2016年8月28日日曜日

晩夏の渓流釣り~弓掛川&吉田川釣行

ご諸兄各位殿


今朝辺りは早起きして外に出てみると涼しいです。
夏の暑さが厳しい名古屋近郊ですが、昨日に続き心地良い朝。

夏の終わりの渓流釣り。
減水した川での難しい釣り。

前線の影響で朝方は午前中まで、若干の雨が残った昨日。
当初は南飛騨か裏木曽の奥まで、遠方へ足を伸ばそうと思っていましたが、
必殺勤め人の境遇、金曜日はこれまた遅くまでの残業でした。

やむなく近場の渓流へ・・・釣果は気にせず、疲れた心を川でお洗濯です。


朝5:00起床、6:30出発のゆっくり目。
馬瀬川の支流は弓掛川への到着は8:30を過ぎていました。

昨年の7月に梁谷山登山口で釣行初トライ、真冬の12月には様子見に。
今回が2回目の釣行となります。

飛騨金山の岩屋ダムへ注ぐこの川に至には、ダム湖沿いの曲道から分岐、
細くて薄暗い川と山に挟まれた、落石注意な県道を進まなくてはなりません。

それでもダムに近い下流はまま山が開け、キャンプ場、宿泊施設も有り、
夏のこの時期は家族連れで賑わっています。

釣り師が望むポイントは、鬱蒼と木々に囲まれた、そのまたもっと上流。

本日は出発が遅かった為なのか、既にめぼしい降り口近辺には駐車が。
飛び込みで入渓したポイントが最初の写真・・・
良い雰囲気です、心のお洗濯には。
でも、やはり水は少なめ、流れも穏やか、そして浅めです。


小雨が降っていますが、カッパを着込む程度でも無く。
淵、落ち込み、瀬の緩み・・・ポイント毎に探りながら川をさかのぼります。

表層水温17℃。
ままアタリは有るのですが、針掛かりには至らず。
昨日まで続いた暑さに、流石にお魚も夏バテで活性が低い?
それとも吉村渓流7~7.5号では、お口が合わない小モノさんばかり??


暫く遡行すると川幅が開けてきました。
右手には河原の上に畑が続き、左手には樹木下の護岸壁・・・
薄暗い左手の早い流れ、木の枝に注意しながら攻めます。


その薄暗い早流れの中、
ようやく一匹釣れました。
15cmくらいのアマゴさん。

・・・実はこれが今日最大。

先週とは大違い。
いつもの自分が帰ってきた、
そんな気もします。。。

ま、釣果は気にせず、です。


一気に川幅が広がり、結果、流れも浅くなり・・・川の中、釣り人は自分だけ。
アユ師さんさえ見受けらません。


この辺りは既に郡上市明宝は小川の集落の中。
緑に囲まれた風景・・・オレンジ色の我が軽巡が目立ちます。
















この小川の集落、町育ちの小生には、何となくですが不思議な感じが。
飛騨金山から登り始め、岩屋ダムからは弓掛川に沿う長くて薄暗い県道。
この上流に集落があるとは思えないような細道。

金山からは小一時間、急に開けたと思ったら、そこはここ明宝は小川地区。
行政区としては、これから越える急峻 小川峠の向こう側、郡上市になります。
どちらに向かうにも大変な道程。
自然豊かな、緑が豊富な土地ですが、住まわれる方々のご苦労が忍ばれます。


・・・これからその小川峠を越えて、郡上は吉田川を目指します。


峠からの眺望。

12月の訪問ではこの方角に
雪の御岳が望めましたが。

小雨日の晩夏、
視界を木々の緑、入道雲に
遮られ。

植えられた夏の花が
鮮やかです。



小川峠を下る途中、眼下には吉田川が。
先の弓掛川、馬瀬川は木曽川の支流ですが、ここはもう長良川の水系。


行き慣れた吉田川、明宝は高橋より上流を望みます。
表層水温18℃。
時刻は13:00、ここでも今日はご同輩、その他様もお見えにならず。
・・・一人天下の吉田川、久しぶりの堪能です。





弓掛川と同じく、いつもより水量は少ないですが、川の規模が大きい吉田川。
流石に瀬でも淵でも、ここポイントだな・・・と思う場所からは必ずのアタリ。

・・・揚がってくるお魚の大きさには拘らず。

仕掛けの選択、ポイントの読み、アタリの取り・・・
シーズン終盤の秋口に向け、良い練習になります。


時はもうすぐ夕刻。
川の水は未だに温いですが、
頬をさらう川風、空の雲だけ眺めていると、季節はもう次のステップです。


晩夏から初秋の雰囲気を味わえた、弓掛川と吉田川でした。


<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫 
釣果    :小アマゴ多数 軍配は吉田川に
気温    :23~27℃
天候    :朝方小雨のち曇、午後は薄日
表層水温 :17~18℃  




