冬の終わりから春先にかけて降雪量の多かった今年です。
それが為でしょうか、
例年より渓流の、特に水の中の、
季節の進み具合は遅めと聞き及びます。
3月下旬と4月上旬にも訪れた吉田川。
その時は残雪に高水と風光明媚も厳しい釣りでした。
皐月5月に入って、さて、どんな表情を見せてくれるのか?
<夕まづめの吉田川>
郡上明宝の吉田川は高橋、
このポイントは久しぶりです、
到着したのは15:00ころでした。
今日は陽が暮れる少し前まで吉田川、
夜は馬瀬大原で車中泊、明朝は馬瀬川の予定です。
先日の雨も結構な雨量でした。
橋から望む吉田川の水位は若干高めです。
川を横切って中州に渡り、
向こうに見える木陰下は大淵まで、
心地よい新緑にも誘われ手を伸ばしたいところですが、
今の季節のナイロン・ウエーダーでは、残念、渡河が難しそうです。
目先を変えて橋の上流の瀬、ここをサラリと味見してみます。
見上げればこちらも、
上流は奥の奥まで、新緑のカーテンが続きます。
でも、足元を見れば・・・
予想通りはGWの後半です、ご同輩の足跡がたくさん。
ほんと、ここは粘ることなく、サラリの味見程度に納めます。
いつも何らかの「手応え」が得られる、
高橋の上流に鎮座する淵なのですが、
粗忽者は「手応え」と同時に、必ず「枝釣り」も頂きます(笑)。
今日は珍しく「枝釣り」は無いものの、
水中からの「手応え」はアタリのみで掛かりに至らずです。
・・・どうも浅目の瀬では無く、未だ、淵や深場がポイントかな?
上流に目を移すと、春の斜陽に新緑の黄味が綺麗です・・・
その眩い新緑の下は落込み&淵、
そこで先ほどの印象の答えが出ました。
落込みの白波が静まり、
水面がもじりとなった奥底から、
目印の反応直後にククっくの手応え。
小気味よい走り具合でした、
5寸を僅かに超えるアマゴさん、
薄暗くなり行く木陰下、朱点が鮮やかです。
<古い記憶と違って・・・>
新緑の谷間の向こう、遥か下流に高橋が見えます。
5寸アマゴを揚げた落込み&淵、
このポイントから上流に向かうのは本当に久しぶりです。
暫く急流が続くことから河原に上がり、
河川敷の深い葦をかき分け上流に進みます。
夕まづめで時間の少ない本日です、
急流の上に広がる瀬は横目に置いてやり過ごします。
・・・高橋で入渓されたご同輩、
彼らもここまでは登られてはいないのでは?
落ち込みが見えて来ましたが、
あれ?対岸が護岸工事されています。
・・・数年前の記憶では、対岸は岩盤だったような。
それでも、護岸工事の直下は流速のある深場、
何となく、期待が持てそうな雰囲気!
落込みからの流れが直撃する対岸の護岸直下、
7m竿で丁度の距離です。
目印下を長めに調整、
流れに仕掛けを投入すればどんぶらこ、
水に馴染んだ頃合いから、目印の挙動に神経を集中・・・
この繰り返し、3回目でビンゴ!
硬調の竿穂先がお辞儀、先ほどより力強く、お相手は走ります。
慎重に浮かせ、水面を滑らせ、投了はたも網へ。
サイズUPは7寸モノ、
パーマークがハッキリ、朱点もクッキリ、ツヤツヤです。
・・・ここは読みが当たりました。
ここから先の上流、
瀬が暫く続き、次の橋の下、
そこに大きな淵があった記憶です。
どのように変化しているのか気になります。
でも、この段階で17:00過ぎ、
もうそろそろ、潮時は撤収の頃合いかと。
若干、後ろ髪を引かれながらも、
駐車してある下流は高橋まで、歩みを早めます。
高橋から臨む上流の瀬、黄昏は春の薄暮時です。
<明宝温泉で夕食とお風呂>
高橋から更に上流は坂本トンネルの手前、
馬瀬川釣行の返りによく立ち寄る明宝温泉に向かいます。
やっぱり今日はGWの後半が始まったばかり、
他府県ナンバーをメインとして、
駐車場はいつもより混み合っています。
それでも、
温泉の食堂はそれほどでも。
温泉に入る前に早めの夕食は、
ご当地グルメ「明宝ハムのステーキ」を頂きます。
鉄板で焼かれた明宝ハム、これをマヨで食すのですが・・・絶品。
・・・「あまご定食」にも引かれたのですがね。
でもまあ明日、良いサイズが釣れれば、家でも食べられます、かな?
