2019年10月26日土曜日

雨の京都巡り

ご諸兄各位殿


「今日の宿だけど、”とりまる” 通りにあるんだって・・・」


渓流釣りシーズンは ”ほったらかし” 状態であった我が家内。
毎年、その終焉である10月は、小生の「贖罪の季節」でもあります。

今年は京都へ一泊旅行。

「碁盤の目」とは言え、入り組んだ小路で住所が難しい京都の町。
宿泊先のパンフレットを手に、車内で家内が大まかな位置を示します。

でも・・・
アンタそりゃ、烏丸(からすま)通りでしょ。

もっとも・・・
渓流釣りの名川、 石徹白川を ”いしてつしらかわ” と読んでいた小生。

夫婦共々、どっちもどっち。
お互いに小学校は国語・社会の出来具合が伺い知れます。。。


<雨の京都は、どこへ行こうか>



宿を頼んだ手前、日にちの変更は難しく、残念ながら今回の旅行は大雨の中。
夫婦共々、普段の行いがいと悪く、神さま・仏さまはお見通しです。



社寺仏閣の濡れた参道・玉砂利を歩くことはご勘弁、
最初の訪問先は京都水族館でした。


雨の本日、館内は幼稚園児から高校生まで、
遠足はたまた修学旅行の面々で賑やかです。


時刻はお昼を少し過ぎたあたり。
水族館の生き物たちもお昼時、オットセイの昼食です。



この京都水族館、驚いたことに、
オットセイがお客の直ぐ目の前に来て芸を披露。


これには子供たちも、おっかなびっくり。

ワイワイと騒がしかった子も、
黙って静かに、目の前のオットセイのしぐさに見とれます。


海の底をイメージした大きな水槽、
優雅にエイがひらひらと泳ぎます。


薄暗い館内、BGMも深海をイメージした静かな音調。

気が利いています、京都水族館は。
その水槽の前には柔らかなソファーが。

お隣りでは若いカップルがいちゃいちゃと。
お疲れ気味の我ら中年夫婦は、うとうと居眠りです。。。



外は激しく降り続く雨。

最初は1~2時間の予定でした京都水族館ですが、
意外とアトラクションや見どころも多く、
気が付けばすでに夕方でした。

初日はそのまま、お宿へ・・・



<二日目も雨です。。。>

次の日も、ゆっくり目に起床したのですが、やはり雨。

予報では午後から小やみになるそうで、
それまでは屋内の施設へと、太秦の映画村まで。


家内は初めて。
小生も小学校の修学旅行以来、
どうでしょう、40数年ぶりの訪問です。

屋内の催しが多いと思っていましたが、
人の記憶は当てになりませんね、
ほとんど屋外の散策です。



暴れん坊将軍は、そのたまり場でもある「め組」の番所。


作り物の小路ですが、そこは撮影用、江戸の雰囲気はバッチリです。




予報通り、午後から雨は小やみに。

余り時間はありませんが、どこか京都らしい、
作り物ではない「本物」も感じたく、
東山は八坂、清水寺の参道へ。


もっとも、
家内は京都らしい雰囲気より、お買い物に目が行くようで・・・


今日は小生が ”ほったらかし” にされる番です。

お義母さん、お姉さん達にお土産と、
油紙屋に入ったきり、なかなか出てきません。
お店の中は女性ばかり・・・

お外で待つは暇な亭主。
そんなときゃ、もう、シャッター・チャンスです。





さあ、これから清水寺へ、
と思ったのですが、三年坂と清水の表参道の交わる辺り、
小雨で傘をさす人で、動きが取れないくらいの込み具合。

・・・諦めました。


雨の降りが激しくて、
あまり名所を廻ることが出来なかった今回の京都旅行。

それでも、味のある「秋の雨降り京都」は堪能できました。































2019年10月12日土曜日

ハスラー号 防寒ウインド・シェードの改善

ご諸兄各位殿


今シーズンも何度か過ごした車中泊の夜。


軽自動車ハスラーでの一夜ですが、
狭いなら狭いなりに知恵を絞って。

何とか快適に睡眠がとれないかと、
あれこれ考え実際に試みてみます。

・・・これも、ある意味、
野外活動は渓流釣り、その楽しみの一つとして。



ただ、ここで一つ、
各位にお詫びがあります。

ハスラー号に防寒ウインド・シェード製作

上記の記事ではキャンプ用の折りたたみ式の銀マットにて、
防寒目的でウインド・シェードの自作を紹介しました。

このシェードの窓への固定ですが、
記事では両面テープで、としましたが、
見事にそれは失敗でした。

今シーズン初の車中泊で、
シェードを窓に張り付けたところ、
ものの10分、ポロリと落ちてしまう始末!

不甲斐ない設計、申し訳ありません。。。



原因は・・・

冷えた外気に比べ暖かい車内です。

窓にうっすら結露・曇りが生じて、
これが両面テープの粘着効果を見事にスポイル。

結果、
その夜は、お寒い春の一夜でした。


原因がわかれば対策は可能。
何か策を講じなければ・・・


似たようなものとして、
防寒ではなく逆に防暑を目的に、
車窓用の防虫ネットを持っています。


・・・これ、結構にもお値段がしたのですが、
今シーズは幸か不幸か、一度も使うことなく。


設置の仕方は簡単で、
窓ガラスの枠にネット周囲のプラ板をはめ込むだけです。

このアイデアをウインド・シェードに適用できないだろうか?


