・師匠、もう、8.5mの本流竿、買っちゃいましょうよ!!





2017年1月15日日曜日

ルアーの不思議

ご諸兄各位殿


愛知県は尾張北部、昨日朝から引き続き雪が積もりました。
今はチラチラ、道路の雪もほぼ溶けて、明日の出勤には問題ないでしょう。


寒い昨今ですが、次週は師匠はノンタンさんと管釣りを予定しています。
渓流が禁漁のこの時期、ニジマスさん相手にまま管釣りへ出かけるのですが、
小生にとって、この「ルアー釣り」は今でも若干の不思議なんです。


渓流釣りでは「エサ釣り」オンリー。
いつもブドウ虫、ミミズをエサに、ままイクラとキンパクで釣っています。
渓流魚はこれらをエサとご認識・・・のご様子。


すみません、工場でのお仕事柄、イヤでも三現主義を掲げるところがあり。
また子供の頃から石頭なところもあり・・・

その昔、小学校の校庭は観察池でコイに花壇のミミズを与えたらパクリ!
「うん、コイはミミズを食べるんだ」の現実で納得。


しかし・・・このルアーに至っては。。。

プラスチックで出来たお人形、もしくは鉄片を曲げただけの色つき板。
確かにお風呂の中、水中で引っ張ってみるとヒラヒラ・クネクネと妙な動き。
この動作・色柄にお魚が操られる?ホントかいな??

・・・3年前まではそう考えていました。


お話しはまたまた、その昔は中学生の頃。
当時はブラック・バス釣りが大はやり。
友人達と連れ添って、開通直後の地下鉄鶴舞線・豊田線で愛知池まで何度か。

リール竿は金山のダイエー、その釣り具売り場で2,000円。
(当時、有ったんです、そんな竿が。)

スピニング・リールは同じくダイエーで特価品500円。
ドラグ機能はなく正転のみでキチキチとラチェット音がしました。
(当時、ほんとに有ったんです、そんな、ふざけたリールが。)

肝心なルアーは「コネリー」のみ。


これです、ネットを調べたら今でも写真はありました・・・確か数百円だったかと。
ちなみに、「ダイワ精工」製なんですね、知りませんでした。

中学生とは言え子供の釣り。
一日中、夏の暑い中、ルアーをお池に振り込みますが、とんと釣れることもなく。
連れの友人達もしかり。

ルアーって本当に釣れるのだろうか?
このころから、子供心に疑念が湧いて。


・・・あれから30有余年。

50歳を手前に、ちゃんとしたお道具を片手に初めての管釣りルアー。
場所は美濃加茂、木曽川河川敷、お連れはノンタンさん。
今日のような小雪の混じる寒い寒い2月の冬でした。

中学生の頃からほとんど精神的な進歩のない小生。
一日中、冬の寒い中、何も考えず川に向かってキャスティングを繰り返し・・・

で、少し暖かくなりかけたお昼過ぎ、一匹のニジマスさんが。

あの時の感覚は覚えています。
何の前触れもなく、いきなりの強烈な引き・・・キリキリとドラグが唸りました。
いえ、釣れたお魚は決して大きくはなかったのですが・・・
単純にドラグの存在・調整を知らなかっただけ!?

初めて管釣りでお魚が釣れた感動よりも、
「へ~、ほんとにルアーで、お人形で、お魚が釣れるんだ!」
この感覚が勝りました。



幼少に抱いた不思議。
歳を追うごとに少しずつですが解決・納得していきます。
でもまだ、世の中は自分の知らないたくさんの未知なるモノが・・・

オジサンの旅は続きます。














2017年1月8日日曜日

郡上漁協 H29雑釣年間遊漁承認証

ご諸兄各位殿


今年のお正月は暖かいお正月でしたが、ここに来て冷え込んできました。

やっぱり寒い時期は寒く、そして、暑い時期は暑くなければ。
小生は斯様に思います・・・もちろんですが、ほどほどに。

そして、あと一ヶ月もすると渓流釣りは解禁。
長いようで、過ぎ去ってしまえば短い禁漁期間でした。

そして・・・
少し気が早いかも知れませんが、年明けに郡上漁協の雑魚年券を購入。

台紙の色は今年は少しシックな紫色です。
お値段は昨年より1,000円お高い5,000円。
近隣の他漁協さんに比べると、大河 長良川を有するその守備範囲の広さから、
昨年までが割安だったかと。

5回も釣行に出かければ元が取れる計算、小生的には納得なお値段です。


え~、お話しは今年もまた、この年券に付随してくる「おまけ」についてです。
・・・実は毎年、密かな楽しみにしているんです、ハイ!

一昨年前までは「郡上鮎」のシール・・・これは「いぶし銀」でシブかった!
グ~です!

昨年までは2年連続で「アマゴ・ワッペン」を頂けました。
何だかんだと文句を言いながらも、昨年のものはハスラー号に。



・・・そして、今年は斯様なシールが。


さ~て、さすがに・・・このシール。
折角頂いたのですが、う~ん、どこへ貼るべきなのか?

