2021年1月4日月曜日

新春 自宅でバーバー



明けましておめでとうございます。


このお正月は静かに家で過ごす小生です。

ここ数年、毎年は酔狂な真冬の渓流撮影紀行、
はたまた、昨年は遠州浜松は気田川まで釣行でしたが、
さすがに今年の新年は・・・

新コロナの影響もありますが、年末からの冷え込みも手伝って。

強風と降雪で箱庭での燻製つくりも諦め、
少し早いですが、来シーズンに備えて仕掛けを作ったり・・・
しかし、たまにはゆっくり家でくつろぐお休みも、良いものですね。


そんなお正月なんですが、晩秋から少しだけ困ったことが。

新年を迎えるにあたって、散髪してスッキリしたくも、
新コロナの第三波も気になって、秋から床屋にも行けず仕舞いなのです。

普通なら冬のロン毛は暖かく、都合が良いハズなのですが、
残念、寄る年波に寂しい我が頂頭部は、その保温効果は皆無に等しく、
側面ばかりぞろぞろと髪が伸びる風貌、それは平家の落ち武者の如し、なんです。

いっそ、この年末、
近所はいつもの家電量販店Kさんより・・・


少々、お高くつきましたが、
美容院へ行けない事情は家内も一緒にて、
夫婦揃っての利用なら元が取れるのでは?で購入、
昨日は不器用なる我が家内の腕前の元、無謀な?挑戦に。

・・・もう、笑う門には福来る!
新年の昔ながらのお遊びは「福笑い」の類(たぐい)と思えば。


首にタオルを巻き、釣り道具は雨カッパを着込み、椅子に腰かけて。

家内は腕まくりに老眼鏡、
伸びに伸びた小生の後頭部から刈り始めます。

ビ~ン・・・響くは電気バリカンのウネリ音、
パサパサと床上の新聞紙に落ちる我が毛髪。

「あれ?ええ?」は、横で家内の独り言、
もう、まな板の上のコイ、は小生です。


・・・渓流釣りでは障害物のある場合、
仕掛けの振込み、それはサイド・スローにて、
右利きの小生は、左からの投入が難しくなります。

それと同じく、我が左頭部にばかり集中する、家内のお点前。
特に耳回りは難儀なようで、結構な力で家内は耳を引っ張ります(痛)。

やって頂いている手前、あまり文句も言えず・・・
いえ、文句なぞ言おうものなら、丸刈りにされかねません。

耐える事・忍ぶこと、約30分・・・どうにか、終了です。



出来上がり具合は斯様な案配。

見ようによってはいぶし銀、「ルビーの指輪」は寺尾聡さん、
・・・やたらと、おでこの広い。

♬く~もり ガラスの向こうは 風の町・・・♬
・・・さっぱりした分、より風を感じそうです。

しかし、それより・・・
中年も後期に差し掛かると、己の後頭部を見る事なぞ、まず無く。
ほんと、白く寂しくなったな~。


本日の夕方は小生のお点前で家内の散髪です。
嗚呼、くわばら、くわばら・・・



新コロナの影響で、巷では飲食店の苦境ばかりに目が行っています。
夏に訪れた近所の床屋さん、ここも昨春の経営は大変だったとのことです。

ゲコな小生の至って勝手な思い、
飲み屋よりこちらにご支援を頂けないか、
そう思ってしまう、お正月は家での散髪でした。



<冬の渓流風景は根尾 東谷川から>