2025年11月24日月曜日

晩秋の美濃長良川 管釣り釣行

 

この連休、天気予報は行楽日和の予想でした。


そんな前日の金曜日は快晴の元、
お休みを頂いて年に一度の人間ドックを受診しました。

大きな問題も無く、診察所の帰路で思うことは、
さあ、この週末、家でジっとしているのはもったいない!

・・・厄介なバリウム、
それが出切ってスッキリ快腸・快晴の日曜朝、
久しぶりは管釣りに、美濃市は長良川まで出かけました。


<意外にも激混みでは無くて>

2年前の今の季節、
こちらの管釣り場へ初めて訪れました。

その節は職場の同僚と一緒の釣行、
管釣りが初めてのSさんとUさんでしたが、
そこは他釣技で腕に覚えあり!無事にご釣果を頂けて。



暖かくて良いお天気、
加えて連休とくれば2年前と同様、
混み合う釣り場を覚悟していたのですが・・・


決して早くもない10:00の到着、
しかしながら、それでも釣り座には幾ばくかの空席が。

・・・見ての通り、
あまりにも良いお天気です。

ニュースでも報じていましたが、
どうも今年は紅葉の当たり年のご様子、
長良川河畔の小高い山々もきれいに色付いています。

そんなことからもきっと、
皆さまは他観光名所へ繰り出されているのでしょうね。


<お父さんは大変なのです>

代わりに本日の管釣り場、
先回と違って、ちびっ子の姿が目立ちます。


こちらのお父さんと三人の子供たち、
小生と同じく10:00の到着は、
それがイケなかったですね。

残念ながらこの時間、
受付のおじさんは放流作業でお留守、
代金を支払うまで釣り開始はお預けなのです。

「ね~、ま~だ~・・・お魚が逃げちゃうよ~」

釣り竿にリールは装填済み、
おねえちゃんの竿先には大き目のスプーンが、
ボクちんの竿先にはミノーがセットされています。

お互いに待ち惚けを喰らっているのも何かの縁、
お父さんとご挨拶してお話を伺ったのですが、
いつもは長良川にてアユ釣りをメインに、
まま本流でルアーも引かれるそうで、
今日はその装備で初めての管釣りだそうです。



「主役は子供達ですが、釣れますかね?」

「制限数の10匹は難しいですが、
 居るお魚を釣るンです、
 一匹や二匹なら大丈夫ですよ。」

と返した小生なのですが、
正直なところ拝見した装備では、
持っている・いない、は別としても、
小型軽量なスプーンやクランクを駆使する、
管釣り独特の「繊細な釣り」は難し目なご様子かと。

「ねえ、まだダメなの?」とボクちんが。

「おねえさんは何年生?」の小生問いかけに、

「三年生・・・」の小声で可愛らしくもご回答が。

加えて「釣れない時間」を、
果たして、小さな子供達が我慢出来るのか?

・・・思うに、そこが勝敗の分岐点かな。

「対岸はコンクリで深場も近くて、
 手前側の浅瀬よりチャンスはありますよ。
 でも、お子さんが小さいからねえ・・・」

「え?そうですか、
 子供は、な~に、大丈夫ですよ。」

・・・存外、男親って、
こんなものかも知れません。

「それでは、お気を付けて・・・」
をご挨拶に、入場料を支払って小生も釣り場へ。



<相変わらず「どクリヤ」な水質>

先回の2年前と違って場所に余裕のある本日です、
深場狙いは対岸のコンクリ護岸に向かいます。

それでも、どうでしょう、
水深は1mあるか・ないか、
清流 長良川の分流は水もきれい、
いずれ浅めでクリアな水質は、釣りには厳しい条件です。

そのコンクリ護岸直下の際に、
大きなサイズのニジマスが何匹か、
固まってお互いの尾ひれを追っています。


小生が近づくと、
その場はサっと解散されるも夏の夜の暴走族が如く?
暫くするとどこからともなく、
決まったポイントは僅かな川底の窪みに、
三々五々でお集まりです。

ダメ元で小生、
集団の脇に小型クランク、
それを超低速で通してみますが、
予想通りと申しましょうか、見向きもされず。

・・・やっぱり、これ、
時期的にも産卵行動なのでは?
何匹かはお互いの尾を重ねています。

どクリアで浅めな水深だから観察できる、
珍しいニジマスの仕草です。



<本日は好釣果>

釣りには厳しいハズの浅め・透明な水質ですが、
風のない本日、
小型クランクや軽量スプーンでも遠投が叶います。

そんな遠投から着水後の巻き始め、
本日はこのタイミングがキモのようです。

マイクロ・エアーブローでのローテーション、
最初は桃色クローバーZ?から、



次いで控えめは茶色に移り、

カメレオンの如く、スケルトンへ。

ルアーを変えた直後での連チャン、
久しぶりは素人の「下手読み」でも、
それが、ナゼか、アタるのであります。(笑)

条件は厳しそうに見えますが、
思うに、この管釣り場のポテンシャルが高いってことかな?

午後の放流も手伝って・・・

釣れるニジマスさんも、
胸鰭がいずれもしっかりとして、
尺近くのサイズになると引き具合も強烈なのです。



<ボクちん、良かったね>

ひとしきり、
ニジマス釣りの感触を楽しんだ後、
少し早めですが、晩秋の日暮れは早く、これにてお暇を。


コンクリ護岸を駐車場に向けて歩いていると、
途中、午前中の父子連れに会いました。


「どうです、釣れましたか?」

と、バケツをのぞき込むと、なんと、お魚が3匹も!

「いや~、実は・・・
 2匹は受付の方からのお土産で、
 1匹だけですが、息子が釣りました。」

ボクちんに向かって親指を立てるとニッコリ。

・・・少々、大袈裟かもしれませんが、
こんな小さな思い出から、
将来的にその子を釣り好きに、
自然や生物、環境に興味を持たせるのやも?


小春日和で暖かい、晩秋は美濃の管釣り場での一日でした。





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