今年の家内との上高地への旅。
毎度の如く、始まりは帝国ホテル、そのケーキセットから。
朝の出立も早かったことから、平湯温泉を出発した上高地行きのバス車内、
家内は既に空腹気味、そして若干のイライラ。
もう少しガマンして、手前は大正池で下車、帝国ホテルまで歩こうよ・・・
の小生提案は、あっけなく却下でした。
楽しいはずの旅の始まり。
あまり、ここで、ゴネて、
焼岳ならぬ、活火山「家内」の噴火を誘っては一大事。
大人しく大正池を通過して、帝国ホテルで下車しました。
今週末になるまで、台風の影響でしょう、天気予報がコロコロと変化。
上高地へ行くか・行くまいか、悩んでいました。
先週までは3連休は雨模様の予報が。
前日、あまたある予報を比較して、どうもお天気は概ね良さげ。
ただ、気温が・・・
最高気温が25℃予想のサイトもあれば、18℃予想のところも。
困ったものです。
雨具を・上着を持っていこうか・止めようか?
結構、重たいよ・・・誰が持つの・背負うの?
結局、南極、放送局(古い)は小生なんです。
その重たいリュックを背負って、曇り空の下、気温は18℃。
残念ながら、予報とはうらはら、曇り空が支配的です・・・
今年はまず、帝国ホテルから大正池に戻ります。
背景の山肌にも赤黄橙・・・田代湿原は秋色です。
今年はいつもより、紅葉の進み具合が早いような。
と、ここで、名物の一団が出現・・・おサルさんです。
自由気ままな、おサルさん達。
渓流釣りで出くわすと、少々おっかない存在の彼ら。
ただ、小生も後ずさりですが、そこでは先方も逃げていきます。
しかし、ここ上高地のおサルさんは肝が太く、逃げる様子もナシ。
いや、イイんです。
ここは天下の往来、自然散策路はその真ん中。
毛繕いし合おうが、何をしようが・・・
ここは皆さまのお暮らしの地域、私達が訪問者、よそ者なんです。
・・・せめて、視線が会っても、飛びかかっては来ないでね。
田代池を越えると大正池はもう少し。
梓川の背後は焼岳、その頂きは本日、雲の中・・・
雲は風に流れ、刻一刻と、秋の景色は、その表情を変えていきます。
渓流釣り師は毎度、ここ上高地でも川の流れ・お魚が気になります。
鏡のような流れ、そこに定位するイワナさん。
どうでしょう?サイズは8寸級?
普通の渓流ではこの距離、イワナさんは逃げ出します。
そこは、ここ上高地・・・
先のおサルさんと同様、逃げること無く、イワナさんも肝が太い!
一時間を要して家内共々、帝国ホテルから大正池まで、のんびりと散策。
今年の上高地散策は、少々欲張りなプラン。
午後は明神池まで足を延ばしたく、大正池からバスセンターまで、
再度でバスを使って移動します。
バスセンターから河童橋へ向けて、梓川からの風景。
イワナの塩焼き定食の昼食を食べた後、梓川の右岸を明神池に向け。
午後になって、少しだけ青空が覗き始めました。
明神岳もクッキリ!
この梓川右岸コースは湿地帯を抜けていきます。
何本もの支流・渓流が梓川に向かって流れ込み。
基本は緑色、ちらりほらりの暖色系は赤と黄。
少しだけ覗く青空が水面に映え、青がきれいです。
ここを、あえて、探るとするならば・・・
小継の4.5m竿かな?
もちろん、それは、御法度ですが。
休みながら、撮影しながらの散策は都合一時間ちょい。
明神池の前は梓川に掛かる橋が見えてきました。
嘉門次小屋でぜんざいを食べて・・・
久しぶりに長距離を歩いた家内。
若干のお疲れ気味、甘いぜんざいが身にしみて、眠くなったそうな。
奥穂高神社へ掛かる橋の下、ここにもイワナさんが定位。
どうでしょう?こりゃ、今年は縁が無かった尺モノ??
足下ですが、この子も逃げる様子も無く。
たまたま顔に纏わり付いた小虫、それをつまんで橋の上、
水面に落としてやるとパクリ!
フライ釣り向きですね、ここのイワナさん。
帰路は梓川左岸から河童橋に向けて。
まだ15:00ですが、秋の夕暮れは駆け足。
山裾は既に影の中。
家内も周囲の方々も、少しだけ早足になります。
上高地ビジターセンターを越えて、河童橋はもう指呼の間。
帰ってきました、河童橋、時刻は15:45。
疲れたと申していた我が家内。
それでも、お土産漁りは「別脚」と見え、いそいそとお土産屋さんへ。
・・・おサルさんといい、イワナさんといい、我が家内といい、
上高地では皆さま、太いです、肝が!
その間、小生は名残惜しんで、河童橋近辺で撮影に没頭・・・
さあ、本日も楽しい秋の一日でした。
上高地バスセンターから平湯温泉、あかんだな駐車場へのバスに。
・・・でも、松本方面、さわんど駐車場行きのバス乗り場は長蛇の列。
名古屋方面、関西方面からのお越しは、平湯温泉経由がオススメです。
<お腰に付けたきび団子・・・
撮影は渓流釣りと同じく オリンパス TG860 Tough>