2016年8月22日月曜日

犬山 宵の明治村

ご諸兄各位殿


お盆の時期、日中は暑い日が続きました。

春から秋口にかけて、毎週末のごとく続く小生の渓流釣行。
これと似たような境遇を繰り返されるご諸兄。
特にご家族をお持ちの方は、少し後ろめたい気持ちがお有りでは??
Mな小生は、まま感じます・・・

いや、もちろん、ウチの場合は「どこか行かない?」と家内に尋ねるのですが、
日差しが強く熱い夏の季節、家内からの返事は決まって「行かない!」です。

・・・この彼女からのご回答、若干、計算済み・盛り込み済みなところが、
一層に後ろめたさへ拍車を掛けます・・・


そんな家内からの珍しい夏のお出かけリクエスト。
「お盆休みに明治村へ、夕涼みに行きたい。」
・・・行って参りました。

自宅から30分とかからない明治村、ズバリご近所です。
以前にも・・・いや、月日の流れは早く、もうかれこれ十数年前になります。
そのときは家内が喜び勇んで浴衣を着込み、早々と繰り出して・・・
今回は二人とも普段着で。

夕方の5時ころ入村です。
陽は西に傾いていますが、そこは夏の夕暮れ、まだまだ暑いです。
でも今日は幸いなことに風があり、日が暮れるにつれ涼しくなってきます。

上記は帝国ホテル中央玄関。


聖ザビエル天主堂。
夏の夕陽が影を演出します。

何となくモノ寂しげな、
見ようによっては荘厳な。









建物は木や土で作るもの。
先の帝国ホテルも同じですが、それが一般常識であった明治の当時、
さぞ皆様は驚かれたことでしょう。
デザイン、規模、色調・・・異文化から感じ取る全てに於いて。

現代の小生でさえ、あちらでの生活ではそんなモノを感じました。




ステンド・ガラスの色合いに神秘性を感じます。


今では博物館のひとつの展示物。
しかし、その生い立ち・経緯・歴史を考えると・・・
シャッターを切るとか、立ち振る舞いに、都度の礼節をわきまえ。

実は小生、山とか川の自然造形物にも、似たような感覚を覚えます。
何か様がお宿りのような・・・



所変わって宇治山田郵便局の前。
カラフルな浴衣姿のお嬢さん達がお似合いです!


この辺りからウチの家内、
ショップを見ると称してエアコンの効いた売店に入り浸り。
涼しきなってきたとは言え、そこは夏の夕暮れ。

渓流釣りでこれくらいの暑さには慣れっ子。
暇な旦那は屋外でタバコかねがね、浴衣姿のお嬢様ウオッチング!


二人して夕食、その後は帝国ホテル前に戻ります。


陽もとっぷりと暮れて、先程とは違う様相の帝国ホテル玄関。
本当に今日はラッキー!風が吹いて気持ちいい宵の口です!




その後はこのホテル前広場でジャズ・コンサート。
曲の一つはユーミンの「晩夏」。


最後の締めくくりは夏の夜、定番の打ち上げ花火です。
少し遅れて入鹿池からこだまが。


ゆっくりと、まったりと、
夏が通り過ぎていきます。

家内共々、
晩夏の宵を楽しんできました。








2016年8月20日土曜日

晩夏の渓流釣り~馬瀬川上流で桃源郷を見た!

ご諸兄各位殿


今週の月火は一泊二日の高原川釣行でした。
雄大な高原川と緑濃い奥飛騨の山々、そして透き通る清流の双六川。
旅情、温泉、食事は存分に楽しめましたが、その分だけ釣果は今ひとつでした。

・・・このお盆休みの間、もう一回くらい渓流へ行きたいな。

高原川からの帰路、せせらぎ街道は清流 馬瀬川沿いを走ります。
道の駅「パスカル清見」で見る川の様子は明らかに減水でした。
でもここ、標高が1,000m近くあり吹く風は心地良かったです。

・・・やっぱりこの時期、行くんだったら馬瀬川の上流かな?

