2025年5月25日日曜日

雨降り前の5月 馬瀬川上流渓流釣行

 

今シーズンはおかしな天気続きです。

冬の終わりから春先に大雪に見舞われ、
いつまでたっても寒い日々が続き、
かと思えばここ最近は急な夏日や真夏日に。

一番の困り事、それは・・・
皐月5月は渓流釣りには良い季節、
なのですが、あろうことか、毎週末での雨続きで。

でもこれは、全く手前勝手な困り事でしょうね。

今週末も土曜日は午後から雨模様でしたが、
若干、せわしさを感じながらも、行って参りました。


<今年も川上(かおれ)のポイントで>

金曜夜はせせらぎ街道を 道の駅 パスカル清見 まで。
その道中も既にぱらぱらと小雨が。

山の中の静かな道の駅、
車中泊は小生以外では一台だけ、
外は少し肌寒くも寝心地の良い車内でした。

迎えた翌早朝はどうにか曇り空、
いつもの川上(かおれ)のポイント、
ここでのまず最初の任務は馬瀬川の渡河です。

週半ばに降った雨ですが、
読みとしては平水もしくは若干の減水かと。

毎年で渡るこのポイント、
玉砂利・小砂の川底は年によって深さが変化、
それでも今年は流れに勢いはあれど難なく渡れました。

・・・恐らくですが、
上流の渡河ポイントもこの分ならOKでは?
問題は雨が降り出す時刻、予報では11:00ころ、
その前に渡り終えなければ・・・

深い緑の淵の河畔、
そんな条件から余りのんびりは出来ませんが、
ここでの毎回のお約束です、
気が済むまで「川景色」の撮影を楽しみます。

曇天で早朝は薄暗い感じの風景、
真新しい緑が一層に深く濃く感じられます。

皐月5月の南飛騨は馬瀬川。

気が済むまでシャッターを切ったら、
さて、釣りの準備に掛かります。


<入魂!ダイワ 翡翠 冴> 

今日の次なる任務、
それは新しい竿は「翡翠 冴」の筆下しです。

メタカラマンの穂先、
小さな針金製の輪に初めて糸を結い、
小さな金属製のキャップ蓋を閉じて・・・意外と簡単でした。

スルスルと小脇に抱えた竿を延ばし、
錘は1号を選択、ミミズを針に通して、イザ!

第一印象、その感触は・・・
軽いな~、ほんとにこれ7m竿?
振った感じは非常に「素直」な使い心地です。

・・・ご諸兄、ご勘弁を。
それ以上は聞かないで下され!

下手なタレントの「食レポ」が如く、
我が腕前では残念、答えられません(笑)。

でも、結果はちゃんと出ました。

やたらと朱点の多い6寸モノのアマゴさん。

鋭い走り具合でしたが、
0.3号フロロの「翡翠 冴」、
取り込みに全くの不安は感じさせず。

そればかりでなく・・・


ここは、新しい竿のご加護、
と言うよりも、流石は5月の馬瀬川、かと。


<曇天の馬瀬川をさかのぼり>

いつも身に余る”川の幸”を頂けるこの淵に、
「また今度!」の思いを残し、
お天気との”にらめっこ”の本日は先へ、上流へ駒を進めます。


淵の上段に広がる瀬、
アタリはあるものの、小物でしょうか、残念にも針にはノラず。


代わりに応答が得られるポイント、
それは「落込み&小淵」は深場からのみ、
サイズは図ったかの如く、大きくても7寸どまり。

今シーズンのミョ~なお天気、
それが未だに尾を引いているのでしょうか?

山には霞が掛かった曇天の下、
釣りながら、撮りながら、飲みながら(お茶ですよ)、
のんびり、かつ、少し急ぎ足、
渓流遡行は続きます。


<渡河ポイントにて>

さあ、渡河ポイントに到着しました。

見た限りでは・・・
深さは大丈夫そう、少し流速が早いか。
でも、まあ、これなら何とか渡れられるのでは?