・・・仰せの通り、資源保護のためにも小さなお魚は逃がしたいです。


小さなアマゴさんと言えば・・・
昨秋の秋神川、青屋川へのお泊まり釣行、南飛騨は朝日町の民宿に泊まりました。
たまたま同泊しました秋神川の常連、ヨシダさんからイワナの塩焼きをご馳走に。
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/2016/09/blog-post_11.html

そのとき、お宿からの食事として「アマゴの甘露煮」も頂きました。
そのアマゴ、
全長15cmはあったでしょうが、18cmには満たないでしょう小魚。

残念ながらその時の写真はなく、上の画像は他HP様より拝借ですが、
斯様な感じでした。

何より、小魚の煮付け、頭からカブりつけて骨まで柔らかく、甘辛いショウガ風味。
とても美味しかったです。


・・・一枚の釣り券が招く風光明媚な渓流でのストーリー。
今年はどのような、人・お魚・景色との出会いがあり、おいしさが待っているのか?
今シーズンが楽しみです。



2017年1月4日水曜日

新春 渓流巡り~山梨 忍野&都留 桂川~その2

ご諸兄各位殿


山梨県は桂川。
その最上流部の忍野近辺を散策。
昼食前は県立水族館から「しのびの里」までをさかくだりました。
(前回のブログ ↓ )
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/2017/01/blog-post_3.html

昼食の後は「しのびの里」から忍野八海に向けて、桂川をさかのぼります。


県立水族館前の橋から川をのぞき込むと・・・


居るじゃ無いですか!
この時季に、自然渓流に、
お魚さんが!

色が白い・・・こりゃ絶対に
ニジマスさんはアルビノ!
尺は優にあります!






腐っても鯛。
最近、近眼に老眼が進むポンコツな眼の小生ですが、さすがに、
白いコイとニジマスの違いは解るつもりです。

うん、こりゃ、これは絶対にニジマスさん・・・自分自身にそう言い聞かせ。
お願い!夢を壊さんでちょ~だい!!


桂川の南岸を上流に向けて歩みを進め、忍野八海に至ります。
ここは景勝地、お正月ですが観光客さんで賑わっています。




その昔は20年ほど前、
転勤で数年ほど埼玉県に住んでいました。

その当時、ここ忍野八海にも一度だけ、家内と一緒に来たのですが・・・

いや、もう最近、その頃の記憶が定かでは無く。
ただただ、水がものすごく綺麗であったことは。
さすがは名峰 富士山の湧き水。




・・・ここでひとつ、重大な事実が発覚。。。

忍野八海の入り口に忍草漁協組合があり、そこには川マップが掲げられています。
それによると・・・
絶好のポイントと思われた、先ほどの県立水族館から「しのびの里」近辺。
あの辺りは、な、な、何と!
「ルアー・フライ釣り」の専用区間!
エサ釣りは御法度!!

それじゃあ、どこでエサ釣りは出来るのかと言うと・・・
忍野八海近辺のみで正確には桂川ではなく新名庄川。
下の写真がその近辺。


決して雰囲気的なロケーションは悪くはないのですが・・・
如何せん、水深はメチャ浅く、流れもユルユル・・・
そして横を観光客さんがゾロゾロ・・・

先の尺越えアルビノ・ニジマスさんはおろか、見て取れるのは小魚ばかり。
ゲロゲロ・・・

新年早々、やはり今年も「バカ」は健在です、ここな粗忽者の小生。
事前準備で少し調べれば解るような内容・・・
相も変わらず、お粗末!

ああ、
冬の西日に照らされる、白い富士山がとても眩しく悲しくて・・・目にしみます。



観光客で賑わう忍野八海に背を向けて、孤高のエサ師はとぼとぼと桂川、
その北岸を県立水族館に向けて歩きます。

ホント、良いロケーション、でも、エサ釣りは禁じ手、ク~、残念無念!



折角にも山梨県まで来て「手ぶら」で帰る訳にも行かず、
(十分に桂川最上流部、忍野八海の素晴らしさは堪能出来たのですが。)
一人作戦会議、軽巡の艦橋(運転席)でカーナビを見て今少し策を練ります。

「川も下れば様子も変わろうに・・・良いに転がるか、悪いに転がるか。
  その結末は・・・天地のみぞ知る。」

作戦会議の結果、桂川を都留方面へ下ることにしました。


忍野を出立してR138を北上、直ぐに富士吉田をバイパスするR139に出ます。
道沿いには郊外型の商業施設が・・・桂川は国道からは見られません。

でも・・・
このR139、全くにもってダウン・ヒルな道路、ぐんぐん一直線で下ります。
「この道に沿って流れる桂川、こりゃ、さぞ、急流なのでは??」

帰宅後に国土地理院で調べたのですが、忍野村と富士吉田市の境、
そこでの桂川の標高が約900m。
数km下った富士急の寿駅近辺が約700m。
で、また3kmほど下った西桂町の中心部で標高約600m。
http://maps.gsi.go.jp/?vs=c1&z=16#15/35.462558/138.816762/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