7月の末、夏真っ盛りに訪れた馬瀬川上流は老谷近辺。
あの時は夏の雰囲気は存分に味わえましたが、釣果はさっぱり。

・・・久しぶりに、もう少し上流の楢谷辺りへ行ってみるか。

場所的には「塩焼き」サイズが中心のポイントですが、2年前の水害、
それ以前は暑い夏の盛り、小生でもそこそこ数が出ました。
それ以来、久々の訪問です。。。



楢谷集落の手前は河原が広がり、長竿を使うエサ釣りには最適です。
でも今日は新規開拓も兼ねて、もう少し手前のポイントへ。

この辺りの馬瀬川は深い谷底を走り、両岸が木々に覆われて薄暗い感じ。
そしてヒンヤリ感が漂います。

普段の車窓から、ここらで入渓するご同輩は、ルアーさんかフライさん。
皆様の装備は短竿です。
エサ釣りには不向きなポイントかもしれません・・・6m竿の渓秀を選択。


釣り始めて直ぐに雨が降ってきました。
先の高原川と同様、小生はこのところ雨に祟られています。

・・・もう少し小生が繰り出す前に降って止んで頂ければ・・・
でもこの雨、川に住む生き物にとっては「恵みの雨」でしょう。

小生の雨具は白いスケルトンのホームセンターで購入したカッパ。
お値段は数百円と安かったです。
でもこの白という色、アルビノでは無いですが自然界では珍しい色。

この色が動き回ると、恐らくですが目立ちます。。。
その甲斐が有ってか・無くてか、本日もまたまたアタリが遠く。


馬瀬川上流のそのまた上流。

久々の雨が降っていますが、
夏の減水した渓流。

その流れは浅く細く静か、
そして優しく。

遙か遠くでゴロゴロ、
雷様の音も聞こえます。



瀬の小さな落ち込みでアタリ。
竿を上げますがお魚は針からポチャリ・・・食いが浅かったか?
居るには居るんですね。


両岸を岩に挟まれた狭間。

水が豊富な普段なら、
ここはきっと通せんぼ。
今日はらくらく渡河に遡行。

どんどんと川をさかのぼり。
・・・でも、
相も変わらずアタリは途絶え。





瀬の緩み、小淵に中淵、落ち込み・・・
ポイント毎に竿をマメに出して来ましたが寂しい魚信。
そして、ますます雨の降りが激しくなってきます。



・・・登りに登って、歩きに歩いて、斯様な淵にたどり着きました。

こんな感じの淵は今日、これまでも何個か在ったのですが、
ここは少し様相が違います・・・透み渡る川の水の中、サッと走る物体が。

雨に打たれて見づらい淵の川底、でも確かに揺らめき動く黒い魚影。
いや、これ、一つ、二つ・・・じゃございませぬ!10は下らない数!
どうでしょう、平谷湖か醒ヶ井、その管釣りニジマスを思い起こさせるこの光景!

定位した魚影の群れ、大小入り交じり、まるで雲間から覗く連合艦隊!!
何だかチャンス到来の予感が・・・


早速にもその上流に仕掛けを振り込み・・・すわ、アタリです!
と言うか、ス~と目印が水中に大きく引き込まれ。
・・・この段階ではどの艦艇に魚雷がヒットしたのか解らず。

そして、アワセると・・・
次の瞬間、その中のほぼ中央、一隻が艦隊を外れ川底を鋭く走り出します。
でもこれ・・・メチャクチャな引き具合!
ひょっとして、一番大きいのを引いちゃった??

淵底を縦横無尽に走り回る大型艦。
きっとこの光景は、急降下爆撃機ドーントレスから見た逃げる空母は赤城!
つられて他の艦艇、その隊列も乱れます。

樹木に覆われた狭い渓谷での釣り、そこでの選択は小継ぎで先調子の竿。
厳しい渇水の中、まず「掛ける」ことを念頭に、0.3号は細糸での仕掛け。
「塩焼き」サイズがここでのアベレージ・・・こんな事態を想定していません。

しかし、流れも緩くさして広くも無い淵での駆け引き・・・これを機転に勝機へ!
兎にも角にも糸が切れることを嫌い、テンションだけには気をつけて。
緩め過ぎず張り過ぎず、先方が泳ぎ疲れるのを粘って待ちます。
・・・ほんと、ヒヤヒヤなお時間!!

竿を垂直に立てて、ようやく、ようやく揚がってきたのは大きなお魚。
水面より高い位置からの振り込み、お魚の重量で手のたも網が届かず。
意を決して、僅かに残る竿の弾力を活かし、強引に引き抜き・・・南無三!!