以前はモタついていた仕掛けの仕舞ですが、
今日本日は、これは翡翠 冴のご加護?
スンナリと仕掛巻が竿に納まって。


・・・これがイイのか、ワルいのか。
以下は若干不安がある場合の小生我流の渡河方法です。

友舟の紐を腰の釣りベルトに括り付け、
渡河ポイントの流れに任せます。

紐を手に取り少しづつ慎重に渡河を始めます。
流れに乗った友舟は我が身を下流側に引っ張ります。
その引張力に対抗して、上流側に身を倒し気味で渡河します。

何もない状態での渡河は踏ん張りが足元だけですが、
流れに引っ張られた友舟があると、
体の高い位置(と言っても腰程度ですが)にも力点が生じ、
足元と友舟の双方でバランスが取れて、とても身体が安定するのです。

でも、もちろん、
アカン!と感じたら、
”勇気ある撤退”が原則ですね。


<遡行行程の後半は段々淵>

本日の鬼門は2回目の渡河、
それを無事に終えると、
以降は頭上の開けた岩場が続きます。

その石河原に数段に渡って存在するのが落込み&小淵です。

ここは夏から秋にかけて、
お外道様の巣窟なのですが、
今のこの季節、裏切られたことはありません。


それでも、どうでしょう、
上がるお魚は5~6寸程度、期待したほどサイズは伸びずです。


曇天の曇り空は光量が足りず、シャッター速度が遅くて。
いっそ、超スローのバルブ撮影なら、面白い画が撮れるかも?
でもきっと、三脚が必要かな・・・

そんなことを考えていたら、
あれあれ、予報よりかなり早く雨が降り出してきました。

・・・以前なら雨が降り出せばカッパで凌ぐ小生でしたが、
このところ、ど~も「めんどくさがり」が顔を出しちゃって。
これもひとえに、歳を取ったから、でしょうかね・・・

時刻は9:30ですが、これまでに。

皐月5月は曇天の馬瀬川、
小生が如き腕前でも、そこは馬瀬川、好釣果です。

ジっと出来ないお魚達、
シャッター速度が遅くてピンボケ、ほんと、困ったものです。


<雨の中での帰路>

川から上がって車まで、
まだ小雨の内にトボトボと、でも足早に戻ります。

・・・この駐車スペースなのですが、
今は誰かさんの「憩いの場」のようです。


馬瀬川河畔でゆるりと過ごす時間、
今週末の小生、
短くもそうでしたが、思えば、ぜいたくですね。

着替えを済ませた段階で、
タイミング良くも漁協の巡回さんが。

・・・この方、
前回の4月釣行時も、
また何年か前には楢谷の手前でも、
馬瀬川釣行ではよくお目に掛かる方です。

「どうです、釣れましたか?」

「はい、ここから別荘地まで登ったンですが、
 数は伸びましたね。」

暫くお話を伺うと、
他のご同輩も同様のようで、
数は出るようですが、例年に比べてサイズ的には今一つと。


今シーズンはおかしな天気が続きます。

早めに上がった本日は、
坂本トンネルのチョイ下、
GWにもお世話になった温泉に。

午前中の入浴です、
ここだけは「おかしな天気」、
それに感謝、ほぼ貸し切りの状態なのでした。


<データ>
5月24日 馬瀬川 
エサ    :ミミズ
竿    :7.0m   翡翠 冴 硬調
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1~B号
                    天井糸 0.7号 1.5m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :アマゴ    7寸    4匹
              6寸    3匹
         5 寸以下   5匹
気温    :13~16℃  
天候    :曇り
表層水温  :15℃
月齢    :26.3


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2025年5月18日日曜日

闇夜に鈍く光る・・・青い竿??

 

このところ、週末は土曜日の雨が多いです。
残念ながら今週末も自宅待機中、なのです。

全くの私事となりますが、
3シーズンとチョットを使用してきた小継竿、
シマノ天平ZA71の7m竿なのですが、
メルカリで販売してしまいました。



お買い上げを頂きましたhararutrail様、
この度は誠にありがとうございました。

粗忽者の小生ではありますが、
自分なりに大切に使ってきた竿であります、
この竿で良い渓流釣りシーズンをお過ごしください。


小継竿としては5.4m、6mそして7mと揃えた小生、
いずれもシマノの天平シリーズだったのですが、
一番で使用頻度の高い今回で売却した7m、
それのみ、ある点で困っていました。

