2018年12月31日月曜日

この冬も燻製作り

ご諸兄各位殿


今年もまた、燻製の季節がやってきました。


渓流釣り・管釣りをするご諸兄各位も、
この寒い冬の時期、燻製造りに励まれています。

そのブログを参考にさせて頂きながら、
また教科書も一つ「燻製づくりの基本と応用」を見ながら、
箱庭に出て小生も楽しみます。


2週間ほど前に改良をしたコールマンの燻製缶、
これまで4匹づつしか作業が出来ませんでしたが、
今回は一回に6匹でトライしてみます。

既に燻製缶の作業と一緒、事前に準備したハーブのウオッカ漬け。
それをバットに並べたニジマスに注ぎ、冷蔵庫で待つこと2時間。


その後、ソミュール液に入れ替えて塩漬け、同じく冷蔵庫で半日。
・・・この半日を使って、先回のブログは管釣りに行ってきました。

新たに4匹を仕入れて、今回の残りが2匹でしょう、都合6匹。
・・・続くお楽しみは、お休み後半にでも。

継いで塩抜きの工程です。
流水にさらすこと2時間、燻製造りは手間暇が掛かります。


キッチンペーパーで水分を良く拭き取り、
ニジマスのお腹にキッチンペーパーを押し込み、
一匹ずつ、これまたキッチンペーパーとラップで包んで一昼夜。

この工程は小生のオリジナル、お肉の「熟成」を待つンです。
ほんと??

・・・実は、
この一昼夜はお仕事、仕事納めでした。


仕事から帰ると、お魚を風乾カゴに納め、一晩の乾燥です。
この作業中、手元のお魚から香草とアルコールの良い匂いが。

・・・あれだけ長時間の塩漬け・塩抜きをしたのに、不思議ですね。


ここまで丸2日、ほんと、手間暇が掛かっています。


さあ、準備万端、役者が出そろいました。


古式ゆかしい、七輪での燻製造り。

・・・実は、
一番最初の燻製造りで危機一髪、カセットコンロをお釈迦にしてしまい、
致し方無しの七輪の使用、もち、家内からは大目玉が。


楽しい楽しい、おじさんの「ひとり火遊び」!?
して、昨年との違い・改良点は・・・

<その1>
燻製缶を七輪に乗せると、丁度、
七輪の火口を密封するような案配でした。
空気の流れ・炎の挙動を考えると、空間・経路を得たく・・・

そこで、七輪の上に鋳鉄製の「ハチマキ」を置くことに。

<その2>
これまで燃料は木炭でしたが、
火力の安定性・着火性・火持ちが今ひとつでした。

今回は残っている木炭と、新しく豆炭を使ってみます。


<その3>
そして燻製缶の改良です。


先々々回のブログでの作業紹介、
棚網を設置するステーをM4ステン・ネジにて追加して。


豆炭は着火が簡単、直ぐに火が着きました。


赤々とした炎、寒い本日、暖まります。
燻製缶の温度も直ぐに上昇。


ただ、ハチマキの為でしょうか、60~70℃には落ち着くのですが、
なかなか80~90℃には至りません。

教科書では60~70℃がご推奨の値なので、
これで良いと思うのですが、昨年より煙の立ち方が遅く鈍いような?

”始めチョロチョロ、中パッパ” が理想的な気もしますが・・・


「まあ、それはそれ、時間を掛けて、いぶしましょうか・・・」

準備、仕込み、器具、材料、その日の気温や風の有無・・・
オーバーかも知れませんが、二つとして、同じ出来具合が再現できない。

そこもまた、燻製の醍醐味のひとつかも知れませんね。



炎の加減、温度の登り・下りを見ながら、
燻製缶を七輪から降ろしたり、また、乗せたり。

今は年の瀬、こんな作業の合間、ぼんやり出来る時間は、
今年の振り返り・来年への想い、そんな事へ存分に費やせる、
貴重で贅沢な時間のような。


昨年より2倍、そんな4時間の時を要して・・・
出来上がり。



昨夜、家内と2匹ずつ、頂きました。
・・・残りの2匹は両親へ。


若干で色づきの薄かった今回のニジマス燻製。
香ばしさより塩味が先に立ちました。

・・・中盤での缶内温度を上げようか。
・・・もう少し塩抜きを長くした方が。


何より、前回は余り記憶が無いのですが、
あばら骨がお肉にしっかり張り付いて取りにくく。

・・・三枚に下ろして骨を抜こうか。



新年に向けて、課題(=楽しみ)が持ち上がります。
また時間を掛けて、思いを馳せながら・・・









2018年12月29日土曜日

冷たい雨の北勢管釣行

ご諸兄各位殿


仕事納めの前日、溜まった有休を頂きます。
明日は惰性で一日を耐え忍び、年末休みへ逃げ切りの魂胆!?

