2025年9月14日日曜日

難しい秋の渓流釣り~秋雨の馬瀬川釣行

 

いつもの金曜夕方の業務後は、
その足で釣り場近くの車中泊サイトへ向かうのですが、
尾張北部が雨ならば奥美濃や南飛騨はもっとの雨量のご様子です。

今回の秋雨前線はかなりの曲者。
一昨日は関東方面でひどい雨と風でした。

大事を取ってその晩は一旦帰宅、
久しぶりは土曜日の早朝は小雨の中の出立、
増水の長良川を横目に釣り場へ向かうのでありました。


<馬瀬大原から馬瀬川上へ>

郡上 吉田川沿いはせせらぎ街道、
それから坂本トンネルを抜け馬瀬大原へ至ります。

この大原と上流に向かった楢谷には民家集落があるものの、
下流に向かうは馬瀬川上(かおれ)まで数kmの長い区間では、
深い山を縫って流れる馬瀬川沿いに人の暮らしの香りは感じられません。

その昔、
この区間の途中から馬瀬川に合流する小原川、
その上流に集落があったと聞き及びます。

・・・禁漁区でもある小原川です。
その馬瀬川との合流点の際の際ならば、
ひょっとして、もうウハウハ・・・

という阿漕(あこぎ)な思考の元、
以前、旧道へハスラーで分け入ったのですが、
細くも荒れた渓流沿いの路面に危機感を覚え引き返した次第(恥)。

釣りはさて置き!?
渓流釣りシーズンが終わってから、
今度はのんびり国道脇にハスラーは駐車して、
徒歩で「秋の馬瀬川探索」でもしてみましょうか。


そんな生活の匂いの無い区間の終端は馬瀬川上、
この季節は深場がネライ目なのでは?
増水でも河原が残るポイントは?

そんな思いから旧道を出合橋へ。

・・・この近辺には生活の香りがする家屋が何軒か。


橋の直下にも大きな淵があるのですが、
お目当ては橋の上流に鎮座する木陰下の淵。

・・・ちょっと、キツい、アブナいかな?
浅瀬とは言え、今日の馬瀬川の流れを横切ってのアプローチは。

いや、イケません、それ以上に、

出合橋の直下、既にご同輩はルアー・マンが竿だし中です。
しばらくの間、彼のお点前を拝見します。

エサ釣りの本流竿では届かない対岸の淀みの深場、
小生もルアー使いなら、きっと、そこを狙うでしょう、
手返しもよく幾度も幾度も正確にルアーを投げ入れます。

いい腕前です、
しかし、見ている間はノー・バイトでした。

「う~ん、本日のポイント、それは淵深場ではないのか?」

いずれ、ここに居ても、出来ることなし。
2番候補のポイントへ移動します。


<馬瀬川上から老谷へ>

川上から旧道を様子見がてらさかのぼり、
このポイントも久しぶりです、至るは老谷の橋の袂まで。


増水はしていますが、いい案配の流れでは?
橋の下流の対岸には深場・淀みがあった記憶です。


・・・いや~、ここも、
ちょっと、キツい、アブナいかな?アプローチが。

思案していても始まりません、小雨の中を河原に降り立ち、
国道と旧道の間は本日、早深瀬なポイントへ探りを入れます。

少し重めの錘で、本筋、脇筋、対岸の淀みを流します。
ただ残念、いずれも、手応えなし。

一回だけ、深い流れの淀みから、アタリらしき感覚が。
・・・あれは、小物かな?

やはり、本日のポイントは淵深場??


とは言え、先ほどから激しくなった降雨の中、
如何に浅瀬でも立ち込んで対岸の深場、
狙うはムチャが過ぎましょう。

残念です・・・


<老谷からまた川上へ>

老谷のポイントでひとしきり探りを入れるも、
結果の伴わない雨中の釣行です、
さて、如何したものか?

雨は小降りになったり、本降りになったり、
忙しい今日の空模様、秋雨は続いています。

「手返しの良さそうなルアー・マンだったから、
 出合橋のポイントはもう空いているのでは?」

二番煎じは毎度のこと、
釣技が違えば当方にも望みあり。

そんなことから再度で馬瀬川上まで。


彼の釣果は如何ほどだったのか、
とても気になるところではありますが、
出合橋の橋の下、今は雨は小止み、誰も居られず。

深い緑の大淵を前にして、
さて・・・


今日の自身のポイントの読み、
答え合わせをするが為に、竿を伸ばして仕掛けを張ります。

落ち込みから仕掛けを馴染ませ、
大淵の中央は表層の流れがうねりとなるまで、
幾度も幾度も仕掛けの振込みとその回収を続けます。

流れの手前側、そこは反転流、
水面の目印がゆっくりと上流に戻されます。

その戻された直後、はっきりとしたアタリが。
アワセに返す手応え、何かミョ~です。

揚げてみての納得は、
腹掛かりのお外道、小ウグイさまが(涙)。

写真を撮る気にもなれず・・・

と申しましょうか、
本日一匹目のようやくの釣果、これは後続が続くものと解釈、
すぐさまリリースはエサのミミズを装着、
再度で反転流の中へ振り込みを・・・


しかし、ナゼなのか、
その後はぱったり、お外道様さえも掛からず。。。


100mほど上流の木陰下の大淵。

本日一番の本命なのですが、
脇の一之谷からの合流も凄い流れ、
落下する水の轟音がここまで届きます。

迷いながら思案している内に、
またまた雨がひどくなってきました。

一時、出合橋の橋の下へ退避です。


今回の酷い雨の降り方、とても長いです。

橋の下での雨宿りは雨は凌げますが、
時折で吹きぬける風、
ウエット・パンツの本日は、じっとしていると寒さが身に沁みます。

スマホで雨雲レーダーを確認すると、

本日の雲の動き、それは南から北・・・ダメだな、こりゃ。

時刻は10:00少し過ぎ、
早めですが、今日はこれまでに。


帰路は馬瀬川沿いを下り、岩屋のダム湖を超えて飛騨金山へ。
その途中も雨は本降りが続き・・・撤退して正解でした。

秋雨で好条件とも思えたのですが、難しいは秋の季節の渓流釣り。
それも残すところ、あと二週間です。


<データ>
9月13日 馬瀬川
エサ   :ミミズ、ブドウ虫
竿    :8.5m  渓峰本流
仕掛   :針 吉村7号 
      錘  2B~3B号
                    天井糸 0.7号 3.0m 
                    水中糸 0.3号 4.5m
釣果   :ウグイ    
気温    :19~21℃  
天候    :雨
表層水温  :未計測
月齢    :20.9





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