2021年6月13日日曜日

厳しかった両川 長良川・吉田川釣行



奥美濃を起源に伊勢湾へ注ぐ長良川。
岐阜市以南はゆったりとした、幅の広い流れです。

春から初夏にかけて、長良川を遡ってくるサツキマス。
それを狙っての釣行を、毎年で繰り返すのですが、
残念ながら未だに御目文字が叶わずなのです。

ゆったりとした流れが始まるその手前、紆余曲折になる郡上美並の近辺。
それはまるで、小生の釣果にも似たような・・・

今年もチャレンジして参りました。



<条件は良さげ、なのですが>

このところの夏日は晴天続きで、川は減水・渇水かと思いきや、
それ程でもなく、ほぼ平水でした。
早朝ですが梅雨特有の湿った風、それが頬を撫でます。


エメラルドの流れ、それがしぶきを上げて駆け下るポイント。

先週から始まったアユ釣りの為でしょう、
身支度をしていると、我がハスラーの後ろにジムニーが駐車、
降りてこられたご老体は地元のアユ師さんでした。

聞くところによれば・・・
今年の長良川は美並近辺、アマゴ系は厳しいとのこと。

川から上がられてきたルアーマンさんからも、
今朝はさっぱりでした、のお言葉が。

今年も難しそうです、サツキマス釣り。


それでも、せめてデンデン様でも・・・

大きな落込み、それが形成する白波の手前の際、
錘はB5、目印下は2mでブ~ン、長竿を振ります。

流れに対して逆方向からの振り込み。
流れに暫し仕掛けを乗せて、徐々に徐々に沈ませ。
重量のある錘です、厄介な糸絡みを嫌って。

・・・お空はどんより曇り空。
ピ~カンよりも当方には過ごしやすく、
また、お魚に対してもこの方が良いのでは?