幸いにも結果オーライ!
で、石の河原に打ち上げられたお魚は・・・立派な大アマゴです。。。


後ほど、自宅での正確な計測では31cm・・・尺越え。
このサイズ、小生、アマゴさんでは初めての記録です。。。


先の尖った大口、少し曲がり気味の鼻先。
端正な容姿です。
ご諸兄方のブログから写真では拝見してきましたが、流石に実物は始めて。

・・・いつかは、どこかで、きっと対峙するであろうと思っていた尺アマゴ。
そのときは川幅の開けた本流、その河原で本流竿を使っているとき・・・
そう予想していました。

しかし、まさか馬瀬川の上流も上流、渇水のこんな細い流れの中で・・・
この意外性!
これだから釣りは面白い!!


・・・きっとこの淵はお魚たちの桃源郷・・・

いや、渇水にたまりかね、やっと降ってきた久々の雨。
お腹を空かした彼らが、こぞって隠れ家から出てきた。
たまたまそこに小生が出くわした・・・そう考えるのが妥当でしょうか?


その後、ここで3匹のアマゴさんにイワナさんを追加。
まだ数鑑、雨で歪む水面越しの淵底に艦影が確認できますが・・・

ここは「根こそぎ」は控えた方が・・・もう、存分に楽しめました。
自分に家内、と、年老いた両親の分、それだけ釣れれば十分でしょう。
何より、お魚がスレてきたのか、アタリがとんと遠のき。


時刻は11:00。
幸いにも雨も小止みになり、桃源郷のほとり、おにぎりを食べてお茶を飲み。
こんな時きゃ、タバコがうまいのなんの!

少し早いですが撤退準備です。
退渓ポイントが解らず、入渓ポイントまで30分ほどかけ渓谷を戻ります。


・・・渓流釣り初級者の小生、年に一回か二回ですが、またもバカの付く日が。

晩夏、涼しい雨の中、全身ずぶ濡れでの渓流釣り。
今回の釣行はラッキーの一言に尽きます!
山の神様に感謝。


<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫 
釣果    :31cm アマゴ1匹
         25cm アマゴ1匹
         目測20cm以下 アマゴ1匹  この子はリリース
         27cm イワナ1匹  この子も結構な引き具合でした
         20cm イワナ1匹  針を飲まれて・・・
気温    :18~23℃  雨もありますが、やっぱり標高1,000m
天候    :雨
表層水温 :17℃  


お魚を捌いた後、川でお魚を洗います。
そのとき、お魚の口に人差し指を入れるのですが・・・
大きなアマゴ、イワナは歯が鋭く指は傷だらけ。
お魚の野性味を感じさせます。





2016年8月18日木曜日

夏の渓流釣り~高原川&双六川釣行 その2

ご諸兄各位殿


初日を終えた今日の釣行。
いつものように宿に入って、温泉に浸かりながらの一人反省会です。


・・・反省会ったて、「なんで今日は釣れなかったんだろう?」を考える、
答えの出そうに無い・・・いや、至って簡単、答えは「小生に技量が無い」から。
でも、それで全てを済ましては余りに進歩が無く。
少し論理的(決して理論的では無く)に?考えてみました。


今日は小物はそこそこ釣れましたが、良型は釣れませんでした。
ナゼか??

要因として良型が居なかったのかもしれませんが、それはマズあり得ません。
自然界での普通の出来事、全くのゼロでは無いはずです。

良型が少なかった・・・これはあり得ます。
じゃあ、その少ない良型はどこに行ってしまったのか??


ヒントは小物は小物でも少し大きめな小物にあるような。
大きめな小物の近くに、もう少し大きい良型有り・・・類は類を呼ぶ、です。

今日、少し大きめな小物が主に釣れた、もしくは、釣れなかったポイントは・・・

1.高原、双六共に、淵の中央、トロ場など、流れの納まった場所ではペケだった。
2.双六川の一枚岩ポイントもペケだった。
   →あそこは人家も近く、普段はお子様のプール??
3.意外と流れの速い、押しの強い場所からも小物は出た。
4.高原川か?双六川か?数が出たのは双六川。
5.双六川のポイントはご同輩、人の気配、痕跡がプンプンした。
   →河原に無数の足跡、BBQの燃えかす、キャンプ用の櫓?が。

お魚が釣れて竿を揚げたは良いけれど、
取り込み中に枝へ糸を引っかけたのでしょう・・・
糸と日干しのお魚が川中央にぶら下がり、当方は振り込みにくく。
映画「奴らを高く吊せ!」じゃないけれど、まるで地獄絵?