冬の平日、お天気は快晴、ちょっと風はあるけれど。
そう、こんな日は・・・もう、管釣りでしょう!



<悪事には、それなりの報いが・・・>

しかし・・・関ヶ原IC辺りから小雨が降り出して。

神様・仏様は下々の心の中をよ~く見てらっしゃいます。
それは、今は亡きおばあちゃんの口癖です。

そして、この悪行に、この天罰。
三重県いなべ市に入る頃に雨足は強くなり・・・



管釣り場のカフェで昼食を頂きながら、
流れ行く雨雲、その推移を見守ります。

晴れたり、曇ったり、小雨と思えば土砂降り・・・
北からの風は依然に強く。

「まあ、今日はこんな日だろう・・・」
諦めが着きました、午後券を購入して小雨降るお池に降り立ちます。



<おじさんは、中途半端なカッコウで>

平日の斯様な天気かかわらず、ご同輩は結構居られます。
皆様、ほんとうに、お好きですね。

雨降りでカッパを着るのですが・・・

しまった。

ビニールの白いレインコート、秋の上高地散策で釣具箱から出して、
それっきり・・・今日は持ってきていません。

有るのは渓流釣り用の上着のみ。

でも、これ・・・
下はウエーダー着用を想定して、丈が短いんです。

着用すると・・・
お腹から、下に着た柿色のジャンパーが丸見え。
丁度、見ようによっては「腹巻き」のような、イキな着こなし!?

イイんです、おじさんは、カッコウなんて。
さあ、長靴を履いて・・・

しかし、管釣り場は若いご同輩各位が多く。
中にはデート中?カップルまでも・・・
皆様、スタイルはキマっています!


<縦と横、静と動・・・その真髄は>


風が強く晴れたり降ったり、寒い本日なのですが、
お池を観察すると・・・
意外とお魚は表層より少し下、浅めの層で目視が出来ます。


出番は小生の定番、マイクロ・エアー・ブロー。
この、超々ゆっくり巻き&寸止めチョイ浮上で。


・・・信玄公は孫子の風林火山。
その戦(いくさ)での極意は「静と動」。

ルアーでの「巻き&止め」は、それと同じく「静と動」。

そして、そのクランクでの動作展開、もうひと味が加わり、
すなわち「縦(浮上)と横(推進)」の釣り!

この混成、繰り返しで攻めてみましょう。

・・・なんか、知ったようなことを書き並べています、
この、管釣りルアーは全くにド素人なおじさんが・・・


<今日は釣れます、素人おじさんでも>


でも・・・う~ん、良い案配です。


午後の放流、それから後なぞ、もうウハウハ。


ルアーの色合いを若干で薄めに交換して。


引き続いてのビンゴです。


4~5秒間に一巻きの低速巻きで表層少し下を狙い、
その間にチョイ、チョイ・・・と停止を加え。

濁り気味のお池の水ですが、深度が浅く、
ほぼサイト・フィッシングです。

寸止めの瞬間、お魚が振り向き、再始動時に背後からパクリっ!
このパターンが本日は決まります。

寸止め、寸止め・・・
イヤらしいなあ、オレっち、ほんと!



そして最後は軽薄カラー、お好みはピンクのマイクロで。



午後での都合3時間、釣果は12匹、小生的には釣果は上の上!

何よりクランクでの「巻き&止め」のイヤらしい策が当たり、
かつ、目視での釣り、おもしろいこと、この上なく・・・


寒かったですが、年の瀬での好釣果、良い一年の締めくくり。


薄ら雪化粧は鈴鹿の山々、その間に日が沈み、寒さが増してきます。

さあ、明日はもう一日、お仕事でも良い締めくくりを。
がんばりましょう!