その「お困りポイント」なのですが・・・


上記の写真で竿に装着がされている糸巻きは、
オーナー製の「BS-10 ベスト仕掛巻き」です。

縮めた竿の側面にポンっと装着、
フィールドでのポイントの移動時は、
釣り糸をこの糸巻きにクルクルと巻き、
竿ごとリュックに収納して、さっと移動・・・なのです。

「お困りポイント」は、
残念ながらこの糸巻きが見事に、
ポンっと竿から外れてしまうのでした。

理由はシマノ天平ZA71の#16、
その元尻の節径が、BS-10には太過ぎ、なのです。


釣れない渓流釣り師はこのポイント移動が多く、
この不具合から、ともすると、横着で竿を畳まずに場所移動を。

その結果として、
河原の草木に釣り糸を引っ掛けたり、
竿や糸に気を取られ遡行自体に注意散漫、
コケたり、ツマズいたり・・・イケませんね。

そんなことからの竿の売却は、選手交代なのです。

悪いのは小生の横着さ加減、
罪の無いのはシマノ天平ZA71、
拙い小生の経験からですが、竿としてはイイ竿でした。

極まった先調子から、狙った場所への振り込みはお手のモノ。

重量は200gを僅かに越えて、
先代の渓峰尖や今回購入した「青い竿」、
それらと比べると数値的には重いのですが、
先の不具合は、手尻が太い分だけ重心が手前側、
結果として、竿自重のモーメントが和らぎ、感覚的はそれほどでも。


同じシリーズの天平は5.4mや6mと比べ、
穂先はリリアンの糸、その太さがとても細いのです。

ここも設計の意図として、
「先細りは手前側重心」の現れなのでしょうね。

この竿で釣りあげた、一番のオオモノは・・・

乗鞍岳の麓は前川、
その梓川合流に近い下流で釣った尺イワナさんです。

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大きな堰堤の懐を狙い撃ち、
取り込みでの粗相は危うく糸切れも、
水溜りに逃げ込んだお魚をたも網で掬い上げ・・・

果たして、釣ったことになるのでしょうか??

いずれ、楽しい釣行、良い思い出なのです。


このシマノ天平ZA71、
その後継として購入した「青い竿」。

・・・毎度、家内には内緒の悪事は、
闇夜に紛れて、こっそり、小生書斎(単なる趣味部屋)へ搬入です。


小生としては初めて、ダイワ製の渓流竿、
「翡翠 冴 硬調 70M」なのです。

・・・最初、この名前、
難しい漢字が読めなくて(恥)。
「ひすい・さえ」と読むようですね(笑)。

仕舞寸法は天平の50cmより若干長い56cm、
故に継数も天平の16本より少ない14本となります。

・・・以前に使用していた6m小継竿はシマノの「渓秀」。
これも60cm程度の仕舞寸法でしたが、
リュックでのフィールドでの持ち運び、
それに問題を感じませんでした。

この継数が少ないことは、
単純な比較では重量も軽くなり、
恐らくですが「しなり・たわみ」にも有利なのでは?

その辺りのフィーリングは、
今後の使用から判る事、とても楽しみです。


昨日は午後3時ころまで、しっかりとした降雨でした。

それでも夕方からは雨も上がり、
一日中の家の中でのお籠りは流石に辛く、
曇り空になってから近所に気晴らしは散歩へ出かけ。


自宅近くを流れる大山川も、
茶色い濁りもきつく流れも急です。

やっぱり、今週末は自宅待機かな・・・



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 ~2025年5月18日~


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3シーズンの使用、上述の如く、いい竿でした。

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さて、如何なる竿なのか、こうご期待!














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比較的に安価でもモノはしっかり、小生、使っています。
でも、ナゼか町の釣具屋さんに無いンですよね。


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2025年5月11日日曜日

太ミミズ、ここに至れり・・・

 

土曜日の雨は午前中まででしたが、
郡上白鳥の釣具屋さん、そのHPを見ると、
長良川の流れは怒涛の如く・・・今週末は諦めました。


越冬から目覚め、
釣れないながらも小生の釣行、
それにご協力を賜る太ミミズさんです。

今年の出来具合、
越冬中の育成具合は昨年と比べてベターでした。

その後は「ある対策」を講じて、既に二か月の飼育経過です。

その対策の効果なのですが・・・

これじゃあ様子が良く判らないですよね、
ズーム・アウトしてみます。


驚くことに・・・ははは、なのです、ハイ(笑)!

