2016年3月26日土曜日

執念の飛騨川支流 佐見川釣行

ご諸兄各位殿


愛知県は尾張北部に住む小生。
少し小高いところに登って周囲を見回してみると、一番近い山々は北の方角。
その方向へ自動車で走り、木曽川を渡って岐阜県に入り小一時間。
そこはもう渓流釣りが出来る環境です。
今日はその中のひとつ、飛騨川漁協の佐見川へ初めて行ってきました。

・・・普段は至ってまじめ?にお仕事に励む小生。
何のことは無し。
昨晩は残業で今朝は早起きが叶わず、結果、近場で済まそう、という魂胆。
でも、以前から飛騨川漁協のこの辺り、興味がある釣り場でもありました。

それに・・・今日こそは、時間を掛けてでも、初水揚げを。。。

飛騨川沿いはR41にある
コンビニで日釣券を購入。

今朝は寒の戻り、冷えました。
この辺り、軽巡の外気温度計
は2℃を表示しています。

もう少しで飛騨金山の
チョット手前でR256は
R41から分岐します。

その横を流れるのは
今日の目的河川、佐見川。

こんな鏡のようなトロ場があったかと思うと、そこから暫くR41は中山七里、
そのミニチュア版のような切り立った渓谷が、狭いR256沿いに続きます。

曲がりくねった渓谷が終わり、開けた谷間に出たと思ったら、そこには集落が。
「砂畑橋」という小屋付きのバスの停留所、その横に都合の良い駐車スペースが。
朝9:00。身支度を終え、今日はここから川をさかのぼるとします。


今日は冷えましたが、その分、お天気は快晴!気持ちが良い朝です。

この辺りは川面が道路より深くなく、容易に川に降りられます。
里川の雰囲気、瀬が主体ですがまま大きな奇岩が点在、流れに変化が豊富。
対岸から距離を置き、その際の緩めな流れを、6mで丹念に探ります。

・・・シーズン開幕から早一ヶ月。
例年のごとく、順調?にボーズ街道をひた走る小生の渓流道。
想いとは裏腹、今日も全くにもって順調、ピクリともアタリがありません。
水面に映る青空が空しくも眩いです・・・青空のバカヤロ~(笑)!


時刻は既にお昼過ぎ。
こんなトロ場を過ぎた辺りから川が二手に分かれ、どうも中州の様子です。
こんな時は集落、国道の反対側=山側、不便側を中州から攻めるに限ります。





このお昼の少し前辺りから、
とても暖かくなってきました。

水温も開始時のそれが4℃
だったのに、今はもう7℃。
急激な変化です。









と!
一瞬ですが足下を、今まで見たことのなかった、サっと逃げていく黒い魚影が!
暖かくなったから?
それとも竿抜けの山側、不便側だから?

いずれにしても、チャンス到来!
魚が走った方向にある川中の陽の当たる岩、その周囲で仕掛けを流します。

2度3度としつこく何回もネチネチと・・・こんな時に性格が出ます。
もう、こうなりゃ執念あるのみ!
今年の一匹目、カモ~ン、ベイビ~!

で!
とうとう来ました、明確なアタリが!
一息置いて・・・優しく静かに・・・かつ確実に、そっと合わせます・・・

小生の手のひらに僅かに及ばない18cmくらいのアマゴさんでした。
う~ん、昨秋の渓流釣堀での鍛錬があってなのか、きれいに上アゴに針掛かり。

ゲンキンな小生、一匹目が出ると俄然、気力が沸いてきます!
山際にある日陰の中の暗い落ち込み・・・ここはお得意のチョウチン戦で。

少し風が出てきました。
目印が仕掛けを浮かせ
始末が悪いです。

「え~い、シャラ臭い!
目印は切っちゃえ!」

日陰でのチョウチン戦。
老眼の身には大きめの
目印が良いのですが・・・



我ながら、流石はお調子者、一匹目が出ると大胆です。。。

でも結果オーライ、程なくここでも二匹目が。
先ほどより小さい15cmくらいでしょうか?

その後にもう一匹を追加して、さらに川をさかのぼれば、時刻は16:00。
今日はほんとに良く歩きました・・・努力も実を結び、これまでとします。

・・・昨年も、確か最初の一匹目は3月の下旬であったとか。
まあ、大器晩成型(自分で言ってりゃ、処置ナシ!)の小生。
その渓流釣行、ようやくエンジン始動です。。。



<データ>
エサ    :ぶどう虫、ミミズ
釣果    :3匹(目測15~18cm) 全リリース
気温    :2℃~13℃  
天候    :晴れ   
表層水温 :4~8℃