対岸には長良川鉄道の橋脚、その上を気動車がガタン・ゴトン。
のどかな初夏の朝です。


条件は良いはずの本日ですが、
振り込みを繰り返せど繰り返せど無反応。

繰り返す振り込みは良い練習、
先の白川郷庄川で初めて実戦投与した剛竿です。
狙ったポイントに気持ちよく、ビシっと決まるンですがね・・・

いつもならお外道様くらい、
毎年で努力を重ねる勤勉者にお情け・お付き合いを頂けるのですが、
今年に至ってはものの見事、ポイントを変えても音沙汰は皆無。


・・・時の流れはいと早く、
6時から始めて、まもなく9時過ぎ。

相変わらず友舟は空っぽのまま。
その代わりに、
携帯灰皿には吸い殻だけ、溜まります。

「バロメーターのお外道様すら、今日は掛からないか。
 こりゃ、見切り時かな?長良川の本流は・・・」

なんか・・・
昨年も斯様なパターンであったような。
毎度、吉田川に河岸を替えて。


<吉田川よ、おまえもか・・・>

通い慣れた吉田川ですが、全長30kmの大支流です。
その全てを訪れた訳ではなく、小生の知る範囲なぞ一握り程度。

お時間もお時間、その手前側は下流辺りで、どこか・・・

昨年は行きつけの立光橋でした。
本日はもう少し上流へ・・・

と!
せせらぎ街道を走っていると「天竜峡公園」のパーキング、
その脇に入川口の看板が。

・・・ここだけではなく、以前は斯様な看板は無かったのですが、
最近は郡上漁協さんもご親切で、随所に入川口を見かけます・・・

初めてのポイント、今日はここで。


ただ、堀の深いこの近辺の吉田川です。
急な斜面・岩肌を降り立った谷底、
川通しは利きそうになく、釣り場としてはワン・ポイント。

でも、お昼までの短い時間、それを過ごすには好都合です。


お名前の如く、本家の天竜峡を思わせる急流、淀み、大淵。
木陰に隠れた濃いエメラルド、それが目に優しいです。

早速にも下ることの可能な範囲は大淵から。
長良川でのミミズに替えて、ここではブドウ虫で。

即、反応アリ!
でも、これ、明らかに・・・おチビさん。

そのおチビさんも、ここ吉田川の谷底ですが、渋めな展開です。
一投目の釣果から、数回の振り込みの後、ようやく、次のおチビさんが。

・・・まあ今日は、そう言うお日柄なのでしょう。


谷底にも、間もなくお昼を迎える日差し、それが川面を眩しく照らします。


装備を下ろして、ゆっくり、木陰で昼食を食べ。
今週末も、深い緑の中、のんびり出来て・・・

良いじゃないの、それだけでも。


<データ>
6月12日 
●長良川 
エサ    :ミミズ
竿     :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛    :針 吉村8.5号
       0.7号 9m トオシ 
       錘 B4~B5号
釣果    :ボ~ズ
●吉田川
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :7.0m  渓峰尖 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1~1B号
              天井糸 0.6号 1.5m 
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :小アマゴ  僅かに  2匹
気温    :20~24℃  
天候    :曇り
表層水温  :18℃
月齢    :0.7













6 件のコメント:

アサシン さんのコメント...

こんばんは!
サツキマスは、難しい見たいですね。
アマゴもチョットお休みなのかな~奥飛騨は、良かったですよ!
近日中にアップします!

もっさん さんのコメント...

こんばんは
相変わらず綺麗ですね、吉田川��
今年も数回行きましたよ
癒されにね♪
しかし
鮎師が多く入り、ある意味場荒れしてるのではないですか!?
なんやかんや、郡上は人気ですからね
今週末は、やっと雨降るみたいですし
その後が、チャンス到来ですよ✨

サイドワインダー さんのコメント...

アサシンさん、こんばんは。
雰囲気は良かったのですが、美濃のアマゴはご機嫌斜め、厳しい週末でした。
行かれたのは高原川でしょうか?飛騨のヤマメはご機嫌が麗しかったようですね。
ブログのUP、楽しみにしています!

サイドワインダー さんのコメント...

もっさんさん、こんばんは。
最初の2枚のカット以外は全て吉田川からです。
この長良川は美並のポイント、故あって写真も少なめです。
・・・見る人が見たら、どこなのか、判っちゃいますけどね、きっと。
今週は雨模様。
このところの雨天、もう少し手加減って言葉を覚えて欲しいですね。
良い釣果をお待ち申し上げます!

morikyu さんのコメント...

お久しぶりです。サツキ、今年も渋いようですねー。稚魚放流は大量にされた
みたいですが、、、。
実は昨年ダイワフレームホークを手に入れ、本流一本に的を絞ることにしました。
数釣りはあきらめ、25cm以上2匹(夕飯用です)を目標に、釣り人の多くない、近場の河川を狙ってます。五月の末に、板取川で目標達成の帰り道、まだ日没までは時間があったので、長良橋下流で竿をだしました。
なんと3投目で、サツキ==かなあ?っていう34cm。
ここらへんでは、35cm以下はサツキとは言いませんーー。くやしい!
久々の手ごたえは、最高でした。上流域ではまだこれからです。
がんばってください!

サイドワインダー さんのコメント...

Morikyuさん、こんばんは、お久しぶりです!
ダイワのフレームホーク、う~ん、良いですね。
板取川や長良川の開けた河川にばっちり!
そこで自分に「しばり」を掛けて、結果が34cmとは、もう流石です。
今年はコロナが長引いて、いえ、密ではない渓流釣りです、心配はしていないのですが、家内からはブレーキが。お陰をもちまして、ブログの内容もミミズ、クルマ、装備が先行、ご期待に沿えなくて申し訳ありません。
それでも直に宣言も開け、そこからは夏本番です!
ありがとうございます、健康・安全には留意して、今シーズンもがんばります!