2018年12月23日日曜日

意外性の楽しさと延べ竿ズームの修理

ご諸兄各位殿


・・・昨日は冬至。
ゆっくりと、銭湯でゆず湯に浸かり。

今年もいよいよ暮れていきます。


爽やかな朝の渓流、小気味よいアマゴの引き具合、
その最後の感触は秋口、既に幾久しく感じる昨今です。

年の瀬のこの時期、
今シーズンを振り返りながら、来シーズンに想いを馳せる、
そんなタイミングでもあります。


私事ながら、今シーズンはオオモノ、
いわゆる尺越えサイズとは、残念、ご縁がありませんでした。

それはそれとして、今シーズンは飛騨 庄川へ幾度か通い、
木曽の渓にも初めて足を運び・・・そして車中泊も。

代わりに、行きつけの馬瀬・吉田川への回数が減ったような。




渓流釣りの楽しみとして、釣り全般のそれとして、
小生は一つに「意外性」が含まれていると思います。

いつもの渓でもポイントを変えてみると、
「へ~、いつもと若干、違うね、おもしろい!」
「え? こんなところで、こんなお魚・大物が?」

これが顕著に表れるのが新規開拓で、
初めての川を訪れたい理由でもあります。

・・・もちろん、残念な結果、の場合もありますが。



お魚のライズや清流・浅瀬で目視の釣りも面白く。

でも、基本は深く見えない川底へ、
糸と目印、その挙動を五感を頼りにしての探索。

意外や意外、鬼が出るか蛇が出るか?
正に神のみぞ知る!?

来年はどこへ開拓に出かけようか・・・



そんなことを考えながら、装備の手入れをボチボチと、
先々週から装備の買い足しに。
そして散歩や工作の合間、延べ竿の修理も。

以前に渓峰尖7m、そのズーム機構の修理を行いましたが、
今回は5本ある竿の中では付き合いが最も長い渓秀6mを。


修理前の渓峰尖と同じく、2カ所あるズーム機構がスカスカ。
つなぎ目の黒い部分が見えるほど酷くはないのですが、
ともすると、勝手にズームが伸び出してくる状態でした。

・・・節の若干で太い部分がすり減ったのでしょう。
今回はここのみ、プラモの塗料で厚みを回復させます。


丁寧にマスキングを行い、そしてタミヤのスプレー缶で塗装を。


一週間の乾燥放置の後は、コンパウンドで塗面を慣らして完成です。





渓流写真と尺モノのアマゴさんは一昨年の馬瀬川から。
このポイントは初めてでしたが、その時は正に桃源郷!

今回修理した渓秀が活躍、まさかこんな細い流れで・・・



その後、何回か同じポイントに探りを入れたのですが、
ついぞ桃源郷の再来とは至らず・・・
それは、まるで「おとぎ話」です。

でも、こんなアタリ・ハズレも釣りの楽しみ!


さあ、冬至も過ぎてお日様はこれから長くなるばかり!
来シーズンはどんな発見・お楽しみが待っているのやら!?


*竿の修理詳細は以前の小生ブログ
「新工法? 渓流竿 伸縮機構の修理」
を参照下さい。