ここで明日のお天気を確認すると、
今夜、さっと一雨、通り雨があるようです。
ゆっくり、良い湯加減の温泉に浸かりながら、
毎度は傍から見ると誠に気味が悪い、
独り言は釣行作戦会議・・・
・夜半の通り雨
・夜間、トイレが近い男(=小生)
・朝の冷え込み
・気になる高橋の上流
こんな条件を考えていたら宗旨替えです。
明日は馬瀬川を替えて、今日と同じく吉田川、
今少し詰めてみることに。
・・・それにしても、ここの明宝温泉。
先週の伊豆 修善寺の温泉と、
サラり系のお湯は同じなのですが、
こちらはナゼかお肌がヌメってきて、
お風呂場のタイル床を歩く際は要注意です。
暑くなく・ヌルくなく、の丁度良い湯加減は、
ここ郡上は明宝温泉も伊豆に負けていません、
詰まる所は、毎度、長湯になるのであります。
・・・と言うことで、車中泊サイトも、
いつもの 道の駅 パスカル清見 から、
道の駅 明宝 (磨墨の里) に変更です。
吉田川のせせらぎで夢うつろ、
そんな中、天気予報通り、夜半に雨が。
でも、翌朝にはすっかり、上がっていました。
ご存知、あまご・いわなの塩焼き屋さん前での車中泊。
・・・トイレに近いンです、ここ(笑)。
<朝一番は二間手の淵で>
昨日の高橋の奥も気になりますが、
記憶の限りでは、
次の橋の下に大淵がひとつ、それまでは瀬が続くハズです。
様子からお魚はまだ瀬に出ていない感じ。
狙いどころは淵・深場・・・
から、まずは淵が連続のここで。
夜半に降った雨、
恐らくですが、これは好条件、
昨日までの出来事は、きれいさっぱり、リセットかと。
入渓口近くの淵、
いつもは「空振り」なのですが、今朝は調子がイイです。
良い引き加減でした、7寸モノを頂きます。
その後は5寸さんを一匹追加します。
でも、調子がいい、とは言うものの、
ここは5月上旬の郡上 吉田川、
これでは「渋め」ですね。
釣り下りは流れに沿って、
無理することなく、渡河が出来る川下から中州へ、
セリ出た樹木下の淵を狙いに・・・釣り難いポイントですが。
ここでも一匹、
活きの良い元気な7寸モノを、
合わせて5寸アマゴを2匹拾います。
このポイントの良い所、
それはイイ感じの淵が連続すること!
期待を持って至った最下段の大淵、ラスボスなのです。
ところうが・・・
よく見ると、対岸の河原に、何とテントが!
こんな川の直近で、しかも、昨夜は通り雨が。
こりゃ、余程の剛の者か、もしくは世間知らず?
いずれ「ご同輩」と見た方が・・・
案の定、期待の淵は2~3回流しましたが無反応。
直後に根がかりで仕掛けをロスト(涙)。
これは山の神さまからのお達しでしょう、
ラスボスは期待の淵、でしたが、ここを後とすることに。
<郡上明宝 高橋の奥へ>
時間的にはもう一か所は回られます。
迷うことなく高橋へ向かいますが、
ここも予想通り、先客はご同輩の駐車が。
昔の記憶から気になるのは、
ここから遥か上流は次の橋までです。
その橋まで、せせらぎ街道を登り、
そうそう、ここに駐車スペースがあって、
確か橋の袂は野獣柵に、判り辛くも入川口があったかと。
ほら、やっぱり!
・・・昨日の我が家の晩のおかず、
さて、何だったのか、とんと思い出せず、
家内からお小言をこぼされる旦那なのですが、
困ったものです、こんな時の記憶はしっかりしてますね。
その入川口から直ぐ、橋の下の大淵です。
遠景は山の濃緑を基調に、
手前は新緑の黄緑が目に沁みますが、
冬の名残は枯草の茶色が景色を引き立てています。
もう、雰囲気はバッチリ!
でも、手応えはサッパリ?
その後、見通しが利く瀬から、
渓流釣りのルールに従って登ってくる釣り人、
そんなご同輩が居ない事を見越して、高橋方面に下ります。
ここも変わりました、対岸にしっかりとした人口護岸が。
川幅の広い瀬が続きます・・・これは、アユ釣りに宜しいのでは?
試しに仕掛けを流します・・・が、やっぱり、今日は瀬では無く。
昨日は夕方のポイントまで下りました。
陽も高くなり明るい渓です。
一雨あってリセット、とは言うものの、はてさて??
やっぱり今日も深場から、かわいい子が釣れました。
個人的な印象になりますが・・・
まだ本調子では無い感じの渓流釣り、
それでも目に見える景色や風景、
それは春から初夏へ確実に移り変わってきていますね。
<データ>
5月3日 吉田川
エサ :ミミズ
竿 :7.0m 天平
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1~B号
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1~B号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :アマゴ 7寸 1匹 5寸 1匹
気温 :20℃
天候 :晴れ
表層水温 :15℃
天候 :晴れ
表層水温 :15℃
月齢 :5.3
5月4日 吉田川
エサ :ミミズ
竿 :7.0m 天平
仕掛 :針 吉村7.5号
竿 :7.0m 天平
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1~B号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :アマゴ 7寸 2匹 5寸 4匹
気温 :10~19℃
天候 :晴れ のち風
表層水温 :14℃
天候 :晴れ のち風
表層水温 :14℃
月齢 :6.3
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