2026年4月26日日曜日

藤の花の咲く頃~郡上 吉田川渓流釣行


「藤ん花あ見ごろだと、魚もよおけ釣れるでよ」


何年か前ですが、
郡上 前谷川の釣行で、地元のご老体から聞いた言葉です。

寒い初春の川縁で釣りの準備をする小生へのお声掛けからの会話は、
渓流釣りのみならず、早く暖かい季節になってほしい、
そんな願望を込めての言葉だったような・・・


確かに、そうなんですよね。

・・・毎年は春の今時分、
シーズン当初は不調続きの小生。

それでも、ある時期からナゼか急に釣れ始めるのです。

釣れたお魚をたも網に取り込んだ視線の先、
気が付けば薄紫のきれいな房花が、
川面近くに咲いています。

今年もまた、そんな季節になりました。


<郡上 吉田川は初のポイントで>

道中、美並の道の駅下流の長良川には、
太い流れの屈曲点でルアーを飛ばす釣り人が2名。

・・・もうサツキマスの季節でもあります。

それに加えて、
漁協や釣具屋さんの情報では、
今週末は長良川本流が釣れている様子です。

「長良川のめぼしいポイントは千客万来かな」

その裏をかく訳ではないのですが、
今日の行き先は長良川ではなく、吉田川と決めていました。


藤の花を見ながらの釣りは、
太くない流れの支流ならではの楽しみなのです。


でもきっと、吉田川も釣り人が多いでしょう。

明宝の道の駅を過ぎたあたり、
何の気なしに橋を渡った向こう側、
漁協さんが設置した「入川口」の看板が。

若干、目立たない場所での看板、
それに、一見すると、この入川路、
草に覆われ河原への降り口が不明確です。

勘が冴える今日の小生、
これはチャンス・・・決まりです、今日のポイントが。



<それでも厳しい道のりです>

備え付けられたアルミ脚立と、
急斜面の竹藪を潜り抜け降り立った吉田川、
その降りた場所の目の前には、
これ見よがしな大淵が。


目立たない入川口でしたが、それでも河原の砂地には幾つかの足跡が。

その状況を裏付けるかの如く、
ミミズのエサで淵に仕掛けを入れますが、残念ながら手応えは無し。

・・・今週末の釣行もイヤな予感、
始まったばかりなのに、もうクセですね、
悲しい習性は「ボ」の字が頭をよぎります(笑)。


それでも、
釣りの行方は寂しくも、
日向は川に沿って並ぶ木々の若葉、
薄黄緑の萌える様は、この季節ならではの眩しさ。

・・・とても、きれいです。


そんな芽吹いたばかりの若葉の下。


流れの横の浅瀬は、川虫を採るには丁度いい場所です。


良型のアマゴを育む吉田川は、その自然界のエサも豊富です。
僅かな手間で良いサイズの川虫が何匹か揃いました。


その川虫をスレ針の先端に通して、
岩と岩との隙間から、一段上流の「受け棚」を狙います。



白泡に流れが落ち込む手前、僅かでしたがアタリは手応えが。

残念ながらアワセに針掛かりは無くも、
やはり藤の花の季節です、
これなら今日は久しぶり、きっとイケるのでは?


<渡河した先のパラダイス>


岩場を超えて上流を眺めれば、
その先に白波は落ち込みが確認できます。
恐らくですが、その下には大きな淵があるでしょう。

右手の岩壁は遡行不可、渡河して左側の砂地からのアプローチかと。


そんな中級者の「読み」は正確ですが、
そこは粗忽者の「仕業」でもあります。

「しかし、これ、
 深くて押しが強い、ギリギリのウエ―ディングだ、こりゃ。」(苦笑)

冷たい流れの真ん中です、
我ながら、写真なんか撮っている場合?

ほんと、ムチャもほどほどに・・・

でもこれ、ウラを返せば、
この先は誰も入っていない区間かも??


吉田川を渡った先の大淵、
そこでは小虫が川面を舞っています。


それと同時に、そよ風が吹けば、
カワヤナギの種子でしょうか?大量の綿毛も舞っています。

・・・釣りには、いい雰囲気です。


そんな大淵の袂、
スルスルと小継竿を伸ばし仕掛けを張ります。

すぐ横の落ち込みからの流れ、
それは大きな音のハズなのですが、
一連の所作に集中している為か、我れ気にならず。



その第一投目は、未だに日陰下の本筋のド芯に。


仕掛けが流れに馴染み、
表層の白波がうねりに変わった深場近辺・・・

アタリです、アワセます!


一匹目は6寸モノのアマゴさん、
このスジで二匹、三匹と続きました。

最後となった四匹目、これが途轍もない引き具合!
日陰の川底で翻る銀影、それはさほどでも無く・・・?