飼育している全ての個体がこの超ビッグ・サイズ、
と言うことも無く、どうでしょう、
10数%の割合で斯様な20cm超の太ミミズが存在します。

「シマミミズでは無くて、
 何かの拍子に紛れ込んだドバミミズなのでは?」

そんなご意見を頂きそうですが、
最初の写真が示すように縞模様がはっきり・くっきり、
紛れもなく、こちらに見える皆さまはシマミミズさんなのです。

ただちょっと・・・
ウナギ釣りのエサならともかく、
渓流釣りのエサとしては流石に行き過ぎは育ち過ぎ、
全ての個体がこんなにデカい状態では無くて助かっています。


ではある対策として、具体的に何を実施したのか?

4つある飼育箱、この上に更に防水・遮光を目的に蓋を被せるのですが、

その蓋は昨年まではキャンプはテント内就寝で敷くマット、
それを木枠に張ったものでした。

ただ、その銀色のキャンプ・マットなのですが、
これが意外と光を通してしまい、
十分な遮光効果を得ていない事に気が付いて。

・・・カメラを飼育箱に入れ、蓋をしてのタイマー撮影で判明です。

今年はその上に厚手の銀紙を被せて覆い、
飼育箱に届く光、明かりをシャット・アウトした次第です。

そんな対策を取った理由としては、
あるネットの文献で、ミミズは明るさで食欲が減退、を目にしたから。

・・・小生もタバコを止めてから、
「食欲減退」の秘策が必要な状況でして。。。

太くて長いミミズが増えたこと、この理由に符合します。


飼育のエサとしては、
これは昨年と変わらず同様です、
近所のコイン精米所から無料で頂く米糠、
それから作った糠味噌を水で溶いて与えています。


例えば、米糠は200gに対して、水も200gを用意、
これを器の中でダマにならないよう混ぜ合わせます。


混ぜ合わせたら、糠味噌の中に空気が残らないよう、
器の底にぎゅ~っと押してけて・・・
この状態で蓋をして、冷蔵庫での保管です。

冷蔵庫には自分たちの食品も保管されています。

何より・・・
糠味噌のニオイが漏れようものなら家内から大目玉!
気密性の高いガラス容器、それでの保管なのであります。。。


まだ2か月しか経過しておらず、
本当にこの遮光性のUPが改善の理由だったのか、
引き続きでの経過観察が必要ですね。


先週まで販売していた太ミミズですが、
これからは気温が高くなり郵送が難しくなります。

最後にお買い上げを頂いたお客様、そのご意見は、
「想像以上に良いミミズでした。良いお取引ができました。
 また機会がありましたらよろしくお願いいたします。」
改善冥利に尽きますね!

残念ながら、今春の販売はここまで、また晩秋に再開の予定です。















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2025年5月5日月曜日

5月の郡上 吉田川渓流釣行 夕まづめと朝まづめ

 


冬の終わりから春先にかけて降雪量の多かった今年です。

それが為でしょうか、
例年より渓流の、特に水の中の、
季節の進み具合は遅めと聞き及びます。

3月下旬と4月上旬にも訪れた吉田川。
その時は残雪に高水と風光明媚も厳しい釣りでした。

皐月5月に入って、さて、どんな表情を見せてくれるのか?



<夕まづめの吉田川>

郡上明宝の吉田川は高橋、
このポイントは久しぶりです、
到着したのは15:00ころでした。

今日は陽が暮れる少し前まで吉田川、
夜は馬瀬大原で車中泊、明朝は馬瀬川の予定です。

先日の雨も結構な雨量でした。
橋から望む吉田川の水位は若干高めです。

川を横切って中州に渡り、
向こうに見える木陰下は大淵まで、
心地よい新緑にも誘われ手を伸ばしたいところですが、
今の季節のナイロン・ウエーダーでは、残念、渡河が難しそうです。

目先を変えて橋の上流の瀬、ここをサラリと味見してみます。

見上げればこちらも、
上流は奥の奥まで、新緑のカーテンが続きます。

でも、足元を見れば・・・
予想通りはGWの後半です、ご同輩の足跡がたくさん。
ほんと、ここは粘ることなく、サラリの味見程度に納めます。

いつも何らかの「手応え」が得られる、
高橋の上流に鎮座する淵なのですが、
粗忽者は「手応え」と同時に、必ず「枝釣り」も頂きます(笑)。

今日は珍しく「枝釣り」は無いものの、
水中からの「手応え」はアタリのみで掛かりに至らずです。

・・・どうも浅目の瀬では無く、未だ、淵や深場がポイントかな?


