2021年3月14日日曜日

人類の退化?と調和~郡上吉田川支流 寒水川釣行

 
雨上がりの日曜日、良いお天気です。
土曜日は本降りの雨で出陣は見合わせでした。

さて、ど~したものか・・・

行くのなら日曜日は午前中のみ。
さすれば、今週も行き慣れた郡上かな?

行ってみるか・・・

<気良川を転進、寒水川へ>

ここ毎年、シーズン明けから一度は訪れている郡上 気良川ですが、
良い釣果には恵まれていませんでした。

本日は雨上がりの翌日。
期待を込めて、せせらぎ街道から県道を登り、今年こそはの想いを胸に。

でも、いつもの特設釣場の横は駐車場、
そこはご同輩のお車で、既に分け入る隙も無し。
もちろんですが、気良川は段々状の河原に至っても。

本日は漁協の放流でもあったのでしょうか?残念・・・

もっとも、到着時刻は7:30。
遅いわな、そりゃ。


となると・・・
久しぶりに気良川のお隣、川の規模は小さくなりますが、
気良川と同様に景色の良い、寒水川にしましょうか。




<意外と冷え込んだ郡上の朝>

気良川でも様子見で車から降りたのですが、いや、寒いのなんの!

昨日の雨は暖かかったのですが、やっぱりそこは山の中、
気温3℃は最近の春の気候に慣れた手前、体に堪えます。

・・・トレーナーの上にジャンバーを羽織って。
決意を込めて、イザ、出陣!


養魚場の横の橋、そこから少し下った河原から始めます。


もう6年も前になります、この寒水川の釣行。

駆け出しだった小生。
あの時も雨上がり、今日以上に怒涛の流れで、
ど~したら良いのか途方に暮れてしまい・・・

そんな中、養殖場のおじさんからアドバイスを。
・・・岩裏の静かなポイント、そこを細糸で狙うべし。
加えて、心優しいおじいさん、彼に場所を譲って頂きました。


あれから累々と6年の歳月が。
冷え込み具合と言い、激しい水加減と言い、そう、あの時の再来です!

本日は誰にもお力を添えて頂くことなく、
自力で釣果を捻り出し、我が釣技の進歩を確認するのじゃ!

と、意気込んで始めたのですが・・・


<「釣技の進歩<体力の退化」 の悲しい現実>

川の規模、深さに流速は、さほどでもない寒水川。
それでも結構、大岩が見受けられ、落差のある流れです。


寒さも加わり、体の動きが鈍く。

「あれ?
 ウエーダーが窮屈で大岩が登れないぞ!?」

「とっとっと。
 浮いた小岩で足元もおぼつかないや。」

釣れないお魚に加えて、難儀する川の遡行&渡河。
・・・6年前って、オレ、こんなんだったかな~?


しかし、我が釣技の進歩!?
ネコヤナギの餌食になる仕掛け、それは今回、流石に無いですが、
如何せん、寄る年波?体力が・・・

それは、徐々に気力にも影響を。


<巡回さんは残酷です>

「どうです、釣れますか?」

漁協のシールが大きく貼られた軽トラック、
降りてこられて、土手上からお声がけ頂いたのは巡回さんでした。

・・・何を隠そう、精神的には本日、彼に引導を渡されました。


「いや~、サッパリですわ。」の小生。

巡回さんは心優しく、
決して悪気は無いのでしょう、尋ねてもいないのに、
いろいろと余計な情報まで頂けるのであります。

「おっかしいな~。
 そこの橋の上流の人は5匹釣られたそうですよ。
 下流の人は川虫で10匹ほどとか・・・」


・・・いや、オレっちも川虫を使っているンですがね。


と言いましょうか、
このシーンって、3年前の気良川と同じじゃ!!
この巡回さん、ひょっとして、あの時の巡回さん??

ご近所だからな~、気良川と寒水川。


・・・人間、年月を重ねると、知識と経験が積まれます。
そして、良いも悪いも、儚くも記憶に残るのであります。

それを良い方向に向けるのが、その人の進歩なのでは??

逆にそれで潰されるようでは・・・
気力と言い、体力と言い、こりゃ、小生の退化ですね。


時は春。
今年も修行の旅、それは続きます。



<データ>
3月14日 寒水川 
気温    :3~12℃
エサ    :川虫、ミミズ
竿     :竿 6m  渓秀 
仕掛    :針 吉村7号 
       錘 2号
       水中糸 0.3号 4.5mのみ
釣果    :ボ~ズ
天候    :晴れ、風
表層水温  :6℃
月齢    :0.7