「いいかい、ヒロくん(=小生です)、
神さまや仏さまはいっつも、
そっと、ヒロくんを見ておられるよ・・・」
今は亡き母方のおばあちゃんは、
事あるごとに幼い小生へ斯様に説いたものです。
しかしながら・・・
”三つ子の魂 百まで”の諺がありますが、
幼少の頃の教えって、ほんと、スゴいですね。
漁協の巡回さんが落とされた現金封筒を拾ったとき。
レジのお姉さまが年券を日釣券と間違えて発行されたとき。
還暦を過ぎた小生なのですが、
そんな時には決まって、
脳裏におばあちゃんが現れて、
過ちを犯しそうな(?)ヒロくんを諫めるのです。(笑)
そんなおばあちゃんの娘はウチの母親です。
息子が還暦ならイイお歳、
既に80代の中頃なのですが、
長らく偏屈な親父に寄り添ってきただけあり、
年の割には気構えだけはしっかりとしています。
それでも10年ほど前に股関節を人工関節に交換、
(長嶋一茂さんが受けた手術と同じです)
ここ最近は長い距離を歩くことが出来なくなり、
めっきりと家の中で過ごす時間が増えました。
それはお盆に実家へ行った時でした。
「北海道の土地、覚えとる?
どうにかしたいと思っとるんけど、
悪いねえ、ちょっと相談に乗ってくれんかねぇ。」
と、いつもの名古屋弁で。
その昔・・・
祖母と一緒に北海道の原野を投機目的で購入、
結構な金額で買ったのは良いけれど、
思ったようには値が上がらず、
見に行きたくても遠すぎて一度も訪れたことが無い・・・
そんな話を母から聞いた記憶はあります。
「こないだ、
タケオ(母の弟、小生の叔父)が、
おばあちゃんの土地を処分してねえ、
ほら、北海道の一緒に買った土地だがね。
諦めとったけど、何とかなるようだで・・・」
タケオおじさんはとある病院の勤務医、
(お歳から、診てもらうのは、ご勘弁・・・)
昔からお付き合いが上手で顔が広く、
その上に要領も良いから、
きっと”その手の専門家”に取り計らって頂いたのでしょう。
そのタケオおじさんとウチの母、
姉弟関係は”虎と龍”で仲が宜しく無く、
やり方を聞けば・話せば済むお話なのですが、
母は尋ねることも無く、また、叔父も教えることが無いのです。
斯様に厄介なお話は、
数年前は母の車の買い替えじゃないけれど、
残念、長男の小生にお鉢が回って来るのです。(笑)
(↑クリック)
何はともあれ、
その北海道の土地に関する書類は、
「部題表」と「売渡証書」なるものを見せてもらいます。
それによると、なになに・・・
北海道は士別市温根別町の土地、購入は昭和48年と。
母に依れば、
当時の購入金額は約25万円、
今の貨幣価値では100万円くらい?
共同購入者は母とおばあちゃん、
それに亡くなった瀬戸のおばちゃん(母の姉)を含め、
母の実家は瑞穂区や昭和区の人を中心に、
こりゃ一体、何人居るんじゃ・・・
数えると全員で25名も!
「おばあちゃんが不動産屋さんからの、
とても良いお話だからって、
結構、方々に声を掛けとったでねえ。」
おばあちゃん・・・これ、ヤっちゃったね。
最近で聞く話では、
共有の分譲マンションの修繕、
それが住人全員の意思統一が難しく、
お話がなかなか進まない、なんて聞き及びます。
それに近い状況、ましてや・・・
その当時の共同購入者の中で、
ウチの母が一番の最年少であったと。
恐らく購入者のほとんどがご他界、
正攻法としてはその相続人を調べて、
当方分の売却、そのご了解を頂いて回る。
となると・・・
小生のようなド素人の扱えるお話、ではなさそうな。
しかしまあ・・・
それを相続したおばあちゃんの分だけ、
こっそりと上手く処理したタケオ叔父さん。
正攻法以外に道があるのでしょう、
う~ん、流石、やっぱり要領がイイ!
余興で士別市温根別町の土地、
住所からグーグル・マップで調べると、
付近にトヨタ自動車の試験コースがある様子です。
渓流釣りのポイントを調べる具合に、
ストリート・ビューから周辺の景色を見てみると・・・
「あれ~、ま~、
こりゃ結構、開けとるがね。
ほんでも、スゴいねえ、最近のパソコンは。」
・・・のんきな、ウチの、母親です。(笑)
顔が広くて機転の利くタケオ叔父さんと違い、
要領の悪い(?)小生が出来ることとは、
パチパチとパソコンを叩くことくらい。
ネットで厄介な物件を処理してくれそうな、
近所の不動産会社を調べ出しコンタクト、
8月下旬からお話を進めてきました。
ところが・・・
この名古屋市の不動産屋さん、
書類の画像データをメール提出し、
見積もりを要請した辺りから音信不通に。
後日、電話で問い合わせたら、
当の担当者が退職したとのことで、
改めて一度、直に会って詳細を詰めたいと。
もう、この辺りから、
何となく怪しい会社だったような。
先週末の土曜日は午前、
道すがら母親を拾って訪れた不動産屋さん、
初めての訪問は建築会社に間借りされた店舗は、
約束の時間になっても鍵が掛かり、
だれも居ない様子でした。
・・・あり得ないですね、
お客との面談をスっぽかすなんて。
もっとも・・・
極めて厄介な案件です、
労力の割に利益が少なく、
受けたくない・断りたいお話を、
イヤイヤで引き延ばしてきたのやも?
「悪いねえ、面倒な話に関わらしちゃって・・・」
諦めて帰路に就いた車内での母からの言葉です。
思えば・・・
しっかり者の母は昔から自分で何事も解決してきました。
それが数年前の車の購入もそうでしたが、
息子に相談をするように。
それだけ歳を取ったンだなあ。
そう考えるとこの一件、母なりの終活なのかも。
幼い頃にはおばあちゃんが、
「神さまや仏さまは見ておられるよ」
と教えたように、
今度は母が人生の後片付けを通して、
何となく生き様を伝えようとしているのかな?
そんな気がしなくも無いような・・・
厄介な北海道の土地の処分ですが、
こちらはシーズン・オフの間でもう少し、
パソコンをパチパチ、
不肖な長男は粘ってみるつもりです。(笑)
<渓流風景は晩秋の加子母川&付知川から>
♬小さな釣り具屋さん SW工房 コマーシャル♬
~どちらかの企業の2027年度版カレンダーに、
小生撮影の馬瀬川風景が使用されます(嬉)~




2 件のコメント:
土地の売却、町中なら直ぐに買い手が付きそうですが、田舎は難しいですよね……。
不動産が、負動産になりそうで。
私の所有している瑞浪市も田舎なので売ろうにも売れないと思っています。
幸い、息子が気に入って住んでいるので、後は息子に任せる予定です。
私たちが子供の頃に北海道の土地を将来、高騰するからといって買わされた、所謂、原野商法みたいなのが問題になりましたよね。
資産の内で一番面倒なのは不動産の処分と言われています。
何とか、お母様の意に添えるカタチになると良いですね。
アサシンさん、こんにちは。田舎の不動産が負動産。険しい国道が酷道のようで、うまい表現です(笑)。瑞浪市のご自宅も・・・意外です。それでも、ご子息が気にいっておられるなら大丈夫ですね。
北海道の土地の話は母親から中学生の頃に聞いたような。当時はこんなお話に発展するとは露とも知らず・・・人生は将来、何が自分に関係してくるのか知れませんね。まずはもう一回、不動産屋さん探しからです。
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