五月らしい釣りが出来ないまま、
移ろいゆく季節の歩みはとても早く、
梅雨前は水無月六月になってしまいました。
前の前の職場は釣り好き、
しかも小生と同じく渓流釣りが好きな、
年頃も小生に近い同僚がたくさん居ました。
本ブログにも都度でご登場はAさんにSさん。
岐阜は長良川近くから通勤は隣の工場の班長さん、
なのですが、
今年のサツキマス釣りは近年になく難しい中、
なんと!
班長さんから「釣ったよ!」の連絡が。
しかも、2回も・・・
出勤前の早朝釣行、退社後の夕刻釣行、
地の利を活かしてのご努力、これはその賜物ですね。
今回のブログの主役、
それは班長さんではなくてSさんです。
Sさんとの釣行はこれまで2回ありました。
一回目は昨年の4月下旬の宮川下流にて。
水量が豊富で季節的にも「絶対」な条件でしたが、
あろうことか、お外道はウグイ様のオンパレード・・・
ああ無情 パートⅡ~宮川下流釣行 ←クリック
二回目は、もう少し水が少ない時期に来たいね、のご要望から、
9月は宮川下流の禁漁直前は超渇水のタイミングに。
キュウリ魚科のお魚は大きなおみやげは良かったものの・・・
今年も渇水の宮川下流 晩夏のウグイ+α 祭り ←クリック
こちらも、こんな調子が2回も!
案内役として、このままではいけません!
何としてでも今回で汚名返上を!
車中泊「可」のSさんです、
金曜日にお休みを頂きまして、
今の季節は「絶対」の木曽路に向かうのでした。
<木曽 開田高原の早朝>
開田高原の車中泊サイト、
夜遅くにに到着したのは小生が先でした。
LINEで送ったグーグル・マップから間違いは無いハズですが。
小生は寝袋に入り込み既に睡眠モード、30分程遅れてSさんはご到着。
「いや~、蕎麦屋の隣と聞いて、他の蕎麦屋へ行っちゃって・・・」
「今日はもう遅いので、明日の朝、よろしくお願いしますね。」
翌早朝・・・
外気温は6℃、冷え込む初夏は高原の朝です。
朝方は寒いから防寒対策は十分に、とお伝えしていましたが・・・
う~ん、奇想天外。
さすがは知恵者のSさんです、
車ごとシートで覆ってしまうとは。
「暑いくらいでしたよ」はSさんの弁です。
それでも寒い朝は暖かい朝食に限ります。
「どん兵衛」を食べ、いざ、我ら出陣の時です!
<末川は渡合の集落前>
金曜日の早朝です、
どのポイントも空いているのでは?
と、タカをくくっていましたが、
なんと、第一候補は畑横のポイント、
遠間からでしたが既に白い駐車車両が。
・・・この季節は「絶対」な木曽路です。
良いポイントは早くから陣取り合戦ですね。
急いで末川は第二候補のポイント、
集落の南端にある「行き止まりの橋」前へ。
幸いにも、このポイントは未だ空いていました。
知恵者のSさん、
彼の釣行準備は早いのです。
もう終えられたかと思えば、橋の上から竿出しを。
「のらくろ」ならぬ「のらくら」な小生、
比べればその釣行準備は遅くって、遅くって・・・
「お!釣れた!・・・あ!バレた!」
は橋の上、ひとりで盛り上がるSさんです。
様子から、やはり、今日は、好調な予感が。
小生も準備を終えて、上流にSさんが、下流に小生が入ります。
暫くしてから合流、
Sさんは20cm中頃は食べごろ、
良型のアマゴとイワナ、2匹の釣果です。
・・・この段階で小生のお役目、それは万々歳、かな?
<末川の下流に向けて>
案内役は一層に釣れるポイントを紹介したく、
これから末川を下ります。
離れていく渡合の集落、
あまり釣り人が入り込まないであろう場所へ。
ここでは小生に釣果が。
良いサイズのアマゴが釣れました。
ここを訪れたのは、どうでしょう、2年ほど前?
それから大水があったのか、渓相が大きく変わった末川の下流。
以前は無かった大淵、
そこでSさんは「木化け・石化け」、
しゃがみ込んで気配を隠してでの竿出しです。
広がる梅雨前は初夏の青空。
開田高原の谷間を流れ下る末川、
そこにも少しづつ陽が差し込んできました。
冷え込んだ朝方でしたが、
この時間は登る日につれ気温も上昇、
川面を抜ける乾いた初夏の風がとても心地よいです。
ここで一旦、
小生が釣ったアマゴもおみやげに、
Sさんが釣れたお魚の「わたぬき」を行います。
知恵者のSさん、
彼のお魚捌きも早いのです。
小生はいつも、お尻からナイフを入れるのですが、
(これは小学校は理科の授業はフナの解剖実習から・・・)
Sさんは逆にお魚の「のど元?エラ下?」からナイフを入れています。
う~ん、
この方がお魚の絶命が早いのか?