6.朝方(雨前)と昼過ぎ(雨後)では、昼過ぎの方が若干マル。
   →上記4.と同じか・・・


しかしまあ、余りごちゃごちゃ考えても、折角の夕食が楽しめません。
え~い、結論として、明日の作戦は・・・

尺モノへのこだわりがあります。
朝一番で高原川、様子を一時間程度で判断。
結果が良ければそこで継続、悪ければ双六川へ移動し長距離を遡行!

・・・なんだ、結局は毎回と同じパターンじゃないか!!


・・・お盆の栃尾温泉の夜。
温泉上がりには誠に心地良い、涼しい風が吹き抜けます。
あと一ヶ月もすると、この辺りは早くも禁漁期間に。
秋の訪れが人里より早そうです・・・


翌朝は5:30、浅井田ダムの少し上流、昨日のポイントに。
さあ、作戦開始です!



東の方角から朝日が
昇ってきました。
河原はみるみる
明るくなってきます。
駐車スペースには軽巡のみ。
先行者の気配無し!

・・・されど手応えもナシ!
ウグイさんすら・・・




所定の約一時間を経過しましたが、全くのアタリ無しです。
時間的、人為的な条件は昨日より良いハズなのに・・・

決断!双六川へ移動です!



到着は7:00、第一ポイントは早くもご同輩が占拠。
昨日と同じく第二ポイントへ。


朝の淵終端のトロ場。

朝日が山裾から差し込み、
流れが納まり鏡のように木々を
映し出しています・・・
静かです。

淵は期待薄。
ひと流しでアタリが無ければ早々と見切りを付けて。



渇水の双六川。
そこを活かして今日は上流へ向け、人の気配を嫌って、未開へさかのぼります。
・・・雲の流れにだけ気をつけて。




瀬の終端、小さな落ち込みの流心から。
まだ小さい小ヤマメさんです。
・・・でも、良い感じ!


巨岩の影から落ち込み溜まりを狙います。
思いは竿抜けネライ!

8.5m本流竿で振り込むには窮屈なポイント・・・
落ち込み直下に目印は着水、この辺りの「技量」は我ながら。
ゆっくりと目印が流れます・・・溜まりの端、右岸の岩の際に達したとき、
アタリです!
で・・・久々の良い引き加減!竿がしなります!!

お出で召されたのは・・・イワナさん、目測20cm台前半!


ヤマメさんでは無いですが、居るところには居るご様子!
これで先々に希望が持てます!




こんな小さな落ち込みの流れ。
白波が消えた辺りで小物が2匹ほど。
ガン玉を2号から1号に替え、流心際に振り込みます。

・・・と、またアタリで結構な引き、竿が絞られます!
川底を走り回った挙げ句に出てきたのは、20cm台後半のヤマメさん!
やっぱり、双六川!!
これが出なくっちゃウソだよ、ホント!!!

今日一番のオオモノ、引き寄せてたも網に納め、針も綺麗に上あごに掛かり。
針を外して手で掴んで友舟に・・・

が!
お魚が暴れ、手が滑って川の中にチャポン!!!

こんな一瞬の出来事。
人間の目は良く出来ています・・・逃げるお魚を反射的にしつこく追尾。
距離があるから追えるのです。

ヤマメさん、袋小路の岩影に隠れました。
たも網を構え近づき、逃がすモノかと岩に手を掛けた瞬間・・・
忍術?パッと消えました。
今度は逆に近すぎて、お魚の挙動に目がついて行けず・・・

友舟に釣ったお魚を入れる際、まま在る出来事・・・悔やまれます。
実はコレが今日の第一の事故。。。


その後も釣り上がり、時刻は12:00。
残念ながらあれ以来、小ヤマメさんばかりで20cm越えは出現せず。

帰り支度でイワナさんを捌こうと、友舟からたも網に出した瞬間!
イワナさんが渾身の力で大ジャンプ!!
たも網から逃げちゃいました。。。本日の第二の事故!


先程のヤマメさん同様、川の中の岩陰に身を潜めるイワナさん。
しかし、そこは川の中、勝手知ったる彼らの世界。

先程と同様、まず捕まえることは至難と考え、出来る限りで水中撮影。
で、次に諦め半分で捕獲に挑戦・・・今回も、パッと消えちゃいました。。。


お魚には愛想を付かれましたが、この夏、今年の高原川&双六川釣行、
これにてお開き・・・とても良い川です、また来年!

<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫 
         双方食いました
釣果    :目測20cm台中頃 ヤマメ1匹
         目測20cm台前半 イワナ1匹
         他 小ヤマメ多数 外道はお出ましにならず
気温    :16~28℃
天候    :晴れ
表層水温 :18℃