概算ですが勾配率は約3%、これって、スゴい下り加減、急流です。

小生の知る範囲では、
高原川の双六口近辺が1%、小坂川の赤沼田で1.5%、馬瀬川の川上が2%。
もちろん、川によっては区間・局所で数値が大きく変わりますが。

そこで、西桂町の中心街を流れる桂川がこれ。



忍野近辺とは全く渓相が変わります。
ザ~ザ~と音を立て、押しの強そうな急な流れ。

急流な為なのか、両側の護岸もしっかりとコンクリ・ブロックで固められ。
でも、まま立ち込む河原が存在するのが救いです。

そして、水はここに至ってもメチャ綺麗!
竿は7m、いや、8.5mかな?

強い流れの清流・・・期待しちゃいます!大物なツ・ワ・モ・ノ!



既に夕陽も富士山の向こう側。
そろそろお帰りのお時間です・・・良い天気でした、お正月二日目。


帰路も御殿場から一段と高い場所を走る新東名をひたすら西進。
途中は駿河湾沼津SAから見た駿河湾の夕景です。


往復で一日600km超、疲れました・・・

おわり







2017年1月3日火曜日

新春 渓流巡り~山梨 忍野 桂川~その1

ご諸兄各位殿


・・・家内が実家に帰ってしまいました。
渓流釣り、管釣り、そしてアウト・ドア「バカ」な旦那に愛想を着かし・・・


と、言う訳では無く、
家内の家族揃ってのお正月帰省、実家は直ぐそこの名古屋。

ホントは小生も行くべきなのかも知れませんが、
そこはそれ、三人姉妹に義母さま、姪っ子さん・・・女同士が宜しいようで。
「来なくて良いよ」・・・家内も気が利いています。

と、言うことで、
正月二日目は、やることナシのフリ~・デ~~!

初夢で見る縁起物は「一 富士、二 鷹、三 茄子」と申します。
その冬模様の富士山を見たさに、また、この近所に単身赴任中の級友もあり、
(年末の忘年会で彼とはご一緒、今は名古屋に帰省中。)
音に聞こえし、甲斐国は忍野を流れる、清流 桂川を拝見してきました。

・・・既に来シーズンを見据えての偵察行動!
今年も「バカ」は全開、やりまッセ!!


久しぶりの朝5時起き。
今日は釣行じゃないけれど、この冒険前のワクワク感、好きですね~。
日の出前の6時チョイ過ぎ、軽巡洋艦「ハスラー号」は舫いを解いて、
いずる朝日は東方へ向け、はるばる出航です。


小牧~名古屋~豊田と東名高速を進み、そこから先は新東名高速へ。
静岡は清水を超えた辺りから、山裾より富士山がこんにちは。
お正月の澄んだ空気、雲ひとつ無い快晴です!

御殿場からR138を北上して籠坂峠を越えれば、そこは山中湖。
静岡側から見た表富士は快晴でしたが、ここへ来て雲が掛かりだし、残念。
どんよりした感じの山中湖でした。




山中湖を過ぎれば、直ぐにそこは目的地の忍野八海は桂川、その最上流部。
山梨県立森の中水族館に車を止めて、早速にも川沿いをまずは下流へ散策です。

写真では解りづらいかも
知れませんが、水はメチャ綺麗!
どこまでも透き通っています。

水中を揺らめく水草も、
どうでしょう、小生、
水草の種類に疎いのですが、
上高地の小渓流で見るような
タイプ。

竿は6mで十分かな?



この辺り、決して瀬では無いですがトロ場でも無く、水の流れは確実にあります。

そして・・・とても静かです。
聞こえるのは小生が踏みしめる枯れ葉、もしくは霜柱の音のみ。


釣行では無く冬の渓流散策、それでも十分に楽しめる桂川。




競り出た木の枝は要注意ですが、
川沿いには踏み固められた小道。

樹枝に縛られたピンクのリボン、
それに沿って歩けば道を誤ること
は無さそうです。

水面まで落差も余り無く、
アプローチ容易。




この風景、この空気、この水質。
さすがは音に聞こえし桂川・・・ご同輩の訪問が多いこと、うなずけます。


「忍野しのびの里」前は木々も開け、水深もあり流れも急。
拙い初級者の勘ですが、ここは絶好のポイントです。


そして、いつの間にか雲が千切れ始め、再び富士山が顔を出し。
今日のこの景色、本当に碧が冴え渡ります!





忍野しのびの里で昼食。
山梨名物「ほうとう」です。

大きく平たい麺は名古屋の
「きしめん」に似ています。

でも、味は味噌味。
カボチャ、里芋など、寒い
冬にはグ~な食材です。





昼食後、今度は歩みを上流に向けます。
県立水族館を過ぎて更に上流、碧い水辺を伝い忍野八海へ向けて。

                            つづく・・・