上流に目を移すと、春の斜陽に新緑の黄味が綺麗です・・・

その眩い新緑の下は落込み&淵、
そこで先ほどの印象の答えが出ました。

落込みの白波が静まり、
水面がもじりとなった奥底から、
目印の反応直後にククっくの手応え。

小気味よい走り具合でした、
5寸を僅かに超えるアマゴさん、
薄暗くなり行く木陰下、朱点が鮮やかです。


<古い記憶と違って・・・>


新緑の谷間の向こう、遥か下流に高橋が見えます。

5寸アマゴを揚げた落込み&淵、
このポイントから上流に向かうのは本当に久しぶりです。

暫く急流が続くことから河原に上がり、
河川敷の深い葦をかき分け上流に進みます。

夕まづめで時間の少ない本日です、
急流の上に広がる瀬は横目に置いてやり過ごします。

・・・高橋で入渓されたご同輩、
彼らもここまでは登られてはいないのでは?


落ち込みが見えて来ましたが、
あれ?対岸が護岸工事されています。

・・・数年前の記憶では、対岸は岩盤だったような。

それでも、護岸工事の直下は流速のある深場、
何となく、期待が持てそうな雰囲気!

落込みからの流れが直撃する対岸の護岸直下、
7m竿で丁度の距離です。

目印下を長めに調整、
流れに仕掛けを投入すればどんぶらこ、
水に馴染んだ頃合いから、目印の挙動に神経を集中・・・

この繰り返し、3回目でビンゴ!
硬調の竿穂先がお辞儀、先ほどより力強く、お相手は走ります。

慎重に浮かせ、水面を滑らせ、投了はたも網へ。

サイズUPは7寸モノ、
パーマークがハッキリ、朱点もクッキリ、ツヤツヤです。

・・・ここは読みが当たりました。


ここから先の上流、
瀬が暫く続き、次の橋の下、
そこに大きな淵があった記憶です。

どのように変化しているのか気になります。

でも、この段階で17:00過ぎ、
もうそろそろ、潮時は撤収の頃合いかと。


若干、後ろ髪を引かれながらも、
駐車してある下流は高橋まで、歩みを早めます。


高橋から臨む上流の瀬、黄昏は春の薄暮時です。


<明宝温泉で夕食とお風呂>

高橋から更に上流は坂本トンネルの手前、
馬瀬川釣行の返りによく立ち寄る明宝温泉に向かいます。


やっぱり今日はGWの後半が始まったばかり、
他府県ナンバーをメインとして、
駐車場はいつもより混み合っています。

それでも、
温泉の食堂はそれほどでも。

温泉に入る前に早めの夕食は、
ご当地グルメ「明宝ハムのステーキ」を頂きます。

鉄板で焼かれた明宝ハム、これをマヨで食すのですが・・・絶品。

・・・「あまご定食」にも引かれたのですがね。
でもまあ明日、良いサイズが釣れれば、家でも食べられます、かな?


