2020年9月6日日曜日
初秋の飛騨 宮川支流小鳥川釣行
昨年の今頃、初めて訪れた宮川下流。
朝一番はお外道様、陽が昇るにつれ強風で不調でしたが、
流石は小生の野生の勘!?
谷間のポイントへ移動、結果、尺ニジマスで良い思い出でした。
今年も二匹目のドジョウを狙って・・・
昨年と同じように朝5:30、高山本線打保駅に始発は下呂行が到着します。
山の中の小さな駅、その駅前広場での車中泊。
一昨日、昨日は久しぶりに雨が降り、飛騨への夜道も涼し気でした。
寝苦しさを感じることも無く、日の出とともに目覚めると、
周りの山々はきれいに朝霧に包まれています。
ただ、昨年と違うことと言えば・・・
下呂行の一番列車に乗り込むお客さんが一人。
ジャージ姿は女子中高学生?
時刻ぎりぎりで軽自動車はお父さんのお見送りにて。
オジサンも毎日早起きですが、お嬢ちゃんも大変ですね。
<伸るか反るか・・・>
昨年とは違い、今回は寄り道はせず、朝一番から谷間のポイントへ。
ナリテ山から旧道に折れ、童子橋から宮川を覗き込みます。
さて、如何なものか、川のお水の色具合。
昨年とは全く違う展開です・・・
コーヒー牛乳ほどでは無いですが、笹濁りにしては濃過ぎ。
まだ、先週の平湯川、蒲田川の方が薄かったような・・・
・・・このところの雨の降り方ですが、
名古屋弁を拝借すれば「いい加減にしてチョ~!」です。
ほどヨ~降りゃあエエもんを、
降らンときゃ、降リャ~せん。
降るときゃ、どっヒャ~だで。
・・・おおよそ、節操と言うものが感じられないのです。
「こりゃ、ダメかもしれないな・・・」
思案に暮れていると、こんな早朝、人気のない旧道の古びた橋に、
ご同郷は名古屋ナンバーの黒いワンボックスが。
間違いなく、これはご同輩です。
お話を伺うと二人組のこの方々はルアー・マン。
キラキラ系のルアーなら、何とかなるそうです。
「しかし、エサ釣りは難しいのでは?」
のご意見、小生も同感です。
「上流の小鳥(おどり)川なら、既に水も澄んでいるのでは?」
のご意見、小生も同感です。
と言うことで、
折角にも越中近くまで下った宮川、踵(きびす)を返して高山方面へ。
・・・昨夜もご多分に漏れず、仕事でお疲れの後は夜中行脚。
真っ暗な国道を高山本線は角川駅の横を通過する際、
「名も要らぬ、金も要らぬ、何を今さら女なぞ。
欲しいのは自由気ままな、この身上のみ。
だから、もう、いっそ、ここでお泊りを・・・」
などと思ったのですが、その角川駅の手前から小鳥川を登ります。
川の状態が判りかねる、業務後での車中泊釣行の辛さですね・・・
<小鳥川は満員御礼>
・・・完全なる出遅れです。
本流、宮川がペケな本日、ご同輩各位、考えることは皆一緒。
宮川と小鳥川の出会い近辺ではアユ師、渓流師が入り乱れ。
集落を抜け暫く国道を遡っても、良さげなポイントには既にご同輩が。
そんな中、「なかんじょ川 キャンプ場」の看板が。
「ファミリー向けのキャンプ場か・・・
小生のような”玄人好み”のご同輩は、返って避けられるのでは?」
そんな「読み」をした小生。
キャンプ場の駐車場をお借りして、
そこから徒歩で小鳥川をさかのぼります。
ザラ瀬が中心のこの辺り、趣には若干欠けますが、
探せば落ち込み・深場もそこそこに。
そんな小場所は落ち込みから。
幸いなのは、読みが良かったのか、見渡す限りでご同輩は皆無。
「よっしゃ、本日はここで粘ろう!」
<川の風景 飛騨 小鳥川>
小鳥川自体は何年か前に、下小鳥ダムの上流で竿を出した経験が。
そのポイントは飛騨清見ICの近く。
釣果はお外道様が主体、川の中にはナゼか?色とりどりの錦鯉まで。
その下流に当たる本日のポイントです。
お外道様の猛攻撃を想定したのですが、意外にもここはイワナの渓です。
時間とともに朝もやが解け、お空は天高く抜ける青空に。
空気が澄んでいる為なのか、とても眩しいです。
陽射しが差し込んでいますが、そこは初秋の山中は飛騨の国。
多少の暑さはご愛敬、絶好の渓流釣り日よりです!
斯様な段々瀬、その懐から、大きなおなかのイワナさんが。
トロ場は場を荒らさずに、そ~っと忍術遡行。
青空が流れの無い水面に映り込み、とてもきれいです。
こんな川の風景を見ていると、普段の雑多な生活を忘れさせます。
・・・土曜日は午前のみの、短い時間はお楽しみ!
<本日のハイライト>
さあ、やってきました、勝負どころです。
もちろん、この写真は勝負後の撮影です。
いきなり斯様な立ち位置、横から挑んでもダメですよね。
浅瀬は下流側から、
竿と糸がギリで届く範囲、
そこから落ち込みの白泡へ打ち込み。
皆様のご期待並びに予想通り、画面中央は奥を走る流れ、
その脇の水の色が濃い深場から。
お日様が真上から照らす正午前。
開けた渓相には撮影向きの木陰・日陰が無く、
ハレーションしまくり、そんなお魚の写真にてお粗末です・・・
ここ宮川と先週の高原川、
それに行きつけの庄川は9月10日をもって、
今シーズンはOFF、お魚にはハッピーな禁漁となります。
その間際の週末での宮川釣行。
残念ながら意地悪なお天気で、本流には竿を出せませんでしたが、
気まぐれなお天気のお陰、支流の小鳥川では素敵な風景に出会えました。
また来年!
それまではおさらば、奥飛騨の渓!
<データ>
9月5日 小鳥川
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :竿 6m 渓秀
仕掛 :針 吉村7号
錘 1~2号
天井糸 0.6号 0.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :イワナ 26cm 一匹
24cm 一匹
7寸 一匹
ヤマメ 6寸 一匹
小イワナ、小ヤマメ 数匹
気温 :18~28℃
天候 :晴れ
表層水温 :18℃
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2 件のコメント:
こんにちは!
まずまずの釣果、おめでとうございます��
奥飛騨は終わってしまいますが、奥美濃は後少しありますね!
更なる、釣果を期待しています!
アサシンさん、こんにちは。
宮川本流の濁り加減から、もう、今日は帰ろうか、とも考えましたが、ルアーさんとのお話から小鳥川へ宗旨変えしました。
ダム下の小鳥川は再来をしたくなるような流れでした。
奥美濃、南飛騨も残り少ない漁期となりましたが、さて、次週はどうするか?
風の向くまま、気の向くまま、お天気次第の釣行です!
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