無理せず、
時間を掛けてのやり取り、
上がってきたお魚は7寸モノ、
その真相は、何のことの無い「腹掛かり」で。。。(笑)


でも、久しぶりの20cm超級は、
う~ん、イイ面構えです。


ひとしきり釣り終えたら、お茶と菓子パンで小休憩。


新緑で深いエメラルド色の吉田川、水面での小虫の舞いは続きます。


<無理せず一旦は撤収に>

休憩後、装備はそのまま、上流の様子を見に。


左の岩壁の向こう側、
チラ見が出来るのは引き続き、
おいしそうな落ち込みと小淵ですが、
アプローチが叶うのは対岸からのみですね。

して、この流れ具合、
何とか渡って渡れなくもない・・・
ようにも見えますが、イケませんね、ムリ・ムチャは。


地図を確認したところ、
背後を回り込んで対岸に至る細道が。

以降の作戦は・・・
一旦、入渓路から川から上がり、
早めの昼食をハスラーで頂くことに。



<新緑を愛でながら>

質素な昼食をハッチ・バック全開で、
お行儀が悪くも「立ち食いラーメン」にて。



だって・・・

きれいに萌える新緑の山々です、
ラーメンをすするのも、
それを見ながらの方が絶対にイイですよね。


昼食後は作戦通り、
ポイントへは背後を回り込み、
小道は林道からのアプローチとします。


でもこれ、
林道と言うよりも、別荘に続く連絡路のような・・・


見えてきました、お目当ての小淵が。


と言うことは別荘の裏手がその河原、
人の気配がありあり・・・こりゃ、期待薄かな?


それでも、
雰囲気はバッチリ、
対岸は木陰日陰の落ち込み&小淵です。


それに、
遥か上流の木には・・・薄紫は藤の房花が。


きっと、そのご加護でしょう、
ここでも7寸モノのアマゴを頂きます。



その小淵を後にして上流へ。

気が付けば、岩の転がる河原、
そこに一本の木が凛と立って居ます。


大岩の上に丸出しの根、
恐らくは何処からか流されて来たのでしょう、
それでも青々と茂る若葉・・・生命力の強さに驚きです。

その孤高の木の向こう側、更なる川の上流は・・・



やはり人気河川は郡上 吉田川です、
ここまでの「一人世界」がラッキーだった?

・・・先にはご同輩のお姿と、
横を向けば、先ほどの藤の花が目の前に。

今年も薄紫に導かれた吉田川の釣行でした。



<データ>
4月25日 吉田川
エサ    :ミミズ、川虫、オキアミ
竿    :7.0m   翡翠 冴 硬調
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1号
                    天井糸 0.7号 0.7m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :アマゴ        寸    2匹
                                                    6寸 2匹
                                                    5寸 2匹             
気温    :8~19℃  
天候    :晴れ 
表層水温  :14℃
月齢    :7.6



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4 件のコメント:

アサシン さんのコメント...

良型アマゴの釣果、おめでとうございます!
動画サイトでは、白鳥の本流が良いとやってましたが、吉田川に行くあたり、さすがです。
来月は、都合がつけば、釣りに行こうと思っています。
道具は、家に置いてあるので仕掛けを作るために取りに行くか、家で作るかと言ったところです。
釣れなくても、竿を出せるだけでワクワクしてきます。
間もなく鮎も解禁なので、少しは行きたいと思っています。
それまでは、サイドワインダーさんのブログを楽しみにしています。

サイドワインダー さんのコメント...

アサシンさん、こんばんは。いつもコメントをありがとうございます。いよいよ来月にご出陣、ホームの高原川でしょうか?アサシンさんなら間違いなし!良い釣果を願ってやみません。
そうなんですよ、今回の吉田川釣行も前の晩、家ではワクワクして良く寝られませんでした。この点は車中泊の方がせせらぎを枕によく寝られますね。
GWはまた、「修行の旅路」を計画しています、お楽しみに!??

匿名 さんのコメント...

こんばんは!

吉田川渓流釣行お疲れ様でした

良型が出ていよいよ本格的に
シーズン突入ですね

小生はと申しますと
ゴールデンウィークの釣行時間を確保すべく
土曜日は家内を温泉日帰りドライブに誘い
家庭サービスをしておりました
(行先が荘川でサービスに徹し切れていないです笑)

GWは修行の旅路に出られるとの事
気を付けて行ってらして下さい!

白いワゴンの男

サイドワインダー さんのコメント...

白いワゴンの男さん、こんばんは。今週末はいろいろな場面で思い通り、タイミングよく事が運んでくれました。いつもこうなら良いのですが・・・
荘川での日帰り温泉旅行、おつかれさまでした。横に庄川の良い流れがあると、サービス業は専念できないですよね、良く解ります。(笑)
それも、これも、もうすぐのGWが為に・・・いい釣行休暇をお過ごしくださいね。