2022年1月1日土曜日

7m渓流竿 天平ZA(新) VS 渓峰尖ZB(旧)

 

あけましておめでとうございます。


年末のこととなりますが、修理に出していた7m竿は渓峰尖が帰ってきました。

実は昨年の梅雨明けは木曽は上松小川・末川での釣行、
その終了時に渓峰尖を仕舞おうと、竿を縮めた際に違和感が。

#15の収納具合が宜しくなく、5mmほど他の節より飛び出していました。

帰宅後に竿を分解して様子を見てみると、#15の根元が割れた状態に。
加えて#16は竿尻のリング、これにも異常・ささくれが。

・・・恐らくはこちらが元凶かと。

ムリに縮めたつもりは無かったのですが。
そろそろ、ご主人様と一緒で、経年変化かもしれませんね。


しかし、ズームを受け持つ#15、この不具合はマズいです。

それに使い続けて万が一、一層に重症化・他が破損されてしまっては・・・
季節はこれからが長竿の本格稼働、早速にもいつもの春日井の釣具屋さんへ。


「あ~、節元が割れちゃってるから、これは交換ですね。」

店員さんの親切なご対応は、直ぐにシマノさんへ電話で在庫確認です。
ところが、そのご回答が・・・

「いや~、在庫切れで次回の補充は来年の2月(!?)とのことですわ。」


・・・旧型でもある小生の渓峰尖ZBは7m。
恐らくはロット生産でしょう、在庫が切れたら何本かを作り溜めかと。
しかし、2月って、あんた、半年先だよ??

まあそれでも、コロナ禍は巣ごもり・渓流釣り人口の減少と、
メーカーには厳しい状況、作って頂けるだけでも、ありがたいと思わなきゃ。

問題は・・・
シーズン中盤での主力竿の戦線離脱、これは厳し~い!


そんなことから、竿を修理に出した後、その足で店内を物色です。
して、幸運にも、陳列棚には天平ZA(新型)の7mが!

廉価版な竿です、加えて割引もあり値段もお手頃、
小生的にも「コロナ禍=釣行減」で、お小遣いにも若干の余裕が?

・・・もう、即買いでした。


この2本のシマノ製は7m渓流竿、並べて比較してみると・・・


・・・いえ、毎度、小生に竿の「調子」を尋ねられても困ります。

弊ブログの釣果を見れば一目瞭然、その技量も無ければまた表現力も無く、
あくまでも見た目、もしくは物理的な比較のみなこと、ご容赦くだされ。


渓峰尖は過去の実績から、天平は半シーズンでの手応えから、
0.3号糸で尺クラス対応は問題ないでしょう。


グレードは渓峰尖が天平よりワン・ランク上です。
ここでの比較は新型天平と旧型渓峰尖の違いはありますが、
定価では双方とも3万円前後となり、その差はほんの数百円です。

仕舞い寸法は双方とも50cmとリュックから大きく飛び出ることも無く、
節数は16本で同じ、重量も200g前後で渓峰尖が若干の軽めです。

双方とも基本的に流しは両手操作、ここ一番だけなら片手でも。


大きな違いは・・・

ズームが天平は2段階で6.7mと7.1m、
渓峰尖のそれは3段階で6.3m、6.7m、7.0m。

ワン・グレード上なだけ、渓峰尖の方が「使い勝手」が良いのかな?


そして、もう一つの違いとして・・・

2本並べると判るのですが、
天平は手元の#16が約28mmと太く、渓峰尖は25mmと細いのです。

「ん?たった外径が3mmの違いでしょ?何をそんなに目くじらを立てるの?」

と思われるでしょうが、個人的な理由で恐縮です、
所有するオーナーの便利な仕掛巻、これが天平にはハマらないのです、ハイ!


上の写真ではきちんと装着されているように見えますが、
これが僅かなショックで直ぐにポンっと、仕掛巻が竿から飛び出すンです。


・・・8月の馬瀬川上流は移動の繰り返し。

仕掛巻を装填して竿を縮め糸を巻き取ったのですが、
その作業が川の中、場所が悪かった、仕掛巻が竿からポン!
結果、川の流れに、どんぶらこ、どんぶらこ・・・


もっとも、この不具合は天平7mが悪い訳ではないですがね。

何個か用意してある仕掛巻を有効に活用するためにも、
ここは私的に何か策を練る必要を感じています。



ここまでの比較では渓峰尖に軍配が上がるのですが、
あえて、こちらに難を申し付けるとするならば・・・


竿のカバーかな?

天平のカバーは黒くて厚手の合成繊維製のカバー。
紐も太くてしっかりとしたものです。

対して渓峰尖のカバーは薄手の青い布製、紐も細くて解け易く、
ヤブ漕ぎ中で気が付けば、背中のリュックで竿本体は先端が丸出しに。

渓峰尖より古い渓秀のカバーは天平と同じくしっかりとしたモノ。
なぜ斯様な薄布カバーになっちゃったのか??


小生の釣行では稼働率の高い7m竿です。
ご主人様と一緒、お疲れの激しい渓峰尖を労わりながら、
新参若手は天平をメインとして、今シーズンの渓流釣行なのかな?


いずれにしても・・・

狭くも無く、また、広くも無い、
良いサイズがそこそこ釣れる「中庸の流れ」。

頭上を木々に覆われた小渓流・源流は窮屈、
太くて雄大な流れの本流はガマンとの勝負。

修行の足りない粗忽者、彼はそんな7m竿が最適な流れが好きなんです。


え~、新年、改めまして、
オジサンのため息のような弊ブログですが、
本年も変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。


<ああ、寒い・・・早くこんな季節にならないものか。渓流風景は馬瀬川から>