あまり暴れ回る様子もなく、結果、作業が早そうです。
渡合の集落は車に戻り、
更なるご釣果をSさんに挙げて頂くべく、
案内役は次なるポイントは西野川へ誘います。
<千客万来の西野川 柳又>
西野川へ向かう途中、
これも開田高原釣行でのお約束です、
柳又の展望台から御嶽山と眼下の西野川、
薄曇りですが初夏の風景をファインダーに納めます。
ここから見下ろす西野川は大堰堤、
よく見ると釣り人がひとり、堰堤下で竿を出されています。
川沿いの林道をよく見ると・・・
「絶対」の釣果がお約束のこの季節です、
既に何台かの駐車車両の存在はご同輩の気配が。
・・・さて、困りました。
でもそこは、
通い慣れた西野川はこの近辺です、
旧道の橋から入渓するポイント前には駐車車両は無くて。
若干、窮屈なポイントですが、
昨年9月のシーズンOFF前の釣行も良い釣果でした。
ここをSさんへ案内することに。
橋から上流は連続する「落込み&大淵」、
そこをSさんにお任せして、小生は下流の開けた瀬へ。
対岸は流れの早い早深瀬。
セリ出た枝葉は曲者ですが、
橋が作る日陰の中は枝葉下の流れです。
きっと、お魚は葉から滑り落ちる虫、
それに興味が向いているのでは?
粗忽者はブドウ虫のエサに、
枝葉に仕掛けを取られないよう、
葉直下はぎりぎりの際を狙って振り込みます。
幾度か目に・・・アタリです!
小気味よいお魚の走り、
それを抑えながら、お魚をこちら側へ、少しずつ引き寄せます。
たも網に納まったのは・・・
昨年秋は9月のここでの釣行、
その時と同じ、またまた、カワサバ君です。
後ほどでSさんにもお見せしたのですが、
渓流釣り歴の長い彼もカワサバ君は初めての御目文字と。
合流した我ら、その後は、
旧道の橋から西野川は奥へ釣り上がります。
時刻は既に14:00過ぎ。
いつもは午前中のみの釣りは小生、
今日はSさんのペースにお付き合いですが、
そのSさん、これが、とても、タフなのでして・・・
まだまだ釣り上がって行かれます。
でも、この先は200m程で行き止まり、
根性と体力のない小生はここの岩場で座り込み、
いつかは戻って来られるSさんのお帰りを待つことに。
大きなイワナをビクに納め、Sさんは戻って来られました。
両名合わせて10数匹の釣果、
家族の多いSさんに全てをおみやげにお持帰り頂き、
釣りの後は汗を流しに麓は木曽福島、黒川沿いの日帰り温泉へ。
温泉を出た後は大広間の畳の上、
横を流れる黒川のせせらぎを枕に暫しのお昼寝です。
まったりとした午後の時間を過ごした後、
Sさんとはここでお別れなのでした。
<二日目は単独釣行 上松小川>
・・・残念ながら、
初日のSさんとの共同釣行、
それで我が運を使い果たした様子です。
赤沢自然休養林の入り口は、
煮返り淵から森林管理署まで釣り上がるも・・・
以下、絶景の上松小川は風景のみ、お楽しみくだされ。
このポイント、
大岩・奇岩が連なり、
渡河並びに遡行が不可、
結果、高巻きに次ぐ高巻きで、ヘトヘト・・・
いや、これが小生の実力なのかも知れませんね(笑)。
川から上がり、帰路の準備をしている途中、
昨日にご一緒したSさんからLINEが。
当初の目的を果たし、
今回の釣行、うん、これでヨシ!(笑)
<データ>
6月6日 末川・西野川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :7.0m 翡翠 冴 硬調
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1~B号
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 1~B号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :アマゴ 8寸 1匹 7寸 2匹
イワナ 8寸 1匹
7寸 1匹
カワサバ 6寸 1匹
気温 :6~22℃
天候 :晴れ
表層水温 :13℃
天候 :晴れ
表層水温 :13℃
月齢 :10
6月7日 小川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
釣果 :アブラハヤ 2匹
釣果 :アブラハヤ 2匹
気温 :13~25℃
天候 :晴れ
表層水温 :15℃
天候 :晴れ
表層水温 :15℃
月齢 :11
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