ここで明日のお天気を確認すると、
今夜、さっと一雨、通り雨があるようです。

ゆっくり、良い湯加減の温泉に浸かりながら、
毎度は傍から見ると誠に気味が悪い、
独り言は釣行作戦会議・・・

・夜半の通り雨
・夜間、トイレが近い男(=小生)
・朝の冷え込み
・気になる高橋の上流
こんな条件を考えていたら宗旨替えです。

明日は馬瀬川を替えて、今日と同じく吉田川、
今少し詰めてみることに。


・・・それにしても、ここの明宝温泉。

先週の伊豆 修善寺の温泉と、
サラり系のお湯は同じなのですが、
こちらはナゼかお肌がヌメってきて、
お風呂場のタイル床を歩く際は要注意です。

暑くなく・ヌルくなく、の丁度良い湯加減は、
ここ郡上は明宝温泉も伊豆に負けていません、
詰まる所は、毎度、長湯になるのであります。


・・・と言うことで、車中泊サイトも、
いつもの 道の駅 パスカル清見 から、
道の駅 明宝 (磨墨の里) に変更です。

吉田川のせせらぎで夢うつろ、
そんな中、天気予報通り、夜半に雨が。

でも、翌朝にはすっかり、上がっていました。

ご存知、あまご・いわなの塩焼き屋さん前での車中泊。
・・・トイレに近いンです、ここ(笑)。


<朝一番は二間手の淵で>

昨日の高橋の奥も気になりますが、
記憶の限りでは、
次の橋の下に大淵がひとつ、それまでは瀬が続くハズです。

様子からお魚はまだ瀬に出ていない感じ。
狙いどころは淵・深場・・・
から、まずは淵が連続のここで。


夜半に降った雨、
恐らくですが、これは好条件、
昨日までの出来事は、きれいさっぱり、リセットかと。

入渓口近くの淵、
いつもは「空振り」なのですが、今朝は調子がイイです。

良い引き加減でした、7寸モノを頂きます。
その後は5寸さんを一匹追加します。

でも、調子がいい、とは言うものの、
ここは5月上旬の郡上 吉田川、
これでは「渋め」ですね。

釣り下りは流れに沿って、
無理することなく、渡河が出来る川下から中州へ、
セリ出た樹木下の淵を狙いに・・・釣り難いポイントですが。

ここでも一匹、
活きの良い元気な7寸モノを、
合わせて5寸アマゴを2匹拾います。


このポイントの良い所、
それはイイ感じの淵が連続すること!

期待を持って至った最下段の大淵、ラスボスなのです。

ところうが・・・

よく見ると、対岸の河原に、何とテントが!

こんな川の直近で、しかも、昨夜は通り雨が。
こりゃ、余程の剛の者か、もしくは世間知らず?

いずれ「ご同輩」と見た方が・・・

案の定、期待の淵は2~3回流しましたが無反応。

直後に根がかりで仕掛けをロスト(涙)。
これは山の神さまからのお達しでしょう、
ラスボスは期待の淵、でしたが、ここを後とすることに。


<郡上明宝 高橋の奥へ>

時間的にはもう一か所は回られます。

迷うことなく高橋へ向かいますが、
ここも予想通り、先客はご同輩の駐車が。

昔の記憶から気になるのは、
ここから遥か上流は次の橋までです。

その橋まで、せせらぎ街道を登り、
そうそう、ここに駐車スペースがあって、
確か橋の袂は野獣柵に、判り辛くも入川口があったかと。

ほら、やっぱり!

・・・昨日の我が家の晩のおかず、
さて、何だったのか、とんと思い出せず、
家内からお小言をこぼされる旦那なのですが、
困ったものです、こんな時の記憶はしっかりしてますね。


その入川口から直ぐ、橋の下の大淵です。

遠景は山の濃緑を基調に、
手前は新緑の黄緑が目に沁みますが、
冬の名残は枯草の茶色が景色を引き立てています。

もう、雰囲気はバッチリ!
でも、手応えはサッパリ?

その後、見通しが利く瀬から、
渓流釣りのルールに従って登ってくる釣り人、
そんなご同輩が居ない事を見越して、高橋方面に下ります。


ここも変わりました、対岸にしっかりとした人口護岸が。


川幅の広い瀬が続きます・・・これは、アユ釣りに宜しいのでは?
試しに仕掛けを流します・・・が、やっぱり、今日は瀬では無く。

昨日は夕方のポイントまで下りました。

陽も高くなり明るい渓です。

一雨あってリセット、とは言うものの、はてさて??

やっぱり今日も深場から、かわいい子が釣れました。


個人的な印象になりますが・・・

まだ本調子では無い感じの渓流釣り、
それでも目に見える景色や風景、
それは春から初夏へ確実に移り変わってきていますね。



<データ>
5月3日 吉田川 
エサ    :ミミズ
竿    :7.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1~B号
                    天井糸 0.7号 1.5m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :アマゴ    7寸    1匹
              5寸    1匹
気温    :20℃  
天候    :晴れ
表層水温  :15℃
月齢    :5.3

5月4日 吉田川
エサ    :ミミズ
竿     :7.0m  天平
仕掛    :針 吉村7.5号 
       錘 1~B号
                                天井糸 0.7号 1.5m 
                                水中糸     0.3号    4.5m
釣果    :アマゴ    7寸    2匹
              5寸    4匹
気温    :10~19℃  
天候    :晴れ のち風
表層水温  :14℃
月齢    :6.3



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期待以上に使いやすい素直な竿です。


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