そうと決まれば、思案しながら、早速にも緻密な?設計に。
好きですね、ほんと、DIYが。


シェードの上下からプラ板で突起を出し、
それを窓枠に差し込んでは?

プラ板とシェードの固定は、それこそ両面テープでも。

近所のプラモ屋さんでタミヤのプラ板を購入。
鉛筆でケガいて、カッターナイフで切断して。



そして完成がこんな案配でした。


当初の設計図面では、
シェードの上下からハメ込みの突起を出す予定でしたが、
シェードをドアに乗せれば、下側の突起は不要なのでは?

・・・いえ、実は、正直に申しますと、
材料取りでプラ板が足りなくなってきて。
誠に、正確・計算詰め・緻密な設計でして。

このような感じで、窓枠の上側のみにプラ板の突起を差し込んで。


あとはドアに乗せるだけ。
まあまあの、出来具合でした。



今シーズンの2回目以降、晩春の車中泊は、
この改良型ウインド・シェードで快適な夜を過ごせました。


もともとがこのウインド・シェード、
晩春・初秋での使用に限定、
窓全体を覆うことなく、
それは8割ほど。

それでも外気温が10℃まで下がっても、
車内の温度は数度も高い15~16℃でした。

・・・効果だけは、折り紙付き。


それと、おまけに、もう一つ。

防暑目的の防虫ネットは、
窓を上から1/3ほど開けて就寝です。

・・・窓全開は保安上で不安を感じます。

そんな時は、


蓄電池式の扇風機を回して空気を循環させます。

ウインド・シェードを使用する場合でも、
この扇風機で車内の空気をかき混ぜると、
軽自の狭い車内を感じさせずに快適です。

あくまでも空気の循環が目的、
直接に身体へ風を当てるのではなく・・・

でないと、風邪を引いちゃいます。


やることのない、来春までのオフ・シーズンの期間。

さあ、今度は何を作って、
来シーズンを迎えましょうか?



<渓流写真は庄川 平瀬は大白川出会い>









2019年10月5日土曜日

豚骨博多ラーメン

ご諸兄各位殿


渓流釣りシーズンが終わった最初の週末。
何か気が抜けたように・・・ボ~っとしています。


それでも午前中は箱庭の草むしりを。

予報では30度まで気温は上がるようですが、
照りつける太陽も、頬をなでるそよ風も、
夏のそれとは趣が少し違い、
何か優しさ・もの寂しさを感じさせます。





家内は本日は外出です。
お昼ご飯は久しぶり、近くのラーメン屋さんは自転車で。


このラーメン屋さん、
県道名古屋~犬山線の並びは田県神社の直ぐ近く、
家内不在、機会があると訪れるのですが、
「売り」は豚骨の博多ラーメンです。

小生の定番は「豚骨塩ラーメン」、700円ナリ。


このお店、気が利いているのは・・・


麺は極細麺、いつも「やわ」で控えめに頂きます。





今でこそ、少し街中・近隣を車で走れば、
存外にどこでも目に付く・食べられる、豚骨ラーメンです。


でも初めて豚骨ラーメンを口にしたのは・・・
学生の頃、単車での旅行は本場、九州博多の長浜でした。
春休みはA君とのツーリング。

貧乏学生の小生、単車は中古125CCのカワサキ、
今は亡き2サイクルは単気筒でした。

今少し裕福?だったA君は・・・
それでも250CCは友人のお兄さんのお古、
ヤマハの2サイクル・ツインです。

もち、高速道路は使えず、一日かけて夕方は神戸に。
そこから大分は別府まで一晩をフェリーで移動です。


その後は安宿のユースホステルを泊まり歩き。
行く先々・泊まる先々で人との出会い。

一週間ほどをかけて、のんびり、
別府~高千穂~日南海岸~佐多岬~えびの~天草~長崎~大宰府・・・
九州を時計回りに訪ねました。

えびののループ・トンネルでは、
バイクのマフラーの芯が突然に外れ、
いきなりの爆音がトンネル内に響き渡り・・・

旅の終わりは北九州、
夕方はここから大阪行きのフェリーに、
その少し前に訪れた博多長浜、夕食としての豚骨ラーメン。


白いスープは名古屋生まれの小生、
「寿がきや」のラーメンで違和感はありませんでしたが、
その味は全く違い、

硬くて粉が吹いたような細い麺、
その上に紅ショウガが鮮やかに、
トドメは、すり潰した白ごまが、

・・・当時は衝撃的でした。

しかし、その濃厚な豚骨の味わい、美味しかったこと・・・
春のバイク旅行はまだ寒く、大宰府からは雨でした。
とてもラーメンの暖かさが身に沁みて。


貧乏学生の貧乏旅行。
そこで味わった豚骨ラーメン。

でも、全く「ひもじさ」はなく、
逆に底抜けに自由奔放を感じられたような。

今でも楽しい・面白い思い出です。


今年は赤い彼岸花、いつもより遅めの花盛り。

草むしりで少し疲れ、
外食の後はまったりお昼寝、
その後に書き始めた本ブログです。

秋の夕暮れは駆け足。
遠い昔を思い出していたら、既に外は暮れ始めていました。