2016年12月4日日曜日

初冬の渓流巡り~山之口川

ご諸兄各位殿


今シーズンもいろいろな渓流で釣行しました。
通い慣れた川での釣りももちろん、皆様から紹介を頂いた初めての川でも。
青屋川、秋神川、姫川・・・

他にも音に聞こえし、行ってみたい渓流もありますが、限られた漁期での釣行、
中には今季での訪問が為し得なかった渓流もあります。

そのひとつが、益田川(飛騨川)に注ぐ南飛騨は山之口川です。



・・・禁漁期で渓流釣りが出来ず、手の震えが収まらない今日この頃の小生。
せめて川風に吹かれて、せせらぎの音でも聞けば気が休まるのでは?

と同時に、今年、思いが叶わなかった流れを訪ね、来季に備える。
でも、山中の川面を伝う寒風がメチャ冷たいこの初冬の時期。

酔狂ではありますが、今年も「気休め・お宝探しの旅」へ行ってきました・・・


実はこの山之口川、全くの初めてと言う訳では無く。
昨年の秋、渓流釣りシーズンが終焉を迎える間際、益田川との出合で釣行を。

ただそのときのイメージは・・・「評判を耳にする割には、小さな川だな~」

「物の道理」と申しましょうか、川は下流に行けば大きくなるモノ。
途中に注ぐたくさんの支流、その流れを集めて。

そう考えると、この山之口川の益田川への出合、最下流部でのこの川幅。
7m竿でお釣りがくるような・・・川の上流、その規模の小ささを推察。



でも、今回の上流部への訪問で、その「物の道理」が誤解であることが・・・
水の少ないハズなこの時期ですが、山之口集落近辺は結構な川幅と流れ加減。

世の中は奇々怪々、諸事例外があるからおもしろい!でしょうか?


先の「物の道理」=「川は下流に行けば大きくなる」。
一般的にはその通りですが、ここで小学校の理科か社会で習った言葉が頭に。

それは「伏流水」。
川の水は表面で見える分だけでは無く、地下に潜って流れている水もあり、
結果、下流の流れが上流より細く見える、なんてことも説明が付くような。


・・・いえ、小生は地質学者でも何でも無く、ただの工場勤務の釣り好きオジサン。
山之口川がこれに該当とは言い難く。

ただ、そんなオジサンでも言えることは・・・山之口川上流部、釣れそうな川です。

若干、先の山之口集落の近辺は見事に公園化されてしまい、入渓が楽そう。
斯様なポイントは皆様が集中、「釣り荒れ」が先行しそうな感じです。



益田川出合の直上は流れが速い岩場が続き、川面も谷底を走り接近困難か?

でもそこはそこ、蛇の道は蛇!

・・・渓流釣り歴丸3年、と言うよりも、妙なところが世渡り上手、鼻の効く小生。
断崖続きの県道から、川辺へ続く降り口をしっかりと見つけ出し・・・


ここなら入渓者も少ないのでは?
でも、どうでしょう?
川の際まで木々が覆い被さり、長竿は振りにくそうな・・・6m竿かな?


初冬の12月ですが、本日の南飛騨は非常に暖かく。
午前中、山之口川での渓流巡りの後、午後は小坂川の奥へ行きました。

・・・このレポートは、また後ほど・・・