2017年1月4日水曜日

新春 渓流巡り~山梨 忍野&都留 桂川~その2

ご諸兄各位殿


山梨県は桂川。
その最上流部の忍野近辺を散策。
昼食前は県立水族館から「しのびの里」までをさかくだりました。
(前回のブログ ↓ )
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/2017/01/blog-post_3.html

昼食の後は「しのびの里」から忍野八海に向けて、桂川をさかのぼります。


県立水族館前の橋から川をのぞき込むと・・・


居るじゃ無いですか!
この時季に、自然渓流に、
お魚さんが!

色が白い・・・こりゃ絶対に
ニジマスさんはアルビノ!
尺は優にあります!






腐っても鯛。
最近、近眼に老眼が進むポンコツな眼の小生ですが、さすがに、
白いコイとニジマスの違いは解るつもりです。

うん、こりゃ、これは絶対にニジマスさん・・・自分自身にそう言い聞かせ。
お願い!夢を壊さんでちょ~だい!!


桂川の南岸を上流に向けて歩みを進め、忍野八海に至ります。
ここは景勝地、お正月ですが観光客さんで賑わっています。




その昔は20年ほど前、
転勤で数年ほど埼玉県に住んでいました。

その当時、ここ忍野八海にも一度だけ、家内と一緒に来たのですが・・・

いや、もう最近、その頃の記憶が定かでは無く。
ただただ、水がものすごく綺麗であったことは。
さすがは名峰 富士山の湧き水。




・・・ここでひとつ、重大な事実が発覚。。。

忍野八海の入り口に忍草漁協組合があり、そこには川マップが掲げられています。
それによると・・・
絶好のポイントと思われた、先ほどの県立水族館から「しのびの里」近辺。
あの辺りは、な、な、何と!
「ルアー・フライ釣り」の専用区間!
エサ釣りは御法度!!

それじゃあ、どこでエサ釣りは出来るのかと言うと・・・
忍野八海近辺のみで正確には桂川ではなく新名庄川。
下の写真がその近辺。


決して雰囲気的なロケーションは悪くはないのですが・・・
如何せん、水深はメチャ浅く、流れもユルユル・・・
そして横を観光客さんがゾロゾロ・・・

先の尺越えアルビノ・ニジマスさんはおろか、見て取れるのは小魚ばかり。
ゲロゲロ・・・

新年早々、やはり今年も「バカ」は健在です、ここな粗忽者の小生。
事前準備で少し調べれば解るような内容・・・
相も変わらず、お粗末!

ああ、
冬の西日に照らされる、白い富士山がとても眩しく悲しくて・・・目にしみます。



観光客で賑わう忍野八海に背を向けて、孤高のエサ師はとぼとぼと桂川、
その北岸を県立水族館に向けて歩きます。

ホント、良いロケーション、でも、エサ釣りは禁じ手、ク~、残念無念!



折角にも山梨県まで来て「手ぶら」で帰る訳にも行かず、
(十分に桂川最上流部、忍野八海の素晴らしさは堪能出来たのですが。)
一人作戦会議、軽巡の艦橋(運転席)でカーナビを見て今少し策を練ります。

「川も下れば様子も変わろうに・・・良いに転がるか、悪いに転がるか。
  その結末は・・・天地のみぞ知る。」

作戦会議の結果、桂川を都留方面へ下ることにしました。


忍野を出立してR138を北上、直ぐに富士吉田をバイパスするR139に出ます。
道沿いには郊外型の商業施設が・・・桂川は国道からは見られません。

でも・・・
このR139、全くにもってダウン・ヒルな道路、ぐんぐん一直線で下ります。
「この道に沿って流れる桂川、こりゃ、さぞ、急流なのでは??」

帰宅後に国土地理院で調べたのですが、忍野村と富士吉田市の境、
そこでの桂川の標高が約900m。
数km下った富士急の寿駅近辺が約700m。
で、また3kmほど下った西桂町の中心部で標高約600m。
http://maps.gsi.go.jp/?vs=c1&z=16#15/35.462558/138.816762/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

概算ですが勾配率は約3%、これって、スゴい下り加減、急流です。

小生の知る範囲では、
高原川の双六口近辺が1%、小坂川の赤沼田で1.5%、馬瀬川の川上が2%。
もちろん、川によっては区間・局所で数値が大きく変わりますが。

そこで、西桂町の中心街を流れる桂川がこれ。



忍野近辺とは全く渓相が変わります。
ザ~ザ~と音を立て、押しの強そうな急な流れ。

急流な為なのか、両側の護岸もしっかりとコンクリ・ブロックで固められ。
でも、まま立ち込む河原が存在するのが救いです。

そして、水はここに至ってもメチャ綺麗!
竿は7m、いや、8.5mかな?

強い流れの清流・・・期待しちゃいます!大物なツ・ワ・モ・ノ!



既に夕陽も富士山の向こう側。
そろそろお帰りのお時間です・・・良い天気でした、お正月二日目。


帰路も御殿場から一段と高い場所を走る新東名をひたすら西進。
途中は駿河湾沼津SAから見た駿河湾の夕景です。


往復で一日600km超、疲れました・・・

おわり