2018年12月23日日曜日

意外性の楽しさと延べ竿ズームの修理

ご諸兄各位殿


・・・昨日は冬至。
ゆっくりと、銭湯でゆず湯に浸かり。

今年もいよいよ暮れていきます。


爽やかな朝の渓流、小気味よいアマゴの引き具合、
その最後の感触は秋口、既に幾久しく感じる昨今です。

年の瀬のこの時期、
今シーズンを振り返りながら、来シーズンに想いを馳せる、
そんなタイミングでもあります。


私事ながら、今シーズンはオオモノ、
いわゆる尺越えサイズとは、残念、ご縁がありませんでした。

それはそれとして、今シーズンは飛騨 庄川へ幾度か通い、
木曽の渓にも初めて足を運び・・・そして車中泊も。

代わりに、行きつけの馬瀬・吉田川への回数が減ったような。




渓流釣りの楽しみとして、釣り全般のそれとして、
小生は一つに「意外性」が含まれていると思います。

いつもの渓でもポイントを変えてみると、
「へ~、いつもと若干、違うね、おもしろい!」
「え? こんなところで、こんなお魚・大物が?」

これが顕著に表れるのが新規開拓で、
初めての川を訪れたい理由でもあります。

・・・もちろん、残念な結果、の場合もありますが。



お魚のライズや清流・浅瀬で目視の釣りも面白く。

でも、基本は深く見えない川底へ、
糸と目印、その挙動を五感を頼りにしての探索。

意外や意外、鬼が出るか蛇が出るか?
正に神のみぞ知る!?

来年はどこへ開拓に出かけようか・・・



そんなことを考えながら、装備の手入れをボチボチと、
先々週から装備の買い足しに。
そして散歩や工作の合間、延べ竿の修理も。

以前に渓峰尖7m、そのズーム機構の修理を行いましたが、
今回は5本ある竿の中では付き合いが最も長い渓秀6mを。


修理前の渓峰尖と同じく、2カ所あるズーム機構がスカスカ。
つなぎ目の黒い部分が見えるほど酷くはないのですが、
ともすると、勝手にズームが伸び出してくる状態でした。

・・・節の若干で太い部分がすり減ったのでしょう。
今回はここのみ、プラモの塗料で厚みを回復させます。


丁寧にマスキングを行い、そしてタミヤのスプレー缶で塗装を。


一週間の乾燥放置の後は、コンパウンドで塗面を慣らして完成です。





渓流写真と尺モノのアマゴさんは一昨年の馬瀬川から。
このポイントは初めてでしたが、その時は正に桃源郷!

今回修理した渓秀が活躍、まさかこんな細い流れで・・・



その後、何回か同じポイントに探りを入れたのですが、
ついぞ桃源郷の再来とは至らず・・・
それは、まるで「おとぎ話」です。

でも、こんなアタリ・ハズレも釣りの楽しみ!


さあ、冬至も過ぎてお日様はこれから長くなるばかり!
来シーズンはどんな発見・お楽しみが待っているのやら!?


*竿の修理詳細は以前の小生ブログ
「新工法? 渓流竿 伸縮機構の修理」
を参照下さい。




2018年12月15日土曜日

コールマン燻製缶の改造

ご諸兄各位殿


昨夜、ジャニーズは嵐のコンサートで午前様に近かった我が家内。
エエ歳をしたオバさんが年甲斐も無く。

いえ、本件もまた、上には上が居られまして・・・

昨夜は家内の姉さんもご一緒とのこと、
あの松本潤さんがお気に入りナンだそうです。

姉さんの娘さんは小生の姪っ子も一緒でしたが、
彼女はまだ20代で、それはそれで年相応でしょう。

困ったものでハシャギ過ぎたのか、
夜中に疲れ切った表情、嵐にでも打たれた形相で帰宅してきました。

・・・まあしかし、皆様、お元気なことが何よりの幸せです。


そんな家内は未だにご就寝中。
そんな週末の午前、小生は箱庭で工作です。


昨年に初めてトライしたニジマスの燻製。
とても良い仕上がり、お味でした。

お魚の燻製(くんせい)造り~その1

器具はコールマンの燻製缶、初めての素人でも間違いが無く。

寒くなったこの季節、また今年もやってみようと思うのですが、
この燻製缶、少しだけ懸念点があり・・・

ニジマスは上蓋に仕込まれたバーに吊すのですが、
付属のフックは4本のみ、実際にここへ吊せそうなお魚も4匹が限界です。


丸いドラム構造の中央に一本だけのバー。
空いたスペースにまだ吊せそうなんですが・・・
バー以外のフックを引っ掛ける仕組みが必要です。

付属の器具として棚網があり、そこにフックを引っ掛ける手もあるのですが、
棚網が置ける位置は底から25cmの高さです。


先般は益田川での「はぎわら大物マス釣り大会」、釣果は8匹でした。
そこでのニジマスは20cm台の後半がメイン・・・

残念ながら、この棚網の高さ位置では低過ぎて、お魚を吊せません。

燻製缶の高さは35cm。
どうでしょう、棚網をこれくらいの高さに置けたなら・・・
尺モノはムリでも、今回のお魚ならイケるような。


さあ、どうするか?
あれこれ思案することもDIYの楽しみの一つ。
お金を掛けず、なるべく単純に・・・

”燻製缶の側面に穴を開けて、ステンのボルトで「受け」を出すか・・・”
方策は決まりました。

マジックで4カ所、燻製缶の上端から3cmの位置にケガキを入れ。


続いてドリルでφ5の穴を開けます。
下の写真は撮影用、実際の穴開けは足で燻製缶をまたいで固定して。


工場現場の「何でも屋」な小生・・・こんな作業は朝飯前です。

そして、M4ステンレスのボルトとナットで。


仕上げは斯様にご覧じよ・・・出来上がり!


缶底から棚網まで32cm、良いですね~、計算通りの出来映え。



・・・狭い箱庭でのドリルの穴開け。

燻製缶が太鼓の効果で隣家との間、大きな音が響きました。
お陰で家の中、家内がお目覚めの様子です。
だって、もう10時半過ぎ、いい加減に起き出しても・・・



ドリル作業を行った、この縁側は物干し台、
後から家内はお洗濯、その後に衣類干しを為さるでしょう。

もし、燻製缶の切粉でも落ちていようモノなら、
「ちょっと!散らかしたままじゃ、切粉が足に刺さるでしょ!」

怒られる前に、さあ、ほうきでお掃除、お掃除・・・

でも、これは、これで、またまた、
「ちょっと!地面を掃除するほうきで、縁側をハカないで!」


週末の朝は旦那さん、箱庭での趣味の工作、
家内が気づく前に終了・退散としましょう・・・


燻製造りは年末のお休みにでも。







2018年12月9日日曜日

伊吹おろし

ご諸兄各位殿


暖かかった今年の12月ですが、今週末は冷え込みました。
日中も気温が上がらず、晴れたり曇ったり、北風がぴゅ~ぴゅ~。

そんな日曜日、家内は三姉妹と昼間の忘年会で名古屋へ。


ゲコな亭主はイケるクチの家内が羨ましく。
でも、上には上が居るもので・・・家内の姉さんと妹さんです。

どうでしょう、例えるなら・・・
小生は軽巡「長良」、そして家内は重巡「高雄」。
これでも火力が数倍ほど違います。

そして家内の妹さんと姉さんは、
さしずめ姉妹艦は空母「翔鶴」と「瑞鶴」。
火力といい排水量といい、もう、桁が違うンです、ほんと。

いつぞやは家に遊びに来てくれて、ほんの少しだけ、
酌のお供をしたのですが・・・
とても太刀打ち出来ませんでした。


主婦が元気で留守が良い・・・

亭主はひとり、のんびり、そんな日曜の午後、
北風は伊吹おろしの中、買い物ついでに散歩&撮影です。

・・・目指すは自宅から4km、イオン小牧店まで。


尾張北部の丘陵地帯はこの近辺、果物の栽培が盛んです。
夏は桃に梨に葡萄と秋は柿。
道すがら、この時期でも色鮮やで美味しそうな成り物が。


丘を降りると田畑が広がり、今の季節は寂しい限りです。




川の流れは緩やかで、時折、北風に煽られ揺れる川面。
冬の冷たい碧が、とてもきれいです。


歩いて、撮って・・・気ままな散歩道、小一時間でイオンに。


さあ、お買い物は・・・
早いものです、今年もあと僅か。
来年は幾つ、ここに良いことが記せるか。


それから・・・
スガキヤはゲコな小生のお楽しみです。
まだ帰路も歩きです、加算と消費、カロリーは±0!


そして、極めつけは、バラで・・・


いえ、丘の下のお寺には、ありがたいお言葉が掲示してありまして。


「近くても 行かねば 至らず。 小さくても 行わざれば 成らず」

御仏の教えは深く心に響きます・・・
さしずめ「望みは薄くも 買わねば 当たらず」でしょうか?

そして、もし、当たっても、
「家内には 秘して 漏らさず」ですかね?
南無阿弥陀仏・・・